2020年10月31日公開
2020年10月31日更新
【名探偵コナン】中森銀三は怪盗キッド逮捕に燃える警部!声優や名シーンを紹介
中森銀三は、「まじっく快斗」と「名探偵コナン」に登場する怪盗キッド専任の警察官です。怪盗キッドを捕まえることに執念を燃やしており、捜査に関することになると高圧的になり、時に見境がない発言をすることもあります。怪盗キッドこと黒羽快斗の幼なじみである中森青子の父親でもあります。この記事では、中森銀三の魅力や、声優、作中での活躍、娘・中森青子や毛利小五郎との関係などを紹介していきます。
中森銀三は怪盗キッド逮捕に燃える警部
名探偵コナンの概要
「名探偵コナン」は、1994年5号から「週刊少年サンデー」で連載されている推理漫画です。コミックスは現段階で98巻まで発売されており、「週刊少年サンデー」の長期連載作品でもあります。作者は、恋愛漫画「ちょっとまってて」でデビューを果たした青山剛昌です。新感覚のストーリーが話題となり、たちまち人気を博します。
1996年からはテレビアニメの放送がスタートし、その翌年の1997年4月19日にはアニメーション映画「時計じかけの摩天楼」が公開されました。映画は毎回大ヒットを記録しており、2021年4月には24作目となる映画「緋色の弾丸」の公開が予定されています。
まじっく快斗の概要
「まじっく快斗」は、「名探偵コナン」にも登場する怪盗キッドこと黒羽快斗が主人公の物語です。「名探偵コナン」と同一の世界線という設定であり、作者も同じ青山剛昌です。「週刊少年サンデー」で1987年26号から不定期に連載されており、現在は5巻まで発売されています。
「まじっく快斗」のテレビアニメは、2010年4月17日から2012年12月29日まで不定期に放送されました。アニメーション制作は、トムス・エンタテインメントとTMS/V1 Studioが担当しました。その後、リメイクされた「まじっく快斗1412」が2014年10月4日から2015年3月28日まで放送されました。アニメーション制作は、A-1 Picturesが担当しています。
中森銀三のプロフィール
中森銀三は、警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係に所属する怪盗キッド専任の警部です。「まじっく快斗」と「名探偵コナン」どちらにも登場しています。きれいに整えられた口髭が特徴の41歳であり、毛利小五郎と雰囲気や性格がよく似ています。怪盗キッドこと黒羽快斗の幼なじみである中森青子の父親ですが、黒羽快斗の正体には気づいていません。
任務ではターゲットとなった宝石ではなく、怪盗キッドを捕まえることを優先するよう指示するなど、荒々しいところがあります。一方で、一般人に接する時は非常に紳士的で丁寧な振る舞いをします。モデルとなったのは、モーリス・ルブランの推理小説「アルセーヌ・ルパン」に登場するジュスタン・ガニマール警部です。
中森銀三の所属
中森銀三は、警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係に所属する警察官です。中森警部の呼び名で親しまれています。優秀な警部として知られていますが、毎回怪盗キッドを取り逃しており、彼を捕まえることに執念を燃やしています。今までの行動などを分析し、抜かりない警備態勢をとって怪盗キッドを追い詰めたこともありました。同じ階級で同期でもある目暮十三のことはあまり快く思っておらず、「狸」と呼ばわりしたこともありました。
中森銀三と怪盗キッドの関係
怪盗キッドの正体は、中森銀三の娘・中森青子の幼なじみである黒羽快斗です。初代怪盗キッドをしていたのは、父親の黒羽盗一であり、黒羽快斗は二代目になります。中森銀三は、初代・黒羽盗一の時から怪盗キッドを追っていました。黒羽快斗の正体が怪盗キッドであるとは気づいておらず、娘の良き幼なじみとして優しく接しています。
狙われた宝石より、怪盗キッドを捕まえることを優先するよう部下に命じたりなど、怪盗キッドが絡む件に関しては見境がなくなるところもあります。厳重な警備を整えたり、少しでも怪しいと睨んだ人物に対しては変装していないかしっかり確認していますが、未だに捕まえることができずにいます。
中森銀三の性格
中森銀三は、怒りっぽく高圧的な性格であり、特に怪盗キッドが絡むとこうした面が強調されます。保護しなければならない宝よりも怪盗キッドを捕まえることを優先したり、少しでも怪しい人間は怪盗キッドの変装ではないかと細かにチェックしています。しかし、一般人を危険に巻き込むことには反対する正義感の強さも持ち合わせています。娘の中森青子や、黒羽快斗、その他事件と関係ない一般人に対しては紳士的に接しています。
中森銀三の娘は中森青子
中森銀三には、中森青子という娘が一人います。彼女は、「まじっく快斗」のヒロインであり、黒羽快斗の幼なじみです。明るく天真爛漫で、素直な性格をしています。警察官の父・中森銀三のことを尊敬しており、一生懸命任務にあたっている警察を馬鹿にしたような振る舞いをする怪盗キッドのことは嫌っています。
友達以上恋人未満の仲ですが、互いに意識しているようです。中森銀三は、毛利小五郎とは違い娘が男の幼なじみと仲が良いことに嫉妬することはなく、黒羽快斗に対しても親身に接しており、全面的に信用しています。
中森銀三のアニメ声優
中森銀三の声優①石塚運昇
登場時から2018年まで中森銀三役を務めた声優は、青二プロダクションに所属していた石塚運昇でした。石塚運昇は、福井県出身1951年5月16日生まれ、2018年8月13日に67歳で亡くなります。1984年4月5日から9月27日に放送された安彦良和原作のロボットアニメ「巨神ゴーグ」のナレーションにて声優として活動を開始しました。吹き替えの仕事も多く、担当俳優にアーマンド・アサンテ、リーアム・ニーソンなどがいました。
石塚運昇の代表的な出演作に、1995年10月2日から1996年6月に放送されたファンタジーアニメ「バーチャファイター」ウルフ・ホークフィールド役、社会現象を巻き起こしたゲーム原作のアニメ「ポケットモンスター」オーキド博士役、矢立肇原作のアクションアニメ「カウボーイビバップ」ジェット・ブラック役、2001年10月から12月に放送されたスパイアクションアニメ「ナジカ電撃作戦」玖洛玄人役などがあります。
中森銀三の声優②石井康嗣
二代目・中森銀三役を演じた声優は、石井康嗣でした。和歌山県出身1960年7月1日生まれです。声優としてのデビュー作は、1988年10月17日から1992年3月17日にかけて放送されたアニメ「美味しんぼ」でした。事務所は過去に賢プロダクションや紅屋25時、ビーボなどに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。
石井康嗣の代表的な出演作に、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた徳弘正也原作のギャグアニメ「ジャングルの王者ターちゃん♡」アナベベ役、1995年4月5日から1996年3月27日に放送された魔法少女アニメ「愛天使伝説ウェディングピーチ」タラシー役、渡瀬悠宇原作のファンタジーアニメ「ふしぎ遊戯」軫宿役、「勇者王ガオガイガー」大河幸太郎長官役、「浦安鉄筋家族」土井津仁役などがあります。
中森銀三の名言や名セリフ・名シーン集
中森銀三の名言①「こいつはキッドの事件じゃない…」
こちらの名言は、「怪盗キッドと四名画」に登場したものです。「怪盗キッドと四名画」は、原作コミックスには53巻に収録されており、テレビアニメは469話と470話に該当します。世界的に有名な画家・及川武頼の元に、怪盗キッドから「青嵐」を盗むという予告状が届きます。
こいつはキッドの事件(ヤマ)じゃない 奴は人の命だけは盗らねぇからな
中森銀三が厳重な警備を張り巡らせる中、及川の義父である神原晴仁が殺害され、「青嵐」も盗まれるという事件が発生します。怪盗キッドに容疑の目が向けられますが、長い間怪盗キッドを追ってきた中森銀三は、このセリフを口にします。怪盗キッドは、自分が欲していた宝石でなければ持ち主にわざわざ返しに行っています。泥棒だけれど、決して悪い人間ではないと考えていることがわかる名言でした。
中森銀三の名言②「エッグは二の次だ…」
こちらは、「名探偵コナン」の映画3作目の「世紀末の魔術師」に登場する名言です。怪盗キッドは、鈴木財閥が所有するインペリアル・イースター・エッグを盗むという予告状を出します。警視庁で、怪盗キッド対策を考える特別捜査会議が行われ、予告状が現す意味などが解説されます。
エッグは二の次だ!!いいか者共!!我々、警察の誇りと威信にかけて、あの気障なコソ泥を冷たい監獄の中に絶対に……絶対にぶち込んでやるんだ!!!
警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係警視の茶木神太郎は、怪盗キッドを捕まえることができなくても、インペリアル・イースター・エッグは守り抜かなければならないと発言しますが、言い終わらないうちに中森銀三がマイクを奪い取り、この名言を口にします。中森銀三同様に怪盗キッド逮捕に執念を燃やしていた警察官たちは、士気をあげやる気満々に雄叫びをあげます。
中森銀三と毛利小五郎は似てる?
見た目が似ている中森銀三と毛利小五郎
中森銀三と毛利小五郎は、輪郭、背丈、つり上がった眉毛に黒目が小さい瞳、きれいに整えられた口髭など、容姿がよく似ていることでも知られています。異なるところは、髪型や、髭の形があげられます。
中森銀三は「まじっく快斗」のヒロイン・中森青子の父親であり、毛利小五郎は「名探偵コナン」のヒロイン・蘭の父親です。見た目に加え、ポジションも似ています。現在、毛利小五郎は探偵事務所を営んでいますが、以前は警察官でした。2人も癖が強い性格であることから、何かと張り合う場面もありますが、悪友のような関係を築いています。
中森銀三と毛利小五郎の違い
「まじっく快斗」と「名探偵コナン」は、ヒロインがどちらも主人公と仲良しの幼なじみであるという共通点があります。毛利小五郎は、娘の蘭が主人公の新一と仲良いことに父親という立場から嫉妬心を抱いています。一方で、中森銀三は、娘の中森青子と主人公の快斗と仲が良いことを快く思っており、青子を含め一緒に食事をとることもあります。
中森銀三の登場回や登場映画
中森銀三の登場回一覧
テレビアニメで中森銀三が初めて登場したのは、76話 「コナンVS怪盗キッド」でした。その後、219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」、356話「怪盗キッドの驚異空中歩行」469話と470話「怪盗キッドと四名画」、515話「怪盗キッドの瞬間移動魔術」537話と538話「怪盗キッドVS最強金庫」、571話「もののけ倉でお宝バトル(前編)」、585話「時を超える桜の恋」に登場しました。
最近のものだと、586話「闇に消えた麒麟の角」、587話「キッドVS四神探偵団」、627話と628話「コナンキッドの龍馬お宝攻防戦」、724話と725話「怪盗キッドと赤面の人魚」746話と747話「怪盗キッドVS京極真」、804話「コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」、887話と888話「怪盗キッドの絡繰箱」983話と984話「キッドVS高明 狙われた唇」に登場していました。
中森銀三の登場映画
中森銀三は、怪盗キッド専任の警察官です。そのため、登場している映画作品は、全て怪盗キッドも登場しています。中森銀三が今まで登場した「名探偵コナン」シリーズの映画は、3作目「世紀末の魔術師」、8作目 「銀翼の奇術師」、10作目「探偵たちの鎮魂歌」、14作目「天空の難破船」、19作目「業火の向日葵」、23作目「紺青の拳」です。
中森銀三に関する感想や評価
キッドは銃は使わない(コロシはしない)っていう中森警部の信頼すき
— 黄粉もち@水9は騒がしくします (@kinako92029) November 22, 2019
「怪盗キッドと四名画」の回では、怪盗キッドに殺人の容疑がかかったことがありました。怪盗キッドを捕まえることに執念を燃やす中森銀三ですが、その一方で彼は人殺しはしないと断言するなど、信頼しています。中森銀三が怪盗キッドを信頼しているところが好きといった感想もありました。
中森警部と毛利小五郎のヒロインの父親コンビ結構好き
— あめ (@kaito_shuichi) October 3, 2020
中森銀三は、「まじっく快斗」のヒロイン・中森青子の父親です。毛利小五郎は、「名探偵コナン」のヒロイン・毛利蘭の父親です。ポジションの他、容姿や性格も似ています。悪友のようなやりとりをする間柄であり、2人の関係が好きといった感想もありました。
中森警部と快斗の関係が好きだわ(´ω`) 仲良いよねー
— アマネ@Ramuh鯖 (@amane_now) March 27, 2016
「まじっく快斗」の主人公・黒羽快斗は、中森銀三の娘である中森青子の仲良しの幼なじみです。中森銀三は、中森青子と仲良くしている黒羽快斗のことを快く思っており、「くん」づけで呼んでいます。2人の関係が好きといった感想もありました。
中森警部は娘に
— おこわ(🌾) (@komeokowa) April 10, 2020
うるせーなーは絶対言わないな🤔🤔🤔
中森銀三は、怪盗キッドを捕まえることに執念を燃やしており、捜査に関する面では高圧的な対応をとることもあります。しかし、事件と関係ないプライベートでは、紳士的です。娘の中森青子に対しても良き父親として接しています。娘に対しての口調は乱暴ではないといった感想もありました。
中森銀三まとめ
「まじっく快斗」と「名探偵コナン」に登場する中森銀三の性格や、毛利小五郎との共通点、娘・中森青子や黒羽快斗との関係、アニメの声優、声優のプロフィールなどを紹介してきました。ぜひ一度中森銀三に注目して「まじっく快斗」と「名探偵コナン」をご覧になってみて下さい。