【ナルト】シンとはどんな人物?サイとの関係は?登場シーンやアニメ版声優も紹介

『NARUTO-ナルト-』に登場するキャラクターの1人、シン。彼は主人公・うずまきナルトのチームメイトであるサイと関係があるようなのですが、シンとサイは一体どのような関係なのでしょうか?ここではシンというキャラクターについて徹底紹介。シンとはどんな人物なのかや、シンとサイとの関係、シンの登場シーンや名セリフ、アニメでシンの声を担当した声優などに触れていきます。

【ナルト】シンとはどんな人物?サイとの関係は?登場シーンやアニメ版声優も紹介のイメージ

目次

  1. ナルトのシンとはどんな人物?
  2. ナルトのシンとサイの関係や最後
  3. ナルトのシンの登場シーンの名言や名セリフ集
  4. ナルトのシンのアニメ版声優
  5. ナルトのシンに関する感想や評価
  6. ナルトのシンまとめ

ナルトのシンとはどんな人物?

シンとは『NARUTO-ナルト-』に登場するキャラクターの1人で、うずまきナルトの仲間であるサイと関係の深い人物です。ここでは、シンとサイの関係についてや、シンの登場シーンや名セリフ、アニメ版声優などを紹介していきます。シンについて見ていく前に、まずは『NARUTO-ナルト-』の基本情報を押さえておきましょう。

NARUTO(ナルト)の作品情報

NARUTO(ナルト)の概要

『NARUTO-ナルト-』とは1999年から2014年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された少年漫画。作者は岸本斉史です。話数は全700話、巻数は全72巻。忍たちの戦いを描いたバトルアクション漫画で、様々な要素が折り重なった重厚なストーリーが人気を博し、『週刊少年ジャンプ』の看板作品の1つとなりました。

2002年にテレビアニメ『NARUTO-ナルト-』第1部が放送され、2007年には第2部である『NARUTO-ナルト-疾風伝』の放送がスタート。1部2部通算720話が放送されました。アニメ以外にもゲーム化や舞台化、ノベライズ化など、様々なメディアミックスが展開されています。

NARUTO(ナルト)のあらすじ

火の国・木ノ葉隠れの里に住むうずまきナルトは、落ちこぼれの見習い忍者。彼の身体の中には、かつて木ノ葉の里を襲って壊滅状態に追い込んだ「九尾の妖狐」が封印されており、里の者たちから厄介者扱いされていました。ナルトは里の者たちに自分を認めさせるため、里一番の忍である「火影」になることを決意。彼の努力は多くの人の心を動かし、やがて忍世界そのものを変えていくことになります。

シンのプロフィール

シンは木ノ葉隠れの里の暗部養成部門「根」のメンバーです。少し長めの灰色の髪の持ち主で、優しく面倒見の良い性格でした。暗部とは、忍が存在する各隠れ里にある暗殺戦術特殊部隊の通称であり、そこに所属する者たちのこと。各里長直轄の組織で、上忍・中忍・下忍問わず優れた忍を集めて構成されています。そして「根」とは、暗部のさらに深淵にある組織。創設者は志村ダンゾウです。

「根」は「木ノ葉という大木を目に見えぬ地の中より支える」という目的で生まれたのですが、いつの間にかダンゾウの私兵のような存在になってしまっていました。「根」に所属する者は、ダンゾウから感情を失くして任務にあたることを徹底的に教え込まれます。シンはそんなダンゾウのもと厳しい修行に励んでいましたが、彼は不治の病を患っており、「根」の最終試験を前に病死。忍として活躍することなくこの世を去りました。

『NARUTO-ナルト-』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ナルトのシンとサイの関係や最後

シンとサイの関係

ここからは、シンとサイの関係とはどのようなものだったのかを見ていきます。まずサイとは、うずまきナルトが所属する第七班のメンバー。かつて木ノ葉の上忍・はたけカカシ率いる第七班に所属していたのはうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラの3人でしたが、サスケが里抜けをしたため、彼の代わりに第七班に配属されたのがサイでした。サイはシンと同じく暗部の「根」出身の忍。

当初は「根」の者として上の命令でサスケを暗殺するつもりでしたが、ナルト・サクラと関わって彼らと絆を紡ぎ、真の仲間となって、サスケを連れ戻したいという2人に協力することになります。シンとサイは同じ「根」で育ち、サイはシンを「兄さん」と呼んで慕っていました。

「根」では感情を殺すことを叩き込むために、兄弟のように育ってきた同門生同士での殺し合いが行われていました。シンとサイも共に修行し、兄弟のような絆を育み、ダンゾウの命令で殺し合いをさせられることになります。

シンの最後

共に「根」で修行を積んで成長したシンとサイは、「根」の最終試験を受けることになりました。「根」の最終試験とは、1対1の殺し合い。それもただの殺し合いではなく、絆を紡いだ者同士での殺し合いです。もし3日以降2人共が生きていたら、また2人が試験場である山を降りようとしたら、2人共殺す。ダンゾウが口にした最終試験の内容は、残酷なものでした。

サイはシンを殺すことなどできないと拒否しますが、シンはクナイを手にサイへと襲いかかります。しかし試験の途中で、シンは倒れてしまいました。慌てて駆け寄ってきたサイに、シンは「生き残るのはお前だ」と告げます。シンは昔から病を患っており、度々吐血していました。試験途中で倒れ込んだのも、病気による苦痛が原因です。

シンは血を吐きながらその事実を伝え、さらに最初からサイに負けるつもりであったことを告白しました。シンはサイに自分を殺したとダンゾウに伝え生き残るよう指示します。サイは当然嫌がりましたが、シンに突き放されて最後には彼の言った通りに行動し、生き残ることができました。シンはサイを見送ったあと、その場で息絶えています。

シンは第四次忍界大戦で穢土転生により復活

尾獣を狙う暁と、暁から尾獣を持つ人柱力を守ろうとする忍五大国による忍連合軍との間で、ついに第四次忍界大戦が始まりました。暁側の忍である薬師カブトは、この戦争で「穢土転生」という術を使い死んでいる忍を何人も復活させ、彼らを戦場に投入することで戦局を混乱させます。

カブトが復活させた忍の中には、シンの姿もありました。シンとサイは戦場で敵として再会することになります。操られているシンは一時サイと戦闘になるのですが、サイとの約束の絵を見ることで残っていた未練が消失。その結果、穢土転生の術が解け、彼は再び眠りにつくこととなりました。

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ナルトのシンの登場シーンの名言や名セリフ集

シンの名言①「行け!俺の分まで生きろ…」

「行け、俺の分まで生きろ!!!」

『NARUTO-ナルト-』に登場するシンの名言・名セリフその1は、「根」の最終試験の際にサイへと言った言葉。最終試験の最中、病気の悪化により倒れ込んで動けなくなったシン。彼はサイに自分を置いていくよう告げるのですが、サイはなかなかそれを了承しません。そんなサイを、シンは鋭い言葉で突き放しました。全てはサイに生きていてほしかったため。シンの悲愴な覚悟とサイへの想いが伝わる名セリフです。

シンの名言②「お前の完成した絵…」

「お前の完成した絵、見たかったな…」

『NARUTO-ナルト-』に登場するシンの名言・名セリフその2は、「根」の最終試験でサイをダンゾウのもとへ行かせたあと、1人で息絶えていく際にシンが呟いたセリフ。まだ2人が幼かった頃のことです。厳しい修行をこなしながら、2人きりで生活していたシンとサイ。ある日、シンは絵を描くことが好きなサイに、1冊のスケッチブックをプレゼントしました。

サイはシンからのプレゼントを大層喜び、もらったスケッチブックに自分たち2人の物語を描いて絵本にしようと考えます。絵本が完成した暁には、必ずシンにそれを見せる。昔交わした、2人の大切な約束でした。しかしシンは完成した絵本を見ることなく、「根」の最終試験で息絶えてしまいます。気丈にサイを突き放したシンが最後の最後に零した心残りのセリフでした。

シンの名言③「やっと見たかった絵が…」

「やっと見たかった絵が見られた…お前の絵が魂の縛りを解いてくれたみたいだ…」

『NARUTO-ナルト-』に登場するシンの名言・名セリフその3は、穢土転生によって復活させられたシンが再会したサイに向かって言ったセリフ。すでに亡くなっている強い忍を復活させれば戦力が格段に増し、またかつての仲間や恋人が敵として現れれば忍連合軍が混乱する。そんな目論見もあり、カブトは穢土転生の術を使用しましたが、穢土転生にはいくつかの欠点がありました。

そのうちの1つが、穢土転生で復活した死者が生前親しかった者と会い、心残りが解消されて魂の縛りが解かれると、術者の意思関係なく成仏してしまう可能性があるということです。戦場でサイと再会したシンは、そこでサイが完成させていた絵本を目にしました。

絵本の最後のページには、手を繋いで笑うシンとサイの姿が描かれていました。完成したサイの絵を見たことで心残りが解消されたシンは、サイにこのセリフを告げて成仏。サイの前から姿を消します。シンがどれほどサイの絵を楽しみにしていたかがわかる名セリフでした。

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ナルトのシンのアニメ版声優

近藤隆のプロフィール

アニメ『NARUTO-ナルト-』でシンの声を担当したのは、声優・ナレーター・歌手の近藤隆です。近藤隆は1979年5月12日生まれ、血液型はA型。愛知県出身で、所属事務所はビーボです。アミューズメントメディア総合学院を卒業し、紅屋25時(アットウィル)を経て、ビーボの所属となりました。

声優活動を始めたのは1999年から。また、彼は2007年から歌手活動もするようになっており、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「雲雀恭弥VS六道骸」名義のCDは、男性声優のキャラクターソングとしては異例のロングヒットを記録しました。

近藤隆の主な出演作品

アニメ『NARUTO-ナルト-』でシンの声を担当した声優・近藤隆の主な出演作品その1は『BLACK CAT』です。『BLACK CAT』は、凄腕の掃除屋「黒猫(ブラックキャット)」ことトレイン=ハートネットの活躍を描いた作品。「秘密結社クロノス」の抹殺者として暗躍していたトレイン=ハートネットは、掃除屋のミナツキ=サヤとの出会いをきっかけに掃除屋に転身することを決意します。

しかし、元相棒のクリード=ディスケンスは、トレインが掃除屋になることに不快感を抱いていました。クリードはサヤを殺害し、トレインはクリード率いる「星の使徒」との戦いに身を投じることになります。この作品で近藤隆は、主人公のトレイン=ハートネットを演じました。トレインはオリハルコン製の装飾銃「ハーディス」の使い手で、凄腕の掃除屋です。

アニメ『NARUTO-ナルト-』でシンの声を担当した声優・近藤隆の主な出演作品その2は『家庭教師ヒットマンREBORN!』です。『家庭教師ヒットマンREBORN!』は、うだつの上がらない男子中学生・ダメツナこと沢田綱吉が、ヒットマンを名乗る謎の赤ん坊家庭教師・リボーンと出会い、イタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの10代目ボスになるよう教育され、様々な事件に巻き込まれる物語。

この作品で近藤隆は、主要キャラクターの1人である雲雀恭弥を演じました。雲雀恭弥は、主人公・沢田綱吉が通う中学校の風紀委員長であると同時に、不良の頂点に君臨する戦闘好きな学生。ボンゴレの雲の守護者に選ばれ、マフィアの世界に巻き込まれていくことになります。使用武器はトンファー。「咬み殺す」「ワオ」が口癖です。

アニメ『NARUTO-ナルト-』でシンの声を担当した声優・近藤隆の主な出演作品その3は『異国迷路のクロワーゼ』です。『異国迷路のクロワーゼ』は、日本から単身でフランスに渡った少女・湯音が、鉄工芸店の若き店主・クロードとの交流を通して文化の違いに戸惑いながらも努力し、人として成長していく様子が描かれた物語。

近藤隆はこの作品で、主人公・湯音が働くことになった「ロアの看板店(アンセーニュ・ド・ロア)」の3代目店主、クロード・クローデルを演じました。クロードは、閉鎖の危機にある「ロアの歩廊(ギャルリ・ド・ロア)」を立て直すために奮闘している青年。当初は日本人である湯音の存在に戸惑い、文化の違いから彼女を受け入れることができませんでしたが、交流を重ね徐々に互いを理解し合うようになります。

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ナルトのシンに関する感想や評価

アニメ『NARUTO-ナルト-』でシンの声を担当したのは、声優の近藤隆でした。近藤隆が担当声優であると気づかなかった人は多く、中の人を感じさせない近藤隆の演技力に驚嘆の声が集まっています。

シンがかっこいいというファンのコメント。主要キャラクターではないため、シンの出番は多くありません。しかし、短い登場シーンの中でシンにかっこよさを見出している人は少なくありませんでした。アニメ版ではシンの登場シーンが追加されていますので、シンに興味がある人はアニメ版を見てみてください。

『NARUTO-ナルト-』には数々の感動エピソードがありますが、シンとサイの過去が描かれたエピソードは作品の中でも特に感動的なエピソードの1つです。悲しい別れのエピソードから、第四次忍界大戦での再会・成仏のエピソードまで、ぜひチェックしてみてください。

穢土転生で復活したシンとサイの再会は、多くの人々の涙を誘いました。『NARUTO-ナルト-』のエピソードの中でも、第四次忍界大戦のシンとサイの再会シーンが特に好きだという人は多いです。

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ナルトのシンまとめ

『NARUTO-ナルト-』に登場するキャラクター、シンとはどんな人物だったのか。またシンとサイの関係とはどのようなものだったのかを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?シンとサイは兄弟のような絆で結ばれた関係でした。彼とサイのエピソードは涙なしでは見れない悲劇的かつ感動的なものです。気になった人はぜひシンが登場するエピソードをチェックしてみてください。

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