2020年10月06日公開
2020年10月06日更新
【魔法科高校の劣等生】四葉真夜は四葉家当主!司波達也との関係や悲惨な過去とは?
四葉真夜とは魔法科高校の劣等生の作中で四葉家当主を務めるキャラクターです。魔法科高校の劣等生の作中で四葉家の当主にあたる四葉真夜は戸籍上主人公の司波達也と母親・息子の関係にあり、世界最強の強さを持つ魔法師の1人に数えられています。しかし過去にとある組織に人体改造を施された結果、子供を産むことが出来ないという身体的デメリットを抱えてしまっています。本記事ではそんな魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜について強さや戸籍上息子にあたる司波達也との関係、悲惨な過去などをまとめてご紹介します。
四葉真夜は四葉家当主
魔法科高校の劣等生の作品情報
魔法科高校の劣等生の作中で世界最強の強さを持つ魔法師と謳われている四葉真夜。魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜は十師族の1つである四葉家の当主を務めるキャラクターであり、並外れた美貌と「夜の女王」や「極東の魔王」とあだ名される強さを兼ね備えています。しかしそれは悲惨な過去を乗り越えて得たものでした。本記事では四葉真夜について強さや息子にあたる司波達也との関係、悲惨な過去などをまとめてご紹介します。
魔法科高校の劣等生の概要
では四葉真夜の強さや司波達也との関係、悲惨な過去などについてご紹介する前に、四葉真夜が登場する魔法科高校の劣等生の作品情報と簡単なあらすじをまとめてご紹介していきます。四葉真夜が登場する魔法科高校の劣等生とは2008年に「小説家になろう」で連載が開始された佐島勤のライトノベル作品です。2008年に「小説家になろう」で連載が開始された魔法科高校の劣等生は2011年に電撃文庫より書籍の刊行が行われています。
魔法科高校の劣等生は近未来を舞台に魔法を使う魔法師の戦いを描いたファンタジーバトルアクション作品であり、2020年の9月に全32巻の単行本で完結を迎えました。そんな魔法科高校の劣等生は2020年10月現在までに1500万部を越える累計発行部数を記録しており、「小説家になろう」でも何度もランキング1位に輝くほど高い人気を博しています。この人気から本作はアニメや漫画といったメディア作品が数多く制作されています。
魔法科高校の劣等生のあらすじ
時は未来、日本には魔法を使用する「魔法師」を育てるために「魔法科高校」という教育機関が設立していました。この教育機関には優れた人材「一科生」と補欠の「二科生」に分けられており、2つの間に大きな溝が出来ていました。そんな「魔法科高校」の第1校にある日、主人公の司波達也と司波深雪の兄妹が入学します。この2人の学生の入学により、「魔法師」を育てる「魔法科高校」は大きな動乱の渦に巻き込まれてしまうことになるのでした。
四葉真夜のプロフィール
本記事で強さや戸籍上息子にあたる司波達也との関係、過去などをご紹介する四葉真夜とは魔法科高校の劣等生に登場するキャラクターの1人です。魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜は作中の2097年2月時点で47才であるものの、その年齢を感じさせないほどの美貌を持ったキャラクターであり、透き通った白い肌と美しい長い黒髪が特徴となっています。物語の本編の中で四葉真夜は十師族の1つ・四葉家の当主を務めています。
十師族に数えられている家の当主は圧倒的な強さを持つ存在であり、国を動かすことが出来るほどの大きな権力を有しています。四葉真夜は当主の中で特に何かしらの職業を持っていないものの、世界最強の強さを持つ魔法師の1人に数えられています。その強さから四葉真夜は「極東の魔王」や「夜の女王」といったあだ名が付けられています。しかし戸籍上の息子にあたる司波達也から四葉真夜はある理由で疎まれて毛嫌いされています。
四葉真夜の強さ
上述でご紹介した通り、四葉真夜は「極東の魔王」や「夜の女王」という異名を取るほど魔法師として非常に優れた強さを持ったキャラクターです。また世界中の魔法師の中でもトップクラスの強さを持っており、世界最強の1人に数えられています。そんな世界最強の強さを持つ魔法師・四葉真夜の得意分野は収束系統の魔法です。四葉真夜が使う収束系統の魔法は分布されている光を偏らせることで空間を作り出すことが出来る魔法です。
四葉真夜はこの光を偏らせる収束系統の魔法を使い、漆黒の空間を出現させる能力を持っています。漆黒の空間に相手を閉じ込めた後、四葉真夜は無数もの光の光線を出現させて空から降り注ぎます。魔法科高校の劣等生の作中でこの技の名前は「流星群(ミーティア・ライン)」と呼ばれ、どんな防御でも防ぐことが出来ないと評されています。まさに「流星群」は世界最強の強さを持つ魔法師の四葉真夜にとって相応しい魔法といえます。
四葉真夜と司波達也の関係
関係①戸籍上は達也は息子
ではここからは魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜と主人公の司波達也との関係をご紹介していきます。上述でご紹介した通り、魔法科高校の劣等生の本編で司波達也は戸籍上、四葉真夜の息子にあたるキャラクターです。しかし元々、司波達也は四葉真夜の息子ではありませんでした。過去に司波達也は四葉真夜では無く、司波深夜の息子として生まれました。しかし司波達也は生来「分解」と「再構築」しか魔法を使えませんでした。
そこで本当の母親である司波深夜は6才になった息子の司波達也に人工的な魔法演算領域を植え付ける人体実験を行います。しかし手術を受けても司波達也は一般の魔法師より優れた魔法演算領域を持つことが出来ませんでした。そのため司波達也は四葉家に忌み嫌われてしまいます。このことから司波達也は妹の司波深雪と共に、四葉家に反旗を翻して支配から逃れようと考えます。だが四葉真夜は最初からこの考えを見抜いていました。
そこで四葉真夜は2097年に行われた慶春会で司波達也が自身の息子であるという嘘の発表をしました。これは息子にすることで四葉家から引き留める四葉真夜の策略でした。さらに四葉真夜は息子になった司波達也とその妹の司波深雪を結婚させることで、完全に四葉家から逃れられないようにします。当初司波達也は困惑するものの、最も愛する妹の司波深雪と結婚することを決断し、四葉真夜含む四葉家との対立が無くなりました。
関係②どちらの方が強い?
四葉真夜は上述でご紹介した通り、「夜」こと「流星群(ミーティア・ライン)」の使い手です。その強さは世界最強クラスであり、誰も敵いません。一方司波達也は相手の魔法に干渉して分解する魔法を持った存在です。ではそんな世界最強の強さを持つ四葉真夜と戸籍上の息子・司波達也はどれらの方が強いのでしょうか。確かに司波達也が一般的な魔法師であれば、世界最強の強さを持つ四葉真夜に軍配が上がるに違いありません。
しかし司波達也は普通の魔法師ではありません。相手の魔法に干渉して分解する能力の他に、司波達也には再構築という魔法を使うことが出来ます。この再構築は自身の身体も治すことが出来る非常に難度の高い魔法です。おそらく分解と再構築を扱える司波達也は四葉真夜と戦うと、最終的に勝つことが出来ると予想出来ます。それを証拠に魔法科高校の劣等生の作中でも四葉真夜は司波達也と決定的に相性が悪いと評されています。
四葉真夜の過去の誘拐事件やその後
四葉真夜の過去の誘拐事件
ではここからは魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜の過去についてまとめてご紹介していきます。魔法科高校の劣等生の本編で四葉家の当主を務める最強の魔法師・四葉真夜。しかしその過去は見るに堪えない悲惨なものとなっていました。時は過去に遡ること2062年、12歳になった四葉真夜は国際魔法協会アジア支部が開催している台湾の少年少女魔法師交流会に参加しました。しかし四波真夜は崑崙方院に誘拐されてしまいます。
崑崙方院とは魔法研究において中心となっていた魔法師開発の機関であり、大昔から中国の大漢で様々な実験を行っていました。そんな崑崙方院に誘拐された四葉真夜は泉州の支部研究所内でまるで強姦のような人体実験を受けることになります。この人体実験によって四葉真夜は子供を産むために必要な生殖機能を全て失ってしまいました。さらに四葉真夜は誘拐犯との戦いで重傷を負った七草弘一との婚約も破談になってしまうのでした。
四葉真夜の誘拐事件のその後
過去に誘拐犯の手で人体実験を施され、生殖機能の全てを奪われた四葉真夜。この悲惨すぎる過去は四葉真夜の心に大きな傷を付けることになります。心に大きな傷を受けた四葉真夜は自分の殻に閉じこもってしまい、まるで植物人間のような姿に変わり果ててしまいました。しかし四葉真夜はその後心のケアと復讐によって世界最強の魔法師に生まれ変わります。ではここからは四葉真夜の誘拐事件のその後についてご紹介していきます。
その後①心の傷のケア
上述でご紹介した通り、魔法科高校の劣等生の作中で崑崙方院に誘拐された四葉真夜はその後、心に受けた大きな傷が原因で心を完全に閉ざしてしまいます。その衰弱しきった四葉真夜を見た父親の四葉元造はある魔法を使用し、崑崙方院による傷を癒やそうと考えました。その魔法とは司波深夜の精神構造干渉です。精神構造魔法は禁忌に指定されている禁断の魔法であり、四葉真夜の姉である司波深夜だけが使うことが出来ました。
司波深夜は四葉元造の指示で精神構造魔法を心が閉ざされた四葉真夜に使用します。これにより四葉真夜は崑崙方院に受け付けられたトラウマの経験の記憶を知識による記憶に改変されました。そして四葉真夜は記憶の形すらも改変されたことでトラウマを乗り越えました。しかし四葉真夜は記憶を改竄したことに怒り、司波深夜と険悪の仲になってしまいます。その後司馬深夜は過度の魔法の使用により、2094年に死亡してしまいました。
その後②崑崙方院への復讐
四葉真夜が誘拐された当時に四葉家の当主を務めていた四葉元造は娘を傷付けた仇を討つために崑崙方院へ復讐を開始します。過去に四葉家の当主を務めていた四葉元造は四葉真夜と司波深夜の父親ともあって死のイメージを与える強力な精神干渉系魔法の使い手であり、「死神の刃(グリムリーパー)」とあだ名されていました。そんな四葉元造は四葉家の総力を集め、四葉真夜を傷付けた崑崙方院の魔法研究所を壊滅していきます。
魔法研究所を壊滅させた後、四葉元造は最後に3人の魔法師を連れて崑崙方院本部に攻撃を仕掛けました。そして四葉元造は崑崙方院の総隊長や軍務長官などのメンバーを惨殺します。この戦いで崑崙方院は4000人以上ものメンバーを失いました。しかし魔法を酷使した四葉元造も復讐の後に死亡してしまいます。その後崑崙方院での惨劇が世界中で広まることとなり、四葉家は絶対に手を出してはいけない家と評されることになるのでした。
四葉真夜のアニメ声優
斎藤千和のプロフィール
アニメ魔法科高校の劣等生で四葉真夜を演じた声優は日本の女性声優である斎藤千和です。四葉真夜を演じた斎藤千和とは1999年にデビューした女性声優であり、2020年10月現在アイムエンタープライズに所属しながら活動しています。そんな斎藤千和は2011年のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむら役で一躍ブレイクを果たし、その様々なキャラを演じることが出来る高い演技力で数多くの人気アニメ作品に出演しています。
斎藤千和の主な出演作品
- 2001年のアニメ「ココロ図書館」:こころ役
- 2004年のアニメ「ケロロ軍曹シリーズ」:日向夏美役、幼少期のギロロ伍長役
- 2005年のアニメ「ARIAシリーズ」:藍華・S・グランチェスタ役
- 2005年のアニメ「ぱにぽにだっしゅ!」:レベッカ宮本役
- 2007年のアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」:スバル・ナカジマ役
- 2008年のアニメ「ストライクウィチーズシリーズ」:フランチェスカ・ルッキーニ役
- 2009年のアニメ「物語シリーズ」:戦場ヶ原ひたぎ役
- 2011年のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」:暁美ほむら役
- 2012年のアニメ「黒子のバスケシリーズ」:相田リコ役
- 2014年のアニメ「生徒会役員共シリーズ」:魚見役、中里チリ役
- 2016年のアニメ「ベルセルク」:シールケ役
- 2020年のアニメ「100万の命の上に俺は立っている」:カハベル役
四葉真夜に関する感想や評価
四葉真夜めっちゃ好きなキャラだからぜひアニメでたくさん動かして欲しい
— アミウ=アズ (@BUMPOFSYOGA) February 6, 2018
魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜に関する感想では四葉真夜が好きといった感想が多く寄せられていました。四葉真夜は並外れた美貌と卓越した魔法の才能を持った魔法師です。特にその美貌は凄まじく、47歳という年齢を一切感じさせません。この美しすぎる容姿から四葉真夜は魔法科高校の劣等生ファンから高い人気を博しています。
魔法科の四葉真夜さんの過去が思いの外悲惨だった。
— かくれ (@has_kakurenbo) December 8, 2012
魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜に関する感想では過去が悲惨だといった感想も多く寄せられていました。魔法科高校の劣等生の作中で最初、悪役ポジションとして描かれている四葉真夜。しかし本当は崑崙方院の手によって強姦のような人体実験を受けたという悲惨な過去を持っていました。この過去が明らかになったシーンは多くの魔法科高校の劣等生ファンを驚愕させることになりました。
小説読んだけど、魔法科の達也も最強さすおにだけど…叔母さんの真夜の魔法の『夜』も大概ヤバイな。
— 受験という名の遊戯 (@kOVA_8070_) April 11, 2019
魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜に関する感想では四葉真夜の魔法が強いといった感想も見受けられました。光の収束系統魔法を得意とする四葉真夜は「流星群」という防御不可の魔法の持ち主です。その強さは一級品であり、世界最強の1人に数えられています。司波達也には負けるものの、おそらく魔法科高校の劣等生の中で上位3位に入る実力を有しているといえるでしょう。
四葉真夜まとめ
本記事では魔法科高校の劣等生に登場する四葉真夜について強さや過去、司波達也との関係などをまとめてご紹介しました。確かに四葉真夜は司波達也を人体魔法師実験の実験体にした悪役です。しかし悲惨な過去を乗り越え、司波達也と司波深雪を固く結びつけたのも四葉真夜です。なので四葉真夜は悪役的なポジションに立っているものの、本当は優しさと善の心を持ったキャラクターなのではないでしょうか。