【キングダム】那貴のかっこいい魅力と名シーン集！強さや飛信隊に移籍した理由は？

今回は「キングダム」で桓騎軍から飛信隊に移籍した那貴のかっこいい魅力や名シーンを紹介し、初登場シーンや慶舎を足止めしたシーン、尾平を助けたシーンや飛信隊に加入した経緯と理由などをみていきます。さらに、那貴の強さや来歴を紹介し、那貴が実在した人物かどうかについてもみていきます。まず、ここでは「キングダム」の作品情報についてみていきます。

「キングダム」は古代中国の春秋時代を舞台にした、原泰久先生による少年漫画です。集英社の週刊ヤングジャンプで2006年から連載されていました。コミックは2020年9月現在で59巻（2020年9月現在）まで刊行されており、累計発行部数はコミック59巻刊行時点で6800万部以上となっています。また、2013年には第17回「手塚治虫文化賞」において、マンガ大賞を受賞しました。

さらに、2012年6月4日〜2013年2月25日にはテレビアニメの第1シリーズがNHK BSプレミアムで放送され、2013年6月8日〜2014年3月2日はテレビアニメの第2シリーズがNHK BSプレミアムで放送となりました。そして、2020年4月6日からはテレビアニメの第3シリーズがNHK総合で放送されています。

また、テレビアニメ「キングダム」シリーズは2013年には第3回「衛星放送協会オリジナル番組アワード」において、オリジナル番組賞野中のアニメ部門で最優秀賞を受賞し、2019年4月19日には実写映画化も実現。主演の山﨑賢人さんをはじめ、吉沢亮さん、長澤まさみさん、橋本環奈さんや本郷奏多さん、髙嶋政宏さん、大沢たかおさんなどの豪華ゲストが出演し話題となりました。

さらに、実写映画「キングダム」は海外でも2019年6月20日にいち早く公開となったシンガポールをはじめ、マレーシア、台湾、カナダ、アメリカ合衆国、ロシア、ドイツ、韓国と順次公開されていきました。そして、2020年5月29日には国内で続編となる実写映画「キングダム」の第2弾の制作が発表されました。

春秋戦国時代末期の秦国に信と漂という下僕の少年が2人いました。2人は天下の大将軍になる夢を掲げ、幼い頃から剣の稽古に励んできました。あるとき、漂は秦の大臣の目にとまり士官することになりますが、その後瀕死の状態で帰還。信に紙を託して息を引き取ります。信はその紙にある場所で漂とそっくりな秦の大王・政と出会います。最初は政に反発していた信でしたが、漂と抱いた夢のため、戦いに身を投じていきます。

「キングダム」に登場する那貴は秦国の桓騎軍に所属する千人将でしたが、一時期飛信隊に派遣されたのをきっかけにそのまま、飛信隊の一員となりました。元は盗賊で、少数精鋭の那貴一家のリーダーをしています。そして、飛信隊でも千人将を務めています。使用する武器は剣で、性別は男、初登場は原作コミック41巻です。かっこいいイケメンキャラとして人気があります。

「キングダム」に登場する那貴はクールな性格のキャラクターで、周囲が舞い上がり混乱する状況でも、客観的に広い視野で物事を見渡して冷静な判断を下すシーンが多々あります。そのため、飛信隊では戦闘シーンでの活躍よりも、情報収集や逃げた敵の捜索などの隠密活動の方が多い印象です。

ここまで「キングダム」の概要やあらすじといった作品情報を紹介し、飛信隊に移籍した那貴一家のリーダー・那貴のプロフィールやクールな性格をみてきました。次に「キングダム」の登場キャラの中でもイケメンとして知られる那貴のかっこいい魅力や名シーンを紹介し、初登場シーンや慶舎を足止めしたシーン、尾平を助けたシーンをみていきます。さらに、飛信隊に入隊した後の那貴の活躍についても紹介していきます。

「キングダム」の那貴のかっこいい魅力と名シーン、1つ目は初登場シーンです。那貴の初登場はコミック41巻の黒羊丘編でした。黒羊丘編では飛信隊と桓騎軍が連携することになり、飛信隊の野営円陣に桓騎軍所属の那貴が颯爽と登場しました。那貴は登場早々、自分の代わりとなる飛信隊の兵（尾平とその部下数人）を巧妙に選び、桓騎軍本陣に行かせます。

桓騎の意図を理解している彼と、信の意図を理解している尾平という風な、互いの隊の入れかえは桓騎軍ではよく行われているそうで、軍同士の意思疎通を狙ってのことでした。当初、一時的に飛信隊に加入した那貴でしたが、その後本格的に飛信隊の一員となります。ただ、尾平らを実際に桓騎軍に行かせた後に、信にそのことを報告したところが彼の不気味なところだと言われています。

「キングダム」の那貴のかっこいい魅力と名シーン、2つ目は慶舎の足止めです。隊の入れ替えの際、那貴は自分は「端で静かにしてる」と発言していました。しかし、コミック44巻では大いに活躍するようになります。趙軍の総大将である慶舎は桓騎の罠にハマり、本陣の形を大きく崩します。

信はそれを見逃さず、慶舎の首を取るために襲撃をかけますが、慶舎も三大天の一席に最も近いと目されるだけのことはあり、慶舎を守る本陣はさすがの強さを誇っていました。そして、信はあともう少しというところで慶舎に逃げられそうになります。そんな状況を救ったのが、自分は何もしないと宣言していた那貴でした。那貴一家はたった5騎で慶舎を足止めにかかります。

これは返り討ちに遭いそうな無謀な行動に思えますが、実際信が駆けつけるのに充分な時間稼ぎとなりました。那貴のこの足止めにより、信は無事慶舎を討ち取ることができました。もし那貴の手助けがなければその後の戦局さえも変わっていたかもしれないと言われています。那貴はこのような行動をとった理由について後に、信の力を信じていたからだと語っています。

「キングダム」の那貴のかっこいい魅力と名シーン、3つ目は尾平（びへい）を救ったシーンです。桓騎が一般人を手にかけたことを知り、憤慨した信と羌瘣は桓騎に食ってかかります。反逆行為になりかねない事態に、止めに入る尾平でしたが、趙の集落で桓騎の兵から半ば強引に押し付けられた紫水晶が彼の腰から落ちます。信たちはそれを見て、尾平も略奪行為に参加していたと勘違いし、尾平を飛信隊から追い出してしまいます。

途方に暮れていた尾平でしたが、雷土一家の岩迅が信の悪口を言っているのを聞き、カッとなって彼に殴りかかります。尾平では太刀打ちできない相手でしたが、尾平は岩迅に信を守り抜いて命を落とした弟の尾到のことや、信の人間としての器がいかに大きいかを語り、自分自身でも改めて飛信隊の良さを自覚します。しかし、岩迅に通じるわけがなく、返り討ちに遭って殴られ続ける尾平はそのまま殺されそうになります。

そんな尾平を助けたのが那貴でした。那貴の制止も聞かず、粋がって那貴に食ってかかる岩迅は那貴一家のことも「小さな組」と言って侮辱します。那貴一家に対する侮辱の言葉に激怒し、岩迅の首をへし折ってしまいました。そして、自分はキレると雷土より怖いぞと言って岩迅の仲間をを脅し、これを聞いた雷土一家の兵たちは逃げ出しました。那貴の底知れぬ恐ろしさが感じられたシーンだと言われています。

那貴はボロボロの尾平を飛信隊の陣営へと運び、目を覚ました尾平は信の目指す大将軍の姿や飛信隊のあり方などについて、信と話し合い、信も尾平の思いをしっかりと受け止めました。その後、この騒動を飛信隊のみんなが耳にし、一時期バラバラになりかけていた飛信隊の絆がより深まる結果となりました。

「キングダム」の那貴のかっこいい魅力と名シーン、4つ目は飛信隊加入後は隠密・斥候で活躍です。那貴が正式に飛信隊に加入したシーンは後ほど詳しく見ていきますが、飛信隊加入後の那貴は隠密・斥候として活躍するようになります。

朱海平原編でも、退却して立て直しを図る趙の智将・趙峩龍（ちょうがりゅう）の居場所を見つけるなど、描写は少ないながらも隠密として飛信隊に貢献するシーンがありました。そして、趙峩龍を信が討ち取った後、反撃にかかる趙峩龍軍を那貴が背後から襲撃し、飛信隊は勝利を収めました。

さらに、李牧軍に向かう信が右翼を抜いた際には、那貴は斥候として先陣をきり、飛信隊を待ち構えていた金毛軍や仕掛けられていた罠をかわしました。このことで、後からやって来る本陣は奇襲や罠に備えることができました。このように、少人数で動くことや逃げ・隠れを得意としている那貴一家は飛信隊入隊後、隠密や斥候として活躍しています。

ここまで「キングダム」の作品情報や飛信隊のメンバーである那貴のプロフィール、クールな性格についてみてきました。さらに、イケメンキャラとして知られる那貴のかっこいい魅力や名シーンを紹介し、初登場回では巧みに尾平たちを桓騎軍へと送ったこと、慶舎を足止めして信が慶舎を討つアシストをしたことが分かりました。

さらに、信の悪口を言った岩迅に返り討ちに遭って殺されかけていた尾平を助け、飛信隊結束のきっかけを作ったこと、飛信隊に正式に加入した後は主に隠密や斥候として活躍していることも分かりました。次に、キレると怖い那貴の強さや知略についてみていきます。

那貴の強さの考察、1つ目はキレると雷土を超えることです。岩迅に殺されそうになる尾平を那貴が助けたシーンで、那貴はただ助けるだけでなく、自分の一家を侮辱した岩迅を瞬殺しています。そして、雷土一家の他の兵たちを睨みつけながら那貴が「俺がキレたら雷土よりおっかねェぞ」と言うと、そのあまりの恐ろしさに雷土一家の他の兵は逃げ出してしまいました。

信の名誉のため、敵わない相手にも命がけで挑んでいく尾平の姿に心動かされた結果の行動のようですが、普段の飛信隊の見守り役としての冷静で穏やかな姿とは別の一面を見せました。

那貴の強さの考察、2つ目は知略です。那貴は雷土に匹敵する強さを誇るだけでなく、知略にも長けています。かつて那貴はすりぬけ部隊をしていたこともあり、信が慶舎を討とうとするシーンではたったの5騎で慶舎の足止めを行い、その結果、信は無事に慶舎を討ち取れることができました。

信のこの功績は桓騎に歯向かった罪で相殺されてしまいましたが、もしこの功績がなければ信はその罪により降格、最悪の場合、処刑されていたかもしれないと言われています。そのため、信の命が助かったのは那貴のおかげだと考えることができます。さらに、那貴は戦況の見極めにも長けており、羌瘣に次ぐ切れ者かもしれないとも目されています。

ここまで「キングダム」の作品情報や飛信隊に移籍した那貴のプロフィール、クールな性格をみてきました。さらに、イケメンキャラとして知られる那貴のかっこいい魅力や名シーンを紹介し、その強さを考察してきました。

そして、普段は冷静な那貴も尾平を助けたシーンでは雷土一家の兵を睨みつけ、自分はキレると雷土より恐いと脅し、新たな一面をみせたこと、知略や戦況の見極めにも長けていることが分かりました。次に、那貴の来歴を紹介し、桓騎軍から飛信隊に移籍した理由や経緯などをみていきます。

元々は桓騎軍の幹部メンバーの1人として、千人将を務めていました。特殊な戦法をとることの多い桓騎の意図を連携する部隊に伝えるために行われる桓騎軍特有の「隊の入れ替え」により、那貴は飛信隊に一時的にやって来ました。最初のうちは「端で静かにしてる」と言って、戦局を見守り、感情を挟まず冷静に桓騎の意図を飛信隊に伝えていた那貴でしたが、戦での信の言動に那貴が心を動かされているような描写が何度かありました。

そして、信が慶舎を討取ろうとするシーンで見守りに徹していた那貴がとうとう動き出します。このとき、信は下のセリフで激を飛ばしながら、先頭を突き進んでいきます。強敵である慶舎軍に苦戦し、士気が下がりかけていた飛信隊でしたが、信の言葉で士気が爆発的にアップします。さらに、このシーンでコミックの何ページにも渡り、那貴が圧倒されたような表情が描かれています。

この後、信が慶舎の首にたどり着く寸前のところで、慶舎に逃げられます。そこで、上記の通り、那貴が単独で那貴一家を引き連れて慶舎に奇襲を仕掛け、足止めに成功します。この那貴の行動のおかげで信は慶舎を討ち取ることができました。この際、那貴は下のセリフを言って、信や飛信隊によって心を動かされたことが分かります。

那貴は戦の後、黙って飛信隊を去ります。実は飛信隊に移籍する許可を桓騎にもらいに行っただけなのですが、桓騎軍では幹部の1人の脱退ということで動揺が広がります。黒羊丘編でずっと飛信隊にいて、信の姿に心を動かされたり、圧倒されたりしているような表情もみせていた那貴。彼が飛信隊に移籍したい理由は想像がつきますが、桓騎から移籍理由を聞かれた那貴は下のセリフを言い放ちます。

軽い言い方ですが、那貴の飛信隊に移籍したいという意志が固いことが分かります。これにより、那貴の飛信隊への移籍が決まりました。黒羊丘編の戦いでは、慶舎を討ち取る手柄を挙げた信でしたが、結局は戦局を思いのままに操り、想定の半分以下の損害で勝利した桓騎の才覚が目立ちました。さらに、桓騎が趙の民衆を大量虐殺したことで、飛信隊が桓騎軍と大きくぶつかるシーンもありました。

このことから、飛信隊にとっては勝利しても、どこか後味の悪さの残る戦という空気が漂っていました。そんな重苦しい空気を変えてくれたのが、飛信隊に移りたいという那貴のこのセリフだったと言われています。

那貴は敵とはいえ民衆の虐殺や略奪行為を行っても平気な桓騎軍よりも、戦乱の世で青臭いと笑われても自分たちの信じるやり方を貫こうとする飛信隊の方が自分には合っていると感じたようです。このシーンは「キングダム」屈指の名シーンとして知られています。

ここまで「キングダム」の作品情報やイケメンキャラとして知られる那貴のプロフィール、クールな性格などを紹介し、かっこいい魅力や名シーンをみてきました。さらに、那貴の強さや那貴が桓騎軍から飛信隊に移籍した理由を考察し、那貴は飛信隊で過ごすうちに信や飛信隊のメンバーに心動かされ、飛信隊の方が自分に合っていると思ったのかもしれないと予想されていることが分かりました。

次に「キングダム」には実在の人物をモデルとしたキャラクターが多く登場しますが、那貴は史実上に実在した人物なのでしょうか？ここでは、那貴が史実上に実在した人物をモデルにしているのかどうかについてみていきます。

「キングダム」には実在の人物をモデルとしたキャラクターが多数登場します。例えば、主人公の信も実在の人物である李信がモデルで、政のモデルも始皇帝です。主要キャラの羌瘣も伝説の刺客・蚩尤がモデルと言われており、呂不韋や王騎、王翦や昌文君、騰や壁もそうです。他に楊端和や肆氏、竭氏も実在の人物をモデルとしているようです。

「キングダム」には実在の人物をモデルにしたキャラクターが多数登場しますが、那貴は史実で実在したのでしょうか？調べたところ、那貴は史実上の実在の人物ではなく、漫画「キングダム」オリジナルのキャラクターのようです。

ここまで「キングダム」の作品情報や那貴一家のリーダーを務める那貴のプロフィール、クールな性格を紹介し、そのかっこいい魅力や名シーンをみてきました。

さらに、その強さや桓騎軍から飛信隊に移籍した理由、実在した人物かどうかを考察し、那貴は史実上に実在した人物をモデルにしたキャラクターではなく「キングダム」のオリジナルキャラであることが分かりました。次に、そんな那貴に関して、読者からの感想や評価をみていきます。

こちらは「キングダム」に登場する那貴に関するツイートです。那貴が「キングダム」の中で最も好きなキャラクターだという感想となっています。

こちらも「キングダム」に登場する那貴に関するツイートです。信が慶舎を討ち取るシーンなど、作中で度々登場する那貴のセリフが良いと高く評価されており、那貴が好きだという感想となっています。

こちらも「キングダム」に登場する那貴に関するツイートです。那貴が飛信隊に移籍する意志を桓騎に伝えたシーンでのセリフが深いという感想となっています。

いかがでしたか？「キングダム」に登場する飛信隊のメンバー、那貴のかっこいい魅力や名シーンを紹介し、その強さや桓騎軍から飛信隊に移籍した理由と経緯を考察してきました。そして、那貴は元は桓騎軍にいたけれど、桓騎の指示で飛信隊に一時的に入隊。信や飛信隊のメンバーの姿に心動かされ、慶舎を足止めしたり、尾平を助けたりして、飛信隊の勝利や絆を深めることに貢献します。

さらに、最終的には桓騎軍から飛信隊に正式に移籍することを決意した那貴でしたが、その理由は虐殺や略奪を平気で行う桓騎軍よりも、飛信隊の方が自分に合っていると那貴が感じたからではないかと考えられていることも分かりました。また、那貴は史実上に実在した人物ではなく「キングダム」のオリジナルキャラクターであることも分かりました。今後の活躍も期待される那貴にこれからも注目していきましょう！