【名探偵コナン】灰原哀と赤井秀一はいとこの関係？世良は灰原の正体を知っている？

「名探偵コナン」の人気キャラ、灰原哀と赤井秀一の関係について、いとこ説の真相や赤井秀一の妹である世良真純は灰原哀の正体に気づいているのかどうかについて考察していきます。さらに、灰原哀が沖矢昴の正体が赤井秀一だということに気づいているのかどうかについても考察していきます。まず、ここでは「名探偵コナン」の作品情報をみていきます。

「名探偵コナン」は青山剛昌先生の少年漫画が原作で、1994年から週刊少年サンデーで25年以上にもわたり連載されています。さらに、アニメ「名探偵コナン」も1996年1月から20年以上にわたり、日本テレビ系列で放送されており、国民的人気アニメとなっています。

また、劇場版「名探偵コナン」シリーズも1997年から毎年4月に公開されてきましたが、2020年は新型コロナの流行の影響で延期となり、2020年に公開予定となっていた赤井秀一がメインの劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」は2021年4月に公開が予定されています。

高校生探偵として有名な工藤新一は幼馴染の毛利蘭と行った遊園地で、黒ずくめの2人組の男と遭遇します。彼らの怪しい取引現場を目撃した新一は、背後から来た男に殴り倒され、毒薬を飲まされます。そして、目が覚めると小学生サイズの身体になっていました。工藤新一は江戸川コナンと名乗り、父親が探偵事務所を経営している蘭の家で正体を隠しながら居候することになります。そして、数々の難事件に挑んでいくのでした。

「名探偵コナン」に登場する灰原哀はコナンや少年探偵団と同じ学校に通う大人びた小学1年生ですが、実はその正体は黒の組織でコナンの身体を幼児化させた毒薬「アポトキシン4869」の開発を行っていた科学者です。灰原哀の本名は宮野志保、組織では「シェリー」と呼ばれていました。実の姉の宮野明美を殺害されたことで組織を抜け出し、その過程で自身も同じ薬を飲んだため、幼児化していますが、本当の年齢は18歳です。

「名探偵コナン」に登場する赤井秀一はFBI捜査官で、ジークンドーや狙撃の名手です。赤井秀一はかつて諸星大という偽名で組織に潜入していたこともあります。コードネームはライ、そのとき交際していた女性が宮野明美でした。現在は組織を欺くために死んだことにして、沖矢昴という大学院生として工藤邸で暮らしています。

また、赤井秀一の母親は日英ハーフのメアリー・世良、父親は日本人の赤井務武、実の弟は羽田秀吉、実の妹は世良真純という家族構成となっています。

灰原哀と赤井秀一が一緒に登場したのは、アニメ230-231話「謎めいた乗客」（原作コミック29巻収録）が初めてでした。しかし、このときの灰原哀は組織の気配を感じて目深にフードを被り、コナンの影に隠れていました。そのため、灰原哀と赤井秀一は互いの存在に気づかなかったようです。

さらに、アニメ258-259話「シカゴから来た男」（原作コミック32巻収録）で、灰原哀は敏感に赤井秀一の気配を感じ取っていました。その後、赤井秀一は灰原哀の周辺に現れるようになり、アニメ345話「満月の夜の二元ミステリー」（原作コミック42巻収録）では灰原哀の危機を救いました。しかし「まだ顔を合わせるわけにはいかない」と言って、灰原哀が気絶している隙きに立ち去っています。

そして、赤井秀一は沖矢昴として灰原哀の住む阿笠博士の家の隣で暮らすようになり、交流を持つようになりました。

灰原哀と赤井秀一の関係を考察、1つ目は赤井秀一と宮野明美はいとこだということです。宮野明美は灰原哀（本名：宮野志保）の姉で、赤井秀一とかつて恋人同士でした。原作者の青山剛昌先生は以前、ファンからの質問に対し、赤井秀一と宮野明美がいとこであると発言したことがあるそうです。

そんな赤井秀一と宮野明美ですが、いとこ同士であると互いに気づいていたかどうかは分かっていませんが、赤井秀一と宮野明美がいとこなら、その妹の灰原哀と赤井秀一も「いとこ」ということになります。

灰原哀と赤井秀一の関係を考察、2つ目は灰原哀と宮野明美に血の繋がりがあるのかどうかです。赤井秀一と宮野明美がいとこということは、その妹の灰原哀も赤井秀一のいとこだということになりますが、そもそも宮野明美と灰原哀は姉妹であるにも関わらず、容姿が全く似ていません。

灰原哀は日本とイギリスのハーフである母親の宮野エレーナにそっくりですが、宮野明美はクォーターとは思えない日本風の顔立ちです。そのため、コナンファンの間では宮野明美と灰原哀は本当に実の姉妹なのか、と疑う声も上がっているようです。ただ、現時点では断言できませんが、灰原哀と宮野明美は血が繋がっており、灰原哀と赤井秀一も「いとこ」である可能性は極めて高いと考えられています。

灰原哀と赤井秀一の関係を考察、3つ目は灰原哀と赤井秀一の母親が姉妹であることです。原作者の青山剛昌先生によると、作中に登場する「あるキャラ同士が姉妹」なのだそうです。この「あるキャラ」が灰原哀の母親である宮野エレーナと、赤井秀一の母親であるメアリー・世良ではないかと言われています。

原作コミック95巻では長年謎に包まれていた「ヘル・エンジェル」こと宮野エレーナと、その夫で灰原哀の父親の宮野厚が登場。宮野厚の口から宮野エレーナには姉がいることも明らかにされています。そして、宮野エレーナもメアリー・世良もイギリス出身であること、2人の容姿がそっくりであることなどから、2人が姉妹であることは確実視されています。

このことはコナンファンの間でネット上でも話題となっており、宮野エレーナとメアリー・世良が姉妹なら、やはり灰原哀と赤井秀一の関係はいとこ同士ということになります。

世良真純は女子高生探偵をしている赤井秀一の実の妹です。そのため、灰原哀と赤井秀一がいとこ同士なら、灰原哀と世良真純もいとこ同士ということになります。世良真純は来日以来、ホテル暮らしをしていますが、自分にそっくりな中学生くらいの少女と生活しており、その少女は「領域外の妹」を自称しています。

実は、この「領域外の妹」こそメアリー・世良で、ベルモットによってアポトキシン4869を投与され、身体が幼児化した赤井秀一と世良真純の母親なのです。世良真純は母親を元の身体に戻そうとして、身動きの取れない母親の代わりに密かにコナンや灰原の周りを嗅ぎまわっています。

世良真純は女子高生探偵として事件をいくつも解決するほど頭脳明晰なので、灰原哀の正体に気づいているのではないかと言われています。実際、アニメ700話「灰原の秘密に迫る影（後編）」（原作コミック77巻収録）で元の身体に戻った灰原哀（シェリー）の姿を見た世良真純は顔色を変えていました。

灰原哀が行方不明な中、彼女にそっくりな女性の姿を見れば、頭のキレる世良真純のことなので、その正体を見破ることも難しくないだろうと言われています。また、世良真純は江戸川コナンの正体が、灰原哀と同様にアポトキシン4869の効果で幼児化した工藤新一であることは既に知っているようです。

実際、原作コミック96-97巻収録の「死を呼ぶドラマ撮影」のエピソードで、コナンが事件の捜査に夢中になっている間、世良真純は毛利蘭や鈴木園子にコナンや灰原哀に関して色々探りを入れていました。また、世良真純は10年前の幼い頃、工藤新一と会っています。そして、コナンはアニメ616-621話「ホームズの黙示録」（原作コミック71-72巻）の事件でウィンブルドンのテレビ中継に顔が映りました。

世良真純はこの映像を見ているので、昔に出会った少年とそっくりなコナンの正体に気づいたようです。このように、既にコナンの正体に気づいている世良真純なので、灰原哀の正体も薄々気づいているようです。実際、世良真純は灰原哀に対し「やっぱアダルトだねぇ…」などと発言しており、かなり確信を持っていることが分かります。

沖矢昴はアニメ509-510話「赤白黄色と探偵団」「コナンvsW暗号ミステリー（前半）」（原作コミック60巻収録）で初登場しました。一方、灰原哀は組織の人間の気配を事件の容疑者の中に感じ取り、怯えていました。しかし、その気配は途中で消え、拍子抜けしていました。

事件解決後、阿笠博士の家を訪れた沖矢昴は博士の家で同居させてほしいと話しますが、灰原哀は断固拒否。そこで、隣にいたコナンが工藤邸で暮らすことを勧めるのでした。

アニメ542-543話「魚が消える一角岩」（原作コミック64巻収録）で、コナンと灰原哀は少年探偵団と共に釣りを楽しんでいました。そんな彼らを迎えに来たのが沖矢昴でした。灰原哀はコナンに下のセリフを言って、沖矢昴のことを組織の人間と疑い、警戒していました。

しかし、灰原哀が岩場で足を滑らせ、転びそうになったとき、沖矢昴が彼女を抱き上げて救います。沖矢昴の新たな一面を知り、警戒を緩めそうになる灰原哀でしたが、沖矢昴が殺人犯に立ち向かうときの殺気を敏感に感じ取ります。そして、灰原哀は「やっぱり…やっぱりこの人…」と呟き、以前にも増して彼を警戒するようになりました。

アニメ557話「危険な二人連れ」（原作コミック65巻収録）でも、灰原哀は自分が沖矢昴のことを黒の組織の一員ではないかという疑いを持っていることをコナンに話しています。そして、灰原哀は工藤邸から沖矢昴を追い出してほしいとコナンに頼むほど、沖矢昴のことをかなり警戒していました。

アニメ623話「緊急事態252（後編）」で、沖矢昴は犯人に捕まっていた阿笠博士やコナン、灰原哀、少年探偵団を助けに来ます。灰原哀はこのときも沖矢昴から組織の人間の気配を感じ取っており、下のように言って直接沖矢昴にカマをかけていました。さらに、アニメ624話「初恋のビデオレター」（原作コミック71巻収録）でも、灰原哀は得体のしれない沖矢昴に関する嫌味をコナンに言っています。

アニメ672-674話「探偵たちの夜想曲」（原作コミック76話）では、灰原哀の中での沖矢昴に対する認識がガラッと変化することになります。殺人犯に誘拐されたコナンを灰原哀と阿笠博士は沖矢昴の車で追跡します。博士の車が修理中だったため、ちょうど良いタイミングでお裾分けのシチューを持って阿笠邸を訪れた沖矢昴が車を運転してくれることになったのです。

追跡の最中、灰原哀は「何かが迫ってくる…」と言って、その何かに怯えます。そんな彼女に沖矢昴は「そんな顔をするな…」と声をかけます。しかし、灰原哀はその言葉に驚いた顔を見せます。なぜ灰原哀が驚いた顔をしたのかについては、アニメ675話「1ミリも許さない（前編）」で明らかになります。実は灰原哀は沖矢昴のこの言葉で諸星大の「そんな顔するな」「命にかえても守ってやる」という言葉を思い出していたのです。

以前、灰原哀は諸星大にこのセリフを言われたようです。この出来事以降、灰原哀は沖矢昴のことを下の名前で「昴さん」と呼ぶようになりました。灰原哀の警戒心が少し和らいだことが分かります。

アニメ684-685話「泡と湯気と煙」（原作コミック77巻収録）で、沖矢昴と灰原哀の関係に大きな進展が見られます。当初は沖矢昴のことをかなり警戒していたにも関わらず、灰原哀は「昴さんに車で送ってもらえばいい」と言い出します。この変わりようにコナンもかなり驚いていましたが、灰原哀は「それにあの人…もしかしたら」と心の中で呟き、何かを疑い始めている様子でした。

また、この回では沖矢昴と灰原哀が初めて2人きりになるシーンが訪れます。この際、灰原哀は沖矢昴を探るような言い方をしたり、彼の首元を怪しみ、車内で眠る彼のマフラーを外そうとしたります。そして、彼に手首を掴まれたり、制止された灰原哀は沖矢昴から「個々から先はこちらのエリアだ」「君の領分じゃない」と言われ、その言葉に驚きます。

そして、その後、灰原哀はこの言葉の意味を考えていました。このことから、灰原哀はまだ沖矢昴が自分にとって味方なのか敵なのか判断できていないのではないかと言われています。

アニメ701-704話「漆黒の特急（ミステリートレイン）」（原作コミック78巻）で、灰原哀は沖矢昴が味方であることをはっきりと知ることになります。コナンや蘭、小五郎や園子、少年探偵団、阿笠博士、世良真純と共にベルツリー急行に乗った灰原哀は、ベルモットからのメールで車内に彼女が組織の人間と共に潜んでいることを知ります。

灰原哀は仲間を巻き添えにしたくないため、元の身体に戻るためにアポトキシン4869の解毒剤を飲もうとします。しかし、そこへ沖矢昴が現れて「さあ、来てもらおうか…こちらのエリアに」と告げます。灰原哀はまだ沖矢昴のことを完全な味方だと思っていないため、慌てて逃げ出します。

後日、灰原哀はアニメ705話「密室にいるコナン」の冒頭で、コナンから沖矢昴は味方であることや、彼が灰原哀の携帯をハッキングしており、ベルモットから届いたメールに気づいたため、灰原哀を迎えに行ったことを聞かされます。このことで、灰原哀は沖矢昴の正体はまだ掴めていないものの、とりあえず味方であることは認識したようです。

ただ、沖矢昴が灰原哀にとって正体不明の謎の人物であることは明らかです。アニメ861-862話「17年前と同じ現場」で、灰原哀は沖矢昴の盗聴に気づいているような発言をします。さらに、沖矢昴の服装について、灰原哀は下のように発言し、味方だと分かっていても胡散臭そうな視線を向けていました。

このように、灰原哀は沖矢昴の正体が赤井秀一で、かつて姉の恋人だった諸星大と同一人物だということには気づいていません。そもそも、灰原哀は諸星大の正体が赤井秀一ということすら知りません。実際、アニメ501話「赤と黒のクラッシュ 嫌疑」（原作コミック58巻収録）では、子供の姿のコナンに耳を貸すFBIの切れ者・赤井秀一という人物に会ってみたいと発言していました。

このように、ジンやベルモットは諸星大（ライ）がFBIの赤井秀一だと知っていますが、シェリー（灰原哀）は知らされていなかったようです。しかし、バーボンがシェリーに変装した怪盗キッドに諸星大はFBIだったという話をしており、灰原哀もこれを聞いていたので、FBIということから、赤井秀一と諸星大が同一人物かもと気づく可能性もあったようです。

しかし、命の危険が迫っている状況だったので、灰原哀もそこまで考えられなかったようです。さらに、アニメ734話「ジョディと追憶とお花見の罠」（原作コミック80-81巻収録）で、灰原哀はコナンとジョディが赤井秀一やベルモット、バーボンについて話し合うのをそばで聞いていました。そして、下のように発言し、ここでやっと赤井秀一と諸星大が同一人物かもと疑い始めたようです。

しかし、その赤井秀一が沖矢昴と同一人物だということまでは気づいていないようです。ただ「そんな顔をするな」というセリフから沖矢昴と諸星大を重ね、ジョディとコナンの会話から赤井秀一と諸星大を重ねた灰原哀なので、そのうち沖矢昴の正体が赤井秀一だということに気づくだろうと言われています。今後、灰原哀がいつ気づくのか、気づいたらどんな反応をするのかに注目が集まっています。

こちらは灰原哀と赤井秀一に関係についてのツイートです。赤井秀一の母親のメアリー・世良と、灰原哀の母親の宮野エレーナが姉妹だということに驚いたという感想となっています。

こちらも灰原哀と赤井秀一に関係についてのツイートです。名探偵コナンの作中で灰原哀の赤井秀一などを含めた家族構成がストーリーの大半を占めているという感想となっています。

こちらは灰原哀と赤井秀一に関係についてのツイートです。沖矢昴の正体が赤井秀一だと灰原哀にどうやってバレるのかが気になるという感想となっています。

いかがでしたか？灰原哀と赤井秀一は互いの母親同士が姉妹であるため、いとこであること、世良真純は灰原哀の正体を察しているような描写があることが分かりました。

さらに、灰原哀は沖矢昴の正体が赤井秀一だとまだ気づいていませんが、沖矢昴のセリフから諸星大を思い出したり、コナンやジョディの会話で登場した赤井秀一が諸星大と似ていると感じたりしていることから、近いうちに沖矢昴の正体が赤井秀一だと気づきそうだと予想されていることが分かりました。今後も灰原哀と赤井秀一の関係に注目していきましょう！