【からくりサーカス】コロンビーヌはかわいい自動人形！勝との最後の別れのシーンが泣ける

からくりサーカスの自動人形・コロンビーヌが、かわいいと話題になっています。今回はそんなコロンビーヌというキャラクターについて、サハラ砂漠での戦いや、勝との泣ける最後の別れなどについてを紹介します。

からくりサーカスは、藤田和日郎先生が描くダーク・ファンタジーのバトル漫画です。週刊少年サンデーで、1997年から2006年にかけて連載されていました。刊行されている単行本は、全43巻です。

からくりサーカスはテレビアニメ化もされており、2018年10月から2019年6月にかけて、TOKYO MXなどで放送されました。主人公の才賀勝役は、総合学園ヒューマンアカデミーとのコラボ企画で公募され、オーディションによって新人声優の植田千尋さんが起用されることとなりました。

才賀勝は、大手家電メーカーの社長である父親が死んだことにより、小学5年生にして180億円もの遺産を相続することとなりました。異母兄弟から命を狙われることとなる勝ですが、危ういところを加藤鳴海としろがねに救われます。

からくりサーカスのコロンビーヌは、「最古の四人」の紅一点のキャラクターです。仮面とターバンをつけた容姿が特徴的で、鋼鉄すらも溶かしてしまう「純白の手(レ・マン・ブランシュ・ジマキュレ)」を使い戦う自動人形です。

ゾナハ病とは、「他者の副交感神経系優位状態認識における生理機能影響症」という正式名称です。自動人形の疑似体液である「銀の煙」を構成している、アポリオンの侵入により発症します。これは他者を笑わせることができなければ、呼吸困難や痛みを感じる病です。死には至らず、苦しみ続ける病気でもあります。

からくりサーカスの最古の四人とは、勝たちよりも200年ほど前に「白金」が作り上げたという、意思を持つ4体の自動人形のことです。最愛の女性であるフランシーヌ人形を笑わせるために、白金が作り上げたものでした。しかし、笑うという表情を作ることができないフランシーヌ人形に絶望を感じ、白金は最後には彼女と共に最古の四人も捨ててしまったのです。

かわいいといわれる、からくりサーカスのコロンビーヌですが、最後の戦いは泣けるものでした。続いてはからくりサーカスのコロンビーヌの、最後の戦いと勝との別れなどについてを順番に紹介します。

フランシーヌ人形を笑わせる目的で作られたコロンビーヌは、彼女が偽物だったことを知りました。それによって、自らの存在理由について、疑問を抱いてしまうようになります。そんな時に出会ったのが、フランシーヌ人形にそっくりなエレオノールでした。これまで偽者に忠誠を誓っていたコロンビーヌでしたが、この出会いを境にエレオノールへ忠誠を誓うこととなったのです。

モン・サン・ミッシェルでコロンビーヌは、勝と対話をします。人間は関わり合いをもつことで助け合い、進化していけるという勝の言葉に、彼をエレオノールのところへ導く決意をします。そして戦闘の最中に、偶然にも勝に抱きとめられたことによって、コロンビーヌは勝と共闘関係を築いていくのです。

最新鋭の人形の中でも「最後の四人」の一人であるディアマンティーナとの戦闘では、コロンビーヌは旧式だと侮られていました。しかし、コロンビーヌはアポリオンを駆使して相手を追い込んでいきます。けれど、落下する勝とエレオノールを救うために能力を使い、コロンビーヌはディアマンティーナに負けてしまいました。

自分を守ったことで敗北してしまったコロンビーヌを、勝は抱きかかえて涙を流しました。しかし、コロンビーヌにとって、「人間の男性に抱き締めてもらう」という夢を叶えることができました。これによって、満足した笑顔を浮かべたコロンビーヌは、機能を停止したのです。

コロンビーヌは、マザーグースのひとつである「五匹の子豚」を歌っていました。始めは寂しげな歌詞だったものの、最後にはお土産を持ち帰る場所を見つけたというものに変化しています。これはコロンビーヌ自身が、虚無の人形から人間の感情やぬくもりを理解した存在に進化した証明ともいえるのです。

勝によって虚無の人形ではなくなった、からくりサーカスのコロンビーヌでした。そんなコロンビーヌの、サハラ砂漠での戦いにも注目したいポイントが多いのです。続いてはからくりサーカスのコロンビーヌの、サハラ砂漠での戦いや、ファティマとの関係についてを紹介します。

コロンビーヌは、真夜中のサーカス団の決戦の地・サハラ砂漠で能力を惜しみなく振るいます。しかし、しろがねの一人ティンババティの攻撃によって相打ちという結果に終わり、ロッケンフィールドに機能を停止させられました。ここでコロンビーヌに大きな影響を与えたのが、砂漠のしろがねファティマの生き様だったのです。

しろがねたちは、長い年月を自動人形を倒すという目的のためだけに生きています。そうした生き方をしているうちに、機械的な印象すら持たせるような人間になっていきました。しかし、ファティマの考えは異質で、愛する人と共に長い時間を過ごせるのであれば、しろがねでいることも悪くないというのです。ファティマは戦場で鳴海に恋をし、鳴海を守るために戦いました。

命がけの戦いの末に鳴海に抱き締められたファティマは、最後に幸せな笑みを浮かべていました。その姿は、コロンビーヌにとって憧れだったのです。その後敗北したコロンビーヌは、フェイスレスによって修復されました。この時、なぜか他とは異なり、コロンビーヌだけはかわいいゴスロリファッションの少女へと変化し、言動も幼くなっていました。

ファティマに憧れ、泣ける最後を迎えたからくりサーカスのコロンビーヌでした。続いては、アニメのからくりサーカスで声を担当していた、声優の悠木碧さんについても少しだけ紹介します。

名前：悠木 碧(ゆうき あおい)
生年月日：1992年3月27日(現在28歳)
出身：千葉県山武市
身長：147cm
血液型：A型
職業：声優、女優、歌手、タレント
所属事務所：プロ・フィット

からくりサーカスでコロンビーヌ役を演じている悠木碧さんの、からくりサーカス以外の出演作品は「夢色パティシエール」「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「屍鬼」「ポケットモンスター ベストウイッシュ」「魔法少女まどか☆マギカ」「境界線上のホライゾン」などが挙げられます。

魅力的なキャラクターが多いからくりサーカスですが、実際に作品を目にして、彼女に対してどんな感想を抱いたのかも気になるのではないでしょうか？続いてはからくりサーカスのコロンビーヌに対する、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。

ゴスロリ姿がかわいいので、コスプレをして楽しみたいという意見もありました。コスプレが映えるキャラクターでもあるはずですし、そういった楽しみ方ができるのも、それだけ愛される作品ということなのかもしれません。

からくりサーカスは、何度読んでも泣いてしまうという感想もありました。特にコロンビーヌが好きという声もあり、その最後を思うと泣けてしまうのも無理はないのかもしれません。

からくりサーカスの中でも好きなキャラクターだ、という感想もありました。好きが高じて切り絵などを、創作を楽しむ人もいるようです。こうした作品制作というのは、やはりキャラクターへの愛が無ければできることではありません。

からくりサーカスのコロンビーヌというキャラクターについて、勝との泣ける最後やファティマへの憧れなどをまとめました。これまで他のキャラクターに注目していたという人も、彼女に対して興味を持つことができたのではないでしょうか？

現在すでに完結しているからくりサーカスですが、まだ触れたことがないという人もいるはずです。この機会にからくりサーカスという作品を、1から読んでみるというのもオススメです。もちろんアニメもあるので、そちらから入ってみるのも良いのではないでしょうか？