2020年10月13日公開
2020年10月13日更新
【キングダム】ムタは蛮族の狩人!実在した人物?信との戦いと強さを考察
『キングダム』序盤に登場し、すぐに死亡するムタというキャラクターをご存じでしょうか?『キングダム』に登場したムタは河了貂のように蓑で体を包んだような恰好をしており、毒矢で信たちを襲いました。本記事ではそんなムタにスポットを充て、『キングダム』のムタはいったい何者なのか?史実では実在していたのか?またムタの活躍シーンやその場で出た名セリフやなども併せて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
キングダムのムタは何者?蛮族の狩人?
『キングダム』に登場するムタがいったい何者なのか?蛮族の狩人?またムタのプロフィールやムタのシーンで出た名セリフなどを紹介してムタが何者なのか掘り下げていく前に、まずはムタの登場する『キングダム』の作品情報について紹介していきます!
キングダムの作品情報
キングダムの概要
原泰久原作で、週刊ヤングジャンプにて2020年10月現在も絶賛連載中である『キングダム』は、連載当初こそ人気が低かったものの徐々に人気に火が付き第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するほどの作品となりました。2012年からはアニメ化もされ、3Dがもっさりとしていて見づらいと評価されながらも内容が面白いとこちらも話題となり、ファンを増やしていくことになります。
2013年にはアニメ第2期がスタートし、2020年4月からはアニメ第3期の放送がスタートしましたが、コロナウイルスの影響により一時中断。そして2021年春に放送が再開することが決定され、その告知には多くのファンが喜びの声をあげていました。また2019年4月に公開された実写映画『キングダム』も大好評を博し、2020年5月には続編の製作も発表されています。
キングダムのあらすじ
同じ戦争孤児で切磋琢磨しあっていた漂を亡くした信は、漂と瓜二つの顔を持つ秦国の王・政と出会います。敵討ちをしようとする信でしたが、政から城で過ごしていた漂のことや希望、そして信に託された漂の思いを受け政に協力することに。信は漂と夢見た天下の大将軍になるための一歩を踏み出すことになるのです。
ムタのプロフィール
『キングダム』に登場するムタはいったい何者なのか?早速プロフィールを見ていきましょう!ムタは信が2番目に討った敵で、「蛮族の狩人」の異名を持つ南越ベッサ族の戦士です。王弟派からの依頼で刺客として信や政の前に現れました。
ムタは二頭身の体に四角い顔、そしてその顔には刺青のようなものが入り「~だべ」と語尾につけるという個性的な特徴を多く持つキャラクターなため、『キングダム』1巻に登場し早々と退場してしまったにも関わらずファンの印象に強く残っていました。毒矢や鉞(まさかり)を使って戦います。
ムタのアニメ声優
アニメ『キングダム』でムタの声優を務めたのは赤城進です。赤城進は11月28日生まれ、東京都出身で、2000年代から声優として活動を開始しています。主な出演作品に『戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation』の細川忠興役、『ぼくらの』の春枝の夫役、『暁のヨナ』のイル役、『ブラッククローバー』のカイト役などがあります。そして『キングダム』ではムタの他にも里典、迫氏、呉慶、渕、朱可などの声も務めています。
ムタの実写映画俳優
実写映画『キングダム』でムタを演じた俳優は橋本じゅんです。橋本じゅんは1964年2月25日生まれ、兵庫県出身で、1985年から活動を開始しています。橋本じゅんの主な出演作品にはテレビドラマ『ハチミツとクローバー 』の合田稼頭男役、『あなたのことはそれほど』の花山司役、『極主夫道』の大城山國光役、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の近藤康用役、連続テレビ小説『なつぞら』の佐藤利之役、『エール』の閻魔様役などがあります。
キングダムのムタは史実で実在する?
『キングダム』の作品情報やムタのプロフィール、アニメ版声優や実写版俳優を紹介してきました。ここからは『キングダム』に登場するムタは史実で実在する人物なのかを検証していきます!
キングダムでは実在の人物が多数登場
『キングダム』は中国の春秋戦国時代を元に描いたマンガ作品なので、史実に実在した人物をモチーフにしているキャラクターも多くいます。例えば後の始皇帝となる政や『キングダム』の主人公・信、信の憧れる天下の大将軍・王騎や、王騎を討った敵である李牧など、『キングダム』に登場する主要キャラはほぼ史実に実在していた人物です。
信が隊長を務める飛信隊の副長である羌瘣も実在した人物ではありますが、史実では男性となっています。しかし『キングダム』に登場する羌瘣はかわいらしい女性です。このように、史実に実在した人物をモチーフにしていても性別が変わっていたりと、オリジナルな設定に変更されているキャラクターもいるようです。
ムタは史実では実在しないキャラ
それでは、何者なのかと言われる『キングダム』に登場するムタは史実に実在していたのでしょうか?調べてみたところムタが実在したという文献はないようです。しかしムタの出身地や使う毒矢などを考えると「ムタ」という人物が史実に実在したかどうかは不明でも、ムタのように代々毒矢を使う民族は実在したかもしれません。
ムタと同様に河了貂も史実に実在はしていないようですが、河了貂のような人物が実在した可能性も否定できないと言われています。
キングダムのムタと信との戦いや強さを考察
ここまで『キングダム』に登場するムタが史実に実在した人物だったのかを検証してきました。ここからは『キングダム』作中で描かれたムタと信との戦闘シーンについて紹介していきます!先述した通りムタは普段、毒矢を使い戦いますが信との戦闘においては使用することはありませんでした。
もしムタが勝つことを第一優先として毒矢を使っていたら、この戦いはどうなっていたかわかりません。それではムタと信の戦闘シーンを順を追って見ていきましょう!
信との戦い①毒矢
『キングダム』作中で描かれた信と何者なのかと言われているムタの戦いを見ていきましょう!前述した通りムタは毒矢を使って戦いますが、信との戦闘において毒矢を使ってはいません。信はムタの前に朱凶と戦い勝利していますが、これをムタは知っていたようです。
ムタは以前、朱凶に「毒矢は卑怯な手」と言われ強さを認められていなかったようで、このことを根に持っていたムタは毒矢を使わずに信を倒すことで、自分の強さを見せつけてやろうと考えていたようです。そのため毒矢ではなく鉞を使い戦います。
信との戦い②河了貂は政への加勢を促す
ムタは毒矢を使わずしてもかなりの強さを誇り、信はおされてしまいます。そんな信の姿を見た河了貂は、その場に出てきた政に加勢を促しますが政は首を縦に振りません。政は信に以下のセリフを言い、それを聞いた信は立ち上がりますが、劣勢なのは変わらず。いくら信が漂と人知れず修練に励んでいたとしても、所詮は修練どまり。人を斬ったことなどないのです。その経験のなさが、信がムタの殺気にやられてしまう原因でした。
こんなところで負けるようじゃ この先いくつ命があっても足りないぞ
信との戦い③「不退こそがお前の武器」というセリフ
ムタと戦う信の姿が「小さく見える」と言う河了貂。そのセリフを聞いた政は信がムタの殺気にやられていることに気づき、以下のセリフを叫びます。このセリフに対し信は心の中でだけ返事をしこのセリフ以降気を持ち直します。そしてそれまで劣勢だった状況を五分にまで持っていくことに成功、信は政からの名セリフでムタの殺気に打ち勝つことに成功したのです。
ムタから攻撃されてもムタへの攻撃の手を止めない信。ムタが信のことを脅威だと感じる頃には、袈裟懸けに斬られてしまいました。最後の力を振り絞ったムタは、政に向かって毒矢を吹こうとするのです。
退がるな、信っ!! 不退こそが、お前の武器だぞ!!
信との戦い④現れた昌文君
しかしそこに現れた昌文君によりムタは止めを刺されてしまいます。余談ですが徐完(じょかん)のときもムタのときも、結果として信は止めをさせていません。この時にはまだ「人を殺す」ことへの覚悟ができていなかったのでしょう。その後、死んだかと思わていたムタの目の前に現れた河了貂は、ムタの体をあさり毒矢を奪おうとしていました。
信から正面を、昌文君から背面を斬られたムタですがこの時点ではまだ生存していたため「そこじゃないべ」というセリフを言い、河了貂に毒矢のありかを伝えます。危篤状態には間違いないのですが、「ムタの生命力は驚異だべ」のセリフ通りこのあともう少し生き延び、呂不韋陣営は政の見方ではないことを伝えます。
それだけではなく、毒矢は危ないから痺れ矢を河了貂にあげるという優しい一面を見せてくれました。この行動が敵なのか?味方なのか?いったいムタは何者なのか?と言われることにもなります。
キングダムのムタの出身や性格
『キングダム』に登場するムタと信の戦闘シーンについてまとめてきました。ここからはムタの出身地や性格について紹介していきます!
ムタの出身
ここからは何者なのか?と言われるムタの出身や性格を見ていきましょう!ムタの出身は南越です。南越とは、今のベトナム方面のことを指します。先述した通りムタは史実に実在した人物ではないと考えられていますが、様々な民族が存在していたためムタのように毒矢を使って動物などを仕留める人物が実在していたとしてもおかしくないと考えられています。
ムタの性格
代々毒矢を使うベッサ族の戦士であるムタは、非常に自信過剰な性格をしているようです。自分の使う毒矢の威力や鼻が利くためどのような人物が何人いるのか瞬時に判別できるなど、ムタは自分の強さをよく独り言のように話しています。しかしその実力は確かなもので、足の速さも武器としているムタは追跡能力に長けているため、追われる側になると非常に恐ろしい敵であることは間違いありません。
キングダムのムタに関する感想や評価
【キングダム談義(ちゃんこと九州産)】@izulnakata と昨日キングダム談義。
— つづき けいいち@九州産キャリアおじさん (@career_ozisan) January 26, 2020
誰が最強か?答えはもちろん、
『ムタ』
・成恢より強い即効性の毒→企画開発力
・圧倒的スピードと体力→バイタリティ
・越境後も雇用がある多様性→環境適応力
龐煖でさえ、吹き矢あれば即死でしょう。 pic.twitter.com/CBIoXMu16P
ここからは『キングダム』に登場するムタに関する感想や評価を見ていきましょう!こちらの方は『キングダム』談義をして最強なのはムタだという結論に至ったようです。ムタの武器である毒矢の威力や圧倒的なスピードや体力を持つムタは、王騎と互角の強さを持つ龐煖さえもこの毒矢で即死だろうという考察をされていました。
キングダム、やっぱりムタのシーン好き。ムタ可愛いよね。実写でも、アニメでも。
— yossy (@yoshixx2525) May 29, 2020
こちらの方は『キングダム』の中でもムタのシーンが好きという感想を持たれています。アニメも実写映画にも登場しているムタですが、そのいずれもかわいいという感想も併せて持たれていました。ムタはわずかにしか登場しないキャラクターではありますが、何者なのかよくわからないムタが好きだというファンは少なくないようです。
キングダムでムタあっさり死にすぎて悲しい。
— longvacation@出番だぞマン (@longguilt) May 31, 2020
全然脅威じゃなかった(´・ω・`)
こちらの方は『キングダム』序盤に登場したムタがあっさり死んでしまうことに対し悲しいという感想を持たれています。敵陣営から送り込まれた刺客だったはずですが、信に比較的あっさりと倒され更には昌文君に止めを刺されて死亡してしまいます。そのため「脅威じゃなかった」と思うファンはこちらの方以外にも見られました。
ムタさん、この状況なら信が来る前に殺れたのでは??😅😅😅#キングダム#ムタ#河了貂 pic.twitter.com/22VGRiz5hF
— キングダム〜山の民の会〜 (@tantantanwasama) March 24, 2019
こちらの方は、河了貂のすぐ後ろに堂々と現れたムタに対し、「この状況なら信が来る前に殺れたのでは?」という感想を持たれていました。河了貂も河了貂で、この戦乱の世を1人で生きてきたにも関わらずこの距離にいるムタに気づかないことについてツッコミを入れているファンの感想も見られました。
そして本日の主役、スバルさんお誕生日おめでとうございます🎂🎉
— Black Diamond (@bdiajp) June 2, 2019
このキングダムのバースデーケーキすごくないですか⁉️
河了貂とかムタのクオリティ高くてビビりました∑(゚Д゚)
キングダム最高😆✨ pic.twitter.com/lMGUr1XHXk
こちらの方は、『キングダム』誕生日ケーキに対し「河了貂とかムタのクオリティ高くてビビりました」という感想を持たれています。『キングダム』のキャラクターが各所にちりばめられているこのケーキですが、メインキャラクターの他にムタの姿を確認することが出来ます。ムタは『キングダム』1巻に登場し、すぐに殺されてしまうキャラクターにも関わらず、密かに人気の高いキャラクターなことがうかがえるツイートとなっていました。
キングダムのムタまとめ
ここまで『キングダム』に登場するムタはいったい何者なのか?史実に実在した人物なのか?またムタのプロフィールや強さ、名セリフについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?ムタは『キングダム』1巻で登場し信に倒されて以降当然ながら登場することはありませんが、いまだに隠れたファンがいるキャラクターです。
アニメや実写映画にも登場したムタはやはり人気のようで、SNSでも少なくない数ムタについての感想や評価を確認することができました。
見た目や話し方に特徴のあるムタは刺客として現れたもののあっさりと信に倒され、死ぬ間際に呂不韋は政側にはついていないことや毒矢では危ないからと痺れ矢を河了貂に授けるという味方のような行動を取っています。一見、何者かわからない風貌のムタが気になる方は、『キングダム』をぜひご覧になってみてください。