2020年08月10日公開
2020年08月10日更新
【ナルト】カカシがリン殺した理由は?自殺だった?死亡の経緯をネタバレ考察
『NARUTO(ナルト)』のカカシとリンは昔同じ班で活動していました。しかしリンはある任務で亡くなってしまいます。リンの死亡はオビトの心を歪ませてしまう原因にもなってしまいました。リンが亡くなった時の状況から、カカシがリンを殺したと思われていましたが、亡くなった本当の理由は違いました。この記事ではカカシがリンを殺してしまった本当の理由やなぜ死ななければならなかったのかについて紹介します。
カカシとリンとは?
NARUTO(ナルト)の作品情報
カカシとリンは『NARUTO(ナルト)』という世界的にも人気の高い漫画に登場するキャラクターです。カカシはナルトが所属するカカシ班の先生なのですが、リンはカカシがまだ10代の頃に同じミナト班に所属していたメンバーの一人でした。ここではそんなカカシとリンについて紹介する前に、『NARUTO(ナルト)』の作品情報をまとめています。
NARUTO(ナルト)の概要
『NARUTO(ナルト)』は1999年から「週刊少年ジャンプ」で連載されていた少年漫画です。2014年に全700話で完結しました。連載時は「週刊少年ジャンプ」の看板漫画でもありました。2002年からはアニメ化され、アニメも10年以上続いた人気作品でした。現在は『NARUTO(ナルト)』の続編にあたる『BORUTO(ボルト)』が「Vジャンプ」で連載されています。
NARUTO(ナルト)のあらすじ
『NARUTO(ナルト)』の主人公・うずまきナルトは、かつてマダラの思惑によって里を襲った九尾が体内に封印されていることで、里中の人々から嫌われていました。ナルトは自分のことを無視する大人の気を引くために、いたずらをしては皆から呆れられていました。ナルトはいつか自分の存在を認めてもらうために火影を目指すようになります。
カカシのプロフィール
はたけカカシは9月15日生まれの乙女座で、元暗部の上忍です。ナルト・サスケ・サクラの第七班を担当しています。子供の頃はミナトが担当するミナト班に所属していました。ミナト班のメンバーにはオビトとリンがいます。しかし父・サクモが里の者達に批判されて自殺したことが原因で、小さなミスをしがちなオビトに対しては辛辣な態度を取っていました。
またこのような過去から仲間よりも任務を優先しがちな性格で、リンが攫われても助けに行かずに任務を優先しようとしたこともありました。しかしオビトの言葉によって心境が変化し、仲間を優先するようになります。このような過去から第七班の担当になった時も、チームワークの大切さを重点的に教えていました。左目は第三次忍界大戦でオビトをかばいながら戦った時にクナイで斬られ、その時の傷が残っています。
その後オビトから左眼に写輪眼を譲り受けます。写輪眼は常に作動した状態となっており、普段は目を閉じていなければチャクラを消費し続けてしまいます。カカシはスタミナがあまりないため、いつもは額当てで左眼を覆って写輪眼を使わないようにしています。カカシの経歴をまとめると、5歳でアカデミーを卒業し、6歳で中忍になり、12歳で上忍になりました。
ミナトが火影に就任した後は暗部に所属しました。そして同期のガイ達の嘆願によって上忍師となります。その後ナルト以前に担当した下忍達は全員不合格にしています。そして第四次忍界大戦後は六代目火影に就任されました。『NARUTO(ナルト)』ではナルト・サスケに続いて第三の主人公ともいわれています。
リンのプロフィール
のはらリンは11月15日生まれのさそり座で、医療忍術を使うくノ一です。担当上忍はミナトで、ミナト班に所属していました。ミナト班唯一の女の子で、両親は忍者ではない一般的な家庭だったものの優秀な医療忍者でした。とても優しい性格で、よく喧嘩をしがちなオビトとカカシを仲裁していました。医療忍者を目指したのは戦場で傷つく仲間を助けるためです。
リンがは13歳の時に第三次忍界大戦に参戦しました。その時も医療忍者として活躍しています。戦争中はオビトが半身を岩に潰されてしまい、最期に残った左目の写輪眼をカカシに譲りたいとリンに言いました。その時は涙を流しながらも冷静に写輪眼の移植をしました。このように優しいだけでなく戦時中でも冷静に対処できる強いメンタルを持っています。
カカシがリン殺した理由はなぜ?自殺だった?
死亡の経緯①リンはカカシの術で死んだ?
リンはカカシが殺したといわれていました。なぜカカシが殺したといわれていたのかというと、リンの胸を貫いたのがカカシの「雷切」という術だったからです。カカシがリンを殺した時の様子を遠くから見ていたオビトはこの出来事がきっかけでマダラに協力するようになりました。しかし、カカシがなぜリンを殺したのか、その理由は第三次忍界大戦後のオビトの過去で明らかになります。
死亡の経緯②リンの死は自己犠牲だった?
なぜカカシが仲間のリンを殺したのかというと、その理由はオビトの過去や回想シーンで明らかになります。リンはある時霧隠れの里に攫われてしまいます。そして霧隠れの里で三尾の人柱力にされてしまったのです。カカシはオビトとの約束通りにリンを救い出したものの、それこそが霧隠れの思惑だったのです。霧隠れはリンが木ノ葉隠れの里に戻ったところで、封印された三尾を暴れさせるつもりでした。
なぜ霧隠れが安易に自分を奪還させたのか、その理由をリン自身が知っていたのでこのまま木ノ葉隠れの里に帰るわけにはいきませんでした。カカシは何か方法がないか探すと言いましたが、リンは木ノ葉隠れの里を守るために自らカカシの「雷切」に飛び込んで自殺しました。それを遠くから見ていたオビトは、なぜリンが死んだのか本当の理由を知っていました。
だからこそオビトはカカシがリンを殺した後、敵を抹殺したものの気絶したカカシには手を出しませんでした。ただ、後にリンを守るという約束を果たさなかったカカシに怒りをぶつけます。一方でマダラがリンを殺すように仕組んだことは知りませんでした。そのため、マダラに協力して再びリンが存在する世界を創ろうとします。
カカシとリン・オビトの関係
関係①リンは最初カカシのことが好きだった?
オビトは昔からリンの事が好きで、第三次忍界大戦の時に気を失ったときも「リンに告白ができなかった」と悔やんでいました。一方でリンはカカシのことが気になっているような描写がありました。そのため、ナルト・サクラ・サスケの3人と同じような片想いを続けているような関係でした。リンはオビトの保護者のような立ち位置で、喜怒哀楽が激しくよく落ち込みやすいオビトのメンタルを支えていました。
カカシに対してはなぜ好きになったのかは不明ですが、強くてクールで頼れる存在だったので憧れていたようです。ただカカシは、第四次忍界大戦でリンが捕まった時に助けずに任務を優先しようとしたことがありました。そのことをリンに話た時は傷ついたような表情をしています。考察では、カカシは最期にオビトからリンのことを頼まれたこともあり、恋愛対象というよりも庇護対象だったのではないかといわれています。
関係②リンのオビトへの言葉
リンは昔からオビトを支えてきました。オビトはよくカカシを追いかけて頑張ろうとするのですが、遅刻をしたり頑張りが空回ってなかなか実力を発揮することができませんでした。そのため、エリートのうちは一族であるのにも関わらず落ちこぼれといわれていたのです。しかしリンはオビトの頑張りを知っており、いつも「ちゃんと見てるよ」と言ってオビトを支えてきました。
リンの「見てるよ」という言葉は励みとなり、カカシに追いつくために中忍を目指した時も陰ながらこの言葉でサポートしていました。この言葉が支えになっていたからこそ、オビトは火影になるという夢を持つようになります。しかしマダラはそこに目をつけてリンを狙い、オビトのメンタルを崩壊させることに成功しました。
リンの名言や人気の理由
リンの名言やセリフ
リンは『NARUTO(ナルト)』の劇中で登場回数は少ないものの、心に残る名言がたくさんあります。特に名言・名シーンだといわれているのが、あの世でオビトを迎えに来たシーンです。リンは現世で何が起こっているのか死んでからもずっと見ており、オビトと再会した時は「色々…道に迷ったみたいだね」と言っていました。リンはオビトがしてきたことを咎めずに手を取ります。
リンの優しさが分かるシーンです。そしてオビトがすぐにあの世に行きたがらなかった時には、「今度は誰を助けたいの?」と呆れたように言っていました。これはマダラの思い通りに動いていた頃のオビトではなく、オビトの本当の性格を知っているからこそ言えるセリフです。そしてリンは「ここで待ってる」と言い、オビトを送り出しました。
オビトはマダラによって絶望を植え付けられ、心を歪ませてしまいました。同情の余地はあるもののオビトが今までしてきたことによって数多くの犠牲が出てしまいます。オビトが九尾を操らなければナルトもいじめられることはなかったかもしれません。だからこそオビトはリンと再会した時に気まずそうにしていましたが、リンは全てを受け入れてオビトを迎えにきました。このシーンで泣いたという方も多いようです。
リンの人気の理由
リンは『NARUTO(ナルト)』の女性キャラクターの中でも登場回数が少なく、故人であるにもかかわらずとても人気です。なぜここまで人気なのかというと誰にでも優しいからです。リンは昔、オビトに対して強がって怪我を隠していたことを怒ったことがありました。その時リンは、オビトが火影になるという夢を持っているのなら自分がずっと見守ると言いました。
当時戦争が勃発していた時代だったので、リンは火影になりたいオビトを守ることで世界を救うことになると思っていました。そして自分が見張っているということは何も隠し事はできないと言って、もう怪我を隠さないようにと念を押しました。その後オビトは死亡した後、あの世の入り口でリンと再会します。リンはずっとあの世に行かずオビトを待っていたのです。
オビトはリンとの約束を守れなかったので気まずそうにしていました。そんなオビトをリンは励まし、「ずっと見てたんだよ」と言います。そしてオビトの手を引いてあの世へ行こうとすると、オビトはカカシのためにまだやり残したことがあると言いました。リンはオビトとカカシの仲の良さを見て笑顔になりました。
このようにリンは『NARUTO(ナルト)』の登場キャラクターの中でも純粋で優しく癒やされるキャラクターであることが分かります。そのため『NARUTO(ナルト)』の読者からは「女神」「大聖母」といわれるほど人気があります。
カカシとリンに関する感想や評価
リンちゃんはカカシのこと好きだったんだろうか
— kaya (@k_a_y_a_____) August 6, 2020
『NARUTO(ナルト)』のリンはカカシのことを気にしている描写がありました。リンのことが好きだったオビトはカカシに対して嫉妬心を抱いており、三角関係のような状態になっていました。ただ『NARUTO(ナルト)』のファンの間では、リンは恋愛感情を抱いておらず、カカシに対しては強さに対する憧れしか持っていなかったのではないかという考察もあります。
オビトとリンと父親が死んで闇落ちしそうなカカシに、
— ハットトリック (@hattotori) April 20, 2020
馬鹿みたいに声をかけ続けたガイ先生がいい人過ぎるんやぞ
カカシは『NARUTO(ナルト)』の登場キャラクターの中でも、特に親しい人を亡くしているといわれています。リン・父・ミナトを亡くし、さらには教え子のサスケと亡くなったと思っていたオビトが闇落ちしていました。そのため、カカシも状況によっては闇落ちしていたのではないかと考える方もいました。
オビトさんがリン死亡で絶望せずに木の葉帰還を選んでいたら、九尾事件による大量死と四代目死亡とうちはクーデターは避けられ、イタチ・シスイは里に健在。四代目勇退の後、オビト火影の里でナルト・サスケが温かい家族に囲まれ幼馴染の親友コンビで活躍していた可能性があったとか因果すぎて泣くわ。
— 日暮 (@taidakuma) October 24, 2013
オビトはなぜリンが死ぬことになったのかその理由を知っていましたが、リンが生きていないという絶望によって闇落ちしてしまいました。それは全てマダラの思惑によるものでしたが、オビトがここで絶望してマダラに協力したことが原因でさらなる悲劇を生むことになりました。そんな悲しい因果関係に泣いたという方も多いようです。
カカシとリンの関係まとめ
リンはカカシのことを気になっており、カカシにとってリンは大切な仲間でした。そんなカカシがなぜリンを殺すことになったのかというと、それはリンが木ノ葉隠れの里を守るために自ら死を選んだからです。この出来事はオビトにも強い影響を与え、万華鏡写輪眼の開眼のきっかけにもなりました。カカシがリンを殺してしまうシーンはその後の悲劇にも繋がる重要なシーンです。
九尾の襲撃やうちは一族のクーデター、そして第四次忍界大戦などを引き起こすことになります。悲しいストーリーですが、カカシがリンを殺すシーンは『NARUTO(ナルト)』の63巻で描かれてるので、一度読んでみてください。