2020年08月29日公開
2020年08月29日更新
【ナルト】我愛羅はデイダラとの戦いで一度死亡した?その後生き返った理由は?
『NARUTO(ナルト)』には我愛羅という砂隠れの里の忍が登場します。我愛羅は風影ですが、一尾が封印されている人柱力でもあります。そんな我愛羅は尾獣を奪おうとする「暁」のデイダラに狙われてしまいます。そのデイダラとの戦いの後、我愛羅は死亡しました。なぜ我愛羅は死亡してしまったのか、ここでは死亡シーンや生き返った理由などを紹介します。また、我愛羅の技一覧などもまとめています。
我愛羅とは?
NARUTO(ナルト)の作品情報
我愛羅とは『NARUTO(ナルト)』に登場するキャラクターで、劇中では重要な人物です。主人公のナルトとは、人柱力としても分かり合える友人です。大人になってもナルトと我愛羅の友人関係は続いています。そんな我愛羅が活躍する『NARUTO(ナルト)』の作品情報についてここではまとめています。
NARUTO(ナルト)の概要
『NARUTO(ナルト)』はかつて「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画です。『NARUTO(ナルト)』の作者の岸本斉史にとってはデビュー作でもあります。連載は15年続き、全700話・72巻で完結しました。長年「週刊少年ジャンプ」の看板漫画として人気を集め、2015年には功績が認められて「芸術選奨文部科学大臣新人賞」を受賞しました。
NARUTO(ナルト)のあらすじ
『NARUTO(ナルト)』の主人公・うずまきナルトは、大切な仲間のサスケが里抜けしたことをきっかけに強くなることを決意します。そして師匠の自来也と共に2年半の修行の旅に出ました。その後、強くなって帰ってきたナルトでしたが、ナルトの中に封印されている九喇嘛という尾獣を奪おうと企む「暁」という集団に狙われます。同じく一尾を封印されている我愛羅も「暁」に狙われており、ナルトは我愛羅を助けに向かいます。
我愛羅のプロフィール
出典: https://festy.jp
我愛羅は砂隠れの里の忍です。ナルトと同い年で、中忍試験のときに初登場しました。赤い髪と緑の瞳を持っており、眉がなく目の周りには黒いクマができています。額には「愛」の文字が書かれており、とても目立った外見をしています。背中には大きなひょうたんを抱えていますが、大人になってからは小さいサイズを腰につけています。家族には兄のカンクロウと姉のテマリがいます。
我愛羅は守鶴(一尾)の人柱力
我愛羅は守鶴という一尾の人柱力でした。一尾は攻撃に適した尾獣です。しかし我愛羅は一尾の力を制御できずに幼いころから暴走させてしまい、里の皆から恐れられてきました。我愛羅の目の周りに黒いクマがあるのは、一尾に取り憑かれるという恐怖から不眠症になってしまったからです。一尾が取り除かれた今でもクマは消えていません。
「暁」に襲われたことで一尾は我愛羅の元を離れましたが、第四次忍界大戦後は砂隠れの里に居付いているようです。『BORUTO(ボルト)』ではウラシキが一尾を狙ったため、木ノ葉隠れの里に一旦移動させてその後安全な場所で暮らしています。一尾は好戦的でファンキーな性格をしていますが、『BORUTO(ボルト)』ではひまわりに懐かれており、一緒に遊んでいました。
我愛羅はデイダラとの戦いで一度死亡した?生き返った?
我愛羅はデイダラとの戦いで一度死亡した?
ナルトがちょうど自来也との修行から帰った時、砂隠れの里では会議が行われていました。砂隠れの里は「暁」が一尾を狙っているという情報によって厳戒態勢となっていました。しかし幹部に紛れ込んでいたサソリの忠実な部下がサソリとデイダラを手引してしまい、砂隠れの里への侵入を許します。デイダラは大きな鳥の形をした粘土に乗って偵察し、上空の見張りを殺して降り立ちます。
しかしいち早く侵入に気づいた我愛羅がデイダラと戦います。鳥を見てすぐに侵入者だと気づいたのは、砂漠にはいない鳥の形をしていたからです。我愛羅はデイダラの片腕を潰すなどして追い詰めましたが、デイダラはC3という巨大な起爆粘土で里ごと消し飛ばそうとしました。
我愛羅はそれを止めましたが、その隙に小さい起爆粘土を砂の中に仕込まれてしまい、直接爆撃を受けてデイダラに拘束されてしまいました。その後ナルト達が我愛羅奪還に向かうも、我愛羅は一尾を抜かれてしまったことで死亡してしまいます。
我愛羅がその後生き返った理由
ナルトは我愛羅を連れ出すものの、医療忍術を使うサクラでも手遅れだということが判明しました。ナルトは「何で我愛羅が…我愛羅ばっかりが…」と言いながら泣きます。そんなナルトにチヨバアは「落ち着け」と言いますが、ナルトはその言葉に激昂します。一尾を封印されて人柱力として悲惨な人生を歩んだ我愛羅の気持ちが分かるナルトは、我愛羅を人柱力にして虐げた砂の忍を責めます。
そして修行をして強くなっても誰も助けられなかったと己の非力さに嘆きます。その言葉を聞いたチヨバアはある術を我愛羅に施します。その術を見たサクラはすぐに何をしているのか分かりました。そしてナルト達に、チヨバアは我愛羅を生き返らせようとしていると説明しました。チャクラが足りないチヨバアに、ナルトは自分のチャクラを分けます。
ナルトは精神世界で皆に囲まれていました。しかし遠くの方で我愛羅が一人ぼっちで泣いてうずくまっているのを見つけて急いで駆け寄ります。そしてナルトが我愛羅に肩に手を置いた瞬間、我愛羅は蘇りました。その後、ナルトと我愛羅はチヨバアが自分の命と引き換えに助けてくれたことを知ります。そしてその場にいる忍達全員でチヨバアに祈りを捧げました。
我愛羅の技や強さ
技や強さ①砂縛柩
「砂縛柩」は砂を操って敵を囲い込み、捕まえる技です。捕まえるだけでなく、そのまま「砂瀑送葬」を使って砂で相手を圧死させることもできます。
技や強さ②空砂防壁
「空砂防壁」は地上の砂を操って空中に大きな砂の盾を作る技です。この技を使って我愛羅はデイダラのC3の爆発から砂隠れの里を守りました。
技や強さ③砂漠葬送
「砂瀑送葬」は相手を砂で圧死させることができる技です。印を組む必要はなく、手のひらを握りしめるだけで「砂縛柩」で拘束した人を高圧で潰すことができます。
技や強さ④砂の鎧
「砂の鎧」は砂にチャクラを練り込み、その砂を全身に纏う技です。こうすることで体を守ることができます。「砂の鎧」をつけていても砕かれない限り見た目は砂を纏っているようには見えません。
技や強さ⑤砂の盾
「砂の盾」はひょうたんの中の砂を盾にして自分を攻撃から守る技です。この盾に使われる砂は我愛羅だけでなく母のチャクラも練り込まれており、いかなる攻撃からも自動的に身を守ってくれます。
技や強さ⑥獄砂埋葬
「獄砂埋葬」は、底なしの砂地獄によって相手を砂の中に引きずり込み、そのまま砂の圧力によって殺す技です。脱出はほぼ不可能ですが、地上から剣山のような骨を出し、その骨と一体化できる「早蕨の舞」という技を使う君麻呂は脱出することができました。
我愛羅のかっこいい魅力
かっこいい魅力①過去や夜叉丸との関係
夜叉丸とは我愛羅の母・加瑠羅の弟で、我愛羅にとっては叔父にあたります。一尾を封印された尾獣である我愛羅にも優しく接しており、我愛羅は唯一夜叉丸に心を開いていました。しかし四代目風影の命令によって我愛羅の暗殺を企みます。暗殺に気づいた我愛羅はショックを受け、その感情のまま夜叉丸を攻撃してしまいます。
夜叉丸は自爆する前に、我愛羅の事を本当は憎んでおり姉も我愛羅の事は愛していなかったと言っていましたが、それも四代目風影の策略でした。後に穢土転生によって蘇った四代目風影によってその真実は語られています。そのため夜叉丸は本当に我愛羅のことを気にかけ、愛情を注いでいたようです。
かっこいい魅力②ナルトとの戦い
幼い頃から孤独で実の父から何度も殺されそうになっていた我愛羅は、憎しみを糧に生きてきました。そんな我愛羅は、大蛇丸が成り代わった四代目風影の指示で木ノ葉崩しに加担します。その時にナルトと戦いました。我愛羅はナルトと戦いながら、ナルトもまた同じ人柱力として孤独に過ごしてきたことを知ります。
しかしナルトはもう孤独ではありませんでした。我愛羅は、最初こそ大切な人のために戦うナルトの事を理解できませんでしたが、戦いが終わった後はいつか自分にも大切な仲間ができるだろうかと思うようになります。こうして我愛羅は少しずつ変わっていき、ナルトとは里は違えど友人同士になります。
かっこいい魅力③五代目風影に就任
『NARUTO(ナルト)』の28巻で、ナルトが修行を終えて木ノ葉隠れの里に戻った時点で我愛羅は五代目風影に就任していました。我愛羅は昔実の父親から暗殺されかけるなど悲惨な過去を持っていましたが、風影に就任してからは里の皆に慕われる存在となっていました。第四次忍界大戦では穢土転生で蘇った四代目風影の父が、五代目に就任して忍連合の連隊長としてみんなを率いている我愛羅に驚いていました。
かっこいい魅力④養子はシンキ?結婚は?
我愛羅は第四次忍界大戦後、結婚したナルト達とは違ってまだ結婚していません。シンキという磁遁を使う少年を養子として引き取りました。シンキはボルトから機械みたいな奴といわれていますが、我愛羅や傀儡を教えてくれるカンクロウのことを慕っています。
ただ効率主義なところがあるので、我愛羅はボルトから仲間の大切さを学ばせようとあえてボルトと組ませて任務に当たらせることもありました。
かっこいい魅力⑤小説『NARUTO─ナルト─我愛羅秘伝』での活躍
『NARUTO-ナルト-我愛羅秘伝』という我愛羅を中心に描いた小説があります。これは我愛羅のお見合いについて書かれています。お見合いは破談してしまうものの、新しい家族のシカマルや兄弟との絆を深めるストーリーになっています。
我愛羅のかっこいい名言集
我愛羅の名言①「オレもいつか誰かに…」
我愛羅には「オレもいつか誰かに…」という名言があります。この名言は『NARUTO(ナルト)』の249話で描かれました。この言葉は我愛羅がカンクロウに言った言葉です。我愛羅は2年半の間、カンクロウ達の元を離れて正規部隊に入っていました。しかし正規部隊に入る前、カンクロウは我愛羅を良く思っていない上層部の人間が多い正規部隊に行くことに反対していました。
それに加えて里の者達は我愛羅に恐怖心を抱いています。しかしこの時我愛羅はナルトを見て人との繋がり大切にし、感情を誰かと分かち合う事が出来るようになりたいと思うようになっていました。この名言はその時に言った我愛羅のセリフです。
オレもいつか、誰かに必要とされる存在になりたい…。 恐るべき兵器としてでなく…砂隠れの風影として
我愛羅の名言②「確かに母様は凄いな…」
我愛羅には「確かに母様は凄いな…」という名言があります。この名言は『NARUTO(ナルト)』の548話で描かれました。我愛羅の父は、我愛羅が人柱力としては使えないという理由で何度も殺そうとしてきました。しかし第四次忍界大戦で他の里の者から一目を置かれる存在となり、皆から慕われるようになった我愛羅と戦ううちに自分が間違っていたことを認めます。
そして父は我愛羅に、本当は母が我愛羅を愛していたことを告げ、自分は我愛羅から繋がりを奪うことしかしてこなかったと悔やみます。この時我愛羅は、絶対防御の砂に母のチャクラが練り込まれていることを初めて知りました。母や夜叉丸が自分に愛情を向けていたことを知り、我愛羅は涙を流しながらこの名言を言いました。
確かに母様はすごいな…初めて父様からの薬を渡してくれた
我愛羅の名言③「オレは友を守りたい…」
我愛羅には「オレは友を守りたい…」という名言があります。この名言は『NARUTO(ナルト)』の516話で描かれました。忍連合の間では、連隊長が我愛羅のような若い忍で大丈夫なのかと不安が広がっていました。そんな他里の忍と我愛羅を慕う砂の忍が対立しかけた時、我愛羅は演説を始めます。そして自分の思いを忍連合軍へと伝えました。この名言はその時のセリフです。
オレは友を守りたい!! そしてこの世界を守りたい!! 世界を守るにはオレは若すぎる! 浅すぎる!だから・・・ 皆の力をかしてくれ!!
我愛羅に関する感想や評価
我愛羅好きでNARUTOハマったし一瞬死んだ時は飯が食えなくなった😭😭😭
— らむ (@sandy_wity) November 20, 2019
我愛羅は『NARUTO(ナルト)』の登場キャラクターの中でも高い人気があります。そのため、一度死亡した時にはショックでご飯が食べられなくなったという方もいました。一尾と砂の力によって圧倒的な強さを持っていた我愛羅の死は読者にとって衝撃的でした。
ネジが死んだ時も我愛羅が死んだ時も(我愛羅は生き返ったけど)、高杉が死んだ時も本当に悲しくて悲しくて、涙止まらなかったし、今でも胸を痛めて引きずってるのに…ジャンプよ。苦行が過ぎる。
— ふじわら (@m_09200) March 29, 2020
『NARUTO(ナルト)』を読みながら我愛羅の死亡シーンで泣いたという方がたくさんいました。それまで『NARUTO(ナルト)』は味方は死なない漫画だと思っていた方が多かったようで、まさか我愛羅が死ぬとは思わなかったそうです。ちなみに我愛羅は一回死亡して生き返りましたが、ネジは生き返ることはありませんでした。
私も最初はかっこい~かっこい~ってなってましたよ✨🐸
— しいな (@mikan3mikan3) May 28, 2020
ほんとに可哀想なのが伝わってきたのって 一回死んだ時に、
精神世界みたいな夢みたいな中でナルトの回りにはどんどん人が増えてくのに
我愛羅だけずっと一人でうずくまって泣いてる姿が、あまりにも辛かったです😞
あと夜叉丸の話も泣きました
『NARUTO(ナルト)』の我愛羅が蘇るシーンでは、大勢の仲間に囲まれたナルトと一人ぼっちの我愛羅が対照的に描かれているシーンが印象的だったといわれていました。子ども時代を孤独に過ごした我愛羅はナルトよりも孤独の時間が長く、その時の我愛羅の辛い思いを感じてつい泣いてしまったという方もいました。
我愛羅の死亡まとめ
『NARUTO(ナルト)』の我愛羅は人気キャラクターなだけあり、死亡が判明した時には悲しむファンがたくさんいました。しかし、チヨバアが命をかけて助けてくれたことで我愛羅は蘇ることができました。我愛羅の死亡シーンや蘇るシーンは、砂隠れの里の人々と我愛羅の繋がりを強くさせた名シーンとなっています。ぜひ原作で実際に読んでみてください。