【とある科学の一方通行】檮杌はナンバーズの悪霊の一つ！蛭魅を蘇生させた死霊術を考察

とある科学の一方通行でナンバーズの悪霊の1つに数えられている疑似魂魄の檮杌。檮杌は｢完全なるゴレム｣の創造を目指すイサク＝ローゼンタールの魂が転写された特別な疑似魂魄であり、エステル＝ローゼンタールの手で菱形蛭魅の身体を乗っ取っています。作中で檮杌は菱形蛭魅の身体を使い、大きな事件を引き起こします。本記事ではそんな檮杌とは何なのかについて作中での行動や正体、謎などを交えながらご紹介していきます。

では正体や謎などを交えながら檮杌とは一体何なのかについてご紹介する前に、檮杌が登場するとある科学の一方通行の作品情報を簡単にご紹介していきます。とある科学の一方通行とは2014年から2020年までの間｢月刊コミック大王｣で連載されていた山路新の漫画作品です。とある科学の一方通行はそのタイトルの通り、とある魔術の禁書目録のキャラクターである一方通行を主人公にした作品であり、鎌池和馬が原作を担当しています。

とあるシリーズの中でも特に人気を博す一方通行を主人公にしたことからとある科学の一方通行は非常に高い人気を博しています。そんなとある科学の一方通行はその高い人気により、2019年の7月から9月に渡ってアニメが放送されました。また2015年には｢とある偶像の一方通行さま｣というスピンオフ作品が制作されています。残念ながら2020年10月現在連載が終わってしまったものの、多くのファンから根強い人気を博し続けてます。

学園都市で最強の超能力者とされているレベル5の一方通行（アクセラレータ）はとある魔術の禁書目録の本編で打ち止めを助けた時、銃で撃たれて頭に大きな傷を負ってしまいました。そのため一方通行はしばらくの間病院暮らしを送ることになります。しかし入院中の一方通行はエステル＝ローゼンタールという死霊術師と出会い、打ち止めや妹達を利用しようとする謎の組織｢DA｣の陰謀を止めるため、奔走することになるのでした。

本記事で正体や謎などをご紹介する檮杌とはとある科学の一方通行に登場する疑似魂魄の1つです。とある科学の一方通行の死霊術師編のヒロインであるエステル＝ローゼンタールは死者を蘇らせる能力を持った死霊術の使い手です。檮杌はそんなエステル＝ローゼンタールが使う死霊術に用いられる疑似魂魄の1つとなっています。しかし檮杌は中国神話の怪物をモデルにしただけあり、自由の権限を与えられた非常に危険な疑似魂魄です。

そのため檮杌は非常に危険な疑似魂魄で構成された｢ナンバーズの悪霊｣の1つに数えられています。とある科学の一方通行の作中でエステル＝ローゼンタールは不慮の事故で死亡した友人の菱形蛭魅を復活させるため、｢ナンバーズの悪霊｣の檮杌を彼女に憑依させました。しかし非常に恐ろしい力を持った檮杌は菱形蛭魅の人格そのものを変えて支配し、ローゼンタール家の悲願を叶えるために暴走して学園都市全てを巻き込んでしまいます。

檮杌の暴走で菱形蛭魅を復活させたことに後悔したエステル＝ローゼンタールは彼女の兄である菱形幹比古の実験を止めようとします。菱形幹比古はこの時、とある実験の真っ最中でした。しかしエステル＝ローゼンタールは菱形幹比古と対立してしまい、拘束されて疑似魂魄を奪われてしまいます。一方檮杌はエステル＝ローゼンタールによる起動が不完全だったために自由となり、菱形幹比古を目的のために傀儡としてしまいました。

ではここからはとある科学の一方通行に登場する檮杌の正体について考察紹介していきます。菱形蛭魅に憑依した檮杌には｢完全なるゴレム｣を創造することを目的とするローゼンタール家のある当主の魂魄が入っていました。そのため檮杌は｢完全なるゴレム｣を創造するため、菱形蛭魅の姿で菱形幹比古に死霊術の知識を与えます。檮杌から知識を授けられた菱形幹比古は死体を強化して復活させる｢棺桶｣と呼ばれる兵器を開発しました。

そして檮杌は菱形幹比古を操ることに成功し、｢完全なるゴレム｣の創造に必要な打ち止めと妹達を得ようとします。この時、檮杌はローゼンタール家の23代目当主であるエステル＝ローゼンタールも悲願の成就に喜んでくれると思っていました。しかし人間の死を弄ぶ行為にエステル＝ローゼンタールは檮杌を拒絶します。そして拒絶したエステル＝ローゼンタールは機能停止の命令を行い、檮杌の暴走を止めようとするのでした。

檮杌の機能を停止させようとしたエステル＝ローゼンタール。しかし檮杌は停止せず、本当の正体を現します。実は疑似魂魄である檮杌の正体はローゼンタール家の4代目当主・イサク＝ローゼンタールでした。イサク＝ローゼンタールは自身の代で｢完全なるゴレム｣を創造しようとするのですが、病でこの世を去ってしまいます。その後ローゼンタール家の5代目当主となったネイサン＝ローゼンタール家はナンバーズの悪霊を作りました。

そしてネイサン＝ローゼンタールはイサク＝ローゼンタールの魂魄をナンバーズの悪霊の1つである檮杌に転写させました。檮杌に魂魄を転写して貰ったイサク＝ローゼンタールは菱形蛭魅の身体の中で目を覚まし、彼女の肉体を支配しながら悲願である｢完全なるゴレム｣を生み出そうとしていたのです。

ネイサン＝ローゼンタールが生み出したナンバーズの悪霊とは憑依した人間の能力全てを飛躍的に上昇させることが出来る特別な疑似魂魄です。檮杌以外にナンバーズの悪霊は饕餮・渾沌・窮奇といった合計4体の疑似魂魄で構成されており、どれも中国神話に登場する怪物の名前が付けられています。檮杌含む全てのナンバーズの悪霊は非常に強力であるものの、一歩間違えば街一つ消し飛ばしてしまうといった危険性を秘めています。

とある科学の一方通行の作中で檮杌は菱形蛭魅の記憶を蘇らせることを止めた時、98億5487万8051秒前にイサク＝ローゼンタールと出会ったことを明かしました。ではこの檮杌が言う98億5487万8051秒とは何年前のことなのでしょうか。うるう年を除き、1年を秒単位にすると31536000秒となっています。この1年を秒に変換した数字を割り算に使うことで、98億5487万8051秒前は312年半であることを証明することが出来ます。

上述でご紹介した通り、ローゼンタール家の4代目当主であるイサク＝ローゼンタールは312年半前に檮杌と出会いました。この当時、イサク＝ローゼンタールは度重なる人体実験や大量虐殺を繰り返し、｢悪魔｣とあだ名されていました。そんなイサク＝ローゼンタールは檮杌を唆し、｢完全なるゴレム｣の創造を完遂させようとしました。そのため、檮杌に魂を転写されたイサク＝ローゼンタールは自身のことを悪魔と呼んでいたのです。

アニメとある科学の一方通行で檮杌を扱うエステル＝ローゼンタールの声優を担当したのは日本の女性声優である久保ユリカです。久保ユリカとは2010年に｢ラブライブ！シリーズ｣の小泉花陽役でデビューした女性声優であり、2020年10月現在ステイラックに所属しながらモデルや歌手など幅広い分野で活動しています。そんな久保ユリカは｢ラブライブ！｣の小泉花陽役でブレイクを果たし、これまで多数の人気アニメに出演しています。

• 2010年のメディアシリーズ｢ラブライブ！｣：小泉花陽役
• 2015年のアニメ｢ダンまちシリーズ｣：ロキ役
• 2017年のアニメ｢ようこそ実力至上主義の教室へ｣：櫛田桔梗役
• 2019年のアニメ｢魔王様、リトライ！｣：モモ役
• 2021年のアニメ｢はたらく細胞BLACK｣：血小板役

とある科学の一方通行に登場する檮杌に関する感想ではその強さに注目する感想が多く寄せられていました。檮杌は非常に危険な疑似魂魄であるナンバーズの悪霊の1つです。さらに檮杌は妹達を利用し、一方通行より強い絶対能力者ことレベル6にパワーアップします。しかし檮杌には｢舜帝の剣｣という霊装が弱点でした。そのため結局檮杌はエステル＝ローゼンタール達に｢舜帝の剣｣で貫かれ、消滅してしまいました。

とある科学の一方通行に登場する檮杌に関する感想ではイサク＝ローゼンタールが檮杌を使って全てを手の平で操っていたことが面白いといった感想も多く寄せられていました。当初菱形蛭魅を支配したのは檮杌だと思われていました。しかし本当はイサク＝ローゼンタールが檮杌そのものを支配しており、菱形兄妹を利用して悲願を成就させようとします。この予想外の展開は多くのファンを驚かせました。

とある科学の一方通行に登場する檮杌に関する感想では檮杌に操られた菱形蛭魅自体が悪いのではといった感想も見受けられました。菱形幹比古に協力していた菱形蛭魅はエステル＝ローゼンタールの死霊術を使い、絶対能力者の研究を開発しようとします。しかしこれは菱形幹比古の思惑が大きな理由であり、決して菱形蛭魅が悪い訳ではありません。それを証拠に菱形蛭魅は公式で心優しい明るい性格のキャラだと公表されています。

本記事ではとある科学の一方通行に登場する檮杌について正体や謎などをまとめてご紹介しました。中国神話の怪物をモデルにした檮杌は菱形蛭魅を使って学園都市全てを巻き込む騒動を引き起こします。しかしこれは檮杌を唆したイサク＝ローゼンタールの仕業となっていました。そのため、檮杌は使い所さえしっかりしておれば、もしかすると頼もしい味方になったやもしれません。