【リゼロ】虚飾の魔女パンドラの正体は？強さや能力・虚飾の権能について考察

リゼロに登場する虚飾の魔女パンドラがかわいいと話題になっています。今回はそんなリゼロのパンドラというキャラクターについて、基本的なプロフィールから正体や強さについて、さらに虚飾の権能についてやアニメ声優についてなどをまとめて紹介します。リゼロにはかわいい女性キャラクターが多数登場しますが、正体が気になるパンドラについて知っていけば、きっと彼女の魅力に夢中になってしまうはずです。

リゼロは「Re:ゼロから始める異世界生活」が正式名称の、長月達平先生が執筆するライトノベル作品です。ジャンルはダーク・ファンタジーで、イラストを担当しているのは大塚真一郎さんです。リゼロは「小説家になろう」で連載がスタートした作品で、文庫本がの刊行が開始されたのは2014年1月です。短編集や外伝を含めた既刊は34巻まで刊行されており、22巻の時点ではシリーズ累計が700万部を突破しています。

2017年版の「このライトノベルがすごい!」では、文庫本部門で第2位を獲得しています。リゼロはテレビアニメ化もされている作品で、第1期が2016年4月から9月まで、第2期が2020年7月から放送されており、第2クールは翌年1月からの放送が予定されています。本来は4月からの放送予定とされていましたが、新型コロナウイルスの影響を受けたことにより、7月のスタートまで放送が延期されていました。

高校生の主人公のナツキ・スバルは、引きこもり生活をしていましたが、コンビニに立ち寄った帰り道に突如として異世界へ召喚されることとなります。危険なところをサテラという少女に救われ、恩返しも兼ねて彼女の探し物の手伝いをすることにしたのです。彼女の持ち物を奪ったという少女を追いつつ、手掛かりを掴んだかと思われた矢先に、暗闇の中で襲撃を受けたスバルは何者かによって殺されてしまいました。

スバルが目を覚ますと、そこには異世界に召喚された瞬間と同じ状況が広がっていました。同じようなことを繰り返しては死ぬことを繰り返していたスバルですが、自身が死ぬことによってタイムリープする能力を得たことに気がつきます。記憶はそのまま引き継がれることもわかり、再びサテラの元を訪れたスバルは、彼女が名前に反応しなかったことから、サテラという名前が偽名であることに気がつきました。

リゼロに登場するパンドラは、「虚飾の魔女」と呼ばれている人物です。見た目は白金の長い髪の毛に、見る者が震えてしまうほどの美貌を持っているかわいい少女です。服装は一枚の布のみを纏う軽装で、魔女教の中で口に出すことを許されないような禁忌の存在とされています。魔女教の中での地位は高い人物であると考えられ、レグルスでさえも敬語を使って接するほどの相手です。主人公であるスバルとの面識は現在もありません。

虚飾の権能についても気になるリゼロのパンドラですが、続いてはパンドラの正体などについてを順番に紹介します。リゼロのストーリーに関するネタバレなども含まれる内容となっているので、パンドラのことに限らず、リゼロ関連のネタバレを知りたくないという人は、閲覧にはくれぐれもご注意ください。見た目はかわいい少女の姿をしているパンドラですが、その正体は一体どのような人物なのでしょうか？

現在は虚飾の魔女とされているリゼロのパンドラですが、謎の多い人物ほどその正体が気になってしまう、という人も多いはずです。実は魔女になる以前の情報などについては、現時点では明かされていない状態のキャラクターです。歴史にもその名前が残されていない魔女であり、あのペテルギウスを狂人に変えたのが、まさにこのパンドラだったことがわかっています。パンドラは、基本的に相手を問わず丁寧な態度で接する人物です。

正体は不明であるものの、生きるために必死になって何かを生み出そうとする人間の命に対して、尊く素晴らしいものであると称しています。特に愛の力について最も素晴らしいものであると考えており、とても良い人物のようにも思えます。しかし実際のパンドラは自分の言動に誤りは無いと考えており、他人の人生を破滅させた上でそうした発言をしていることから、まるで支離滅裂な理論の持ち主であることがわかっています。

リゼロの中でもパンドラの虚飾の権能はチートといえるほど強力なもので、原作においては魔女教の大罪司教の中でも最強の人物であるとされている、あのレグルス・コルニアスすらも、無力化させられてしまうことがわかっています。レグルスがパンドラと対峙した際には、レグルスはパンドラによって強制的に空間転移させられてしまったこともありました。正体不明のパンドラですが、その実力は間違いなく最強といえそうです。

強力な能力を有していることがわかるリゼロのパンドラですが、実はかつてエミリアの両親の記憶を消したのも、パンドラだったのです。100年前に起こった「エリオール大森林襲来」の際には、パンドラはエミリアに森林の封印を解かせようとしていました。そのためにエミリアの母親代わりでもあった叔母のフォルトナと、レグルスを殺害しています。さらに穏健派の司教ジュースの精神をも崩壊させていました。

そしてそれ以前には、エミリアの実の両親までもを殺害していたのです。パンドラは両親に加え、フォルトナとジュースの記憶を消し去ったのでした。これによってエミリアは、幼い頃の記憶はもちろん、エリオール大森林の頃の記憶に関しても、両親に関する記憶も持っていないのです。目的のために何人もの人物を殺害した上に記憶を消してしまうことができるという、恐ろしい能力と思考力を持った人物がパンドラなのです。

リゼロのパンドラの驚くべき行動は、まだまだこれだけではありません。先代剣聖であるテレシア・ヴァン・アストレアですが、実はその命までもを奪ったのもまた、パンドラであることが判明しています。さらに城塞都市ガークラの「八つ腕のクルガン」は、レグルスによって滅ぼされたとされていました。しかし実はパンドラはレグルスに同行していたこともわかっており、クルガンの死にも一枚噛んでいるとされています。

原作のリゼロの中では、テレシアとクルガンは屍人として復活しているシーンも登場します。これによりエミリアたちにとっての脅威となる存在になりましたが、実はこの二人を屍人として蘇らせたのも、パンドラの権能の能力によるものなのではないかと推測されています。こちらは事実かどうかは不明な情報ですが、事実であってもおかしくないと思えるほど、恐ろしい出来事の数々を行ってきているキャラクターです。

明確な正体については明らかになっていないものの、恐ろしい行動をしてきていることがわかったリゼロのパンドラですが、実際にその強さや虚飾の権能の能力はどの程度のものなのかも気になるはずです。続いてはリゼロのパンドラのもつ強さや能力、虚飾の権能についてを順番に紹介します。

リゼロのパンドラは、「虚飾の権能」という能力を扱うことができることがわかっています。実はこの能力の正体とは、物事を全て自身の思い通りに書き換えてしまうというものです。パンドラが何かを口にすれば、それは100％実現することとなります。もしも回復不可能なほどの大怪我を負ったとしても、パンドラ自身が「自分は生きている」と口にすれば、その大怪我自体が無かったことになるほどのとんでもない力です。

虚飾の権能で物事を思い通りに書き換えてしまえるとすれば、何か自分に不都合があったとしても、その事実を変えることが可能になります。望めばどんな状況も自分の思いのままになることから、もしもパンドラを相手にして戦闘を行うことがあったとしても、勝利する術が無いともいえそうです。どれほど強大な力を持っていたとしても、虚飾の権能で書き換えられてしまうのでは、まるで太刀打ちすることができないのです。

虚飾の権能という能力の凄さを考えれば、虚飾の魔女パンドラという存在は、嫉妬の魔女であるサテラよりも強いのではないかと考えられます。サテラは7大魔女のうち残る6人を滅ぼした人物ですが、その7大魔女の中に虚飾の魔女であるパンドラは含まれていません。原作においてもパンドラがサテラによって滅ぼされてしまったという事実も記されていませんし、エキドナのお茶会にはパンドラの精神体が現れることはありませんでした。

これらの事実からも、サテラの力ではパンドラという存在を滅ぼすことはできなかったのではないかと考えられます。つまり能力の強さでいえば、嫉妬の魔女サテラよりも虚飾の魔女パンドラの方が、力が強いと考えるべきなのではないでしょうか？実際にこうした部分に言及される場面はありませんが、今後そうした力の上下関係について、語られるシーンも登場してくるかもしれません。

恐るべき強さの持ち主である虚飾の魔女パンドラですが、リゼロの中には作中で最強だとされているキャラクターも登場します。ラインハルト・ヴァン・アストレアですが、最強といわれているラインハルトでさえも、虚飾の権能の使い方次第では、攻略することも可能なのではないかとも考えられます。もちろん最強というだけあって一筋縄ではいかないはずですが、いつかそうした場面が観られることもあるかもしれません。

もしもパンドラとラインハルトが本気を出して一戦を交えることがあった場合、とてつもない死闘が繰り広げられるであろうことは予想がつきます。しかし虚飾の権能の能力をもってすれば、もしパンドラが負ける事態になったとしても、その事実を無かったことにされる可能性が高いです。そのため、二人の戦いは平行線を辿って決着をつけることはできないのではないか、といった考察も見られます。

謎も多く最強ともいえるような能力を持つパンドラという少女ですが、実は死亡しているのではないかといった噂も浮上しているキャラクターでした。続いてはリゼロのパンドラは死亡してしまったのか？再登場はあるのか？といった情報や現在はどうしているのかについてを、順番に紹介します。そう簡単に死亡するようなことはなさそうなキャラクターですが、果たして死亡してしまったという噂は本当なのでしょうか？

現在の生死についてが気になるパンドラですが、前述の通り虚飾の権能という能力を持つ人物なので、もしも四肢をバラバラにされたとしても死ぬことはありません。パンドラという少女の存在はこれまですべて、回想シーンの中だけで語られるものでした。しかしその中に、パンドラが死亡したと思われるような描写は含まれていませんでした。そのため、パンドラは現在も生存してどこかにいるのではないかと考えられています。

これまでのリゼロの展開の中でも、パンドラが殺害してきた人物たちが屍人として登場するシーンも見られます。こうしたことからも、これらを操っているのは生きたパンドラ自身なのではないかとも考えられています。謎が多く正体不明でもあるキャラクターなので、様々な可能性が考えられていますが、これだけの能力を持っていて死亡したという可能性は、かなり低いと見て間違いないはずです。

現在の状態が気になるパンドラですが、エリオール大森林でエミリアが氷漬けになっていた際には、パンドラは「次に会った時にどのように微笑んでくれるのか、楽しみにしている」と告げてその場を去っていきました。こうした言動から、現在もパンドラは見えない場所で敵を操っている可能性などもあるのではないかとも考えられています。白鯨や大兎といったキャラクターも、他の魔女を使いパンドラが操っていたのかもしれません。

死亡はしていないと考えられるリゼロのパンドラですが、こうしたエミリアへの言葉なども踏まえて、再登場の可能性はあるのではないかと推測されます。さらに彼女の持つ能力がかなり強いものであることからも、リゼロという作品においてラスボス的なポジションとして登場する可能性もあるのではないでしょうか？

かわいいだけでなくチート的な能力も持っている、リゼロの物語の中でもかなり重要なポジションであると思われるパンドラですが、リゼロのアニメでは声優は誰になるのか、気になっている人も多いはずです。続いてはアニメのリゼロでのパンドラの声優についても紹介します。アニメといえば担当する声優を重要視するファンも多いはずですが、難しい役どころであるだけに、演じる声優はかなり大事になってきそうです。

アニメのリゼロのパンドラの声優についてですが、謎に包まれたキャラクターであるだけに、現在もまだ声優は不明な状態となっています。いずれ登場することは予想されるキャラクターですが、現時点では特に誰が声優を担当するのかといった発表はされていないだけに、ファンの間では誰が彼女の声優になるのか、予想を立てている人も多いようです。見た目がかわいいだけでなく、どこか謎めいた演技力も必要とされる人物です。

リゼロといえば、出演している声優陣が豪華な作品でもあります。主人公のスバル役には小林裕介さん、メインヒロインのエミリア役には高橋李依さん、猫のような精霊パック役には内山夕実さん、ヒロインのレム役には水瀬いのりさん、レムの姉ラム役には村川梨衣さんが起用されています。このほかにも子安武人さんや中村悠一さんといった、アニメ好きであれば知らない人はいないほどの豪華声優陣が起用されています。

そんな豪華声優陣の中で、パンドラを演じるのは誰なのかも気になる部分です。現在予想されている女性声優の名前は何人か挙げられていますが、そのうちの一人が花澤香菜さんです。花澤香菜さんといえば王道ヒロインらしい高めのかわいい声音が特徴で、青の祓魔師のしえみ役、STEINS;GATEの椎名まゆり役、ニセコイの小野寺小咲役などを演じている人物です。

続いて挙げられているのは、上田麗奈さんです。鬼滅の刃の栗花落カナヲ役、アイカツスターズ!の白銀リリィ役、フルーツバスケットの草摩杞紗役などを演じています。さらに伊瀬茉莉也さんも候補として挙げられています。約束のネバーランドのレイ役、Yes!プリキュア5の春日野うらら役、HUNTER×HUNTER（第2作）のキルア＝ゾルディック役などが挙げられます。こうした予想が当たるのか、今後の発表にも注目が集まります。

その正体や死亡についてが気になるリゼロのパンドラですが、キャラクターに対してはどのような評価がされているのか、気になるファンもいるのではないでしょうか？続いてはかわいいといわれているパンドラについて、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。

パンドラを完全なる悪役という捉え方をしている人もいるようです。開けてはならない禁断の箱にパンドラと名付けられることがありますが、彼女もまた、触れてはいけない存在ということなのかもしれません。かわいい見た目に騙されてしまうと、とんでもないことが起こることもありそうです。

物語の中で謎な部分や考察が難しい部分なども、パンドラの存在を出しておけば丸く収まる、という考え方もあるようです。チートとも呼べる能力の持ち主であるだけに、大抵のことは彼女がいれば解決してしまえるというのも、大きい理由のひとつなのかもしれません。

声優陣がとても豪華な作品なので、やはりパンドラの声優が誰になるのかを気にしているファンは、とても多いようです。アニメの中には事前に発表がなく、突然新キャラクターが放送の中で登場する場合もあるものです。彼女の場合にはどういったパターンで声優が発表されるかわかりませんが、気になっている人ほどリアルタイムにアニメの放送をチェックしておいた方が良いのかもしれません。

チート能力を持っているものの、やはりかわいいという感想が多いのもパンドラというキャラクターです。他人に対してしていることなどは決してかわいいとは言えないものですが、かわいいは正義ということなのかもしれません。

リゼロに登場するパンドラというキャラクターについて、彼女の正体や能力、さらに声優予想などをまとめて紹介しました。登場人物の多い作品ではありますが、改めて一人のキャラクターに焦点を当ててみると、新しい発見があったりもするのではないでしょうか？

もちろんキャラクターの魅力はかわいいだけでは成り立たず、そのかわいい顔からは想像もできないような恐ろしい言動や、能力を持っていることがギャップにも繋がっていくのかもしれません。この機会に改めてリゼロという作品に目を向けてみて、パンドラについて知ってみるのもオススメです。