【キングダム】ラスボスは誰か予想考察！有力な候補キャラを理由とともに紹介

ラスボスの予想考察やキャラクターたちの行動を知る前に、まずは「キングダム」の基本情報を紹介していきます！キングダムは2006年から「週刊ヤングジャンプ」で連載されている漫画が原作で、2012年からはアニメの放送が開始しています。2018年には原作漫画の50巻が刊行されており、50巻が刊行された記念で実写映画が制作されているようです。

キングダムの主人公は信です。信は下僕出身の少年で、幼馴染の漂と共に「天下の大将軍」になるために鍛錬を行っていました。ですが漂は瓜二つの姿をしている王の身代わりになって命を落としたため、信は漂の意志を継いで戦う事を決意します。キングダムは古代中国の春秋戦国時代が舞台になっているため、作中では史実に基づいたストーリーが描かれています。

ここからは漫画・アニメ「キングダム」のラスボスは誰になるのか予想考察していきます！作中のキャラクターの行動だけでなく、史実を参考にしながら予想考察していきます。まずは天才軍師と呼ばれている李牧を紹介していきます。

李牧は趙国の大将軍で、常に冷静沈着で飄々とした表情を見せているキャラクターです。作中では天才軍師として描かれていますが、自ら戦場に飛び込んで戦う強さを持っている事が分かっています。馬陽編で初登場しており、10万を超える匈奴を討伐した後に秦国の大将軍・王騎と戦っています。王騎を倒した後には趙国の三大天に任命されており、燕国の劇辛にも圧勝しています。

キングダムの作中では秦国が中華統一に王手を掛けていましたが、それに李牧が気付いた事で他国との合従軍が結成されています。合従軍の発起人となった李牧は秦国が滅びるまで攻撃を行うと宣言しましたが、秦国の大将軍たちが奮闘した事でそれは防がれています。また秦国最後の拠点となった蕞への攻撃も失敗してしまったため、李牧は趙王の怒りを買って前線の見回り役に左遷されてしまいます。

李牧は三大天だけでなく趙国宰相の地位にも就いていましたが、左遷されている間に「郭開」という人物に実権を握られてしまいます。それでも趙国には李牧を超える軍師がいなかったため、秦国侵攻の総大将に選ばれており、鄴を奪った秦国を兵糧攻めしていました。ですが途中で趙国の王命が下り李牧は牢に捕らわれてしまいます。

史実上では、郭開が「李牧と司馬尚が謀反を企てている」という嘘の情報を流しており、李牧の力を恐れていた幽繆王は情報を真に受けて牢に捕らえています。史実上の李牧はそのまま幽繆王の命令で殺されていますが、キングダムの世界の李牧は牢から出されています。その後、素行が悪い末子遷が王位を継いでいるため、李牧は史実とは違った最後を迎えるという考察がなされているようです。

末子遷の命令で李牧は暗殺されそうになっており、青歌城を治める将軍・司馬尚に助けを求めています。司馬尚は燕国のオルドを余裕で退けるほどの実力を持っているキャラクターのため、司馬尚の存在が李牧の運命を変えるという考察がなされているようです。また史実上では李牧の死と共に司馬尚も更迭されているため、これから趙国で更なる騒乱が起こるという見方もできます。

李牧は同じ三大天である龐煖を使った戦いで何度も勝ち星を挙げています。ですが龐煖は信との戦いで命を落としているため、司馬尚と合流した李牧の戦いが最後になるという考察がなされているようです。史実上では李牧の死後に趙国が滅亡したと言われているため、キングダムの作中でも趙国の滅亡は近いと言われているようです。

李牧がキングダムのラスボスになるかは分かりませんが、趙国戦のラスボスになるのは濃厚なようです。李牧は王騎や麃公を討っているため、2人の将軍に憧れを抱いていた信が何らかの形で関わってくるかもしれません。また作中で信は「李牧をこの手で討ち取りたい」と言っているため、信が直接倒す可能性もゼロではないようです。

ここからは古代中国に存在していた将軍・項燕を紹介していきます！項燕は圧倒的な強さで秦国を苦しめていたと言われたため、キングダムのラスボス候補に挙がっているようです。項燕の史実の行動を参考にしながら予想考察していきます。

項燕は楚国の筆頭大将軍と言われているキャラクターです。2020年時点のキングダムでは姿を現していませんが、楚王や大将軍・廉頗からは名前が出ています。史実上で項燕は秦国と最後に戦った将軍と言われており、主人公・信のモデルである李信と蒙恬を倒しています。また紀元前223年には秦国の王翦と戦って戦死しているため、史実上では項燕がラスボスである事は間違いないようです。

紀元前225年に秦国王は楚国を攻める事を決めており、李信と蒙恬が20万の兵を率いて侵攻を開始したと言われています。2人は次々と楚国の城を堕としており、楚国攻略も目前と考えていましたが、城の護衛兵をあえて薄くしていた項燕の策略にハマってしまいます。そして項燕の反撃を受けて李信と蒙恬の軍勢は全滅してしまったと言われています。

キングダムの合従軍では各国が大将軍を出陣させており、楚国からは臨武君・媧燐・汗明という将軍たちが姿を見せています。汗明は秦国の大将軍・蒙武と死闘を繰り広げており、蒙武をあと一歩の所まで追い詰めていました。その後、楚国には汗明クラスの大将軍がまだいる事が分かっているため、筆頭将軍である項燕がラスボスになるという説が浮上しているようです。

楚国の汗明は武力だけならば最強クラスの部類に入るキャラクターです。そのため残りの大将軍たちは汗明並みの武力を持ち、大将軍としての格も持っているという考察がなされているようです。そのため龐煖を倒せるほどの武力と格を身に着けた信が楚国の大将軍を倒すという終盤のストーリーが予想されているようです。

史実上では秦国が圧倒的な軍事力を誇っていたと言われていますが、キングダムの作中では楚国の軍事力が秀でているという描写がされています。そのため中華統一を目指す秦国は最後に楚国と戦うという予想がされているようです。また地理的に見ても趙国の次は魏国・韓国・燕国のどれかなので、楚国は最後に戦うという声が多く挙がっているようです。

楚国には媧燐という大将軍が存在しています。媧燐は大将軍でありながら宰相の地位にも就いているキャラクターで、軍師としての能力は李牧に匹敵すると言われています。そのため項燕が武力に特化しているキャラクターならば、媧燐と項燕のタッグが最後の戦いになるという予想もされているようです。また楚国は信と同年代の若手も将軍になっているため、その他のキャラクターの行動にも注目が集まっているようです。

ここからはキングダムの桓騎がラスボスだと言われている理由を予想考察していきます。桓騎は野盗出身という異色の将軍のため、登場当初から裏切るという予想が浮上していたようです。桓騎の作中の行動や、史実の行動などを参考にしながら予想考察していきます。

秦国の桓騎は野盗出身という異色の将軍で、2020年時点では将軍になった理由は明かされていません。史実上では紀元前223年に李牧との戦いに破れて命を落としていますが、キングダムの世界の桓騎は生きており、李牧が趙王に捕縛されるというストーリーが描かれています。また五感が鋭い信が「斬られる」と勘違いしていたため、桓騎の行動には何か裏があるという説が浮上しているようです。

桓騎は悪逆非道な将軍で、略奪は当然のことながら、捕まえた敵兵の目玉をくり抜くなどの非道な行為を行っています。それを黙認している秦国に疑問を感じますが、桓騎自身は「戦争が抜群に強いから将軍になった」と言っています。また前述したように李牧に敗北するという史実は回避しているため、キングダムの作中では違う行動を起こすという考察がなされているようです。

キングダムの作中には樊於期という将軍が登場しています。樊於期は毐国の将軍として秦国に反旗を翻していましたが、加冠の儀を終えた政王の軍勢に捕らえられており、処刑を待つ身になっています。史実上の樊於期は燕国に亡命しているため、同時期に姿を消した桓騎が樊於期と結託して秦国と戦うという説が浮上しているようです。

戦国策という史実では桓騎は李牧との戦いで戦死したと書かれていますが、史記では大敗した後に敗走したと書かれており、その後の経歴は不明になっているようです。また桓騎は謎が多い将軍だったようで、樊於期と同一人物だという説も浮上しているようです。

紀元前227年には燕国の太子が秦国王の暗殺を企てており、太子は荊軻という人物に暗殺を依頼したようです。警戒心が強かった秦国王は荊軻に対して、「燕国に亡命した樊於期の首を持ってこい」と命令しており、秦国王一族の滅亡を望む樊於期は自刃したと言われています。ですがキングダムの樊於期はそのような男気溢れるキャラクターではないため、史実とは違ったストーリーが描かれるという考察がなされているようです。

キングダムの桓騎が燕国に亡命したならば、桓騎が樊於期の首を秦国王に渡す可能性もあります。作中で桓騎は「首斬り桓騎」という異名を付けられているため、この異名は先のストーリーに繋がる布石だったという考察がなされているようです。また前述したように桓騎は「全ての人に対する怒り」で生きているため、秦国王一族に何らかの恨みを持っているという説も浮上しているようです。

史実通りにストーリーが進むならば、秦国は最後に楚国の項燕と戦う事になります。李信と蒙恬を退けた項燕は函谷関まで攻め込んでおり、この時に楚国出身の昌平君が裏切るというクライマックスを迎えます。ですが史実上では遼東に逃げていた燕国王を斬った後に楚国は無条件降伏したと言われているため、史実上では戦いがないので物足りなさを感じてしまいます。

もしも桓騎が燕国に亡命したならば、燕国王よりも巨大な権力を握る可能性もあります。そのため項燕を倒した秦国は最後に燕国の桓騎と戦い、桓騎が倒された所で物語の幕を降ろすという考察がなされているようです。キングダムは史実とは違う部分もあるため、桓騎が裏切る説もゼロではないのかもしれません。

桓騎が秦国を裏切りラスボスになるという可能性はゼロではないですが、このままでは主人公・信との因縁が浅いという問題が残ります。信は非戦闘員を容赦なく殺している桓騎軍を嫌っていますが、憎んでいる訳ではなく、どちらかというと「仲間を関わらせたくない」という感情を抱いています。そのため桓騎が信の大切な人を殺すという説が浮上しているようです。

信の大切な人といえば、何度も共に死線を潜り抜けてきた羌瘣がいます。ですが羌瘣は信に劣らない強さを持っているため、桓騎に殺される可能性は限りなく低いです。そのため物語序盤から行動を共にしている河了貂が桓騎に殺され、信が最後に河了貂の仇を討つという考察がなされているようです。

桓騎と王翦は蒙驁のもとで副官を務めていました。王翦も桓騎に負けず劣らずの「何を考えているのか分からないキャラクター」のため、そんな2人を従わせていた蒙驁将軍はかなりの人格者だったようです。逆に考えると蒙驁というストッパーがなくなったため、手を組んだ桓騎と王翦が何らかの騒動を起こす可能性も考えられます。

王翦は「自分が王になる」という思想を持っている事が分かっており、その思想が危険視されて今まで日陰の存在だったようです。ですが趙国攻めでは総大将に任命されるほどの信頼を得ており、秦国を代表する大将軍になっています。そのため絶対的な権力を手に入れた王翦が秦国を裏切るという説も浮上しているようです。

ここからはキングダムのラスボスが昌平君と言われている理由を予想考察していきます。昌平君は李牧に匹敵するほどの軍師と言われており、秦国の軍総司令官として活躍しています。昌平君の作中の行動や、史実の行動を参考にしながら予想考察していきます。

昌平君は秦国丞相の地位に就いているキャラクターで、軍司令官のため軍のトップにも立っています。軍師としての才覚は李牧と互角と言われており、呂不韋は「蒙武よりも昌平君の方が強い」と言っていました。作中では呂不韋四柱の1人として登場していますが、物語途中で呂不韋側から離反して王側に付いています。

昌平君は「中華統一の夢」を持っており、同じ夢を持つ秦国王に可能性を見た事を明かしています。昌平君に裏切られた呂不韋は「お前は本来人の下に就く人間ではない」と言っているため、昌平君には一国を背負えるほどの「何か」がある事が暗示されていました。このような描写から昌平君がラスボスになるという説が浮上したようです。

キングダムの作中では李牧主導の合従軍が起こっており、昌平君と蒙武が楚国について話していました。その時に蒙武が「楚国出身のお前が…」と言っており、この時に昌平君は楚国出身だという事が明らかになっています。史実上では「楚国の考烈王」と「秦国の昭襄王の娘」との間に生まれた子供だと記述されているため、昌平君は楚国と秦国の両方の王の血筋を継いでいる事も分かっています。

昌平君と昌文君は共に丞相の地位に就いていますが、実質的には右丞相の昌平君の地位が上だと言われています。紀元前226年には秦国王が楚国に攻める事を決めており、王翦軍60万と李信軍20万のどちらにするか迷っており、昌文君の助言で李信軍が出陣する事になりました。ですが昌平君がそれに疑問を感じて王を諫めており、それに王が激怒した事で丞相の地位を剥奪されたと言われています。

紀元前230年には楚国の郢陳という地域の民衆が暴動を起こしており、郢陳を抑えるために昌平君が送られたと言われています。その5年後に郢陳で項燕と李信の戦いが勃発しており、李信は項燕に敗れて敗走しています。そして紀元前223年に楚国王が捕らえられ、王の血筋を持つ昌平君が新しい王に選ばれており、王翦との戦いで昌平君は死亡したと言われています。

紀元前221年に秦国は中華統一を成し遂げましたが、その直前には項燕が「そのうち俺がとって代わってやる」という言葉を遺しています。その17年後に楚国は復興を遂げており、項燕の孫である項羽が秦国を滅ぼしたと言われています。

昌平君の末裔や子孫が残っているかは不明なようです。また昌平君とは名前ではなく称号のため、実名が明らかになっていない時点で末裔・子孫を探すのは難しいと言われています。後の世には「びしん」という人物が楚国に王になっていますが、びしんは項羽に殺されてしまったため、楚国の王の血は途絶えたという説が濃厚なようです。

各キャラクターのラスボス説や史実を知った後は、キングダムのラスボスに関する読者・視聴者の感想を紹介していきます！キングダムは史実と異なる部分もあるため、ラスボスが誰になるか気になっている方が多いようです。

史実上で中華統一に王手を掛けた秦国は最後に項燕と戦ったと言われています。そのためネット上でも項燕がラスボスになるという考察が多く挙がっているようです。また項燕は名前だけで未だに姿を見せていないので、早く項燕の正体を知りたいという声が挙がっているようです。

キングダムの主人公・信は古代中国の李信将軍がモデルと言われています。史実上で李信将軍は項燕に敗れたと記述されているため、項燕の行動が気になるという声が挙がっているようです。また主人公・信が敗れて最終回を迎える可能性は低いため、史実とは違った結末を迎えるという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように楚国出身の昌平君は項燕に導かれて秦国を裏切るという説が浮上しているようです。昌平君がいなくなると秦国には軍事の面で痛手を負ってしまうため、裏切りの真相が知りたいという声が挙がっているようです。また昌平君は人気キャラクターなので、このまま秦国で中華統一を成し遂げて欲しいという感想も挙がっているようです。

キングダムに登場した桓騎は「全ての人への怒り」を原動力にして生きていると言われています。この言葉から何らかの壮絶な過去があった事は考察できるため、桓騎の過去が知りたいという声が挙がっているようです。また昌平君と桓騎の2人が裏切って、楚国で項燕と共に戦うという最悪のシナリオを想像している方もいるようです。

項燕や昌平君だけでなく、他のラスボス候補には秦国の王翦が挙がっているようです。王翦は「自らの国を持つ」という思想が危険視されているため、終盤に秦国を裏切るという声が挙がっているようです。また史実上では王翦が項燕を倒すと言われているため、王翦が項燕の味方になって、信が2人を倒すという予想も浮上しているようです。

本記事ではキングダムのラスボス説やキャラクターたちの史実を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？史実上では項燕がラスボスだと言われていますが、キングダムでは違う敵がラスボスになるという考察もなされているようです。そんなキャラクターたちが活躍しているエピソードをまだ見ていない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい！