【キングダム】趙峩龍（ちょうがりゅう）は藺相如の部下？強さや人物像を考察

キングダムに登場した趙峩龍（ちょうがりゅう）とは、趙の三大天の一角を担っていた藺相如の部下として登場しています。趙峩龍（ちょうがりゅう）について詳しく紹介していく前に、キングダムの作品情報を紹介します。

キングダムとは、週刊ヤングジャンプにて2006年から連載されている漫画作品で、コミックスの累計発行部数は6800万部を越える大ヒットを記録している作品です。キングダムは2012年にはテレビアニメ化も果たしており、第3期まで放送されています。また、実写映画化でも成功しており、多くのファンから注目されている人気作です。

キングダムの主人公・信は、下僕として働く少年です。信は親友漂と共に剣の鍛錬を欠かさず、いつかは天下の大将軍になると誓い合っていました。しかし、ある日漂は王宮に仕える事となり、その後死亡してしまいます。漂を失った信が出会ったのは、漂にそっくりな秦国大王・政でした。信は政の剣となり、戦場で戦果をあげ中華統一という目標に向かって駆け抜けていくのでした。

キングダムに登場した趙峩龍（ちょうがりゅう）とは、趙の武将です。かつて趙の三大天として名を馳せ、廉頗将軍とは刎頸の交わりを結んだ藺相如の腹心として活躍した人物でした。同じく藺相如に仕えた武将の尭雲と共に、朱海平原の戦いで主人公信たちと激突します。鋭い眼光で長い髭を蓄えた趙峩龍（ちょうがりゅう）は、軍師タイプと思いきや武力も非常に高いキャラクターとして活躍しました。

趙峩龍（ちょうがりゅう）の強さを考える上で、趙峩龍（ちょうがりゅう）が仕えた主・藺相如のエピソードも紹介します。藺相如は、趙が持つ宝・和氏の璧を秦王から守ったエピソードも有名です。和氏の璧を欲しがった秦王は、趙に城と交換しようと持ちかけます。しかし、強国秦の王はそういった約束を守った事はなく、和氏の璧だけが奪われてしまう事が懸念されました。

藺相如が和氏の璧を持って秦王に会いに行くと、案の定秦王は和氏の璧を見せびらかすばかりで、城は差し出さずそのまま奪おうとします。藺相如は毅然とした態度で秦王に詰め寄り、迫力に驚いた秦王はいったん引きさがります。しかし、本当に城を交換するつもりがなさそうな秦王に対し、藺相如は和氏の璧を部下に持ち帰らせてしまいます。

秦王は藺相如に和氏の璧はどうしたかと言いますが、藺相如は先に城を渡せば交換すると突っぱねます。秦王の臣下は藺相如の首を刎ねるべきと主張しましたが、藺相如の心意気に感心した秦王は無事に藺相如を返したのでした。

藺相如のエピソードでは、廉頗将軍との刎頸の交わりも有名です。趙の将軍だった廉頗は、食客であった藺相如が出世した事が気に食わず、藺相如を侮辱する行動を繰り返していました。藺相如は廉頗を避けるようになり、情けないと臣下にも指摘されます。しかし、藺相如は、「廉頗ともめれば趙の国力が下がってしまう」と自分の感情よりも趙の為を思って行動していたのでした。

そんな藺相如の真意を知った廉頗は、自身のふるまいを恥じて藺相如に土下座し謝罪します。そんな廉頗を藺相如は快く許し、二人は「相手の為ならば頸を刎ねられても構わない」と言う程の固い友情を結んだのでした。

趙峩龍（ちょうがりゅう）の強さに関して、共に藺相如に仕えた尭雲とどちらが強いのか考察します。趙峩龍（ちょうがりゅう）も尭雲も、大将軍と呼んで遜色ない武力を持っていました。信との一騎打ちで趙峩龍（ちょうがりゅう）は倒される事となり、その後尭雲が朱海平原での最強の戦力ではないかと考えられていました。

キングダム作中にて、趙峩龍（ちょうがりゅう）が一番その強さを見せつけたのは、やはり何といっても主人公信との一騎打ちのシーンでした。キングダム作中で盛り上がりを見せた趙峩龍（ちょうがりゅう）と信との一騎打ちシーンを紹介していきます。亜光軍の亜花錦は、将を失いながらもなんとか馬南慈に食らいついていました。馬南慈は思った以上の実力者であり、亜花錦は自身を囮に使ってでも足止めしようとしています。

亜花錦は馬南慈をおびき寄せて攻撃をしかけようとしていましたが、馬南慈はこの作戦に中々乗ってこず、戦況は膠着状態が続いていました。馬南慈は怒り狂い、軍を突破して自分が飛信隊の信を討取ると豪語していました。飛信隊本陣にも、少しずつ趙兵が到達するようになっており、徐々にピンチに陥っていきます。

信も趙峩龍（ちょうがりゅう）に到達しようともがいていましたが、敵兵たちは一騎打ちを邪魔するべく向かってきます。羌瘣も限界が近付いている状況であり、信はやっと届いた趙峩龍（ちょうがりゅう）に吹き飛ばされてしまいます。飛信隊の面々は、軍師タイプである趙峩龍（ちょうがりゅう）はそこまで武力は高くないだろうと予想していました。しかし、予想以上の強さを見せつけている趙峩龍（ちょうがりゅう）。

趙峩龍（ちょうがりゅう）は、自分の強さの理由を語りだしました。趙峩龍（ちょうがりゅう）は自身の主である藺相如から受け継いだ想いなど、失ってきた仲間の存在を背負っていると言います。それを聞いた羌瘣はそれならば信も負けてはいないと反応しました。信も今まで失った仲間の事を思い出していきいます。最後は、信に矛を託した王騎将軍の存在がよぎり、信は渾身の攻撃を趙峩龍（ちょうがりゅう）に見舞うのでした。

信の全身全霊での攻撃に、かつて戦場を駆けた秦の怪鳥で六将の1人・王騎将軍の面影を見た趙峩龍（ちょうがりゅう）。同じ頃、趙峩龍（ちょうがりゅう）と共に藺相如に仕えた尭雲は、かつて藺相如から託された事を思い起こしていました。趙峩龍（ちょうがりゅう）は、藺相如との約束事を尭雲に託す事を決め、信の振り下ろした矛を受けるのでした。

信が趙峩龍（ちょうがりゅう）との一騎打ちで勝利を収めた瞬間、戦場は騒然となります。満身創痍の中、強敵趙峩龍（ちょうがりゅう）を見事討取った信をたたえる飛信隊の仲間たち。反対に将を討たれた趙峩龍軍の兵士たちは、涙を流す者や、秦兵を倒そうとする者など様々でした。信が趙峩龍（ちょうがりゅう）を討った知らせを聞いたテンは、感極まって震えていましたが、まだ戦いは終わっていないとすぐに指揮をとります。

テンの指示で朱海平原14日目の戦いを完全な勝利にするべく、残った趙の戦力にも攻撃を仕掛けていきいます。奇しくもテンと亜花錦との考えは見事に一致しており、趙兵を挟み撃ちにする形で倒す事が出来ました。亜花錦や番陽など、普段は信をあまり良く思っていない面々も、信を認めたような態度を取っていました。こうして、朱海平原14日目は秦軍右翼の完全勝利という形で終了します。

14日目が終わり、力を使いはたして深く眠っていた羌瘣。しかし、何者かの気配で覚醒し、飛び起きるのでした。同時刻、蒙恬の率いる楽華隊でも、信の武功を讃えていました。そこに現れたのは、趙三大天の一角・龐煖でした。龐煖は楽華隊の兵士を軽々と両断していきます。単独行動で現れた龐煖は、今後どのように動いていくのか注目が集まりました。

趙峩龍（ちょうがりゅう）に関しての感想をいくつか紹介していきます。趙峩龍（ちょうがりゅう）に関しては、信との一騎打ちに敗れた際、次の世代に想いを託していく姿が良かったという感想が挙がっていました。

趙峩龍（ちょうがりゅう）は強敵として信の前に立ちふさがっていましたが、とてもカッコいいキャラクターとしても人気でした。信との一騎打ちで強さを見せつけていた趙峩龍（ちょうがりゅう）でしたが、その強さや性格などもかっこいいと評価されています。

キングダムの趙峩龍（ちょうがりゅう）は、朱海平原での戦いで活躍を見せたキャラクターです。信との一騎打ちシーンも非常に盛り上がり、敵ながら好きなキャラクターだという感想も見られていました。

ここでは、キングダムに登場した趙峩龍（ちょうがりゅう）について詳しく紹介しています。趙峩龍（ちょうがりゅう）は壮絶な一騎打ちの末、信に討取られています。是非、キングダムをチェックして、強敵趙峩龍（ちょうがりゅう）とのバトルを楽しんでください。