2020年04月02日公開
2020年04月02日更新
【とある科学の一方通行】菱形蛭魅とはどんなキャラ?正体や黒幕説を考察
菱形蛭魅とはとある科学の一方通行に登場するかわいい女性キャラクターの1人です。菱形蛭魅は科学者である菱形幹比古の妹にあたるかわいいキャラクターであり、とある科学の一方通行の作中でチューブに繋がれた状態で登場します。しかし菱形蛭魅は不慮の事故で死亡し、イサク・ローゼンタールの魂魄が転写された「檮杌」という悪霊に乗っ取られてしまうことになります。そして「檮杌」という正体を明かした後、ラスボスとして一方通行立の前に立ちはだかります。本記事ではそんなかわいい菱形蛭魅の正体や黒幕説についてご紹介します。
菱形蛭魅が登場するとある科学の一方通行とは?
アニメとある科学の一方通行の終盤でイサク・ローゼンタールの魂魄を転写させた「檮杌」という悪霊であると正体を明かし、一方通行やエステル・ローゼンタール達の前に立ちはだかったかわいい菱形蛭魅。本記事ではとある科学の一方通行に登場するかわいい菱形蛭魅についてその正体や作中の最後までの行動などをまとめてご紹介します。ではまず菱形蛭魅の正体などをご紹介する前に、とある科学の一方通行の作品情報をご紹介します。
とある科学の一方通行の概要
とある科学の一方通行とは2014年から2020年3月現在に渡って「電撃コミックスNEXT」で連載されている山路新と鎌池和馬の漫画作品です。漫画とある科学の一方通行はそのタイトルの通り、大人気ライトノベルとある魔術の禁書目録のスピンオフ作品であり、学園都市最強と謳われる一方通行の活躍が描かれています。基本的に一方通行の活躍を描いたとある科学の一方通行は科学サイドを軸としてストーリーが展開されています。
とある魔術の禁書目録のスピンオフ作品の1つであるとある科学の超電磁砲も科学サイドの物語が描かれているのですが、とある科学の一方通行は科学サイドのストーリーの中に魔術サイドの要素も取り入れられてます。この科学と魔術を融合させた話や主人公が大人気キャラ一方通行であることなどが理由となり、とある科学の一方通行は発表されてすぐにとあるシリーズファンの間で大ヒットし、2019年の7月にアニメ化されました。
とある科学の一方通行のあらすじ
とある科学の一方通行の主人公である一方通行はある日、「打ち止め」を救出した際に負った脳の傷によって入院することになりました。その中で一方通行はエステル・ローゼンタールという死霊術を使う魔術師と出会い、謎の組織「DA」と戦うことになります。この戦いで一方通行は「DA」が「打ち止め」を狙っていることを知ります。一方通行は自分を繋ぎ止める「打ち止め」を守るため、ある壮大な計画に自ら関わっていくのでした。
菱形蛭魅がかわいい
菱形蛭魅のプロフィール
本記事で正体や黒幕説などをご紹介する菱形蛭魅とはとある科学の一方通行に登場するキャラクターの1人です。とある科学の一方通行に登場する菱形蛭魅は科学者である菱形幹比古の妹にあたるキャラクターであり、美人系のかわいい容姿と長い髪の毛をまとめたツインテールが特徴となっています。かわいい菱形蛭魅は兄と同じく聖音高等学校に元々通っており、作中では「プロデュース」の被験者としてチューブに繋がれています。
基本的に菱形蛭魅は感情表現が豊かな明るい性格をしています。しかしその正体は「檮杌」と呼ばれる悪霊であり、学園都市の統括理事と繋がりがある謎の組織「DA」を利用してレベル6といわれる完全能力者になろうとしています。兄の菱形幹比古は菱形蛭魅の正体である「檮杌」の影響で彼女をレベル6にするために多数の悪事を働いています。しかし物語の最後で菱形蛭魅は正体が明らかとなり、化物となって学園都市に危害を加えました。
菱形蛭魅とエステルの関係
菱形蛭魅が登場するとある科学の一方通行にはエステル・ローゼンタールというキャラクターが登場します。とある科学の一方通行に登場するエステル・ローゼンタールは死霊術を使う金髪のかわいい魔術師であり、菱形蛭魅の正体を大きく関わるイサクを輩出したローゼンタール家の24代目当主を務めています。そんなエステル・ローゼンタールは菱形幹比古が所属する「プロデュース」にスーパーバイザーとして学園都市に招かれました。
この時菱形蛭魅は「プロデュース」に所属していた菱形幹比古とその妹であるかわいい菱形蛭魅と出会いました。菱形蛭魅は持ち前の人懐っこい明るい性格でエステル・ローゼンタールと接し、友情関係を築き上げます。しかし、菱形蛭魅はとある不慮の事故で死亡してしまい、エステル・ローゼンタールは友達を失ってしまいます。更に菱形蛭魅の遺体は「檮杌」に支配され、エステル・ローゼンタールは捕らえられてしまいました。
菱形蛭魅の正体は黒幕?最期は?
正体考察①すでに事故死している
ではここからは本記事の本題であるかわいい菱形蛭魅の正体や最期についてご紹介していきます。菱形幹比古の妹である菱形蛭魅は上述でご紹介した通り、感情表現が豊かな明るいかわいい女の子でした。しかし、突然菱形蛭魅は別人に変わり果ててしまいます。元々「プロデュース」に被検体として所属していたものの、菱形蛭魅は重い病気を患ったことで余命が後少しとなってしまい、被験者としての責務を全う出来なくなってしまいました。
自身の残り少ない余命に不安を抱いた菱形蛭魅は入水自殺をして自ら命を絶ち、自分の遺体を兄である菱形幹比古やエステル・ローゼンタールに実験体として使って貰おうとしました。菱形蛭魅の死を知ったエステル・ローゼンタールは死霊術を使い、菱形蛭魅を蘇生しようとします。しかし、菱形蛭魅は蘇生すること無く死亡してしまい、イサク・ローゼンタールの意思を継ぐ悪霊「檮杌」に身体を乗っ取られてしまうことになりました。
正体考察②檮杌が蛭魅の死体に定着
上述でもご紹介した通り、エステル・ローゼンタールは菱形蛭魅を蘇生しようとするものの、失敗してしまいます。すると菱形蛭魅が過去に盗んだ符が発動してしまい、「檮杌」という名前の悪霊に遺体が乗っ取られてしまうことになりました。本来死霊術士であるエステル・ローゼンタールは「檮杌」を操ることが出来るはずです。しかし、「檮杌」はイサク・ローゼンタールが原因で自立し、完全に新たな生物として行動を開始してしまいます。
悪霊である「檮杌」に乗っ取られた菱形蛭魅は生前のかわいい姿を失ってしまい、全くの別人となってしまいます。別人となった菱形蛭魅はとある目的のために邪魔となるエステル・ローゼンタールを拘束して排除し、恐るべき計画を発動させようとしました。兄である菱形幹比古は「檮杌」の支配によって変わり果てた菱形蛭魅を妹だと認識し、彼女へ「檮杌」の目的に必要なレベル6と呼ばれる完全能力者に進化させようとします。
正体考察③檮杌はイサクの魂魄を写したもの?
エステル・ローゼンタールは非常に優れた死霊使いの魔術師であり、悪霊である「檮杌」を操ることが出来るはずでした。しかし「檮杌」は菱形蛭魅の身体を支配して自立してしまいます。ではなぜエステル・ローゼンタールは「檮杌」を操ることが出来なかったのでしょうか。実は「檮杌」とはかつてローゼンタール家の4代目当主を務めていたイサク・ローゼンタールの魂魄が転写された存在であり、普通の悪霊ではありませんでした。
イサク・ローゼンタールはエステル・ローゼンタールが使うローゼンタール式死霊術を開発した魔術師であり、残酷な人体実験も平気で行なうことから悪魔とあだ名されていました。過去にイサク・ローゼンタールは10000万人の死の記憶を集めて神に至る器を作ろうとしたのですが、病気で死んでしまいました。そこで息子のネイサンはイサク・ローゼンタールの魂魄を転写し、「檮杌」という悪霊が生まれることになったのです。
正体考察④化け物に変化していく蛭魅の体
イサク・ローゼンタールの魂魄が転写された菱形蛭魅の正体である悪霊「檮杌」はイサク・ローゼンタールの啓示からエステル・ローゼンタールの命令を拒否し、独断で行動を開始しました。イサク・ローゼンタールは「完全なるゴレム」という計画を成功させるため、「打ち止め」や「妹達」を利用して10000万人の死の記憶を集めようとします。当初「檮杌」は無数にも及ぶチューブや機械によって菱形蛭魅の生前の姿を保っていました。
しかし「妹達」から神の器に至るまでの方法である10000回の死の記憶を取り入れたことで「檮杌」は真の姿を現わし、菱形蛭魅の肉体は原型すら無くなってしまいます。真の姿を解放した「檮杌」は多数の触手を生やした謎の巨大な化物へと変貌を遂げます。その際「DA」のメンバー達を捕食したことで「檮杌」は「DA」の残留思念に支配されてしまうことになり、「DA」が掲げていた真の正義を学園都市にもたらすという行為を行なおうとします。
正体考察⑤ナンバーズの悪霊
神に至る器を作ろうとしたイサク・ローゼンタールの死後、彼の息子であるネイサンは上述でご紹介した「檮杌」という悪霊にイサク・ローゼンタールの魂魄を転写しました。その際ネイサンはイサク・ローゼンタールの魂魄を転写させた「檮杌」の他に、「渾沌」・「窮奇」・「饕餮」という3体の疑似魂魄を生み出しました。この4体の悪霊達は「ナンバーズの悪霊」と呼ばれており、どの疑似魂魄も中国神話に登場する怪物を元ネタにしています。
イサク・ローゼンタールの息子ネイサンが生み出した「ナンバーズの悪霊」と呼ばれる4体の疑似魂魄はどれも従来の疑似魂魄より非常に高い性能を持っており、ローゼンタール家が使う死霊術式に革命を起こしました。しかし「ナンバーズの悪霊」はどれも生前の人間を圧倒する能力を死体に植え付けることが出来るものの、一つ間違えば街が滅びる危険性があります。それでもほぼ無敵の存在であり、「舜帝の剣」で無ければ倒せません。
正体考察⑥DA(ディシプナリー・アクション)
とある科学の一方通行の作中で「檮杌」となったかわいい菱形蛭魅は「DA」という謎の組織と協力します。「DA」とは「ディシプナリー・アクション」を略した名前であり、「警備員」の組織の1つとされています。しかし本当は「警備員」の組織では無く、過去に懲戒処分を受けた「警備員」のメンバー達が立ち上げた組織となっています。「DA」はどのような方法を使っても自分達が思う「正義」を実現するため、過激な活動を裏で行なってます。
学園都市の統括理事である亡本裏蔵と裏で繋がっており、「DA」は過激な秘密結社でありながらも亡本裏蔵などの協力で豊富な資金や高い技術力を蓄えています。菱形蛭魅は兄である菱形幹比古と共に「DA」と裏で繋がり、「棺桶」などの強力な兵器を貸し出していました。しかし本当は完全能力者(レベル6)を目指すための駒にすぎず、結局「DA」は菱形蛭魅や菱形幹比古に利用するだけ利用されて消滅してしまうことになりました。
蛭魅の最期はどうなる?
かわいい菱形蛭魅は正体である「檮杌」の力で巨大な化物となった後、エステル・ローゼンタールや一方通行達と対峙することになります。そして激戦の末、菱形蛭魅はエステル・ローゼンタールの「舜帝の剣」で刺され、生前の自我を取り戻しました。自我を取り戻した菱形蛭魅は菱形幹比古に別れを告げ、崩壊と共に最期を遂げてしまいます。また兄である菱形幹比古も重傷を負っており、崩壊する妹と共に息絶えることになりました。
菱形蛭魅の声優
真野あゆみのプロフィール
アニメ版とある科学の一方通行でかわいい菱形蛭魅の声優を担当したのは日本の女性声優である真野あゆみです。菱形蛭魅の声優を担当した真野あゆみは埼玉県出身の女性声優であり、2016年から声優として活動しています。2016年にデビューした真野あゆみは超若手声優となっているものの、これまで多数のアニメ作品に出演しており、声優界の期待の新人として多くのアニメ関係者や声優ファンから注目を集めています。
真野あゆみの主な出演作品
- 2017年のアニメ「ブラッククローバー」:ホロ役、カイ役
- 2018年のアニメ「ラストピリオド終わりなき螺旋の物語」:イワザル役
- 2019年のアニメ「デート・ア・ライブⅢ」:七罪役
- 2019年のアニメ「鬼滅の刃」:中原すみ役
- 2020年のアニメ「ミュークルドリーミー」:赤名かえで役
菱形蛭魅に関する感想や評価
菱形蛭魅が可愛い
— ひんけつ (@Excutioner_Ema) September 28, 2019
とある科学の一方通行に登場する菱形蛭魅に関する感想では菱形蛭魅がかわいいといった感想が非常に多く寄せられていました。菱形蛭魅は無邪気で明るいツインテール美女であり、とある科学の一方通行に登場するキャラクターの中でもトップクラスのかわいい容姿をしています。このかわいい容姿から菱形蛭魅は多くのとあるシリーズファンから高い人気を博していました。
とあセラ最終話アニオリシーン一通さんかっこよかったし菱形兄妹の最期泣いたしエステルと蛭魅、エステルと禍斗の別れもやってくれたし最後は打ち止めはもちろん10046号も出してくれたしなにより7巻の最後までやってくれた!!ありがとうございます本当感謝でいっぱい!!!!
— みりゅう (@onirori94) September 28, 2019
とある科学の一方通行の作中で「檮杌」となった菱形蛭魅はかつて友達だったエステル・ローゼンタールと戦うことになります。その後エステル・ローゼンタールが「舜帝の剣」で貫いたことで菱形蛭魅は自我を取り戻しました。そして兄の菱形幹比古と共に、菱形蛭魅は最期を遂げます。この悲しい最期には多くのファンから泣いたといった感想が多く寄せられることになりました。
とある科学の一方通行 8話
— すやまたくじ@アニメマンガ名探偵 (@suyamatakuji) August 30, 2019
蛭魅をおもちゃにされてたまるか!
エステル・蛭魅・幹比古の関係性
思っていたよりもまっとうで思った以上に深い関係性
他人は犠牲できても身内は別物
悪党たちの事情が明かされる#アクセラレータ pic.twitter.com/ga7UJ2wG8k
とある科学の一方通行に登場する菱形蛭魅に関する感想では菱形幹比古とエステル・ローゼンタールとの関係が好きといった感想も見受けられました。菱形蛭魅・エステル・ローゼンタール・菱形幹比古の3人は切っても切れない関係にあり、「檮杌」に支配されても2人は菱形蛭魅を信じ続けます。この3人の絆はとある科学の一方通行の大きな魅力の1つとなっています。
菱形蛭魅の正体まとめ
本記事ではとある科学の一方通行に登場する菱形蛭魅の正体をまとめてご紹介しました。菱形蛭魅は不慮の事故で死亡し、悪霊の「檮杌」に支配されて化物の姿に変わり果ててしまいました。その後菱形蛭魅はエステル・ローゼンタール達の活躍で自我を取り戻し、菱形幹比古と一緒に悲惨な最期を遂げます。しかしこれまで遺体を弄ばれていたものの、最期に兄と一緒に逝けた事は菱形蛭魅にとってある意味幸せだったのではないでしょうか。