2020年10月01日公開
2020年10月01日更新
【キングダム】介億は昌平君の側近!蕞・咸陽での活躍や名シーンを紹介
キングダムに登場する介億というキャラクターをご存知でしょうか?介億とは呂不韋四柱の1人だった昌平君の側近で、長い髭やツインテールの髪型が特徴のキャラクターです。昌平君から軍師学校の講師も任されており、これまで何度も秦国に貢献してきた軍略家です。今回は昌平君の側近である介億に注目しました。蕞・咸陽での活躍や名シーンを紹介し、史実で実在した人物なのか説明していきます。
介億とは昌平君の側近
今回は昌平君の側近である介億に注目しました。介億はキングダム屈指の智将で、秦国の軍事責任者の右腕として活躍してきた実力者です。またインパクトの強い容姿が特徴のキャラクターとしても知られています。そんな介億の蕞・咸陽での活躍や名シーンを紹介します。そして史実に実在する人物なのか説明し、今後の動向を考察していきます。
キングダムの作品情報
昌平君の側近として活躍している介億について掘り下げていく前に、まずはキングダムの作品情報を紹介します。キングダムとは中国時代劇をテーマにした作品で、春秋戦国時代の動乱期の激しい戦いが描かれています。ストーリーは史実を基に構成されていますが、具体的な情報が残されていない曖昧な部分は作者の原泰久の想像力により補填されています。
佐賀県出身である作者の原泰久は、大学院在学中に別冊ヤングマガジンで漫画家デビューしました。その後3年ほど社会人経験を積んで退職し、2006年にキングダムで連載を開始しました。原泰久のドラマチックなストーリー展開やインパクトのある作画は少年漫画に通じるものがあり、2020年9月の59巻時点で累計発行部数6,800万部を超える人気作品となりました。
キングダムの概要
原泰久の青年漫画が原作であるキングダムは、2006年から集英社の週刊ヤングジャンプで連載を開始しました。じわじわと人気を集めて注目されるようになり、2008年に集英社のVOMICでラジオドラマが放送されました。その後2012年にNHK BSプレミアムで待望のアニメ化され、2013年には第17回手塚治虫文化賞でマンガ大賞に選ばれました。
そして2013年のアニメ2期の放送で更に話題となり、2019年に山﨑賢人や長澤まさみなどが出演した実写映画が公開されました。2020年にはNHK総合でアニメ3期が放送され、実写映画の続編の制作が発表されています。その他にもモバイルゲームや体感型ゲームなど、様々なコンテンツで注目されている人気作品です。
キングダムのあらすじ
キングダムの舞台は紀元前3世紀の古代中国の動乱期です。片田舎で暮らす戦争孤児の信は天下の大将軍に強い憧れを抱いており、幼馴染の漂と共に日々修行に励んでいました。その後漂は秦国の大臣である昌平君より身請けされ、信を残して王宮に仕官します。しかしある日、瀕死の重傷を負った漂が村へと帰ってきました。
そして漂は重要事項の書かれた手紙を、これまで共に切磋琢磨した信に託します。漂の最期の手紙が示す場所へと向かった信は、秦国の第31代目大王である政に出会います。政と顔がそっくりだったため影武者となって漂が絶命したと知り激昂しますが、自分と漂の想いを繋ぎ夢を叶えるために信は動乱の戦場に身を投じます。
介億のプロフィール
今回注目した介億は、呂不韋四柱の1人だった昌平君の側近です。矛を武器にしており、軍略を得意としています。他のキャラクターと同様に年齢や体格の詳細は明らかとなっていませんが、キングダムの公式では老将として扱われています。また昌平君から絶大な信頼を寄せられており、軍師学校の講師も任されています。
これまでの活躍は、合従軍編と嫪毐の乱と鄴攻略編です。鄴攻略編では兵糧不足が起こっていたことを逆手に取り、自ら囮として空の俵を運んで趙軍を出し抜きました。ただし介億は昌平君から水路の補給船団が本命だと知らされていましたが、実際には補給船団さえも囮で斉国と高額取引をして兵糧を輸送してもらいました。
介億の異様な見た目
数多くのキャラクターが登場するキングダムの中でも、介億の見た目は群を抜いて異様です。まず髪型に注目すると、M字に切り込んだ前髪と頭頂から生えるツインテールが目を引きます。介億の切れ長の目とM字の前髪は、ドラゴンボールに登場する戦闘種族サイヤ人の王子のベジータを連想するとも言われています。
また襟足も強調されており、まさにツインテールと合わせると4本の角のようにも見えます。そしてチャームポイントである鼻の下の髭と存在感のある顎髭も、介億というキャラクターを際立たせています。鼻の下の髭は介億自身も気に入っているのか、キングダムの作中で度々触っている姿が描かれています。
介億の蕞・咸陽での活躍や名シーン
昌平君の側近として活躍している介億について掘り下げていく前に、まずはキングダムの作品情報を説明しました。続いては介億の蕞・咸陽での活躍や名シーンを紹介していきます。軍師学校で講師を務めている介億は、蕞や咸陽の戦いでどのように秦国に貢献したのでしょうか?
活躍や名シーン①蕞
昌平君の側近である介億は、キングダムのコミックの31巻に初登場しました。合従軍編では国を守る最後の拠点となる蕞で、趙国の李牧軍と激しく戦います。秦国の今後を左右するため、第31代目大王である政も重傷の身をおして出陣しました。厳しい戦況でしたが、秦国は奇跡の逆転に成功します。
合従軍編の戦いでは秦国の将軍達の活躍や、呂不韋四柱の1人である昌平君の寝返りで戦況が大きく変わりました。昌平君の側近である介億は北壁軍を任され、戦況を瞬時に判断して危険度の平均化策を講じます。北壁軍の余力を東壁軍と西壁軍に回して、陥落の危機を回避しました。
活躍や名シーン②咸陽
昌平君の側近である介億は、キングダムのコミックの40巻でも活躍します。嫪毐の乱では反乱軍から咸陽を防衛している河了貂達のところに、貝笛を吹いて駆け付けたのが昌平君軍でした。介億が素早く咸陽の戦況を伝えると、昌平君は反乱軍を壁で囲む包雷作戦を指示しました。
そして介億は戦い慣れた様子で、昌平君の呼び掛けに応じて補佐として立ち回ります。派手な活躍は描かれていませんでしたが、昌平君が敵将を討ち取った瞬間に勝鬨を上げたシーンでは存在感を示しました。咸陽での逆転劇は介億の経験値の高さ、そして昌平君との信頼関係の深さが分かる戦いとなりました。
介億の史実や今後
キングダムの作品情報や介億の蕞・咸陽での活躍を紹介しました。続いては昌平君の側近である介億が史実で実在するのか説明し、今後の動向について考察していきます。軍師学校で講師を務めている介億の存在や戦場での活躍は、史実を基に描かれているのでしょうか?
介億は史実で実在した?
週刊ヤングジャンプの看板作品となったキングダムは、春秋戦国時代の李信の成長と活躍を描いています。春秋戦国時代とは今から2000年以上も前の紀元前770年から紀元前221年の頃で、中国史の中で最初の戦乱の時代と言われています。途切れ途切れながら一部史実も残っており、キングダムの大筋は史実を基に描かれています。
昌平君の側近として活躍している介億ですが、史実には情報の無いキャラクターです。ただし昌平君は史実に実在しているので、介億と似たような立場の人物は存在したと考えられています。つまり史実に実在しない介億の今後の活躍は、作者の原泰久の想像力次第となります。
介億は今後寝返る?
軍師学校で講師を務めている介億は史実に実在しないため、今後の動向は昌平君の史実から考察していきます。秦国の軍事責任者である昌平君は、実は楚国の考烈王の息子です。また昌平君は軍略家として知られていますが、蒙武級とも言われる程に武力も優れた人物でした。
昌平君は人質という立場でしたが功績が認められて、秦国の大臣にまで登り詰めました。史実に実在する昌平君は最終的に楚国に寝返るので、キングダムファンからはラスボス的な存在になると言われています。史実に実在する昌平君の動向を基にすると、絶大な信頼を寄せている介億も秦国の敵になると考えられます。
介億と河了貂や昌平君の関係
史実に実在しない介億の蕞・咸陽での活躍を紹介し、キングダムファンの間で話題となっている今後の動向を説明しました。続いては介億と河了貂や昌平君の関係を掘り下げていきます。昌平君の側近として活躍している介億は、飛信隊の軍師である河了貂とどんな関わりがあるのでしょうか?
介億と河了貂の関係
まずは河了貂について説明していきます。飛信隊の軍師を務めている河了貂は、キングダムのオリジナルキャラクターだと言われています。春秋戦国時代の史実はあまり詳細が残っていませんが、女性の登場は滅多にありません。また時代背景的にも、女性が戦場で活躍することは考えにくいという見解がほとんどです。キングダムでは主人公の信と共に歩むため、河了貂は軍略を極めるようになりました。
河了貂は剣術使いの羌瘣に相談して、呂不韋四柱の1人だった昌平君のところで軍略の修行をしようと決意します。羌瘣の推薦によって昌平君の軍師学校に通い始めた河了貂は、講師を務めていた介億から軍略を学びました。合従軍編では蕞に駆け付けた介億を見て「凄い人が来た」と河了貂は喜んでおり、介億を心から尊敬している様子が伺えます。
介億と昌平君の関係
続いては昌平君について説明していきます。楚国の考烈王の息子である昌平君は、人質として秦国に来ているだけで敵陣営側のキャラクターです。しかし昌平君は知略と武力に優れていたため、秦国の軍事責任者を任されます。第31代目大王である政も、昌平君を高く評価していました。合従軍編では廊下を歩いていた昌平君に、蕞での迎撃案について意見を求めています。
その後第31代目大王である政が自ら出陣したことで、呂不韋から昌平君が誘導したのではないかと問われます。これに対して昌平君は秦軍の総司令という事実以外は取るに足らぬ小事だと返答しており、実際に側近である介億を蕞に向かわせて戦況を逆転させました。介億と昌平君はお互いを信頼し合う間柄で、介億の活躍により昌平君の政に対する忠誠を証明しました。
介億に関する感想や評価
史実に実在しない介億の今後の動向と、河了貂や昌平君との関係を説明しました。それでは最後に、キングダムの介億に関する世間からの感想や評価を紹介します。見た目が異様でインパクトの強い介億に対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?
RT>私の最推し、介億先生も紹介されてます👏👏ワーイ😆😆
— 美月(みつき) (@hanpenneko) September 21, 2020
昌平君の側近で、一癖も二癖もある策士❤️戦場での冷静な判断力と普段のオチャメな一面のギャップが魅力です💕ホラ貝も得意だヨ🐚ブオオ~
認識してくれたら嬉しい✨キングダム、登場人物多いからさ~…😂
こちらは昌平君の側近として活躍している介億の能力を高く評価している感想ツイートです。介億は瞬時に戦況を見極める観察力や、劣勢を逆転する妙案を閃いて指揮を執る判断力に優れています。老将で経験豊富な介億の強さは、多くのキングダムファンが認めています。また介億には自慢の髭を触ったり作戦が成功した時に口角を上げて笑う癖があり、一部のキングダムファンからは可愛いと評判です。
介億先生、昌平君への揺るぎない忠誠心が素敵だし、あの昌平君から全幅の信頼を寄せられるほどの才能があって側近としての働きぶりがいつも完璧でめちゃくちゃかっこいい😂😂❤❤
— こまい (@Ndr24365) March 26, 2020
愉快な髪型もお髭も可愛くて好きだし、蒙毅やテンをからかうお茶目なところもすごく好き😂😂❤❤
こちらは昌平君の側近である介億の見た目について書かれている感想ツイートです。介億は多くのキングダムファンから、特徴的な容姿が注目されています。3本角のような髪型の千人将のオコギと共に、キングダムファンからネタにされることも多々あります。また面白い容姿だけでなく他のキャラクターとの絡みで見せるお茶目な一面も、介億がキングダムファンから愛される要因となっています。
キングダム読み直したいんですけど、最初から読み通す気力はない。皆さんの一番好きなシーンやセリフを教えてくれます?そこから読みます。
— 耳実の未 (@mimiminokitaro) September 28, 2019
因みに私は、「よいか?」「心ゆくまで」のところと、「ブハハ そこにいたのか河了貂」のところです。
こちらは嫪毐の乱での介億の登場シーンについて書かれている感想ツイートです。嫪毐の乱で主人公の信率いる飛信隊は、咸陽の防衛に当たっていました。飛信隊の軍師である河了貂も必死に策を練りますが、危機的状況に追い込まれていきます。そこへ貝笛を吹きながら駆け付けたのが、秦国の軍事責任者である昌平君と側近の介億でした。
こちらのツイートでは、嫪毐の乱での介億の一言を好きなセリフに挙げています。介億が豪快に笑って声を掛けるシーンでは、軍師学校の教え子である河了貂を気遣っている様子が伺えます。容姿も言動も変わり者の介億ですが、嫪毐の乱での登場はキングダムファンから胸が熱くなったと評判です。
介億まとめ
史実に実在しない介億について蕞・咸陽での活躍や今後の動向を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?ドラマチックなストーリー展開やインパクトのある作画で人気を集めているキングダムには、介億以外にも個性豊かなキャラクターが沢山登場します。この機会にぜひ、キングダムをご覧になってみてはいかがでしょうか?