機動戦士ガンダムAGEの評価・感想を紹介！あらすじやアンチが多い理由は？

シリーズ初の試みとなった「機動戦士ガンダムAGE」は、血のつながった3世代を主人公に据えた大河物語である一方、過去の作品をオマージュしたストーリーや、小学生もターゲット層に加えたキャラデザから、賛否両論が飛び交っています。以下では、「機動戦士ガンダムAGE」のあらすじをはじめ、つまらない・ひどい、失敗作とも言われた、ガンダムAGEの気になる感想や評価などを紹介します。

「機動戦士ガンダムAGE」は、ガンダムシリーズのテレビアニメ・14作目にあたり、同じ血筋を持つ3世代の主人公の戦いと苦悩、父から子へ乗り継がれるガンダムの活躍を描いた大河物語です。シリーズ初の試みとなった機動戦士ガンダムAGEは、主人公交代や小学生から父親世代をターゲットにた斬新な作風が注目されると同時に、ファンの間で評価が分かれた作品としても知られています。

A.G.101年に勃発した事件「天使の落日」により、故郷のコロニーでUEの襲撃を受けたフリット・アスノは、死に際の母親からAGEデバイスを託されます。そして、時代は、A.G.115年に突入し、14歳になったフリットは、地球連邦軍の後ろ盾を得ながら、AGEデバイスを元にガンダムAGE-1の開発に成功します。しかし、UEの脅威が再びフリットを襲うと、自らAGE-1に乗りこみ、UEとの戦いに巻き込まれていきます。

フリットとUEの戦いは、後にアンバッド攻略と呼ばれ勝利をおさめたものの、これらは、地球連邦軍と、地球への帰還を目指す火星移住者・ヴェイガンとの100年に渡る戦いの序章でしかありませんでした。そして、時代と共にガンダムAGEも、フリットから息子・アセム、孫・キオへと受け継がれます。

「機動戦士ガンダムAGE」は、3世代を主人公を起用した挑戦的な作風が話題となりましたが、小学生をメインとするようなあらすじやキャラデザから、一部のファンから失敗作など、厳しい評価が下されています。以下では、内容がひどいとの評価が多く寄せられた「機動戦士ガンダムAGE」のアンチが多い理由を紹介します。

シリーズ初の試みとなった三世代交代のストーリーなど、斬新な作風が話題を呼んだ機動戦士ガンダムAGEでしたが、歴代シリーズを視聴してきたファンからは、ガンダムAGEとしてのオリジナリティのなさが、つまらないと評価されています。また、機動戦士ガンダムAGEは、ガンダム初代・Zガンダム・ZZガンダム・逆襲のシャアを彷彿させるストーリー・人物・機体が多く、過去の作品と似た様な展開とも指摘されます。

また、主人公の三世代交代を全49話、1世代・約10話で納めることは、時間的な面で難しいことから、一部のファンからは、内容が大ざっぱ過ぎるとの感想も寄せられています。ストーリー面では、過去作のオマージュや、内容が薄くてつまらないなどのきびしい評価が見られますが、本来ならば、難しいと言われる三世代交代の大河物語を作り上げた技術力に着目すると、機動戦士ガンダムAGEは、失敗作ではないでしょう。

機動戦士ガンダムAGEの主人公は、フリット・アスノからはじまり、息子・アセム、孫・キオへの世代へと物語が進行していきます。どの世代の主人公も、それぞれの個性が強調されて魅力的なキャラですが、時間の問題により、1世代・10話前後のエピソードしか描かれず、キャラの印象が薄くなちがちです。

そのため、物語を通じて、各主人公たちの生涯をおおまかに知ることができても、それぞれのキャラクター性を深堀りすることは限界があり、それらが主人公・3人に感情移入しにくいと評価される要因でしょう。また、主人公の交代は、物語に新鮮さを与える一方で、限られた回数での3交代には限界があり、それらも作品がつまらない・内容がひどいという印象を与えているでしょう。

また、機動戦士ガンダムAGEでは、ターゲット層を小学生に定められており、大人や中高生向けに制作されたガンダムシリーズを観てきたファンにとって、物足りなさを感じさせています。このように、機動戦士ガンダムAGEは、シリーズ初の試みを盛り込んだ挑戦的な作品となりましたが、その斬新過ぎる世界観が、「ひどい」「失敗作」との評価や感想を生み出したでしょう。

ガンダムAGEは、初代ガンダム・Z・ZZ・Vをモチーフしたデザインで、フリット達3世代によって乗り継がれました。以下では、「機動戦士ガンダムAGE」で登場する機体や主題歌を紹介します。

機動戦士ガンダムAGEと言えば、初代主人公・フリット・アスノが搭乗するガンダムAGE-1であり、MSは、フリットがAGEデバイスのデータを元に開発されました。機体にはMS鍛冶家のアスノ家由来の特殊装甲材に、独自に生み出したプラズマ制御技術を搭載し、地球圏のMS初のヴェイ製MSの単独撃破を実現させました。また、四つの四股パーツ（ウェア）を換装して、あらゆる戦場に対応することも可能です。

フリットによって開発されたガンダムAGEは、アセム・キオへと受け継がれ、その時代に応じて改良が行われました。そして、キオが参戦したガンダムレギルス戦での敗北により、ガンダムAGEは大破します。その後、AGEは、歴代ガンダムの全てのデータを反映させたガンダムAGE-FXへと改修・強化され、その戦闘力は史上最強とうたわれました。

機動戦士ガンダムAGEの主題歌は、世代交代に合わせて楽曲の変更が行われていることが特徴に挙げられます。そのため、MBS製作アニメは、1クールごとに主題歌が変更されるのに対して、機動戦士ガンダムAGEでは、従来より同じ楽曲の使用期間が長いことも特徴です。

機動戦士ガンダムAGEのOP主題歌は、フリット編はGalileo Galileiの「明日へ」、アセム編はねごとの「sharp ♯」、キオ編はViViDの「REAL」、最終章・三世代編では、藍井エイルさんの「AURORA」です。どの主題歌も、各主人公をイメージした曲調となっており、よりガンダムAGEの世界観を楽しめるでしょう。

歴代シリーズでは、異色の作品となった「機動戦士ガンダムAGE」について、世間ではつまらない・失敗など、批判的な声がささやかれています。しかし、以下に紹介するあらすじを交えた感想や評価のように、作品を称賛する声も見られます。

歴代ガンダムらしからぬキャラデザやストーリーから、ひどいと評価された「機動戦士ガンダムAGE」でしたが、一部のファンからは、ガンダムの基本をきちんと盛り込んだ面白いアニメと評されています。また、フリット編から登場するUEの正体など、大人向けの謎解き要素が盛り込まれたあらすじも、作品の評価を高めています。

ガンダムファンからの思わぬ批評から、「機動戦士ガンダムAGE」を食わず嫌いして観ていない方も、少なからずいます。しかし、一度視聴してみたら、その世界観やストーリーの面白さに目覚め、作品に対する評価を改めたファンもいます。また、「機動戦士ガンダムAGE」は、ガンダムを観たことのない人でも楽しめる作風とも評され、子供から大人まで楽しめるガンダム作品でしょう。

ターゲット層の変更や挑戦的な作風から、「ガンダムAGE」は、ガンダムシリーズの中でひどい作品だったとの酷評が根強く広まっています。しかし、実際に、アニメを視聴したファンは、機体は勿論、感動や面白みのある物語が良いと、作品を高く評価しています。同時に、世間での「ガンダムAGE」に対する酷評に疑問を持つファンもおり、視聴者によって評価が分かれやすい作品でしょう。

「機動戦士ガンダムAGE」の初代主人公・フリット・アスノは、多感な少年期から老年期まで登場した数少ないキャラクターであり、その性格ゆえにファンからの評価も分かれやすい人物でした。しかし、意を決して敵を含めたセカンドムーンへの救助要請シーンは、フリッツの長旅に終止符が打たれた名シーンとなり、多くのファンに語り継がれています。

「機動戦士ガンダムAGE」に対する評価は、視聴者によって大きく分かれ、実際に視聴してみないと、作品の面白さやつまらなさは、分かりません。一方、「ガンダムAGE」に対する評価について、放送時間の短かったとの声も見られ、1年以上の歳月をかけて3世代の物語を描ければ、素晴らしい作品に仕上がったとも言われています。

視聴者によって賛否両論が飛び交った「機動戦士ガンダムAGE」の評価・感想をまとめて紹介しました。世間では、失敗作など批判的な感想が多く寄せられています。しかし、作品を視聴した方の中には、その面白さや感動のストーリーを称賛する声も寄せられています。このように、「機動戦士ガンダムAGE」に対する評価は、実際にこの目で確かめてみないと分からないでしょう。