【ナルト】チノの正体は血之池一族の生き残り?サスケとの関係や能力は?

『NARUTO(ナルト)』の外伝である、「サスケ真伝」にはチノという女の子が登場します。サスケは、傷をつけられた人が相次いで爆発するという起爆人間を調べていたときにチノと出会います。チノは水遁を主に使うのですが、その正体はかつてうちは一族に滅ぼされた血之池一族の最後の生き残りでした。この記事では『NARUTO(ナルト)』に登場するチノの能力や強さ、名言などを紹介します。

【ナルト】チノの正体は血之池一族の生き残り?サスケとの関係や能力は?のイメージ

目次

  1. ナルトのチノとは?
  2. ナルトのチノの正体や能力
  3. ナルトのチノとサスケの関係・その後
  4. ナルトのチノのアニメ声優
  5. ナルトのチノの名言や名セリフ集
  6. ナルトのチノに関する感想や評価
  7. ナルトのチノまとめ

ナルトのチノとは?

NARUTO(ナルト)の作品情報

『NARUTO(ナルト)』にはたくさんの外伝があります。その外伝の中でも人気の「サスケ真伝」にはチノという可愛らしいキャラクターが登場します。チノは幼い見た目をしていますが、実はある秘密がありました。ここではそんなチノの能力や強さ、名言について詳しく紹介する前に、『NARUTO(ナルト)』の原作情報をまとめています。

NARUTO(ナルト)の概要

『NARUTO(ナルト)』とは岸本斉史によって連載されていたバトル漫画です。忍の世界を描いており、忍術を使ったバトルや主人公とその仲間たちの友情物語が描かれています。単行本の国内累計発行部数は1億部を突破しています。海外でも特にアメリカやフランスでは1,000万部を突破するほど人気です。完結後は続編の『BORUTO(ボルト)』が連載されています。

NARUTO(ナルト)のあらすじ

うずまきナルトは里のみんなから嫌われていた忍者でした。なぜならナルトはかつて木ノ葉隠れの里を襲った九尾の人柱力だったからです。ナルトの両親が里を守るために自分の子どもに九尾を命がけで封印しました。その時に両親は亡くなっており、自分が九尾の人柱力とも知らずなぜ嫌われているのか分からないまま孤独に生きてきました。そんなナルトはみんなに認められるために火影を目指します。

チノのプロフィール

チノとはノワキと共に旅芸人をしている人物です。初対面のサスケのことを「サスケちゃん」と呼ぶなど、愛嬌のある可愛らしい女の子です。ただ背が低く見た目はとても幼いのですが、サスケより年上でノワキから年齢を聞いたサスケは少し引いていました。

テレビ東京・あにてれ NARUTO-ナルト- 疾風伝

ナルトのチノの正体や能力

チノの正体は血之池一族の生き残り?

『NARUTO(ナルト)』の「サスケ真伝」に登場するチノの正体は血之池一族の生き残りです。血之池一族はマダラと柱間が戦争をするはるか昔にいた強力な血継限界の能力を持つ一族です。かつては雷の国で活動しており、雷の国の大名に見初められた血之池一族の女性がいました。その女性は大名の側室となり、大変可愛がられていました。

しかしその血之池一族の女性に正室が嫉妬します。大名はその後病気で亡くなってしまったのですが、その時に正室は血之池一族が来たから大名は死んだのだと言い出しました。血之池一族は能力も特殊なため、その噂を皆信じてしまいます。そして正室の依頼を受けたうちは一族によって、女性だけでなく一族みんなが湯の国の地獄谷に追放されました。チノはその地獄谷に住んでいた血之池一族の生き残りでした。

チノは幼い頃に地獄谷から攫われ、血継限界の忍を集めるエンの元で教育を受けていました。そのためチノは両親を知らずに育ったのです。風心と共にエンの元から離れて地獄谷に行きましたがそこに一族はおらず、あったのは血の池の中に沈む骨だけでした。この事からチノは自分以外の血之池一族は滅亡したのだと思っていました。

だからチノは血之池一族が滅亡したのは地獄谷に追いやったうちは一族のせいだと思い、サスケを襲ったのです。しかしその真相は違っていました。血之池一族を皆殺しにしたのはチノの父でした。地獄谷で生活していた血之池一族でしたが、やがて同族で殺し合うようになりました。そんなとき、チノの母がその殺し合いに巻き込まれて死亡してしまいます。

それに怒ったチノの父が血之池一族を皆殺しにしてしまったのです。しかし実の娘には手を出すことはできませんでした。その父の正体はエンでした。エンもまた血之池一族なので血龍眼を持っています。つまりチノは唯一の生き残りではありませんでした。

チノの能力や強さ

チノは初登場時は主に水遁を使って戦っていました。水遁ではほぼサスケに敵いませんでしたが、血之池一族の血継限界である血龍眼の幻術は写輪眼と匹敵するほどの強さがありました。サスケは劇中で起爆人間に関わっている人物の記憶を探ろうとしますが、血龍眼の幻術によって記憶を見るのを阻まれてしまいます。記憶を覗こうとするとあたり一面が赤く染まり、周りは海のようになってしまいます。

そして空には大きな血龍眼がサスケを見ていました。サスケはこの血龍眼の能力によって二回も記憶を探ることに失敗しています。そして血龍眼は写輪眼と同じように幻術を得意としています。その幻術もまた写輪眼と同等の強さがあり、サスケも一度はその術中に嵌ってしまいました。このことから血龍眼は、通常の写輪眼と比べると同等もしくはそれ以上の幻術を使うことができるほどの強さがあることが分かります。

しかし万華鏡写輪眼であれば血龍眼の幻術を上回ることができるようです。また血之池一族には傷口から自分のチャクラを侵入させ、相手を起爆人間にする能力もあります。木ノ葉隠れの里を襲った起爆人間もそうして作られたものでした。起爆人間にされると体に傷を負うことが起爆スイッチとなり、体が紫に変色して丸い塊となって爆発します。

木ノ葉隠れの里ではシカマルの術で怪我をさせないようにして拘束し、サクラの医療忍術とヒナタの白眼で術を解除させることができました。ちなみに写輪眼であれば一瞬で起爆人間を治療することができます。ただ傷を負うと止めようがなく、広範囲を爆破させるほどの強さがあります。その他にも自分の血を含ませた鉄の成分が多い水を操ることもできます。チノはサスケとの戦いで血の池の水を龍の形にしてサスケに攻撃しました。

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ナルトのチノとサスケの関係・その後

チノとサスケの関係

血之池一族のチノはうちは一族には因縁がありました。血之池一族の滅亡に追い込んだのがうちは一族だったからです。だからチノはサスケを狙って木ノ葉隠れの里を襲撃しました。そうすればサスケが木ノ葉隠れの里に帰ると思ったからです。チノは当初木ノ葉隠れの里でサスケを襲うつもりだったようですが、たまたま竹の村の近くにいたサスケと出会ったことで作戦を変更しました。

チノはすぐにサスケとは戦わず、竹の村を襲った風心という人物を調査するために大蛇丸の元へと向かうサスケについていくことにしました。風心はかつてエンという大富豪が飼っていた忍でしたが、すでに逃げていたためエンの元にはいませんでした。ただ、エンから風心と一緒に逃げ出した者の中に血之池一族の者がいたという話を聞きます。

サスケは道中で起爆人間に襲われながらも、血之池一族がかつて暮らしていたといわれる地獄谷を目指しました。道中でサスケを襲っていたのが一連の事件の真犯人だったチノと風心(ノワキ)だったのです。サスケは偽物の風心の記憶を覗き、ノワキの正体が風心であることを見抜きました。その後地獄谷でチノは一族の復讐を果たすためにサスケと戦います。

チノのその後はどうなった?

サスケと戦ったチノでしたが、最後はサスケの幻術に負けてしまいます。その後、サスケに拘束されて木ノ葉隠れの里の牢に入れられていました。しかし事情を知ったカカシが霧隠れの里へ話を通したのか、水影がチノ達を引き取ることになりました。

雷光団はかつて先代水影から仕事をもらっていました。しかしある仕事で霧隠れの里に裏切られたことが今回の事件の引き金にもなっていました。水影は霧隠れの里にも責任があると思い、チノ達を引き取ってこれまで犯した罪を償うために霧隠れの里で働くようにと言いました。

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ナルトのチノのアニメ声優

加隈亜衣のプロフィール

アニメ『NARUTO(ナルト)』の「サスケ真伝」でチノ役を演じているのは加隈亜衣です。加隈亜衣とは1988年9月9日生まれの女性声優で、マウスプロモーションに所属しています。2011年から声優として活動しています。アニメ作品中心に出演しており、よくメインキャラクターにも起用されている人気声優です。

加隈亜衣の主な出演作品

加隈亜衣の主な出演作品には、『無職転生〜異世界行ったら本気だす〜』のエリス・ボレアス・グレイラット役、『キングスレイド 意志を継ぐものたち』のフレイ役、『鬼滅の刃』の真菰役、『ゆらぎ荘の幽奈さん』の荒覇吐呑子役、『プリキュアミラクルリープ みんなと不思議な1日』のラビリン役、『D.Gray-man』のリナリー・リー役、『ニンジャバットマン』のキャットウーマン役などがあります。

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ナルトのチノの名言や名セリフ集

チノの名言①「だったら助けてあげれば?…」

チノには「だったら助けてあげれば?…」という名言があります。この名言は、サスケとチノが大蛇丸に連れられてコロシアムに来たときのセリフです。そこではお金持ちが飼っている忍同士を戦わせ、負けた方を手に入れることができるという試合が開催されていました。そんな会場を見たサスケはろくでもないと言いましたが、何もするつもりはありませんでした。

チノはそんなサスケに対してこの名言を言いました。この名言はサスケの心に刺さり、物語の最後には忍達を開放するために試合に参加しました。

だったら助けてあげれば?被害者にしてみれば加害者も第三者も一緒。自分を救ってくれなかった人達、それでひとくくり

チノの名言②「だからってどうして…」

チノには「だからってどうして…」という名言があります。この名言は、サスケと地獄谷で戦っているときのチノのセリフです。サスケは里を守るためにチノと戦いますが、チノはそのことが理解できませんでした。なぜならうちは一族はかつて木ノ葉隠れの里の闇の部分を背負わされ、その結果一族は抹殺されることになったからです。

サスケは昔その事を知らなかったのでイタチに恨みを抱いて里を抜けてしまいました。しかし真実を知った後はイタチの意志を継ぎ、イタチのように陰ながら里を守るようになりました。その事情を知らないチノにとっては、サスケは木ノ葉隠れの里に復讐心を抱いてもおかしくはないと思っていました。この名言はその時のチノのセリフです。

だからってどうして木ノ葉のために戦うの?木ノ葉の葉は鮮やかで根は暗い。木ノ葉には光と闇がある

チノの名言③「あんたが死んだら…」

チノの名言には「あんたが死んだら…」という名言があります。この名言はサスケとチノの戦いの終盤で描かれました。チノはいよいよサスケを前にして為す術もなくなってしまいました。チノは早く殺せと言いますが、そこに風心が現れます。風心は前回のサスケとの戦いで重症を負っていましたが、チノをかばって殺すなら自分を殺せと言いました。

それを聞いたチノはこの名言を言って涙を流しました。チノはそれまで両親の顔も知らず、自分が何者なのか分からずに過ごしていました。孤独だった自分の気持ちは誰にも分からないと訴えていましたが、チノはそう思い込んでいただけで隣にはずっと風心がいました。チノはこのときやっと、自分は独りではなく風心というかけがえのない仲間がいることを自覚しました。

あんたが死んだら私が痛い

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ナルトのチノに関する感想や評価

『NARUTO(ナルト)』の「サスケ真伝」ではサスケとチノのやり取りが好きだという方がたくさんいました。チノはサスケのことを「サスケちゃん」と呼んでいました。サスケは「ちゃん」をつけて呼ぶなと言っていましたが、チノの年齢を知ってからは驚いてそれ以降「ちゃん」付けで呼ぶことに関して何も言わなくなりました。そんな二人のやり取りが面白いと評判です。

『NARUTO(ナルト)』の外伝の中でも「サスケ真伝」はファンから人気の作品です。チノは敵ですが愛嬌があって可愛らしく、憎めないキャラクターです。『BORUTO(ボルト)』で一児の父になったサスケと再会してほしいという声もありました。

SNSではチノの血継限界である血龍眼がかっこいいと話題となっていました。血龍眼は写輪眼で記憶を覗こうとしたサスケを阻むほどの強さがありました。血之池一族といわれているだけあり、開眼したときは血の涙を流します。ビジュアルもその能力や強さも魅力的です。もし地獄谷に追放されていなかったら三大瞳術の一つに入っていたかもしれません。

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ナルトのチノまとめ

『NARUTO(ナルト)』の「サスケ真伝」に登場する血之池一族のチノは、写輪眼にも匹敵するほどの強さがある血龍眼の能力を持っていました。劇中でサスケは何度もチノの術中に嵌っています。それほどの強さがありましたが、最後はサスケに負けてしまい反省したチノは現在霧隠れの里で罪を償っています。

そんなチノは『NARUTO(ナルト)』ファンからも人気のキャラクターでした。チノは『NARUTO(ナルト)』の外伝小説「サスケ真伝」もしくはアニメの外伝編で登場します。ぜひチノの活躍を見てみてください。

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