2020年10月20日公開
2020年10月20日更新
【名探偵コナン】図書館殺人事件の津川館長が怖い!あらすじやトラウマシーンは?
図書館殺人事件は、「名探偵コナン」のエピソードの一つです。原作漫画では10巻に収録されており、テレビアニメは1997年3月3日に放送された第50話になります。真犯人の津川館長が怖いと話題の事件であり、トラウマ回としても知られています。この記事では、「名探偵コナン」トラウマ回と話題の図書館殺人事件のあらすじネタバレや津川館長役を演じたアニメの声優などを紹介していきます。
目次
コナンの図書館殺人事件の津川館長が怖い
「名探偵コナン」の図書館殺人事件は、トラウマ回として有名なエピソードです。コナンたち少年探偵団が米花図書館で起こった殺人事件の真相を解き明かしていきますが、真犯人の津川館長が怖いと話題となりました。津川館長は、米花図書館の館長を務める57歳の男性キャラクターです。人当たりがよく子供たちにも優しく接していましたが、麻薬の密輸や口封じのために人を殺めるなど冷酷な面も持ち合わせています。
名探偵コナンの作品情報
名探偵コナンの概要
「名探偵コナン」は、小学館の人気少年誌「週刊少年サンデー」で1994年5号から連載されているミステリー漫画です。2020年4月に原作漫画98巻が発売されました。作者は、「YAIBA」や「4番サード」などの作品を手がけたことでも知られる漫画家・青山剛昌です。本作品で少年部門第46回小学館漫画賞を獲得しています。テレビアニメは1996年1月8日から放送が開始され、1997年4月には映画も公開されました。
名探偵コナンのあらすじ
高校生探偵として数々の事件を解決に導いてきた工藤新一は、幼なじみの毛利蘭と遊園地トロピカルランドへ遊びに行きます。そこにいた怪しげな人物の後をつけ、大金を受け渡す取引の現場をのぞき見します。工藤新一は、仲間の男に気絶させられ、毒薬を飲まされます。薬の副作用によって小さくなり、体は小学生のサイズに変化します。コナンは元の体に戻る方法を探すため、探偵事務所をしている蘭の家に居候することになります。
図書館殺人事件は漫画の何巻何話?
「名探偵コナン」の図書館殺人事件は、漫画だと10巻に収録されているファイル6~8に該当します。10巻の漫画の表紙は、スノーボードをするコナンのイラストが描かれています。テレビアニメでは、シーズン2・1997年3月3日に放送された第50話にあたり、円盤には「名探偵コナンDVD PART2 vol.6」に収録されています。
コナンの図書館殺人事件のあらすじ・犯人ネタバレ
図書館殺人事件のあらすじネタバレ
コナンは、歩美、元太、光彦と共に米花図書館へと行きます。児童書コーナーで読書感想文のための本を探す中、ガタガタに並んだ本棚に違和感を覚えますが、子供が使う場所だからとあまり気に止めませんでした。コナンは、近くの棚に置かれていた段ボールを見つけます。背表紙が逆に収められてビニールで梱包された奇妙な洋書を発見しますが、米花図書館の津川館長は子供が読む本ではないとすぐに取り上げます。
そんな中、米花図書館にパトカーが到着しました。米花図書館で働いていた玉田和男が一昨日の夜から自宅に帰っていないとして、警察が調べにやってきます。警察は、館内の倉庫などをくまなく探していきます。玉田は帰宅前には毎回妻に電話で連絡を入れていたといいますが、一昨日の夜は連絡がありませんでした。
図書館殺人事件の犯人は津川館長
このことから警察は、玉田は米花図書館から連れ去られたか、館内にいるとしたらすでに殺されているかもしれないと考えていました。館内は一通り調べられますが、玉田の遺体は見つかりませんでした。コナン、歩美、元太、光彦は、館内のトイレの掃除用具入れに隠れ、利用時間終了まで米花図書館に待機しました。そこで4人は、館長が麻薬を売り捌いていたこと、玉田を殺して館内のどこかに隠したことを知ることになります。
こっそり津川館長の動向をうかがう中、物音を立ててしまいます。津川館長は、館内に誰か潜んでいるのかもしれないとあたりを捜索しました。コナンたちは、夜遅くまで館内に隠れてやり過ごすことになります。津川館長はコナンたちを見つけることができず、エレベーターに乗って下の階に降り、帰っていきます。津川館長がエレベーターに乗ったことを確認したコナンたちは、再び館内を調べることにします。
暗い図書室で、コナンたちはまず児童書コーナーを二手に別れて調べることにしました。取り掛かろうとする中、歩美たちが室内の電気をつけてしまい、帰ろうと外を歩いていた津川館長に気づかれます。コナンたちは電気を消してから、本棚を調べます。児童書コーナーの本棚は3列になっており、中央に背表紙のない本が並んでいました。両側から見れば、背表紙のない本は向こう側に並んでいる本に見えます。
背表紙のない本の中には、麻薬が小分けにして隠されていました。津川館長は麻薬の密輸をしており、それを知った職員の玉田は口封じのために殺害されたのでした。コナンたちは館内の電話を使って警察に通報しようとしますが、繋がりませんでした。元太は、この際なら玉田の死体も見つけようと提案します。室内の電気がついたことで戻ってきた津川館長は、コナンたちの跡をつけていました。
図書館のエレベーターの定員は7人です。昼間にコナンたちは、大人4人が乗るエレベーターに駆け込んでブザーが鳴っていました。コナンたち4人の体重は大人1.5人分であることから、ブザーが鳴るわけがありませんでした。このことから、玉田の遺体の隠し場所はエレベーターの天井であると気がつきます。玉田は刺殺された後、エレベーターの天井に突き落とされたのでした。
玉田の遺体を発見し、警察に通報しようとするコナンたちの元に津川館長が現れます。津川館長は、後ろ手に凶器を隠し持ちながら優しく語りかけるようにコナンたちに近づきます。コナンは津川館長を挑発して引きつけ、歩美、元太、光彦を先にエレベーターに乗せます。津川館長の隙をつき、自身も歩美、元太、光彦が乗るエレベーターに飛び乗ります。津川館長は、階段で下の階に先回りをしますが、コナンたちは乗っていません。
コナンたちは図書室の本棚の影に隠れており、津川館長が近づいてきたところで本棚を一つ押し倒します。本棚はドミノ式に倒れていき、津川館長は下敷きになります。通報した警察が到着し、津川館長は逮捕されます。図書館殺人事件のネタバレあらすじは、ここまでになります。
コナンの図書館殺人事件の津川館長のトラウマシーン
トラウマシーン①トイレを覗き込む顔
図書館殺人事件の怖いトラウマシーン1つめに紹介するのは、コナンたちが隠れたトイレを覗き込むシーンです。あらすじネタバレで紹介した通り、津川館長は、図書館の利用時間が終わりその他の職員も帰った一人きりの図書室で、コナンが昼間に見つけた段ボールに入った怪しい洋書を持ちながら玉田を殺したことを口にします。
コナンたちは館長の独り言を聞き、その直後に物音を立ててしまいます。誰かいると気づいた津川館長は、あたりを捜索し、コナンたちが身を隠したトイレを覗き込みます。コナンたちが隠れた個室も開け放たれ調べられますが、扉裏の死角にいたことでバレずにすみました。時間は夕暮れ時でしたが、すぐに出てしまえば見つかってしまうため、しばらくその場でやり過ごすことにします。
あたりが暗くなるまで津川館長は、図書館内に残っていました。津川館長がエレベーターに乗って帰宅するのを見越して、コナンたち少年探偵団は図書館の本棚を調べることにします。見つかってしまえば、玉田のように口封じのため殺害される可能性があり、怖いと話題のシーンでした。
トラウマシーン②図書館の電気に気付く
図書館殺人事件の怖いトラウマシーン2つめは、歩美たちがつけた図書館の電気に気づくシーンです。あらすじネタバレで紹介した通り、津川館長は、トイレに隠れたコナンたちを見つけることができず、夜遅くなった時にそのまま図書館を後にします。一方、トイレの個室に隠れてやり過ごしたコナンたちは、本棚を手分けして調べようとしていました。
歩美たちは暗いからと図書室の電気をつけてしまいますが、すぐ消すようにコナンに窘められます。津川館長は、図書館から出た後、後ろで図書室の電気がついたことに気がつきます。コナンは津川館長に気づかれたのではないかと外を確認しますが、彼はすでに見える範囲にはおらず、帰ったものと思い込みます。
トラウマシーン③エレベーターから登場
図書館殺人事件の怖いトラウマシーン3つめは、エレベーターから現れるシーンです。あらすじネタバレで紹介した通り、図書室の電気を歩美たちが不用意につけてしまったことで、津川館長に館内にいることがバレてしまいます。コナンたちは、津川館長が麻薬の密輸をしていたことを知りますが、館内の電話が通じず警察に通報できませんでした。
ついでに玉田の遺体も探そうということになり、館内を歩きますが津川館長が跡をつけていました。靴紐が解けた歩美は足を止め、後ろから津川館長に殺害されそうになりますが、コナンが声をかけたことによりことなきを得ます。エレベーターの天井に隠されていた玉田の遺体も発見します。
警察に通報しようと話し合う中、半開きになったエレベーターから、津川館長が姿を現します。津川館長は後ろでに凶器を隠し持ち、コナンたち少年探偵団に優しく声をかけながら近づきました。全員まとめて口封じのため始末しようとしており、トラウマになったという声も多く見られました。
コナンの図書館殺人事件の津川館長のアニメ声優
永井一郎のプロフィール
図書館殺人事件で怖い真犯人の津川館長を演じた声優は、青二プロダクションに所属していた永井一郎です。永井一郎は、1931年5月10日生まれ、2014年1月27日に82歳で亡くなります。人気漫画作品の数多く出演していました。
所属事務所は、劇団三期会から東京俳優生活協同組合、同人舎プロダクションから東京アーチストプロ、青二プロダクションの順番で所属していました。穏やかな中年男性キャラクターや、津川館長のような悪役まで演じています。声優としては1961年から活動しており、第3回声優アワード功労賞などの受賞歴があります。
永井一郎の主な出演作品
1980年代の代表的な出演作品に、1980年1月から1980年12月に放送された世界名作劇場シリーズ「トム・ソーヤーの冒険」ドビンズ先生役、手塚治虫原作のアニメ「フウムーン」ノタアリン役、高橋留美子の漫画原作のラブコメディアニメ「うる星やつら」錯乱坊役、1981年8月に放送されたアニメ「カバ園長の動物園日記」上野動物園園長役、六田登原作のコメディアニメ「ダッシュ勝平」ベンジー役などがあります。
コナンの図書館殺人事件の津川館長に関する感想や評価
やっぱ津川館長こえーよな。
— れろ@お酒が恋人 (@rero0408) October 15, 2020
懐かしのコナン見て改めて思う。
だって目赤く光るんだもん、やべー奴だろ笑
図書館殺人事件のあらすじネタバレで紹介した通り、津川館長は、コナンたち少年探偵団が図書館を調べ回っていることに気がつき、こっそり跡をつけています。アニメ「名探偵コナン」図書館殺人事件では、津川館長の目が赤く光る描写があります。目が赤く光る津川館長が怖いという感想もあります。
噂の「図書館殺人事件」見てます。すごい怖いです。スリルありますね👍
— ふーこま (@damahituzi) March 5, 2020
図書館殺人事件のあらすじネタバレで紹介した通り、図書館殺人事件の真犯人である津川館長は、麻薬の密輸をしていました。密輸した麻薬を児童書コーナーの本棚に隠しており、それを従業員の玉田に見つかり、口封じのため殺害しています。その後、事件を調べにきた少年探偵団の動向を探っていました。怖いけどスリルがあってよかったという感想もあります。
久々に図書館殺人事件のトラウマ級に恐ろしい津川館長を見たいなっと思って安易だったわ。こんなめちゃくちゃ怖い登場シーン他にないよNo.1だよ怖すぎるよ ※深夜1時に見るもんじゃなかった😱#名探偵コナン #図書館殺人事件 #津川館長 pic.twitter.com/K0e0ll3lYq
— 江戸川まい👓🎀 (@edogawa_mai) March 14, 2019
図書館殺人事件のあらすじネタバレや、図書館殺人事件のトラウマシーン3つめで紹介した通り、津川館長はコナンたち少年探偵団が玉田の遺体を発見した後、エレベーターで下から登場しています。エレベーターでひっそりと登場するシーンが怖いといった感想も多くあります。
今日は何年かぶりにコナンを見る。リマスター版の「図書館殺人事件」。永井一郎さんの怪演に圧倒。
— チョク・スエヒロ (@suehirotei1) March 15, 2014
図書館殺人事件の真犯人・津川館長役を演じた声優は、永井一郎でした。永井一郎は、「名探偵コナン」初代・鈴木次郎吉役、人気漫画原作のアニメ「サザエさん」初代・磯野波平役、アニメ「サイボーグ009」張々湖役、アニメ「うる星やつら」錯乱坊役などで知られる声優です。永井一郎の演技を絶賛する感想も多くあります。
コナンの図書館殺人事件の津川館長まとめ
怖いトラウマ回として話題の「名探偵コナン」の図書館殺人事件のあらすじネタバレや、図書館殺人事件の真犯人・津川館長の名シーン、津川館長の声優や過去の主な出演作、図書館殺人事件はアニメでは何話に該当するのか、図書館殺人事件は原作漫画では何話に収録されているのかなどを紹介してきました。津川館長の声優は、「サザエさん」一代目・磯野波平役、「宇宙戦艦ヤマト」佐渡酒造役などで知られる永井一郎でした。