【Fate/stay night】ランサーは言峰綺礼のサーヴァント！正体や真名は？

今回のまとめでは、大人気テレビアニメ『Fate/stay night』に登場するランサーの正体や真名についてまとめていきます。『Fate/stay night』に登場するランサーは、マスターを言峰綺礼とするサーヴァントです。言峰綺礼のサーヴァントとして活動するランサーは一体どんな英霊だったのでしょうか？ランサーについてまとめていく前に、『Fate/stay night』の作品概要やあらすじについて見ていきましょう。

『Fate/stay night』は、2004年にTYPE-MOONより発売された伝奇ファンタジーゲームを原作とした作品で、2020年8月現在も様々な派生作品が誕生し親しまれています。ゲームにはルートと呼ばれるキャラ選択があるため、2006年から展開されるテレビアニメ『Fate/stay night』や劇場版はセイバー・凛・桜ルートと3つに分かれたストーリーが映像化され、現在桜ルート『Fate/stay night[Heaven's Feel]』が上映されています。

主人公の衛宮士郎は、幼い時に両親を失ってからは衛宮切嗣に引き取られ育てられてきました。切嗣が魔術師だったこともあり、士郎は魔術師見習いとして物を直すなど多少の魔術を使えたのです。また、切嗣の「正義の味方になる」という意志を引き継いでおり、それが士郎の動力源でもありました。そんなある日、士郎は偶々セイバーを召喚してしまい、聖杯戦争へと巻き込まれていくことになってしまいます。

では、『Fate/stay night』シリーズに登場するランサーのプロフィールなどについて見ていきましょう。ランサーは青色の髪に、青色の戦闘スーツを着用した特徴的なキャラクターです。物語が始まった当初から登場してきます。身長は185cm、体重は70kg。天敵はギルガメッシュとアーチャーとされています。『Fate/stay night』に登場するランサーは、第五次聖杯戦争の際にマスターとなる言峰綺礼に召喚されました。

ランサーは、基本的には自由奔放でラフな性格をしており、愛想がありコミュニケーション能力も高く気軽に話せるキャラクターとして描かれています。マスターに忠実な人物で、”信念”や”忠義”を尽くし武人の様な譲れないものを持っています。また、聖杯に対して真面目に忠実に戦闘を繰り広げています。『Fate/Stay night』のファンでも彼のファンは多く、男性キャラクターの人気投票では7位にランクインしています。

『Fate/Stay night』の冒頭では、主人公となる衛宮士郎はランサーに１度殺害されてしまいます。なぜ衛宮士郎が殺害されてしまったのでしょうか？それは、夜の学校でランサーともう１人のサーヴァントが戦っている姿を目撃してしまった為でした。聖杯戦争を見られてしまったので、ランサーは衛宮士郎を殺害し口封じを謀ったのでした。

ですが、その場に偶々居合わせた遠坂凛によって衛宮士郎は一命を取り留めました。この時、ランサーの近くにマスターとなる言峰綺礼がいなかったので、衛宮士郎を助けた凛もマスターやサーヴァントに対して警戒を強めていきます。口封じに殺害した衛宮士郎が生きていると分かったランサーは、再び衛宮士郎を襲いますが、その時は既にひょんなことから衛宮士郎はセイバーを召喚していたので事なきを得ました。

ランサーのマスターは言峰綺礼です。ですが、マスターは他にいました。まず、マスターであった言峰綺礼ですが、彼は第五次聖杯戦争の監督役として協会から派遣され任務をしていました。また、ランサーのマスターは、当初バゼット・フラガ・マクレミッツというスーツを着た男装の女性です。バゼットは『Fate/hollow ataraxia』にてヒロインとして登場してきます。

バゼットは、魔術協会によって派遣されきた武闘派の魔術師でマスターとなる人物でした。ですが、言峰綺礼は『Fate/Stay night』が描かれる以前に彼女から令呪を奪い、ランサーのマスターを強制的に自分自身へと変えたのです。言峰綺礼は、ランサーに対して”倒さないで全員と戦うこと”、そして、”必ず生還すること”を命令していました。アニメを見る際は、この点に注目してランサーの動きを見てみてください。

では、『Fate/stay night』シリーズに登場するランサーの正体や真名、また、宝具についてみていきましょう。まず1つ目は、ランサーの真名についてです。ランサーの真名は”クー・フーリン”といいます。真名となるクー・フーリンという人物は、アイルランドの神話である『ケルト神話』に登場する半神半人の大英雄です。アイルランドでは”光の皇子”とも呼ばれているといいいます。

真名となるクー・フーリンは、父親に太陽神ルー、母親にはコンホヴァル王の妹デヒティネという両親を持ちます。見た目は大変美しく、若い容貌をしていると伝えられています。また、クー・フーリンが持っている槍「ゲイボルグ」は『Fate/GrandOrder』ではスカサハとして登場するスカータハによって授けられたとされています。神話に出てくるクー・フーリンが気になる方はぜひ検索してみてください。

また、『Fate/stay night』シリーズに登場してくるランサーのクー・フーリンは魔術にも長けています。クー・フーリンは武器による戦闘を好むことから、作中ではあまり披露しませんでしたが、”原初18のルーンを用いた魔術”を使用して戦闘することもありました。作中ではライダーとの戦闘の際、ライダーの”石化の魔眼”の魔術を、ランサーの魔術である探索の魔術・ベルカナや炎の魔術・アンサスを使い無効化しました。

ランサーは、『Fate/stay night』シリーズでも上級の魔術師であることが窺えます。ランサーの魔術を見たい方は、『Fate/stay night』作中のライダーとの戦闘をぜひチェックしてみてください。

続いてランサーは、対人法具である「刺し穿つ死棘の槍」、所謂「ゲイボルグ」を使って攻撃をしていきます。ランサーのゲイボルグは、正体①でも紹介したように、師匠となるスカサハから授けられた魔槍です。この魔槍であるゲイボルグは、槍に宿る呪いを引き出し思い切り投げることで能力が発揮されます。ゲイボルグは、一撃破壊をすることを目的に使用するので、一極集中型ではありません。

ゲイボルグの威力は凄まじく、最大捕捉数は50人とされています。『Fate/stay night』作中でアーチャーと交戦したときには、「熾天覆う七つの円環（ロー・アイアス）」というアーチャーにとっては最強の防御を突破するなど、天敵でありながら攻撃力の高さを披露しました。

ランサーは、序盤でアーチャーとの交戦を見られたことで士郎を殺害、凛によって蘇生された後に士郎のサーヴァントとなるセイバーと交戦し、その後は言峰綺礼の命によって屈辱的な戦闘を強いられていくことになります。そんなランサーは、『Fate/stay night』シリーズにおいて各ルートでは立ち位置が変化していきます。まず、セイバールートとなる『Fate/stay night』での立ち位置について見ていきましょう。

セイバールートでは、終盤にて再登場となりました。終盤では、ギルガメッシュと共に士郎＆セイバーペアを攻撃していきます。ですが、ギルガメッシュとは半共闘であり、また、言峰綺礼に反旗を翻す態度を見せたのです。士郎やセイバーに攻撃しつつも彼らを逃がし、最終的にはギルガメッシュと交戦することになりました。ギルガメッシュには敗北してしまいますが、ランサーの信念の強さや能力の高さが窺えます。

続いて、凛ルートとなる『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』では、中盤での再登場となりました。中盤では、士郎と凛はセイバーとアーチャーといったそれぞれのサーヴァントをキャスターによって奪われることになってしまいます。そんな時に現れたランサーは、士郎と凛と共闘を申し込み、しばらくの間同盟を組むことになりました。アインツベルン城に乗り込んだランサーたちでしたが、そこには言峰綺礼も登場します。

「凛を助けたい」という言峰綺礼の言葉は凛を利用するための言葉で、全ては自分の利益のためだったことが発覚します。ランサーは言峰綺礼に対して反抗するも時すでに遅く、最後の令呪を使い言峰綺礼はランサーの自害を言い渡します。ランサーは自身の槍で自害をさせられますが、最後の力を振り絞り言峰綺礼を殺害することに成功し、最終的には凛を彼らから解放したのでした。

凛ルートでのランサーの最期は哀しいものとなりましたが、ランサーの信念の強さや同義を弁えている人柄がにじみ出たシーンとなっています。凛ルートとなる『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』もぜひご覧ください。

続いて、桜ルートとなる『Fate/stay night [Heaven's Feel]』について見ていきましょう。桜ルートの [Heaven's Feel]は劇場版で公開されており、3部作となっております。2020年8月現在、劇場版の第3章で最終章が上映中です。桜ルートでのランサーは、町中からの交戦が始まり、アサシンに誘い込まれる形で柳洞寺の裏の池までやってきます。そして、黒い影によってランサーは囚われてしまうのです。

ランサーと真アサシンとの差は圧倒的でしたが、ランサーは黒い影に囚われているところをザバーニーヤというアサシンの攻撃を喰らい絶命してしまいます。まだ劇場版を見ていない方にはネタバレとなってしまいますが、最終的にランサーの魂自体は、聖杯であった桜に回収されることになってしまいました。気になる方はぜひ劇場版もご覧になってみてください。

それでは、『Fate/stay night』シリーズでランサー「クー・フーリン」の声優を務めた神奈延年さんについて見ていきましょう。神奈延年さんは1968年6月10日生まれの東京都出身、青二プロダクションに所属しています。声優のほかナレーターや俳優、歌手としても活動しています。神奈さんは子役出身の声優で、1991年放送のテレビアニメ『ドラゴンクエスト』で声優としてデビューしました。

続いては神奈延年さんのこれまでの出演作について見ていきましょう。

• FF：U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜 異界の章（黒き風）
• 東京ミュウミュウ（パイ）
• NARUTO -ナルト-（薬師カブト）
• うた∽かた（藤堂繪委）

• 彩雲国物語（鄭悠舜）
• 恋する天使アンジェリーク シリーズ（風の守護聖ランディ）
• 純情ロマンチカ（草間野分）
• BACCANO! -バッカーノ!-（ロニー・スキアート）
• ギルティクラウン（嘘界＝ヴァルツ・誠）

• リトルバスターズ!（井ノ原真）
• スマイルプリキュア!（緑川源次）
• ガンダムビルドファイターズ（ライナー・チョマー）
• 昭和元禄落語心中（初代助六）
• エガオノダイカ（ハロルド・ミラー）

続いては『Fate/stay night』シリーズに登場するランサーに関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、自害しなかったらFateの中でランサーが1番強いのでは？という意見でした。ランサーはマスターが言峰だったことから自身の力を最大限に発揮することができませんでした。ですが、全体的に見るとギルガメッシュが相当強いので、1番でなくても2番目くらいと言えるでしょう。

続いての感想は、劇場版『Fate/stay night[Heven's feel]』1章でのランサーがかっこよかったという感想でした。Fateシリーズの中でも最新作となるHFは、これまでのテレビアニメや劇場版よりも映像美が素晴らしいと言われています。ランサーの戦闘シーンは見所の1つですので、ぜひチェックしてみてください。

続いてはランサーのがかっこいいという感想でした。Fateシリーズは大きくすぎるコンテンツとなってしまい、入るのが難しいと言われていますが、セイバールートの『Fate/stay night』から順を追ってぜひご覧になってみてください。

以上、『Fate/stay night』シリーズに登場するランサーの真名となるクー・フーリンという正体や『Fate/stay night』の各ルートの立ち位置などについてまとめてきました。真名クー・フーリンという名前には元ネタとなった神話に登場する人物がいました。気になった方はぜひクー・フーリンという人物について調べてみてください。また、サイト内には『Fate/stay night』シリーズのまとめもありますのでそちらもぜひご覧ください。