2020年02月20日公開
2020年02月20日更新
【機動戦士ガンダム】ジョブ・ジョンは実は有能?F90やF91の開発にも携わる?
「機動戦士ガンダム」のキャラクター、ジョブ・ジョンはガンダムシリーズの初期の頃から登場するキャラクターです。ジョブ・ジョンはホワイトベースのパイロット候補生として活躍し、その後、F90やF91というモビルスーツの開発に携わるなど、実は有能な人物だと言われています。ここでは、ガンダムシリーズでパイロットや技術開発で活躍するジョブ・ジョンについて、その活躍ぶりや搭乗機であるガンタンクやガンキャノンを紹介します。また、アニメ「ガンダムシリーズ」のジョブ・ジョンの声優も紹介します。
ジョブ・ジョンとは?
機動戦士ガンダムの概要
「機動戦士ガンダム」は、1979年に製作されたロボット・アニメです。アニメ製作会社「日本サンライズ」によるオリジナルアニメの第3作目となります。10代の年齢層を視聴対象にし、1979年の4月から1980年の1月まで、テレビ朝日系列で全43話が放送されました。「機動戦士ガンダム」は、主人公のアムロ・レイが愛用の「ガンダム」に乗り込み、様々な戦いや仲間との関わりなどを経験し、成長していく姿が描かれています。
また、「機動戦士ガンダム」シリーズはロボット・アクションアニメということで、様々なロボットが登場します。このロボットは「モビルスーツ」と呼び、兵器として使われます。このように、1976年に生まれた「機動戦士ガンダム」は、その後に起こった「リアルロボットものアニメ」時代の先駆者となったのでした。「機動戦士ガンダム」に登場するロボットは、バンダイによって「ガンダムシリーズ」として製作されました。
今回は、「機動戦士ガンダム」の初期から登場し、パイロットとして活躍するジョブ・ジョンについて紹介します。ジョブ・ジョンのプロフィールや強さ、性格を紹介すると共に、ジョブ・ジョンの活躍についてと、ジョブ・ジョンの搭乗機を紹介します。さらに、ジョブ・ジョンの声を担当している声優も紹介します。
ジョブ・ジョンが登場する「ガンダムシリーズ」は、ファーストシリーズの「機動戦士ガンダム」、「機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー-カイ・シデンのメモリーより-」、漫画「機動戦士ガンダムF90」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」となります。これらのシリーズでのジョブ・ジョンの活躍について紹介します。
ジョブ・ジョンのプロフィール
金髪がトレードマークのジョブ・ジョンは「地球連邦軍」のパイロットです。元はホワイトベースにパイロット候補生として乗艦していました。その後、一年戦争(ジオン独立戦争)ではガンタンク、ガンキャノンやガンペリーなどでパイロットの補佐をしたり、砲撃手を務めたりしたりと活躍し、生き残ったメンバーの一人です。その後「機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー-カイ・シデンのメモリーより-」に登場しました。
このシリーズでは、カイ・シデンにジョブ・ジョン自身が経験した出来事を語っています。その内容を見てみると、一年戦争終了後、ジョブ・ジョンは故郷に帰りました。人々は英雄としてジョブ・ジョンを迎えましたのですが、正規軍の軍人であるにも関わらず、当時民間人だったアムロ・レイたちに比べると、ジョブ・ジョンの活躍は物足りなかったことを責められるようになりました。
そんな環境に耐えられなくなり、軍人を辞めてしまいました。ホワイトベースに居た頃のアムロ・レイたちを恨んだこともあるジョブ・ジョンですが、軍を辞めた後は一時、スペースデブリの回収に携わったりもしました。その後、サナリィ(海軍戦略研究所)の社員になったということです。漫画「機動戦士ガンダムF90」でのジョブ・ジョンはサナリィの重役として、F90やF91というモビルスーツの開発を担当しました。
ジョブ・ジョンの性格
ジョブ・ジョンの性格について見ていきます。ジョブ・ジョンは、特に個性の強いキャラクターということではありませんが、真面目で礼儀正しく、仲間を呼ぶ時は「くん」を付けます。また、上官の命令を忠実に遂行するという性格です。人格的にも善良なジョブ・ジョンは、その仕事ぶりと共に、上司や仲間たちから信頼を寄せられています。
ジョブ・ジョンの強さ
ジョブ・ジョンは「地球連邦軍」の軍人として数々の戦いを生き抜いたキャラクターの一人です。ジョブ・ジョンの強さを見ていくと、弱くもなく強くもない中くらいの強さだということです。ジョブ・ジョンは「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」のレギュラーで、ガンキャノンの正規のパイロットとして活躍します。また、「機動戦士ガンダムF90」では、サナリィの重役となり、フォーミュラ計画や設計に携わるなどの活躍を見せます。
ジョブ・ジョンは実は有能?活躍を紹介
ここまで「機動戦士ガンダム」のジョブ・ジョンについて、プロフィールや強さ、性格を紹介してきました。ここからは、ホワイトベースでパイロット候補生として任務していた時のジョブ・ジョンの活躍や、その後の活躍について見ていきます。
活躍①ホワイトベースに搭乗?初期の活躍
「機動戦士ガンダム」のジョブ・ジョンは初期の頃、ホワイトベースに搭乗していました。ホワイトベースは、複数のモビルスーツや戦闘機を搭載できる「地球連邦軍」が所有する戦艦(空母)です。艦長のブライト・ノアが率いる正規軍と共に、アムロ・レイたち民間人も乗艦しています。ジョブ・ジョンはホワイトベースでは予備のパイロットとして乗艦していました。
予備のパイロットとしてガンタンク、ガンキャノン、ガンペリーに乗り込んだジョブ・ジョンは砲撃手なども務めました。また、ホワイトベースでのジョブ・ジョンは、ジオン公国軍の大尉ランバ・ラルの部下、コズンが捕虜になった際、コズンの連行を任されました。このように、ホワイトベースでのジョブ・ジョンは、モビルスーツでの戦闘以外でも活躍しました。
また、マッドアングラー隊の大尉フラナガン・ブ―ンが、民間人パイロットになりすまし、部下のキャリオカを連れてホワイトベースに潜入した際は、彼らの監視役を担当するなどしました。このように、ジョブ・ジョンはパイロット以外でも仕事を任されます。
活躍②その後は救命用のスペースランチのパイロットに?
ホワイトベースで活躍したジョブ・ジョンの、その後の活躍を見ていきます。「地球連邦軍」が宇宙要塞「ア・バオア・クー」の攻略作戦を実施した際、ジョブ・ジョンは「ア・バオア・クー」を脱出するための救命用「スペースランチ」に、パイロットとして乗り組みました。
活躍③F90やF91の開発にも携わる
ジョブ・ジョンは漫画「機動戦士ガンダムF90」で、最も活躍したと言われています。その活躍ぶりを紹介すると、ジョブ・ジョンは「機動戦士ガンダムF90」のメインのモビルスーツとなるF90、F91の開発に携わりました。漫画「機動戦士ガンダムF90」の内容は、これまでの作品とは異なった年代で、設定も異なっている1991年公開の劇場版アニメ「機動戦士ガンダムF91」の前史の様な内容となっています。
劇場版アニメ「機動戦士ガンダムF91」には、これまでのモビルスーツよりも小型化されたモビルスーツが登場します。漫画「機動戦士ガンダムF90」は、劇場版アニメの数年前、モビルスーツを高い機能は維持しながら小型化を目指すという内容となっています。小型化されたモビルスーツの全長は、平均15mほどになっており、全長18mから25mというこれまでのモビルスーツに比べて明らかに小さくなっています。
ジョブ・ジョンが最も活躍したと言われる漫画「機動戦士ガンダムF90」は「サイバーコミックス」で1990年の9月から1991年の4月まで連載、コミックは全1巻が発売されました。また、「SDクラブ」で1990年の8月から1991年の3月まで連載されました。
ジョブ・ジョンの搭乗機
ここまで「機動戦士ガンダム」シリーズのジョブ・ジョンの活躍を見てきました。ジョブ・ジョンはホワイトベースでパイロット候補生として乗り込み、その任務だけでなく、砲撃手など様々な活躍を見せました。その後、サナリィの重役としてモビルスーツの開発に携わるなどの活躍を見せました。ここからは、ジョブ・ジョンの搭乗機、ガンタンクとガンキャノンについて紹介します。
搭乗機①RX-75ガンタンク
ジョブ・ジョンの搭乗機、RX-75ガンタンクは頭頂高は15.6m、重量は56㌧です。ハヤト・コバヤシ、リュウ・ホセイがメインのパイロットを務めました。装備は、両肩に120㎜の「キャノン砲」と、両腕には連射方式の4連装の「ボップミサイル」となっています。地球連邦軍に所属し、ホワイトベースを守る戦車です。脚部がキャタピラ式になっているガンタンクは悪路でも行動力を発揮します。
このような機動力と強力な武器を装備するガンタンクは、ホワイトベースを守り、一年戦争を最後まで戦いました。
搭乗機②RX-77-2ガンキャノン
ジョブ・ジョンの搭乗機、RX-77-2ガンキャノンは、一年戦争における地球連邦軍の「V作戦」のために開発されました。キャタピラ式ではなく、二足歩行を実現した初めてのモビルスーツで、頭頂高は17.5m、重量は51㌧です。カイ・シデンがメインのパイロットを務めました。両肩に240㎜のキャノン砲、接近戦で威力を発揮するビームライフル、脚部にはハンドグレネード(投てき型の爆弾)が装備されています。
ジョブ・ジョンの声優
ここまで「機動戦士ガンダム」のジョブ・ジョンの搭乗機について紹介しました。アニメ「機動戦士ガンダム」で、ジョブ・ジョンの声を担当した声優を紹介します。アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年にアニメ化され、テレビ朝日系列で放送されました。ジョブ・ジョンの声優は、鈴木清信(すずききよのぶ)です。ここでは、声優・鈴木清信のプロフィールと主な出演作を紹介します。
鈴木清信のプロフィール
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのジョブ・ジョンの声優・鈴木清信は、1950年生まれ、新潟県出身です。俳優・声優の野沢那智が主宰する「劇団薔薇座」で活躍しました。その後、声優として1972年のアニメ「ど根性ガエル」から活動を開始、現在は声優事務所「81プロデュース」の所属です。
鈴木清信の主な出演作品
ジョブ・ジョンの声優・鈴木清信の主な出演作を紹介します。1994年「忍たま乱太郎」斜堂先生他、2008年「怪 〜ayakashi〜」弥平、2009年「蒼天航路」張繍、2011年「へうげもの」今井宗久、「異国迷路のクロワーゼ The Animation」ヤニック、2013年劇場版「名探偵コナン 絶海の探偵」渡辺隼人、2018年「一人之下 羅天大醮篇 /全性篇」武当山元祖、2020年「空挺ドラゴンズ」ウラ爺、などです。
OVA作品では、1996年「銀河英雄伝説」ユリウス・エルスハイマー、2003年「新・北斗の拳」チェス、などに出演しました。また、声優・鈴木清信は「機動戦士ガンダム」で、ジョブ・ジョンの他にハヤト・コバヤシの声も担当しています。
ジョブ・ジョンに関する感想や評価
初代ガンダムのキャラ人気投票ならジョブジョンに決定なんだけどな~。
— かもろう (@kamorou) July 14, 2011
ジョブ・ジョンはファーストシリーズの「機動戦士ガンダム」、漫画「機動戦士ガンダムF90」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」などで活躍していますが、中でもファーストシリーズでのジョブ・ジョンが好きだという感想です。このファーストシリーズでのジョブ・ジョンは、ホワイトベースにパイロット候補生として乗艦し、ガンタンクやガンキャノンなどで砲撃手を務めながら、捕虜の連行など、その他の任務でも活躍しました。
サブキャラのジョブジョンってF90やF91の設計しているって凄いな。 #ガンダム #サンテレビ
— ふじぽんぽん (@hirofujiponpon) August 3, 2019
「機動戦士ガンダム」のジョブ・ジョンは、パイロット乗務の他に、F90やF91というモビルスーツの開発や設計に携わりました。そんなサブキャラクターであるジョブ・ジョンが見せる多彩な能力がすごいという感想です。
ガンダムの陰の主役はジョブジョンだと思う。
— ななおP (@nanao_p2524) November 17, 2009
「機動戦士ガンダム」シリーズのジョブ・ジョンは、パイロットだけでなく、F90やF91などのモビルスーツの開発に携わるなど、様々な能力を発揮します。そんなジョブ・ジョンは「機動戦士ガンダム」シリーズのキャラクターの中で、陰の主人公の様な存在だという感想です。
ジョブ・ジョンについてまとめ
いかがでしたか?「機動戦士ガンダム」のジョブ・ジョンについて紹介してきました。ジョブ・ジョンは、ホワイトベースのパイロット候補生として乗艦し、その後ジョブ・ジョンが最も活躍したと言われる「機動戦士ガンダムF90」では、オールズモビル戦役にサナリィの重役として乗艦、F90やF91というモビルスーツの開発に携わるなど、多方面で能力を発揮していました。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」ではガンキャノンの正規のパイロットを務めました。そのジョブ・ジョンの搭乗機、ガンキャノンとガンタンクの紹介と、さらに、アニメ「機動戦士ガンダム」のシリーズでジョブ・ジョンの声優を務めた鈴木清信のプロフィールや主な出演作を紹介しました。様々な能力を発揮するジョブ・ジョンに注目して「ガンダムシリーズ」をお楽しみください。