ボス・ベイビーの映画あらすじ!感想や疑問点を考察【ドリームワークス】

アメリカで爆発的なヒットをし、満を持して日本でも公開された映画ボス・ベイビー。その世界観は公開されたのが小中高生も映画館に足を運びやすい春休み中だった事もあって日本でも大きくヒットしました。現在有料動画配信サービスで映画のその後をTVシリーズとして放送するなど勢いが留まる事をしらないボス・ベイビー。今回は映画ボス・ベイビーのあらすじや視聴した人の感想、疑問点を考察していきます。

ボス・ベイビーの映画あらすじ!感想や疑問点を考察【ドリームワークス】のイメージ

目次

  1. ボス・ベイビーの映画あらすじが気になる!
  2. ボス・ベイビーとは?ドリームワークスについても紹介
  3. ボス・ベイビーの日本語吹き替え声優を紹介!
  4. ボス・ベイビーの映画あらすじについて
  5. ボス・ベイビーの疑問点を考察!
  6. ボス・ベイビーの映画を観た人の感想や評価とは?
  7. ボス・ベイビーのグッズがかわいい!
  8. ボス・ベイビーの映画あらすじまとめ!

ボス・ベイビーの映画あらすじが気になる!

2018年3月に公開されたドリームワークス製作の映画それがボス・ベイビーです。ユニバーサル・スタジオの傘下に入っての初めての長編アニメーション映画であるボス・ベイビーですが、既に公開されていたアメリカはもちろん、日本でも高い人気を集める事になりました。

映画ボス・ベイビーはその独特な世界観から、映画では語られていない事や、分かりにくい部分を考察する人も多く、その全貌が分からない部分も映画ボス・ベイビーの人気の秘密になっています。今回は、ボス・ベイビーのあらすじをネタバレありで紹介しつつ、既に映画を視聴した人の感想、ボス・ベイビーの疑問点などを取り上げた考察などを紹介していきます。

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ボス・ベイビーとは?ドリームワークスについても紹介

内容に触れる前にまずはボス・ベイビーの作品的な概要、日本ではあまり馴染みのない製作会社、ドリームワークスについて紹介していきます。

ボス・ベイビーとは?

ボス・ベイビーは元々2010年にマーラ・フレイジーさんが発表した日本語で「あかちゃん社長がやってきた」というタイトルの絵本を原作としています。アメリカでは2017年にプレミア上映されたのを皮切りに、アメリカでも多くの映画館で上映され、2017年に公開されたアニメ映画では「リメンバーミー」「怪盗グルーのミニオン大脱走」に次いで高い興行成績を収めました。

そのアメリカでの人気ぶりから映画ボス・ベイビーのその後を描くTVシリーズ「ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ」が有料動画配信サービスNetflixで既に放送が開始されている他、映画としての続編の製作も決定しています。満を持して公開された日本でも、これまでに日本で公開されたドリームワークス製の映画の中ではダントツの興行収入を収める結果になっています。

ドリームワークスとは?

ボス・ベイビーを長編アニメーション映画にしたのはアメリカのアニメーション会社ドリームワークスです。「ジュラシックパーク」や「トランスフォーマー」などで知られるスティーヴン・スピルバーグを中心に1994年に立ちあげたアニメーション会社で、主に長編映画を中心に製作を行っています。設立以降、分社や子会社化などを繰り返し、2018年現在はユニバーサルグループの傘下に加わっています。

元々は2Dのアニメ映画を中心に製作していましたが、2009年以降は完全に3DCGアニメに以降し、現在でもその形式でアニメ映画を製作しています。ドリームワークスとして発表した作品では当社初のアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した「シュレック」をシリーズ化している他、特に動物をキャラクター化した映画が多く、「マダガスカル」や「カンフーパンダ」などを製作した実績を持っています。

世界での高い実績の一方で日本では2012年以降、配給を務める20世紀フォックスの日本支社の方針により、一時期、劇場では未公開でDVDのみを発売する展開が成されていましたが根強い人気を誇るマダガルカルシリーズの新作「ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー」など一部公開されるに留まっていた故に、知名度は少し下がってしまいましたが、今後の映画の公開予定も決まっているなど高い実績を誇っています。

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ボス・ベイビーの日本語吹き替え声優を紹介!

ここからはボス・ベイビーの映画の内容に関して紹介していきます。あらすじを紹介する前にまずは映画ボス・ベイビーに登場する主要なキャラクターを紹介しつつ、日本語吹き替え版映画で声優を務めたキャストも紹介していきます。

ボス・ベイビー/ムロツヨシ

映画ボス・ベイビーの主人公を務めるのは映画のタイトルにもなっている「ボス・ベイビー」です。テンプルトン家に来るべく、セオドア・リンゼイ・テンプルトンという名前も持っています。日本公開の際にキャッチコピーとなった「見た目は赤ちゃん、中身はおっさん」が示す通り、普段は赤ちゃんとして家族を振り回しつつ、実際には、「ベイビー株式会社」の経営陣に加わる存在です。

映画ボス・ベイビーはボス・ベイビーが会社での任務の為にテンプルトン家にやってくる所から始まります。これまでの経歴から既に人間関係は利害関係だと思っている節が見られますが、形式上兄であるティムと触れあう中で、そういう打算的な部分のない信頼関係による人間関係を築いていく事になります。その様子もまた映画ボス・ベイビーの魅力の1つです。

ボス・ベイビーの1つの特徴と言えるのがその声です。特に日本語吹き替え版では、普通に喋る時の声はまさにおっさんの声でそのギャップが1つの人気の理由になったとも言われています。そんなボス・ベイビーの日本語吹き替え声優を務めたのは俳優のムロツヨシさんです。舞台俳優としての下地を持っているムロツヨシさんは実写映画などには多数出演していますが、声優としての出演は映画ボス・ベイビーが初めての事でした。

ティム/芳根京子

映画ボス・ベイビーでボス・ベイビーと関係を築く事になるのがティモシー・レスリー・テンプルトン、通称ティムです。ボス・ベイビーが任務で訪れる事になるテンプルトン家の長男であり、ボス・ベイビーにとっては形式上兄という事になります。ティムがボス・ベイビーの正体を怪しく思い行動を起こした事が映画ボス・ベイビーのあらすじの1つの導入になっています。

それまで一身に注がれていた両親の愛情が一気にボス・ベイビーに取られてしまったと疎外感や孤独感を感じるようになるなど、まさに実際に弟が生まれたばかりの兄のような行動を取るようになってしまいますが、ボス・ベイビーが任務が終われば会社に戻る事を知り、ボス・ベイビーの任務に協力する事になります。以降ボス・ベイビーの頼りになる兄として成長していきくのも魅力の1つです。

そんなティムの日本語吹き替え声優を務めたのが女優の芳根京子さんです。2013年にドラマ「ラストシンデレラ」で女優デビューをすると、朝ドラ「花子とアン」にも出演し、同じく朝ドラの「べっぴんさん」で主演を務めるなど着実に実績を積んでいる女優さんです。ムロツヨシさんと同じく、芳根京子さんも声優を務めたのは映画ボス・ベイビーが初めてでした。

フランシス・フランシス/山寺宏一

アメリカのアニメ映画では作品によって形は違えど、ヴィラン(悪役)が必ずと言っていいほど登場しますが映画ボス・ベイビーでもヴィランが登場します。映画ボス・ベイビーのヴィランと言えるのがフランシス・フランシスです。ボス・ベイビーの任務である「赤ちゃんより子犬が人気になった理由」を作りだした張本人で、ベイビー株式会社のライバル会社ワンワン株式会社の創業者です。

フランシス・フランシスは映画ボス・ベイビーの世界観だからこその理由でベイビー株式会社が恨んでおり、その思いを原動力に現在の地位まで上り詰めた存在でボス・ベイビーとティムの前に立ちはだかる事になります。そんなフランシス・フランシスの日本語吹き替え声優を務めたのはこれまでも実に多くのキャラクターに声を当てている声優の山寺宏一さんです。

山寺宏一さんは、映画ボス・ベイビーの英語版で声優を務めるスティーヴ・ブシェミさんの担当声優も務めている他、実に多くの吹き替え担当声優を持ち、時には主人公、時には悪役など実に様々な役どころで作品に関わっています。映画ボス・ベイビーの日本語吹き替え版では、予告編などのナレーションも担当しています。感想はもちろん一緒に出演した俳優さんからも賞賛される声優さんです。

ティムのパパとママ/パパ:石田明/ママ:乙葉

ボス・ベイビーが赤ちゃんとして登場するシーンの多くに関わっているのがティムのパパとママです。作中では特に名前は定められていませんが、赤ちゃんであるボス・ベイビーとまだ子供であるティムという立場もあって比較的登場機会が多く、ティムの行動の1つの原動力にもなっています。一方でメインキャラクターではない故か、基本的にはパパとママはセットで動く扱いになっています。

そんなティムのパパの吹き替え声優を務めたのがパパはお笑い芸人「NONSTYLE」の石田明さんです。お笑い芸人としてのイメージが強いですが、最近は舞台やドラマ、映画に出演する俳優、自ら脚本を描く脚本家としても活躍しています。石田明さんもアニメの吹き替えを務めたのは映画ボス・ベイビーが初めての事です。前情報なしに視聴した人からはエンドロールを見て驚いたという感想も多くなっています。

そしてティムのママの吹き替え声優を務めたのは、タレントの乙葉さんです。バラエティからドラマ、映画に舞台と幅広く活動する一方、声優としてもアニメやCMなどに出演をしています。映画ボス・ベイビーは本作が声優初挑戦という人も多いですが、乙葉さんは久しぶりではあったものの声優経験者でした。

ボス・ベイビーの映画あらすじについて

ここからは映画ボス・ベイビーのあらすじをネタバレありで中盤まで紹介していきます。映画ボス・ベイビーはパパとママそしてティムが3人で仲良く生活するテンプルトン家にボス・ベイビーがティムの弟としてやってくる所から始まります。尚、映画ボス・ベイビーは日本語吹き替えに当たって一部名称が変更されているので、今回は馴染みやすいように日本語吹き替えに合わせてあらすじを紹介していきます。

ボス・ベイビーの秘密とティムの不信感

映画ボス・ベイビー前半のあらすじはテンプルトン家で展開されます。ティムは両親の事が大好きな少年です。特に好きなのが寝る前にママが読み聞かせてくれる絵本とパパの子守唄でした。壮大な想像力豊かに育っていたティムの生活はある日突然やってきたボス・ベイビーによって崩壊する事になります。ボス・ベイビーは赤ちゃんとして振る舞い、ティムの両親を振り回します。

ボス・ベイビーを赤ちゃんだと思っている両親はボス・ベイビーにかかりきりになり、ティムの楽しみであった寝る前のママの読み聞かせもパパの子守唄も行われなくなってしまいます。これまで一身に愛情を注がれてきたティムは両親をボス・ベイビーに取られたように感じてしまいます。同時にティムは何かボス・ベイビーに何か違和感のような物を感じていました。そしてその違和感は現実のものだと発覚する事になります。

ボス・ベイビーが語る真実と結託

ある夜、両親がリビングでボス・ベイビーの世話に疲れて眠っている頃の事でした。ティムは赤ちゃん部屋から話し声が聞こえるのを感じてそっと近寄ります。覗き見してみるとなんと赤ちゃんが電話で流暢に話しているのを目撃してしまいます。部屋に割って入り正体を問い詰めるティム。赤ちゃんは「ボス・ベイビー」と名乗り、ある任務の為にこの家にやってきたと話します。

ティムはこの真実を両親に信じてもらおうと1つの作戦を立てます。ボス・ベイビーが話している会話を録音して両親に聞かせようと考えるのです。しかしその作戦はこの家にいなければいけないボス・ベイビーとその仲間達によって阻止されます。両親から見ればティムがボス・ベイビーをいじめているようにも見えてしまったこの騒動の結果、ティムは両親に怒られ外出禁止にされてしまいます。

流石にティムの事を不憫に思ったボス・ベイビーは自身の任務である「ワンワン株式会社の内情を探る」を説明します。ティムの両親はそのワンワン株式会社の社員なのです。そして、ティムに任務が終わったらテンプルトン家を去る事を伝えます。それでも尚半信半疑だったティムをボス・ベイビーは「ベイビー株式会社」に案内、自身の話を信じてもらう事に成功します。

任務を果たして会社に戻り出世したいボス・ベイビーと、一刻も早くボス・ベイビーを会社に戻して元の生活を取り戻したいティム。2人の利害は一致してボス・ベイビーの任務をティムが手伝うという形で結託する事になります。

潜入!ワンワン株式会社

2人が結託した日から少し時は流れて、ボス・ベイビーが任務を果たすチャンスが訪れます。ワンワン株式会社で行われる1日感謝デーに両親が連れて行ってくれる事になるのです。両親の隙をついて抜けだしたボス・ベイビーとティムはワンワン株式会社の秘密を探ろうと行動を開始します。その目的はワンワン株式会社が発表する新型ペット犬の情報が書かれた秘密ファイルでした。

なんとかファイルに辿り着いたボス・ベイビー達でしたがそれはボス・ベイビーが持つ、ベイビー株式会社秘蔵の「魔法のミルク」を狙っての罠でした。ボス・ベイビーはワンワン株式会社が「成長しない」ペットを発表しようとしている情報こそ掴みますが、その為にボス・ベイビーらが持つ、永遠に赤ちゃんの状態を保つ為の「魔法のミルク」を奪われてしまいます。

さらにここで登場した黒幕であるフランシス・フランシスは、自らの出生についても語ります。フランシス・フランシスはボス・ベイビーも憧れる程の実績をベイビー株式会社で残した優秀な社員でしたが、「魔法のミルク」に耐性を持っている病気「乳糖不耐症」によって赤ちゃんの状態を維持できなくなってしまい、会社を解雇されたのでした。その事を逆恨みし、赤ちゃんを必要としない世界を作ろうとしていたのです。

ボス・ベイビーは「魔法のミルク」を奪われてしまった事で、徐々に普通の赤ちゃんの状態に戻ってしまいます。それでもなんとかフランシス・フランシスの企みを阻止しようとしますが、失敗。ボス・ベイビーとティムの関係も一時的に険悪になってしまいます。ボス・ベイビーからの歩み寄りによって2人は和解、映画ボス・ベイビーのあらすじはクライマックスへと向かって行きます。

ボス・ベイビーの疑問点を考察!

あらすじを紹介した所で、ここからは映画ボス・ベイビーの独特の世界観や登場したアイテムなど説明されていない疑問点を考察していきます。映画ボス・ベイビーでは、その独特の世界観を解明するべく実に多くの考察が行われています。

ボス・ベイビーはどこからやってくるの?

映画ボス・ベイビーの最初の疑問点と言えるのが冒頭、ボス・ベイビーがタクシーでテンプルトン家にやってくるシーンです。ボス・ベイビーはスーツ姿で「1人」で歩きテンプルトン家にやってきます。普通赤ちゃんなら最低でもママと一緒にやってくるのではないでしょうか?その疑問は映画ボス・ベイビーの世界観が解決してくれます。

映画ボス・ベイビーの世界では子供は全員「ベイビー株式会社」の工場で生まれてきて、各家庭が購入して配達されるという形なのです。もちろんベイビー株式会社の事などの一切は記憶を消された状態でやってくる事になります。工場で生産された赤ちゃんは出荷前に「くすぐりチェック」を受けます。このチェックで笑えると出荷され、笑えないとベイビー株式会社に社員として雇用される事になるのです。

つまりボス・ベイビーは笑えなかった側の赤ちゃんとしてベイビー株式会社に入社した事になります。そこで中間管理職として働いていて、任務の為に出荷される偽装をしてテンプルトン家にやってくる事になるのです。

ボス・ベイビーの秘密道具とは?

ボス・ベイビーは普通の赤ちゃんを演じてはいますが、その実はベイビー株式会社の社員であり、その任務を果たす為にいくつかの道具を最初から持参してテンプルトン家にやってきます。それがティムが最初にボス・ベイビーを怪しいと思う要因であったりもします。映画ボス・ベイビーのあらすじの中でいくつかの道具が使われていますが、作中で大きく活躍した道具は「魔法のミルク」と「おしゃぶり」です。

「魔法のミルク」はこの映画ボス・ベイビーのあらすじのキーとも言えるアイテムで、ボス・ベイビーら、ベイビー株式会社の社員はこのミルクを飲んでいるからこそ身体を永遠に赤ちゃんのままで維持する事ができます。摂取しなくなると普通の赤ちゃんに戻ってしまい、それまでの記憶も失われてしまうので、ボス・ベイビーにとっても生命線となるアイテムです。

その次に大事なアイテムが「おしゃぶり」です。このおしゃぶりは、身体から精神を抜き出し、意識だけベイビー株式会社に戻る事ができるアイテムです。映画ボス・ベイビーのあらすじではティムにベイビー株式会社を案内する為に使われる事になりました。またその後を描くNetflixのTVシリーズではさらに機能を進化させ、身体ごとベイビー株式会社に飛ぶ瞬間移動機能になっています。

ボス・ベイビーが持参したアイテムにはその他、「熊のぬいぐるみ型プロジェクター」や「指示棒」などがあります。こうして考察してみると、「赤ちゃんぽいアイテム」と「サラリーマンぽいアイテム」が混在しているのが映画ボス・ベイビーの世界観を見事に現していると言えるのではないでしょうか。

ボス・ベイビーとティムがいた時代はいつ?

ボス・ベイビーとティムが結託する前、2人の間で争う事になる重要なアイテムがカセットテープです。ですが、現代であれば録音する為にカセットテープなどを用いるでしょうか?しかも老人キャラが用いるならともかくそのカセットテープを用意しているのはまだ子供のティムなのです。この事から映画ボス・ベイビーのあらすじはいつの時代を描いたものなのかという考察がなされています。

映画ボス・ベイビーのあらすじが過去を描いている物だとはっきりするシーンもあります。あらすじ紹介では触れていませんが、映画ボス・ベイビーの物語は最後に大人になったティムが過去に経験した話を回想する形である事が明かされているのです。この事からも映画ボス・ベイビー本編のあらすじは現代から過去である事が分かるようになっています。

よくよく気にして視聴してみると作中で登場するアイテムの中にこの考察の答えを導くアイテムが数々が登場しています。ティムの家にあるテレビはブラウン管テレビですし、家具やおもちゃも現代よりも少し古めの物が多いです。そして序盤にボス・ベイビーが外部と電話するシーンもボス・ベイビーは携帯電話やスマホではなく有線の固定電話を使用しているのです。

また大人になったティムも子供を持つような年齢になっているのが現代なので、おおよそ20年から30年程前、1980年代~90年代を時代設定にしているのではないかというのが考察の結果となっています。

フランシス・フランシスの「乳糖不耐症」とは?

映画ボス・ベイビーのヴィラン、フランシス・フランシスがベイビー株式会社を追いだされるきっかけとなった病気、それが「乳糖不耐症」です。この病気がどのような病気か考察したい所ですが、この「乳糖不耐症」は作中のオリジナルの病気ではなく現実に実際に存在する病気です。

この「乳糖不耐症」は牛乳や乳製品に含まれる「乳糖」に取り込む為の消化酵素「ラクターゼ」が不足している故に、牛乳などを飲んでも上手く消化されずにお腹を下してしまうという症状の病気です。消化されないという事は当然、牛乳などから得る事ができる栄養素も取り込む事ができません。そしてこの病気は大人になってから発症する人もいますが、生まれつきで発症する人もいるのです。

ボス・ベイビーらベイビー株式会社の社員が赤ちゃんの姿を維持できるのはベイビー株式会社が持っている「魔法のミルク」を定期的に摂取するからです。名称から言っても間違いなく乳製品なので、「乳糖不耐症」を持つフランシス・フランシスはこの摂取が十分には行えなかったのです。こうして見てみるとしっかり考察された上での設定である事を見て取る事が出来ます。

フランシス・フランシスの計画が完遂すれば人類は滅亡する?

ベイビー株式会社を解雇されて以降、復讐の為に生きてきたフランシス・フランシス。その計画は赤ちゃんに取って代わって子犬を普及させ、さらには成長しない子犬をバラまく事でベイビー株式会社を潰そうというものです。しかしよくよく考察してみるとこの計画が完遂した未来には人類の繁栄はまず起こりえません。なぜなら映画ボス・ベイビーの世界では赤ちゃんはベイビー株式会社でしか生まれないからです。

もちろんベイビー株式会社が潰れ、赤ちゃんが配達されなくなってもすぐにというわけではありませんが、各家庭から赤ちゃんがいなくなれば当然その成長していく先となる子供も大人も徐々に減っていき、人間は緩やかに滅亡していきます。つまりフランシス・フランシスの計画は人類滅亡計画であり、それを防いだボス・ベイビーとティムは一種のヒーローであるとも言えます。その事からやはりアメリカの映画だなという感想もあります。

ティムの好きな子守唄はどんな曲?

ティムの好きな物として子守唄が1つ挙げられます。作中では普通の赤ちゃんに戻ってしまったボス・ベイビーを救う際など、頻繁に登場して歌われる重要な唄です。この唄、なんと映画ボス・ベイビー専用の挿入歌などではなく元から実在する曲を使っています。その曲はビートルズ名曲の「ブラックバード」です。

曲が作られた背景などを考察してみると、映画ボス・ベイビーとも一致する物があり、その為の選曲だったのではないかと考察できます。また子守唄にビートルズの曲を聞かせているという事もまた、映画ボス・ベイビーの時代が現代よりも古い年代である事を示す重要な要素であると考察する人もいます。

ボス・ベイビーの映画を観た人の感想や評価とは?

あらすじや考察を終えた所でここからは映画ボス・ベイビーを視聴した人の感想や評価を紹介していきます。映画ボス・ベイビーの感想は、やはり子供と大人で分かれていると言えますが、特に大人は考察を持って視聴する人が多くなる結果となっています。

感想①:大人も楽しめるように配慮されている

最近のアメリカのアニメ映画は子供も大人も楽しめるような工夫がなされていますが、ボス・ベイビーもまた大人が見たら思わずクスっと笑ってしまうような要素が散りばめられています。それが各映画作品、時代を彩った要素などを自然な形でオマージュとして取り入れている事です。古い映画も見て知っている人からは「こんな古いの分かる人どれだけいるの?」なんて感想も挙げられています。

ただ笑って楽しい映画というだけでなく一定のメッセージ性を持った展開は、大人が見ても思わず納得してしまえるような出来になっているという感想が多いです。特に険悪な関係だったボス・ベイビーとティムが最初は打算的な関係を築きつつ、最期にはお互いがお互いを必要だと思うようになり行われる最後の決断には感動して泣いてしまうという感想もあります。

感想②:子供に見せたくない?その評価はあのアニメにも似ている

子供も大人も楽しめる映画として高い人気を集める映画ボス・ベイビーですが、一方で大人の中には「子供の教育によろしくない」として低い評価、感想を上げている人もいます。どうしても赤ちゃんや子供がたくさん登場する映画だけに、見方を変えれば下品とも言えるようなシーンがあるのです。特に映画ボス・ベイビーではアニメ映画らしい誇張表現を頻繁に用いています。

アニメ的な誇張表現が目立つこれらのシーンに不快感を示す感想があるのも事実です。高い人気を誇る映画ボス・ベイビーですが、上記の理由から映画的評価という意味ではそこまで高くはなく、評価は半々に割れているのが実情です。「面白かったけど、子供には見せたくないかな」という独特な感想を抱かれる様は、日本のアニメで言えばちょうど「クレヨンしんちゃん」の評価、感想に近い物があります。

ボス・ベイビーのグッズがかわいい!

映画的評価はどうあれ人気が高いのは間違いない映画ボス・ベイビー。関連グッズは大量に作られていてかわいいとこちらも高い人気を集めています。ノートや下敷き、キーホルダーなどその数も多彩で中には「赤ちゃん」がテーマである事を利用して、赤ちゃんグッズも展開しています。どのグッズもボス・ベイビーのどこか大人びた姿が生かされた商品が多いです。

映画ボス・ベイビーは基本的にボス・ベイビーに面白さ、キャラクター的な人気が集約されるので、多くのグッズはボス・ベイビー単体ヲピックアップしていますが、一部にはティムとの姿を描く物なども登場しています。

ボス・ベイビーの映画あらすじまとめ!

映画ボス・ベイビーはアメリカでの公開から1年後、日本にも満を持して登場したドリームワークス製作の長編3Dアニメーション映画です。その「赤ちゃん」というテーマを全面に押し出した世界観は高い人気を集め、今後もシリーズ展開がされていくのは間違いないです。現に既に映画のその後を描くNetflixでのテレビシリーズ、そして映画としても続編が作られる事が既に発表されています。

関連グッズも多く展開され、多数の感想や評価が寄せられるなど日本でも今後も高い人気を維持する要素が揃えられています。感想を見てみても、評価が分かれているとはいえそれは大人が子供に対して教育上の観点で良くないと見てしまう為であり、面白くない、つまらないという感想はほとんど見られず、間違いなく面白い映画であると言う事ができます。

また映画の締め括り方から言っても確実に続編を意識しているだろうという展開がされているとする考察もあります。そして実際に、まだいつ公開になるかは発表されてはいませんが、今後続編となる映画が公開されればまた話題になる事は間違いない映画なので、まだ視聴していないという人はぜひ1度視聴して見る事をおすすめします。

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