2020年08月17日公開
2020年08月17日更新
【ナルト】起爆粘土はデイダラが使用する禁術!チャクラレベルや強さ・威力を考察
起爆粘土はNARUTO(ナルト)に登場する忍術の1つ。ナルトたちの敵である組織"暁(あかつき)"に所属するキャラクター・デイダラが使用する術です。掌にある人間の口のようなものに粘土を食べさせ、チャクラを混ぜ合わせて動物の形をした爆弾を作り出します。こちらの記事ではそんな『起爆粘土』についてご紹介。術の強さ・威力や起爆粘土を使用するデイダラのこれまでの活躍についてまとめました。
起爆粘土とはデイダラが使用する禁術
NARUTO(ナルト)でサスケの兄・イタチが所属していた犯罪組織の"暁(あかつき)"。『起爆粘土(きばくねんど)』はその暁のメンバーの一員である"デイダラ"が仕様する忍術。前髪で左目を隠し、後ろ髪は上部のみを高い位置で結んだハーフアップの髪型をしている金髪キャラクターデイダラ。
デイダラの両手には人の口のようなものがついており、そこに粘土を食べさせチャクラを混ぜることによって起爆粘土を作り出します。「~だ!うん!」や「芸術は爆発だ!」といった特徴的な口調が印象的なキャラクターです。
NARUTO(ナルト)の作品情報
NARUTO(ナルト)の概要
NARUTO(ナルト)は週刊少年ジャンプに掲載されていた忍者をモチーフとしたバトル漫画。作者は岸本斉史(きしもとまさし)先生で、2014年に連載が完結されています。コミックは全72巻で、アニメ化、劇場版、ゲームなど多くのメディアで登場しており、国内外問わずファンが多い大人気作品です。
NARUTO(ナルト)のあらすじ
木の葉隠れの里に住む少年ナルト。ナルトは里の長であり忍の頂点である"火影"になることを夢見ています。忍者の卵を養成する『アカデミー』を卒業し下忍として活動する最中、同じ班のライバル・サスケが里抜けをして追われる身となってしまいます。サスケを連れ戻そうと追いかけるナルトと兄を殺すための道を進むサスケ。そんなナルトとサスケに犯罪組織『暁(あかつき)』の魔の手が襲いかかります。
起爆粘土の概要
NARUTOに登場する忍術『起爆粘土』は、犯罪組織・暁のメンバーである『デイダラ』が使用する忍術。デイダラの両手には人間の口のようなものがついており、その口に粘土を食べさせると、チャクラと粘土を混ぜ合わせて作った動物型の粘土爆弾ができるといった忍術。起爆粘土はC1~C3とC4、CO(シーオー)で分類されており、C1~C3までは数字が大きくなるごとにその爆発の強さも高まる仕様になっています。
C4は爆発の強さではなく目視できないほどの小さい爆弾の集団をまき散らし、COはデイダラの身を巻き込んでの自爆技となっています。起爆粘土のチャクラ量を示す『C』という単位についてはNARUTO(ナルト)の公式情報での元ネタや意味は明かされていませんが、プラスチック爆弾に『C-4』という名称のものが存在することから、それが元ネタになっているのでは?とNARUTO(ナルト)読者から考察されています。
起爆粘土のチャクラレベルや強さ・威力
起爆粘土の強さ①チャクラレベルや威力
NARUTO(ナルト)のデイダラが起爆粘土で作製した爆弾の強さ・威力は4段階あり、チャクラを込めたレベルによってCOからC4までに分類されています。C1からC3はそれぞれの数字の大きさに比例して爆発の強さも上がっていき、C3になると里を1つ丸ごと葬り去ることもできるほどの強さ。
C4は他の3つと異なり、一度巨大な粘土を作り出した後に爆発させ、目視できないほどの小ささに分裂させた爆弾の集団を作り出すといった術となっています。その小ささは空中に紛れ、吸い込んだ者の体内に入り込むほど。敵の体内で爆発させ倒します。そしてCOは起爆粘土の最終手段の技。デイダラ自身の身体を自爆させ広範囲にわたって爆発を引き起こす捨て身の技で、その爆破範囲は半径10キロメートルにも及びます。
起爆粘土の強さ②応用力
NARUTO(ナルト)に登場するデイダラが作り出す起爆粘土は応用力に長けた忍術で、デイダラの意思によってどんな形の動物にも作り出すことができます。起爆粘土は相手にぶつけて爆発させる攻撃を行えるだけではなく、烏など浮遊する生き物の形を成形すればそれに乗り空を飛ぶことも可能です。
また爆発の強さによって起爆粘土に込めるチャクラの量を変えられるので、敵を一掃したいときには一番強力な強さを持つC3、チャクラを温存したい時や攪乱目的の時には一番弱い強さのC1にするなど応用が効く忍術です。
起爆粘土を使用するデイダラの活躍
デイダラの活躍①暁へ入る
起爆粘土の術を使用するデイダラは元・岩隠れの里の忍。しかしデイダラは抜け忍となり、爆破の依頼を受けては指示通りテロを行いその報酬を受け取っていました。その話が暁のメンバー達まで知れ渡り、その実力を見込んだ暁のリーダー・ペインがイタチ達を勧誘するため派遣します。しかしそう簡単に取り入られるデイダラではなく、イタチ達とデイダラは戦闘になるのでした。
結果、イタチの幻術により敗北したデイダラ。夕日を背に堂々と自分の前に立ち塞がるイタチの出で立ちと、イタチの車輪眼が交わったその光景に芸術にも似た感覚を覚えてしまいます。「爆発こそ芸術」と信じるデイダラはイタチを芸術として感じてしまった事に嫌気がさし、その思いを否定し拭い去るためイタチを殺すことを目的として暁へと足を踏み入れるのでした。
デイダラの活躍②風影奪還編
我愛羅(があら)の尾獣を奪うため砂隠れの里へ訪れたデイダラとサソリ。我愛羅を拉致する為にデイダラの起爆粘土で作った鳥に乗り執務塔に向かいますが、不審な飛行物が侵入してきたことに気付いていた我愛羅に先回りされています。
起爆粘土で作成した爆弾を操り交戦するデイダラでしたが、我愛羅の実力により左腕を負傷してしまいます。一筋縄とはいかずも、なんとか我愛羅を捕らえる事に成功したデイダラ。しかし風影・我愛羅の奪還を受けたナルトとカカシに遭遇したデイダラはその戦闘の最中に右腕をも失ってしまいます。両腕を失い分が悪くなったデイダラは土遁の術を使用し地中に潜って逃走するのでした。
デイダラの活躍③サスケとの対決
暁のメンバー角都(かくず)の能力により両腕を再生したデイダラ。そこへイタチの弟であるサスケが、イタチを殺そうと暁の前に現れます。イタチの居場所を聞かれ、獲物を横取りされることに気付いたデイダラはサスケと戦闘になります。
起爆粘土を駆使し応戦するデイダラでしたが、デイダラの戦闘スタイルや発言などを見つつ車輪眼の能力を活用してデイダラを追い詰めていくサスケに軍配が上がります。最終的に雷遁の術でデイダラの起爆粘土さえも封じられてしまったデイダラは「そういうトコがムカつくんだよ!てめーら兄弟のそういうトコが!」と言い放ち、起爆粘土の最終手段COを使用して自爆。その爆発によって死亡しました。
デイダラの活躍④第四次忍界大戦
サスケとの戦闘で死亡したデイダラですが、その後第四次忍界大戦の際にカブトによって穢土転生され、ナルト達の敵として再度復活します。ナルトと同じ第7班メンバー・サイの死んだ兄も同じく穢土転生で生き返らされており、その身体に爆弾を仕込んでナルト側の陣営を苦戦させます。しかし兄へのその侮辱的な行いを目にしたサイは激怒。砂隠れの里のカンクロウ、雲隠れの里のオモイ達との連携によりデイダラを捕縛するのでした。
アニメNARUTO(ナルト)では、その後白ゼツの助力により逃げ出すことに成功したデイダラでしたが、穢土転生の特性で自爆しても死ぬことができず「儚く散りゆく一瞬の美」が行えないことを嘆いていました。最後は穢土転生を行ったカブトがイタチの幻術によって操られて術を解いたことにより、デイダラの魂は無事解放されました。
起爆粘土は爆遁忍術?
起爆粘土は爆遁忍術だと語るデイダラ
NARUTO(ナルト)の物語の中で起爆粘土を"爆遁"の忍術だと口にしたデイダラ。しかし爆遁は特定の一族にしか伝わらない忍術"血継限界(けっけいげんかい)"であり、その素養のないデイダラは爆遁が使えないはずです。またサスケが起爆粘土が"土遁"の術だと見破り、土遁の性質を打ち消す雷遁によって起爆粘土を無効化した例もあり、起爆粘土は土遁である可能性が高い術。
ではなぜデイダラは起爆粘土を爆遁だと言ったのでしょうか?ネットの意見では「爆発が好きなデイダラが勝手に爆遁ということにした」「正式な爆遁では無いけれど、性質が爆遁に近いので爆遁と発言した」という考察がされています。
起爆粘土は血継限界の爆遁とは異なる?
爆遁は特定の一族にしか使用できない血継限界の忍術。岩隠れの里のキャラクターであるガリの一族に引き継がれている忍術です。そのため、ガリの血族ではないデイダラは爆遁を使うことはできません。そのため起爆粘土は爆遁ではない可能性が高いでしょう。
またNARUTO(ナルト)の公式ファンブック『秘伝・者の書』には"血継限界"ではなく"秘伝忍術"と書かれているため、デイダラが使用している起爆粘土は岩隠れの里の忍が爆遁に似せて作り出した土遁の術という見方が強いでしょう。
起爆粘土に関する感想や評価
BORUTOでも起爆粘土を使う忍が登場
【BORUTO世界の右目欠損】
— GATACA (@redox_reactor) August 5, 2020
「友」が原因になる傾向。
・青年ボルト⇒多分カワキ絡みで右目負傷。兄弟にして心友のせい
・大蛇ガラガ⇒契約者に斬られた。ダチのせい
・ユリト⇒セキエイの起爆粘土でふっ飛ばされた。ミツキのトモダチのせい
・ヴィクタは?
/ BORUTO
これまで起爆粘土の術を使用するキャラクターはデイダラのみでしたが、NARUTO(ナルト)の子世代作品・BORUTO(ボルト)では岩隠れの里の忍であるセキエイが使用しています。デイダラが死亡した後の唯一の起爆粘土使い。デイダラの使い方との違いなどを見つけてみてはいかがでしょうか?
掌に口がついているキャラといえばデイダラ!
最終回に出てきたオカマみたいな敵、手に口があるからめっちゃデイダラ思い出すし
— あきやま (@teresutna01) August 8, 2020
炭治郎(漢字わからん)が戦え!戦え!って言ってて進撃の巨人
掌についた口で起爆粘土の術を使うキャラクター・デイダラ。他のアニメや漫画作品で掌に口があるキャラが登場すると「デイダラを彷彿とさせる」という意見が上がるほど。掌に口がついているキャラクター代表として愛されています。
デイダラの死亡にファンの悲しみが広がる
ああああああ!!!!!デイダラ死によった(';ω;`)しかも彼女改造されるし。サソリどんだけ悪役なの!!サソリの過去もかなり悲しいけどさ・・・。ハッピーエンドがよかったなぁ
— ねおごろう (@_neo_39) January 17, 2011
敵キャラクターでありながらNARUTO(ナルト)の公式人気投票で上位をとるほどの人気を博していたデイダラ。しかし自分の作った起爆粘土により作中で死亡してしまいます。敵であったとはいえ魅力的なキャラクターだったデイダラの死にファンの悲しみのツイートが多く寄せられています。
起爆粘土まとめ
以上、起爆粘土についてご紹介してきました。チャクラのレベルによって変わる爆発の強さ・威力や、攻撃手段以外にも使用できるその汎用性の高い能力。そんな起爆粘土はデイダラの活躍を支えていました。NARUTO(ナルト)の作中ではデイダラが起爆粘土のことを爆遁と発言していましたが、土遁忍術の可能性が高い術です。
サスケとの戦いでは土遁の性質を見破られ不利な形勢になってしまたこともあり、もし本当に爆遁であれば死亡せず生き残る可能性もあったかもしれません。NARUTOの続編・BORUTO(ボルト)でも起爆粘土使いのキャラクター・セキエイが登場しているので是非ご覧ください!