ボス・ベイビーの名前は？正体は産業スパイ？日本語吹き替え版の声優も紹介

大人も子供も楽しめるアニメ映画が好きだという人も多いはずですが、「ボス・ベイビー」といえば、名前くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか？今回は赤ん坊が主役の驚きのアニメーション映画ボス・ベイビーについて、その正体は何なのか、吹き替えなどの声を担当している人物は誰なのかといった、気になる情報をまとめて紹介します。

ボス・ベイビーは2017年に公開された映画で、日本では一年後の2018年3月21日に公開されました。「マダガスカル」シリーズでお馴染みのトム・クグラスが監督を務めており、マーラ・フレイジーの「あかちゃん社長がやってきた」という絵本が基となっています。日本国内ではボス・ベイビーが初のユニバーサル映画として公開された作品で、「ビルビー」が同時上映されました。

見た目は何の変哲もない可愛らしい赤ん坊が、実はとんでもない正体を隠しているというインパクトの強い作品です。タイトルのボス・ベイビーという名前に赤ん坊のポスターだけでも、記憶に残った人は多かったのではないでしょうか？吹き替え版で出演しているキャストも豪華な声優が起用されており、普段はこうしたジャンルに触れなくとも、声優が好きな人にとっても楽しめる作品です。

主人公のティムは、7歳の頃に予想もしないような場面に遭遇します。ある日両親が、スーツを着た赤ん坊を連れてきたのです。彼はティムの弟だと紹介されますが、その晩に赤ん坊とは思えない饒舌な喋り方をしている姿を目撃してしまいます。自分をボスだと名乗る赤ん坊の会話を録音しようとしたティムですが、そこでは同じような赤ん坊たちが集まり、とある議題についてを話し合っていたのです。

喋る赤ん坊というインパクト大のボス・ベイビーですが、一体どんな名前をしているのか、その正体は何なのかが気になった人も多いはずです。続いてはボス・ベイビーの名前や正体、さらには目的などについても、順番に紹介します。

ボス・ベイビーは、主人公であるティムの弟です。当時7歳のティムは赤ん坊らしい傍若無人な振る舞いに呆然としてしまいますが、赤ん坊は両親の前ではごく普通の、可愛らしい赤ん坊として過ごしているのも特徴です。しかしティムがこっそり監視をしてみると、時には電話を使い大人のような口ぶりで言葉を交わしては、その表情もまた明らかに中に別人が入っているだろうと思わせる、大人そのものだったのです。

ボス・ベイビーと名乗る赤ん坊の名前は、本名ではありません。彼の実際の名前は、セオドア・リンゼイ・テンプルトンです。ボス・ベイビーの方が可愛らしい印象のある名前ですが、その可愛らしさとは裏腹のオッサンのような中身のギャップが、強い印象を残してくれます。

名前が別にあることもわかったボス・ベイビーですが、実はその正体は驚くべきものでした。ボス・ベイビーの正体は、なんと会社員だったのです。さらに産業スパイとしてティムの家にやってきたことも判明しており、赤ん坊でありながらスパイという、これまたギャップに驚かされます。赤ん坊の正体がスパイだといわれても、スパイとして実際にどのようなことを目的としているのか、気になってくるのではないでしょうか？

ボス・ベイビーが、ティムの家にスパイだという正体を隠して潜り込んだ目的は、子犬に取られてしまった赤ん坊の人気を取り戻す、というものでした。ボス・ベイビーいわく、赤ん坊は昔よりも愛情を受けることがなくなっていました。その原因を作っているのは子犬で、もしもスパイとしての任務に失敗した場合、ボス・ベイビーは元の姿に戻ることはできないというのです。

驚きの正体や本当の名前も明らかとなったボス・ベイビーですが、日本語吹き替え版では、コミカルな演技にも注目しておきたい作品です。続いてはボス・ベイビーの吹き替え版で声優を担当している、俳優のムロツヨシさんについても少しだけ紹介します。ムロツヨシさんは本作で初めて、洋画作品の吹き替えに挑戦したそうです。演技自体は上手いムロツヨシさんですが、吹き替えでの演技にもぜひ注目してみてください。

名前：ムロツヨシ
生年月日：1976年1月23日(現在44歳)
出身：神奈川県横浜市港北区菊名
身長：168cm
血液型：A型
職業：俳優、演出家、芸人
所属事務所：ASH&Dコーポレーション

本作でボス・ベイビー役を演じているムロツヨシさんの、俳優としての主な出演作品は、「踊る大捜査線シリーズ」「勇者ヨシヒコ」「ウロボロス～この愛こそ、正義。」「おんな城主 直虎」「今日から俺は!!」「銀魂」「小野寺の弟・小野寺の姉」「ヒメアノ～ル」「金メダル男」「50回目のファーストキス」「サムライ・ハイスクール」「家族のうた」「杉村三郎シリーズ」「悪党たちは千里を走る」などが挙げられます。

ボス・ベイビーの声優を担当しているのは、ムロツヨシさんだけではありません。続いては吹き替え版ではないボス・ベイビーの声を担当している、アレック・ボールドウィンという俳優についても、少しだけ紹介します。普段は日本語吹き替え版でばかり映画を観ているという人でも、字幕で鑑賞してみると作品に対してまた違った印象を抱くかもしれません。

名前：アレック・ボールドウィン
生年月日：1958年4月3日(現在62歳)
出身：アメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランド
身長：180cm
職業：俳優、プロデューサー、司会者

アレック・ボールドウィンの、俳優としての主な出演作品は、「脱獄天使」「ワーキング・ガール」「愛されちゃって、マフィア」「レッド・オクトーバーを追え!」「あなたに恋のリフレイン」「シャドー」「ゴースト・オブ・ミシシッピー」「ヘブンズ・プリズナー」「ザ・ワイルド」「マーキュリー・ライジング」「パール・ハーバー」「ポリーmy love」「グッド・シェパード」「ディパーテッド」などが挙げられます。

赤ん坊が産業スパイという意外性に富んだボス・ベイビーですが、肝心の作品の評価などが気になるという人もいるはずです。続いては実際にボス・ベイビーというアニメ映画を鑑賞したという人の、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。現在すでにレンタルや配信もされている本作ですが、感想などを見て作品が気になったという人は、Prime Videoなどを利用してぜひチェックしてみてください。

ボス・ベイビーというキャラクターが赤ん坊らしくないから好きだ、という感想もありました。いかにもな赤ん坊のキャラクターが苦手だという人もいるかもしれませんが、赤ん坊ではなくむしろオッサンというギャップを持つキャラクターだからこそ、好きだという人も多いのかもしれません。

難しいことを考えずに鑑賞することができるボス・ベイビーでは、面白いだけではなく感動的な要素も含まれており、思わず涙を流してしまったという感想もありました。親子での鑑賞はもちろん、大人になった今だからこそ観ておきたい作品だともいえるのかもしれません。

見た目は可愛いのに、中身にはオッサンが入っているという設定の映画として、「名探偵ピカチュウ」が挙げられています。ストーリーは大きく異なるものの、あのギャップに魅了された人であれば、同じくボス・ベイビーにも夢中になるだろうと予測する人の感想もありました。

ムロツヨシさんが吹き替えを担当したことなどでも話題となったボス・ベイビーについて、気になる名前や正体などについてを紹介しました。これまでタイトルくらいしか知らなかったという人でも、あらすじなどを読んだ上で、興味を持つことができたのではないでしょうか？

普段は積極的に鑑賞しないようなジャンルの映画は、なかなか触れる機会も無いものです。しかし話題となった作品はそれなりに面白さがあるはずですし、少しでも気になる部分があれば、一度鑑賞してみるのもオススメです。思わぬ面白さに、予想外に夢中になってしまうこともあるかもしれません。