【ナルト】地陸は元守護忍十二士！アスマとは親友だった？登場シーンや強さ・能力は？

「NARUTO（ナルト）」は、作者・岸本斉史によって週刊少年ジャンプで連載された漫画です。連載期間は1999年から2014年まで、全700話でコミックは全72巻が発売されています。連載終了後、2015年に「NARUTO-ナルト-外伝～七代目火影と緋色の花つ月～」が、短期連載されました。アニメ版は2002年から2007年までテレビ東京系で放送されました。

「NARUTO（ナルト）」は、忍たちによる戦いを描くアクション漫画です。若い忍たちが仲間と切磋琢磨しながら成長する姿や、師と弟子の絆、家族の愛情を描きつつ、裏切りや仲間の死、復讐心などが織り込まれ、重厚な物語となっています。海外でも人気を集める「NARUTO（ナルト）」は、世界80ヵ国以上で放送されており、主人公のナルトは架空の存在にも関わらず、2006年「世界が尊敬する日本人100」に選ばれました。

主人公うずまきナルトは、火の国・木ノ葉隠れの里に住む少年です。産まれたての赤ん坊の頃、九尾の妖狐を封印されたナルトは、少年になり忍者アカデミーに入学します。卒業後、下忍となったナルトは、同級生のうちはサスケらとともに第7班に入り、忍としての任務につきました。ナルトは忍の最高位である火影を目指し、仲間たちと様々な試練に立ち向かっていきます。

「NARUTO（ナルト）」に登場するスキンヘッドで、法衣に袈裟を着用しているキャラクター、地陸（ちりく）は火の国で最も権威ある忍寺「火ノ寺」の僧侶です。誕生日は7月1日、身長は179㎝、体重は59.1㎏、年齢は31歳です。「NARUTO（ナルト）」のコミック第35巻で初めて登場します。火ノ寺の僧侶は「仙族の才」という能力を操りますが、中でも地陸は最強の使い手です。

その強さを買われて、火の国の大名を警護するために集められた組織「守護忍十二士」に選ばれたことがある忍のエリートであり、三千万両という高額の賞金がかけられるほど、その強さを恐れられる人物です。

第十班を担当する上忍、猿飛アスマは豪快な容姿と性格で、仲間から兄貴的存在として信頼を集める人物です。アスマもまた地陸と同じ、火ノ国の「守護忍十二士」のメンバーでした。実力者だけが選ばれる「守護忍十二士」のメンバーだったということで、アスマの火遁、風遁などの忍術のレベルは高く、誰もが認めるトップクラスの忍です。

地陸とは親友で、「守護忍十二士」のリーダーが起こしたクーデターでも二人は同じ志を持って戦いました。クーデター後「守護忍十二士」は消滅し、たった二人生き残った地陸とアスマは、その強さを恐れられ、高額な賞金をかけられました。地陸の賞金額は三千万両で、アスマの賞金額は三千五百万両です。上忍であるアスマの賞金額と比べてほとんど変わらない地陸の強さも上忍レベルだと思われます。

地陸の強さについて見ていくと、大名の警護が任務の「守護忍十二士」のメンバーに選ばれたということで、忍としての実力はかなり高いことが分かります。また、地陸は火の国で最も有名な忍寺、火ノ寺の僧侶になりました。この火ノ寺の僧侶は「仙族の才」を操る能力を与えられるのですが、地陸は僧侶の中で一、二を争うトップレベルの実力者だということです。

「NARUTO（ナルト）」の地陸は火の国の忍の中で実力のある精鋭だけが選ばれる「守護忍十二士」のメンバーでした。「守護忍十二士」は主に大名を警護する任務につきます。メンバーたちは「火」の紋章の付いた腰布を身に付けており、色は二種類あるということです。ある時、守護忍十二士のリーダー、カズマが世界統一を目指し、同志5人とクーデターを起こしました。

地陸とアスマら残りの6人はリーダーのカズマたちと対決することになりました。守護忍十二士のメンバー同士が戦った結果、地陸とアスマ以外の十二士メンバーはすべて死亡しました。このクーデター後「守護忍十二士」は崩壊、その後結成されることはありませんでした。アスマは木ノ葉の里に帰り、第十班を担当する上忍として教え子たちから信頼される先生になりました。一方、地陸は火ノ寺の僧侶となりました。

「NARUTO（ナルト）」で、地陸が登場した第35巻・314話を紹介します。抜け忍たちで作る犯罪集団「暁」の不死（ゾンビ）コンビと言われる飛段と角都は尾獣狩りによって、尾獣を宿すユギトを捕獲、尾獣を抜き取ることに成功しました。飛段と角都の次なる目標は高額の賞金がかけられている地陸がいる火ノ寺です。

地陸が尾獣を宿した人柱力ではないのに角都が狙う理由は、地陸が過去に「守護忍十二士」だったことから三千万両という高額な賞金がかけられているからです。金に目が無い角都は地陸のことを賞金額の「三千万両」と呼んでおり、油断をするなと飛段に言いました。火ノ寺に到着した角都と飛段は、強い結界によって守られているはずの火ノ寺の門を簡単に破りました。

結界を破られ、敵の侵入を許してしまった火ノ寺は混乱状態に陥ります。高額の賞金がかけられていることを自覚している地陸は、いずれ自分を狙う者が来ることを覚悟していたようです。地陸は他の僧侶たちに向かって次の名言を放ちました。

地陸がかけられている三千万両という高額の賞金を狙ってやって来た「暁」の飛段と角都の襲撃に対して、地陸が火ノ寺の他の僧侶たちに掛けた言葉が、次の名言です。

地陸は元「守護忍十二士」のメンバーで、火ノ寺の僧侶となってからは「仙族の才」という能力を与えられました。忍者としてもエリートで、火ノ寺の僧侶の中でも「仙族の才」を操る能力はトップを争うほどの実力の持ち主だとされています。上記の言葉は、そんな地陸だからこその名言だと言われています。

「暁」の角都が警戒するほどの実力の持ち主である地陸と、圧倒的に数で勝る火ノ寺ですが、不死（ゾンビ）コンビとも言われる角都と飛段の攻撃によって僧侶たちは死亡、地陸も飛段の呪術によって殺されてしまいました。

三千万両という高額な賞金をかけられていた実力者の地陸ですが、「暁」の二人の前にあえなく死亡。角都は死亡した地陸の遺体を持って換金所へと向かいました。地陸の遺体を持っていくと、換金所の人が角都に「大物だったな…」と声を掛けました。この言葉で地陸の強さの程がわかります。

原作の「NARUTO（ナルト）」では登場シーンの少ない地陸ですが、アニメの「守護忍十二士の章」という、アニメのオリジナルストーリーで登場します。アニメでは地陸がアスマと共に「守護忍十二士」だった頃のことが語られるなど、原作とはまた違った地陸の様子が描かれています。

「暁」の角都と飛段が地陸を狙って火ノ寺を襲撃した事件でのアスマの行動を見ていくと、火ノ寺が襲撃されたことを知り、駆けつけたアスマは、壊滅状態になった火ノ寺に地陸の遺体だけが無いとわかると、地陸が換金所へ運ばれたと考え、向かうことにしました。出発の直前、僧侶たちが祈りを捧げている間、アスマの頭には、親友・地陸との思い出が蘇ります。

地陸を殺した者たちに絶対に負けるわけにはいかないと決意するアスマでした。また、アニメの第四次忍界大戦で、薬師カブトが死亡した者の魂を蘇生できる術「穢土転生（えどてんせい）」によって地陸を蘇生しようと考え、火ノ寺を訪れますが、地陸の遺体が無かったためできませんでした。地陸の遺体は、換金所を経た後、どうなったのか不明です。

「NARUTO（ナルト）」の主人公、うずまきナルトの息子であるボルトが主人公の「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATION」（ボルト）の第38話、猿飛アスマの娘・ミライが初登場します。ミライはボルトとサラダの両名と戦い、ボルトを体術だけで追い込み、写輪眼の開眼者であるサラダに対しては幻術で戦うなど、自身の強さを見せつけます。

アスマの娘・ミライが活躍することで、もしかしたら父親であるアスマの回想シーンが描かれるかもしれず、その中にアスマとは親友だった地陸も登場するかもしれないと言われています。

ここまで「NARUTO（ナルト）」の地陸について、登場シーンや強さ、能力、アスマとの関係や過去について見てきました。ここから、アニメ「「NARUTO（ナルト）」で地陸の声を担当している声優・大塚明夫について紹介していきます。

大塚明夫は1959年11月24日生まれ、東京都出身です。声優の大塚周夫は実父です。声優事務所「マウスプロモーション」に所属しています。声優、ナレーターの他、俳優としても活動しています。

大塚明夫は長年、ゲーム作品の「メタルギアソリッド」のシリーズで、主人公のソリッド・スネーク、手塚治虫原作のアニメ「ブラック・ジャック」のすべてのシリーズで主人公のブラック・ジャックを担当しています。また、大塚明夫はスティーブン・セガール、ジャン・レノ、キーファー・サザーランド、ニコラス・ケイジなど、多くの俳優の吹き替えを担当しています。

ここからは、大塚明夫の主なアニメ出演作を紹介します。1997年「中華一番！」チョウユ、2003年「ONE PIECE」マーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）、2004年「今日からマ王！」フォンヴォルテール卿グウェンダル、「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」バトー、2005年「BLEACH」京楽春水、2009年「戦場のヴァルキュリア」ラディ・イェーガー、2011年「Fate/Zero」ライダー、2013年「ジョジョの奇妙な冒険」ワムウ、

2015年「血界戦線」ブリッツ・T・エイブラムス、「忍たま乱太郎」山田先生（二代目）2016年「モブサイコ100」エクボ、「僕のヒーローアカデミア」オール・フォー・ワン、2017年「チェインクロニクル～ヘクセイタスの閃～」黒の王、「アリスと蔵六」樫村蔵六、2018年「バキ」範馬勇次郎、2019年「ヴィンランド・サガ」トルケル、「ソウナンですか?」鬼島丈一、「PSYCHO-PASS サイコパス 3」廿六木天馬。

「NARUTO（ナルト）」の地陸は、元守護忍十二士のメンバーだったこともあり、その強さは忍の中でもトップレベルと言われていました。しかし、「暁」の飛段と角都にはかなわず、死亡してしまいました。地陸が活躍する姿をもっと見たかったという感想です。

「NARUTO（ナルト）」は、忍たちの戦いを描いたアクション漫画ですが、主人公のナルトとサスケをはじめとする仲間との友情や絆も描かれています。アニメでは「暁」の襲撃によって死亡した地陸とアスマが親友だったことがよく分かる描写があります。このように、各キャラクターたちの様々な形の友情が描かれている「NARUTO（ナルト）」が好きだという感想です。

アニメ版「NARUTO（ナルト）」で、地陸を担当しているのは声優の大塚明夫さんです。大塚明夫さんの出演作をいくつか紹介しましたが、大塚明夫さんは数多くの作品で活躍していることがわかりました。そんなベテランの声優である大塚明夫さんが地陸の担当ということで、とても豪華なキャスティングだという感想です。

いかがでしたか？「NARUTO（ナルト）」の地陸について紹介してきました。地陸は実力派だけが選ばれる守護忍十二士の元メンバーで、火ノ寺の僧侶となり「仙族の才」を得た地陸はその強さを恐れられ、賞金を懸けられていました。そんな強さを誇る地陸でしたが「暁」の二人に惜しくも敗れ、死亡してしまいました。

火ノ寺で敵を前にして自分が先頭を切って出ていくことを告げた地陸の名言も紹介しました。そんな地陸の死亡が惜しまれ、もっと活躍する姿が見たかったという声も寄せられていました。地陸の登場シーンに是非注目して「NARUTO（ナルト）」をお楽しみください。