【刀剣乱舞】信濃藤四郎の強さと性格は？かわいい魅力や担当声優も紹介

信濃藤四郎（しなの とうしろう）はアプリゲーム『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』やその派生アニメ作品に登場するキャラクター。刀工・粟田口吉光（あわたぐち よしみつ）の作製した短刀で、刀派は粟田口に属します。刀剣乱舞の公式設定では短刀の中では比較的大きい身長を持つキャラクターです。

ゲーム内での強さは、戦闘開始時に先制攻撃を有利にする"隠蔽（いんぺい）"の値が短刀の中でもトップクラスに高いことで知られています。短刀は懐に忍ばせて携帯することもあるため"懐刀（ふところかたな）"という呼び方もあり、短刀である信濃藤四郎はゲーム内で「懐に入りたい」というセリフを使用することが多く、刀剣乱舞ファンから「かわいい」と人気を呼んでいます。

こちらの記事ではそんな信濃藤四郎の強さや性格、かわいい魅力に加え声を担当している声優の小林裕介さんについてご紹介していきます。またゲーム『刀剣乱舞』の設定についても簡単にご紹介しているので、未プレイの人は参考にしてみてください。

信濃藤四郎が登場する『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』は2015年から開始されたアプリゲームで、PC版とアプリ版があります。DMMゲームズとニトロプラスが共同開発したシミュレーション育成ゲームで、登場キャラは信濃藤四郎と同じく刀をモチーフとしており、"刀剣男士"と呼ばれています。80名以上の様々な強さを持つキャラクターが登場しており、今後も定期的に新キャラクターが増えていく予定となっています。

ゲームが人気だったこともあり、2016年には日常系ストーリーの『刀剣乱舞-花丸-』がアニメ化され、翌年2017年にはバトルをメインとしたストーリー『活撃・刀剣乱舞』がアニメ化されました。他にも舞台やミュージカル、コラボ企画など様々な媒体で人気を呼んでいます。

刀剣乱舞の舞台は西暦2205年。歴史を改編しようと目論む歴史修正主義者により、様々な時代に時間遡行軍が送り出されます。その数8億4千万。その勢力に対し、歴史を守る時の政府は物の心を具現化できる者『審神者』の力をもって刀を人間の姿『刀剣男士』へと励起させ、それぞれの時代へと送り込みます。

信濃藤四郎が登場している刀剣乱舞は2019年に実写版で映画化もされています。映画・刀剣乱舞は、本能寺の変で故人になるはずの織田信長を救い出し歴史修正をしようと企む時間遡行軍を打ち倒すべく、刀剣男士達が過去へと向かうストーリーが描かれています。尚、この映画内では信濃藤四郎は登場していません。

刀剣乱舞に登場する信濃藤四郎（しなの とうしろう）は刀派・粟田口に属する短刀。刀工は粟田口吉光で、刀剣乱舞内で短刀が多い粟田口ファミリーの一員です。刀剣乱舞の公式設定では兄弟の上下順列は明らかにされていませんが、刀剣乱舞の公式設定で公表されている身長が短刀では高めであるため、刀剣乱舞ファンからは短刀内の年長者として扱われる事が多いキャラクターです。

赤い髪のショートヘアーと長めのもみあげが特徴的で身長は153センチ、戦闘服・内番服共に短パン・ハイソックスを着用。内番服では首に黒のマフラーを巻いています。子供のような容姿を持つ短刀の中でも明るく素直な性格で、プレイヤーである審神者（さにわ）に「懐に入りたい」というセリフを多用することから、刀剣乱舞ファンの間で「かわいい」と評判を受けることが多いです。

自分の事を「秘蔵っ子」と自称するセリフを使うことが多く、実物の刀・信濃藤四郎が重要指定文化財に登録されていたり代々徳川家に伝来されていたこともあることから、大切にされていた名残のセリフではないかと刀剣乱舞ファンに考察されています。信濃藤四郎のセリフは声優・小林裕介さんが担当しています。

刀剣乱舞に登場するかわいいキャラクター信濃藤四郎のイラストを担当する絵師は『くにみつ』さん。刀剣乱舞では1人の絵師が複数のキャラクターイラストを受け持つことも多いですが、信濃藤四郎の絵師・くにみつさんは信濃藤四郎のみ担当されています。

他のアプリゲームではアイチュウのユニット『ArS（アルス）』のキャラクター達や、Circle～環り逢う世界～の『ファントム』、剣が刻の『心』などのキャラクターイラストも担当しています。他にも書籍のイラストを描かれることも多く、今後も活躍が期待されているイラストレーターです。

刀剣乱舞のゲームでは様々なステータスが搭載されており、その中でも信濃藤四郎の強さが際立っているのは『隠蔽（いんぺい）』。隠蔽とはゲームの戦闘開始時に敵陣へ先制攻撃をする際に優勢になるステータスで、隠蔽が高ければ戦闘前のおまけダメージをつける攻撃が敵よりも先に行えます。

その攻撃で敵を何体か戦闘不能にさせれば、本番の戦闘で敵の数が減り、受けるダメージも本来より少なくすることができます。短刀は元々隠蔽値が高い傾向にありますが、信濃藤四郎はその中でもトップクラスの強さのキャラクターとなっています。

刀剣乱舞に登場する信濃藤四郎の魅力で特に目を引くのはそのかわいい性格にあります。自分の事を「秘蔵っ子」と臆せず言葉にするその素直な性格や、「ねえ、懐入っていい？」と甘え上手な姿がかわいいと刀剣乱舞ファンから評判です。

また女の子にも見えるそのかわいいルックスに似合わず、一人称が"俺"という部分や、審神者のことを"大将"と男らしく呼ぶギャップも刀剣乱舞のプレイヤーに「かわいい」と言わせている要素のひとつ。刀剣乱舞のゲーム派・アニメ派共に人気のキャラクターです。また信濃藤四郎の声を担当している声優・小林裕介さんの声が更にかわいい魅力を引き立てています。

刀剣乱舞のキャラクター・信濃藤四郎は18振り以上の兄弟（同じ刀派の刀剣男士）が在籍している粟田口の一員。そのため同じ刀派の刀剣男士との会話やセリフが多い傾向にあります。刀剣乱舞のアニメ『続・刀剣乱舞–花丸–』では一緒に顕現した『後藤藤四郎』や『包丁藤四郎』『厚藤四郎』との間でセリフのやりとりがあります。

アニメ11話では懐を探しに本丸を練り歩く信濃藤四郎とセリフのやりとりする『今剣』『加州清光』『岩融』、刀派『来派』の3人、『にっかり青江』、『数珠丸恒次』『小狐丸』などの刀剣男士の姿が確認できます。また刀剣乱舞ファンの間では審神者のことを"大将"と呼ぶセリフがある刀剣男士『薬研藤四郎』『厚藤四郎』『後藤藤四郎』の4振りをまとめて"大将組"と呼ぶなど仲の良い人物として認識されています。

刀剣乱舞に登場する『刀剣男士』は実存する刀や伝承として残されている刀を擬人化したもの。信濃藤四郎においてもその本体は実存しています。現物の信濃藤四郎は現在山形県鶴岡市にある致道博物館（ちどうはくぶつかん）に所蔵されており、刀工は粟田口吉光。刀長が24.9センチの短刀です。鎌倉時代に作られたとされており、日本の重要文化財に指定されている名刀です。

刀剣乱舞に登場する刀剣男士・信濃藤四郎のモデルとなった刀は徳川家康の家臣で信濃の国（現在の長野県周辺）の大名であった永井尚政（ながい なおまさ）が所持していました。その後徳川家へ献上され、1633年に徳川家の養女であった大姫（おおひめ）が嫁ぐ際に持ち出されたとされています。

その後は財政難により3年後には売却され現在信濃藤四郎が所蔵されている山形県鶴岡市周辺の大名であった酒井忠勝（さかい ただかつ）の手に渡ったという説が伝承されています。しかし信濃藤四郎の持ち主である酒井忠勝の記録には徳川家から佐賀藩（現在の佐賀県・長崎県周辺）の貴族である鍋島忠直（なべしま ただなお）に渡り、そこから購入したという内容が記述されており、どちらが正式な史実かは判明していません。

声やセリフがかわいいと評判の刀剣男士・信濃藤四郎の声を担当するのは声優『小林裕介（こばやし ゆうすけ）』さん。声優としての活動は2009年から始められており、下記の主な出演作品出ご紹介しているように、これまでも多くの有名キャラクターのセリフを演じられています。生年月日は1985年の3月25日。牡羊座のB型の声優です。

身長164センチで所属事務所は主に声優をマネージメントしているゆーりんプロ。5歳から10歳までイギリスに住んでいましたが、その後東京都に移り住んでいます。趣味はダーツ、ハーバリウム、ボクシング、空手。「失敗しても死にゃしない」をモットーにされています。

声優・小林裕介さん。刀剣乱舞以外のアプリゲームでは、アイチュウの『夜鶴黒羽（やかく くろう）』や戦国ナイトブラッドの『森蘭丸（もり らんまる）』、なむあみだ仏っ！の『阿閦如来（あしゅくにょらい）』の声なども演じています。

アニメ作品の声優としては、アルスラーン戦記の『アルスラーン』、Re:ゼロから始める異世界生活の『ナツキ・スバル』、Fate/Apocryphaの『カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア』を担当されています。2019年頃からは主要キャラクター声優として演じることが多くなってきていることもあり、アニメ・ゲームファンから今後の活躍も期待されている声優の1人です。

刀剣男士とはアプリゲーム『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』に登場する刀の擬人化キャラクターです。『短刀』『脇差』『打刀』『太刀』『大太刀』『薙刀』『槍』『剣』の刀種に分けられており、刀種によってそれぞれ得意なステータスや強さが分けられています。

実在した刀工が作った刀を"刀派"として分けており、刀派によって兄弟や親密関係のあるグループとして設定されています。また刀剣男士の持ち主である歴史上同士の関係を踏まえ、刀剣男士の交友関係に反映されています。

審神者（さには）はアプリゲーム『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』のプレイヤーの肩書きです。ゲーム内では刀剣男士達をとりまとめる司令官の役割を請け負っています。また実在の意味での"審神者"は、神道の祭りの際に神からの言葉を授かる者を指した者のことで、現在でいう祈祷師や巫女と似たような立場の名称です。

信濃藤四郎が登場する刀剣乱舞のジャンルは育成シミュレーションゲームとなっており、『木炭』『玉鋼』『冷却材』『砥石』といった実際に刀を作製する際に使う資源を元に刀剣男士を顕現していきます。資材の配分量によって作れる刀種・刀剣男士が変わるため、刀剣乱舞プレイヤーの間で特定の刀剣男士を作製できた際の配合情報がネットなどで共有されている場合も多いです。

刀剣乱舞における『中傷』は体力ゲージが3分の2程度になった状態、『重傷』は3分の1程度になった状態を指します。中傷は体力ゲージが黄色に変化し、重傷は赤色になります。重傷の際に刀剣男士が攻撃され体力ゲージが無くなってしまうと刀剣破壊となります。

作製した刀剣男士は『出陣』で敵とのバトルを行い育成させていきます。また出陣で体力ステータスが重傷になっている際にステータスが0になってしまうと"刀剣破壊"となってキャラクターが削除されてしまい復活することができなくなってしまいます。刀剣破壊を防ぐには『お守り』を装備刺せる必要があり、万屋で購入したり特定の条件を満たすと入手できるようになっています。

また敵とのバトルで体力が削られた場合には『手入れ』をすれば再度体力が復活します。真剣必殺は刀剣男士の体力ゲージが削られ"中傷"以下になった場合に自動的に発動する強力な攻撃で、発動タイミングはランダムとなっています。真剣必殺の際には普段の攻撃イラストとは異なった全体イラストが表示されます。

時間遡行軍（じかんそこうぐん）とは刀剣乱舞におけるメインの敵の名称で、刀剣男士は歴史を改編しようと様々な時代に出現する時間遡行軍を殲滅する為に顕現されています。また『歴史修正主義者（れきししゅうせいしゅぎしゃ）』とは現在までの歴史を改編し別の未来に変えようと企む人物の事を差し、この歴史修正主義者が影から使役し戦場に駆り出している敵のことを"時間遡行軍"と呼びます。

また何度も同じ時代で戦闘を行うと、更なる強さを持つ敵『検非違使（けびいし）』が出現します。検非違使は時間遡行軍とは別の勢力で過去の時代に干渉する全ての者を敵としています。刀剣男士に対しても時間遡行軍に対しても敵勢力となる第3の勢力です。また、この"検非違使"という役職は実在しており「平安時代に設置されていた治安維持と裁判を行う権力者」となっています。現在でいう警察に近い役回りのことを指しています。

現在では通常の鍛刀で出現するキャラになった信濃藤四郎ですが、刀剣乱舞に登場した当初はイベント報酬として配布されていたレアキャラ。刀剣乱舞の配信が始まった当初からプレイしているプレイヤーは、信濃藤四郎をゲットするために同じステージを何度も周回したプレイヤーも多いのではないでしょうか？かわいい刀剣男士代表の信濃藤四郎を初鍛刀で手に入れられた新人プレイヤーを羨ましく思う人も多いようです。

現在は耳上に小さな飾りがついた姿の信濃藤四郎の極（きわめ）。しかし、実はこの装備はイラスト修正後の姿。信濃藤四郎の極発表当初は鹿のような髪飾りをつけていましたが、イラスト参考にした資料内容に不備があり、現在の信濃藤四郎の極姿へと変更されました。しかし信濃藤四郎推しのプレイヤーからはどちらもかわいいと満足の声が上がっています。

信濃藤四郎は刀剣男士の中でも飛び抜けて隠蔽の値が高い一方、生存値が心許ない部分があります。しかし極や習合（しゅうごう）など、日々新しいシステムも実装されているので、今後信濃藤四郎の生存ステータスも伸びて更に強さに磨きがかかる日が来る可能性もあります。

以上、刀剣乱舞に登場する『信濃藤四郎』の強さや性格、かわいい魅力についてご紹介してきました。鍛刀のみならず刀剣男士の中でも屈指の隠蔽の強さをみせる信濃藤四郎。その甘え上手な性格や「秘蔵っ子」と自称するセリフがあったりと、かわいい魅力に多くの刀剣乱舞ファンに愛されています。

刀剣男士は伝承に伝わる架空の刀をモチーフとしているキャラクターも多いですが、信濃藤四郎は実存する刀の1つ。信濃藤四郎推しの刀剣乱舞ファンの人は、信濃藤四郎が所蔵されている岡山県・致道博物館（ちどうはくぶつかん）にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？