【キングダム】楽華隊のメンバー一覧！隊長の蒙恬（もうてん）など主要人物まとめ

キングダム作中にて飛信隊と同じくどこかの軍に組み込まれる事なく活躍する独立遊軍という立場にあるのが楽華隊です。今回はそんな楽華隊についてまとめて紹介していきます。

楽華隊が活躍するキングダムは2006年から原泰久先生が週刊ヤングジャンプにて連載している古代中国の春秋戦国時代後期を舞台とした時代劇漫画です。春秋戦国時代の中でも末期の後の始皇帝、贏政が中華統一を果たすまでに主眼を当てており、贏政の元で中華統一に尽力した将軍の1人信を主人公に各地での戦争が繰り広げられていく物語になっています。

史実をベースにしながらもオリジナルの要素も組み合わせる事で徐々に人気を獲得していったキングダムは評価も高い作品であり、第17回手塚治虫文化賞も受賞するなどしています。メディアミックス展開展開も盛んに行われており、2019年までに2度のアニメ化、実写映画化も果たしています。2020年には3度目のアニメ化が行われ、実写映画の続編製作が決定するなどメディアミックス展開も積極的に続いている作品です。

戦争孤児として下僕の身分にある信は同じ立場の漂と共に天下の大将軍を目指し日夜仕合を行う関係にあります。そんな信が漂を失ったと同時に出会った秦王贏政を助け、家と平民としての立場を手に入れます。初陣で活躍した事で百人将になった信が結成した独立遊軍、飛信隊と同じ立場にあるとして出会う事になるのが玉鳳隊を率いる王賁と今回紹介する楽華隊を率いる蒙恬です。

楽華隊は蒙恬が隊長を務める独立遊軍の1つで初登場時は百人隊でしたが元々高い実力を持っているとされる蒙恬（もうてん）の力も相まって徐々に規模が大きくなっていき朱海平原での戦いが一段落したタイミングで蒙恬（もうてん）が将軍になった事から蒙恬軍となりその中核を成す存在となっています。抜群の軍才を持つ蒙恬（もうてん）の立てる作戦を問題なく実行出来るだけの強い統率された力を持った軍となっています。

同じく名家出身の王賁率いる玉鳳隊と比較すると貴族としてのプライドの高さのようなものはなく、ニュートラルな立場として信・飛信隊とも接しています。蒙恬の軍略を支える存在であり、時には作戦によって精密に、時には泥臭い戦いをする事も出来る汎用性の高さがウリの部隊になっています。

楽華隊の隊長を務める蒙恬（もうてん）は初登場時、既に千人将に匹敵すると言われる実力を持ち若くして既に武功を上げる程の逸材として登場したキャラクターで、昌平君が開いている軍師学校も主席で卒業し、昌平君を含む複数のキャラクターから底が知れないとして一目置かれているキャラクターです。コミュニケーション能力が高く、平民出身の信と名家出身でプライドが高い王賁の良い潤滑油としての役割を果たす事も多いです。

ソリが合わない信と王賁が連携を取れるのは蒙恬がいるからこそであり、加えて蒙恬が自身が手柄を取る事よりも秦軍として勝つ事を優先する性格である事が合わさって独自に動く事が許される楽華隊・飛信隊・玉鳳隊の三隊が上手く連携する事が出来るようになっています。その実力は臨時で昇格する事の多さ、臨時昇格にもかかわらず周囲をまとめる事が出来る人望の高さにも繋がっています。

部隊を率いる将としては、知略に優れる一面が目立ち、戦術眼の高さと危機察知能力の高さで戦場全体の弱点を付くような戦い方をする事が多いです。また軍を率いるべく普段は一歩引いた視点で見ている事が多いですがいざという時には先頭に立って戦う事が出来る武力も持ち合わせています。一騎打ちをするような場面では反射神経を生かして相手の攻撃の力を受け流す戦い方を得意としています。

名家である故にプライドが高い王賁を嗜める事も多い蒙恬（もうてん）ですが、自身も列記とした名家の出身です。祖父は白老の名で知られる蒙驁であり、父は呂不韋四柱の1人であり秦国最強の武と言っても過言ではない蒙武です。蒙恬（もうてん）はそんな名家出身である事を「名家出身である事故の重圧もある」と表現しており、その結果として自身の性格が形成されたと話しています。

ちなみに蒙恬の才能は祖父、父からも高く評価されており、蒙驁からは「蒙家三代でもっとも才能がある」と言われており、蒙武からも「ナヨついたガキだが、そこらの千人将よりはるかにものが見えている」とも言われています。ただそんな評価が高いからこそしっかり大成してほしい故か、蒙驁は蒙恬が若くして出世する事を良くは思わず老婆心から出世を遅らせるように呼びかけていました。

ちなみに蒙恬には弟、蒙毅もおり、河了貂が昌平君の軍師学校に入学した際に共に学びました。卒業後は昌平君の側近として軍略に加わっている他、要所に派遣されるようになっておりいずれも秦国を支える重要な存在となっています。

キングダム作中では名前が目立つ事はないものの初期から楽華隊を支えるメンバーなのが胡漸（こぜん）です。元々は蒙恬（もうてん）の教育係であり、蒙恬からは「じぃ」と呼ばれており今回紹介する楽華隊のメンバー一覧はもちろんキングダム作中でも初登場から名前が判明するまで長い話数がかかったキャラクターにもなっています。

蒙恬（もうてん）の出世、ひいては蒙家の発展を望んでおり、蒙恬の出世に合わせて楽華隊の副長としても活躍する事になる老将で、蒙恬との関係性も良く、隊を分ける必要性がある時には一隊を任される程信頼されています。過保護な面もあり、「蒙恬の子供を抱くまでは死ねない」と実の孫であるかのように蒙恬を大切に思っています。しかし朱海平原での戦いにて龐煖の襲撃により絶命する事になってしまいました。

楽華隊の規模が大きくなってきた事で増えた副長の1人です。まだ若い事もあって胡漸（こぜん）の過保護すぎるとも言える蒙恬（もうてん）への感情には苦言を呈する事が多くなっています。個人の実力でもその槍捌きは王賁にも負けずとも劣らずであると評価されていますが本人はそれを否定しています。また蒙恬のテキトーな性格を裏で支える存在でもあり、楽華隊を実務面でまとめるエキスパートでもあるという側面も持ち合わせています。

楽華隊の名前が判明している今回のメンバー一覧の中で唯一、副長格以下の存在なのが高目です。楽華隊の騎兵で、合従軍との戦いの中で登場した彼は、蒙恬の一撃離脱戦術に付き従う形で同行し、蒙恬の戦術眼の高さに言葉を失うなどしています。騎兵という立場からも今後再登場した際には千人将などと立場になっている可能性もあるのではないかと考察されています。

朱海平原での戦いで亡くなった胡漸（こぜん）の穴を埋める形で、蒙武軍から移籍してきた楽華隊の中では新参者ながらも副長を務めるのが愛閃（あいせん）です。男性か女性か判別しにくい中性的な見た目と口数の少なさが特徴的であり、楽華隊での活躍はまだ特に描かれていません。

アニメキングダムにて蒙恬（もうてん）の声優を務めたのは2000年から声優として活躍する野島裕史さんです。父・弟・甥と声優として活動する声優一家にありながらも元々は声優ではなく一般企業で会社員としてミキサーとして働いていました。仕事の傍らで行っていたナレーターの仕事が好評だった事、同時期に弟が声優デビューした事から自身も声優を志すようになっています。

野島裕史さんがこれまでに出演した作品としては「ブギーポップは笑わない」は菅沼洋次役、「弱虫ペダル」の石垣光太郎役、「絶園のテンペスト」の星村潤一郎役、「黒子のバスケ」の伊月俊役、「バクマン。」の服部雄二郎役、「とらドラ」の北村祐作役、「メジャー」の沢村涼太役、「灼眼のシャナ」の池速人役、「ピカイア！」のモーリス博士役などを務めています。

アニメキングダムでは「じい」役としてクレジットされた林和良さんは2009年頃から声優を務めている声優さんです。モブキャラを演じる事が多い声優さんですが、それ故に1つの作品で複数のキャラを演じる機会が多くキングダムでも胡漸意外にも、田有役、魯延役、単元役などの名前を持つキャラクターを演じている他、名前が登場しないようなモブキャラも複数演じています。

アニメキングダムにて陸仙役を務めたのは2009年から声優として活躍する高橋英則さんです。これまでには「テラフォーマーズ」のジェット役、「うたの☆プリンスさまっ♪」の桐生院ヴァン役、「NARUTO」のトルネ役、「トリコ」のジェリーボーイ役、「妖怪ウォッチ」のインディ・J役、「刀剣乱舞」の石切丸役、「ファイアーエムブレム覚醒」のウード役、「ファイアーエムブレムif」のオーディン役などを務めています。

ここからは既にキングダムを視聴している人の楽華隊に関しての感想を紹介していきます。楽華隊はよく比較される飛信隊・玉鳳隊と比較して主要と言えるキャラクターが少ないという声が多い一方で美形なキャラクターが多いという特徴があります。キングダム作中では言及されていませんが蒙恬（もうてん）の趣味も反映されているのではないかとする声も多いです。

元々キングダムではその隊・軍を率いる者の考え方や思想を反映したような部下が登場する場合が多く、それは飛信隊や玉鳳隊も同様です。美形で普段はテキトーな性格をしていながらも締める所はしっかり締める蒙恬だからこそ現在のような楽華隊が形成されているのではないかという声も非常に多くなっています。

楽華隊は蒙恬（もうてん）の性格も相まって飛信隊・玉鳳隊の緩急剤のような立場も多かった一方で、蒙恬自身は、朱海平原では左翼の大将を務める事になるなどその実力は武力だけでなく知略面でも評価されている事から主攻を担うよりも軍全体を動かす役割になっていく事になる事が予見され、今後は楽華隊も蒙恬意外に主要と言えるキャラクターが増えるのではないかとする声も多くなっています。

現状の立場にあるのは蒙恬の活躍はもちろん、やはりライバルとして飛信隊・玉鳳隊があった事、お互いがお互いを意識していたからこそであるという声も多いです。このような関係を築くのに重要な役割を果たしたのが蒙恬であるという声も多く、作中での見た目の活躍以上に蒙恬の立ち位置が重要だったとする声も多くなっています。

またキングダム作中では血縁関係も強く描かれている蒙恬は、環境に恵まれていたとする声も多いです。本人の才覚や資質もありますが、そのコミュニケーション能力の高さが蒙恬の魅力であり、同じ隊長であっても飛信隊の信、玉鳳隊の王賁とは違った意味で周囲から愛される存在である事が蒙恬の最大の強みであるとする声も多いです。

今回楽華隊のメンバーを一覧で飛信隊・玉鳳隊と比較すると名前が登場しているキャラクターこそ少ない楽華隊ですが、そんな蒙恬に惹かれるメンバーが集まっているのではないかとする声も多いです。

楽華隊は隊長の蒙恬を中心に個性こそ少ないもののしっかりまとまった隊として蒙恬の考える軍略をしっかり実行するだけの実力を誇る部隊です。キングダム作中でも昌平君などから敢えてライバルであるように扱われている飛信隊・玉鳳隊と比較しても知略を用いた戦い方をする蒙恬に合わせた行動が出来るだけの練度を誇った部隊であると言えます。

一方で名前が判明している楽華隊のメンバーはそんな蒙恬の弱点を補填するような陸仙であったりと楽華隊が楽華隊として高い練度を誇っている事を示すメンバーにもなっています。蒙恬が将軍になったとはいえその軍の中核を成すのは楽華隊のメンバーなので今後のキングダムでの楽華隊の活躍にも注目してみてはいかがでしょうか？