【ナルト】テウチは一楽の店主！登場シーン・名セリフやナルトとの関係を紹介

テウチとは、『NARUTO（ナルト）』に登場する一楽というラーメン屋の店主です。テウチについて紹介していく前に、まずはテウチの登場する『NARUTO（ナルト）』の作品情報について紹介していきます！

岸本斉史原作の『NARUTO（ナルト）』は、1999年から2014年まで週刊少年ジャンプにて連載されていた日本を代表する漫画の1つです。忍者がテーマということもあり海外でも非常に高い人気を博し、世界中で読まれている漫画でもあります。単行本は72巻まで刊行されており、外伝の小説も含めて全てアニメ化。更にはアニメ映画化もされており、様々なメディア展開を広げていました。

親を亡くし天涯孤独の身だったナルトは、里の人たちの注目を浴びて構ってもらいたくイタズラを繰り返していました。過去、とある事件で里の大人たちから疎まれることになってしまったナルトですが、ナルトのことを理解してくれる仲間が1人、また1人と増えていきます。幼少期からの夢だった火影になるという目標を諦めずに成長していくストーリーです。

『NARUTO（ナルト）』に登場するテウチとは、火の国・木の葉隠れの里にあるラーメン屋・一楽（いちらく）の店主です。8月10日生まれ、身長170cm、体重64kg、アヤメという一人娘がいます。ラーメン職人歴はなんと30年以上というベテランで、カウンター席しかない小さなラーメン屋を営む忍ではない一般人です。疎外されていたナルトにも心優しく接し、幼少期はよくラーメンをごちそうしていました。

テウチの名言・名セリフ1つ目は「よし！今日はめでてーから…」です。大蛇丸の木の葉崩しにより3代目火影は亡くなり、次の火影にと指名されたのが自来也でした。しかし自来也は自分はそんな器ではないと断り、その代わりに里を出ている綱手を探しにナルトを連れて出ます。

過去、自分の弟や恋人を救えなかったことがトラウマとなり各地を回っていた綱手でしたが、弟や恋人と同じ夢を持つナルトに賭けてみることとなり、無事に5代目火影として里に連れ戻すことに成功します。そのことを祝し、テウチはナルトにラーメンを奢ってくれたのです。

テウチの名言・名セリフ2つ目は「ラーメン食って…」です。これは『NARUTO（ナルト）』本編ではなく外伝で描かれた、ナルトとヒナタの結婚式のために仲間たちがどのような贈り物をするかを悩むというストーリーの中で出た名セリフで、「ナルトがよく食べている一楽のラーメンを食べたら何かわかるのではないか？」と思った仲間たちに向けて出ました。

テウチの名言・名セリフ3つ目は「たまに味噌チャーシュー…」です。ナルトが一楽でよく頼むラーメンは味噌チャーシューの大盛りです。アカデミーに通っていた時やそれ以前はよく一楽にラーメンを食べに行っていたナルトですが、任務や大敵が現れたりと、ストーリーが進むにつれなかなか一楽に足を運べなくなりました。このセリフはナルトとヒナタの結婚式に送るメッセージビデオでテウチが話したセリフになります。

アニメ『NARUTO疾風伝』のEDにて、ミナトとお腹の大きなクシナが一楽にラーメンを食べているシーンや、雨に濡れたまだまだ小さなナルトをカウンター越しに呼んでラーメンをごちそうする一楽でのシーンが描かれています。このEDは多くのファンの涙を誘うほどで、本当に小さな頃からずっとナルトのことを見守ってくれていたのがテウチです。

九尾の事件のあと、里の大人たちはナルトを疎ましく思っていましたがテウチだけはずっと優しく接していました。ナルトの好物がラーメンであることからしても、テウチは大事な存在であると言えます。2人の関係はまるで祖父と孫のようだと感じるファンもいたようです。

幼少期のナルトに対してや、めでたいことがあったときにラーメンをごちそうすると話すテウチではありますが、いつもそうではありません。代金の取り立てはキッチリと行うようで、ラーメンを食べた後に支払いをせずにすぐに出てしまったナルトのラーメン代を、同行していたチョウジに払うよう求めたシーンもあります。

また外伝で描かれたナルトとヒナタの結婚式に送るプレゼントを一楽のチケットにしようと決めたはいいものの、1年間使えるフリーパスから半年使えるフリーパスへ、しかし店が傾くかもしれないことを恐れ最終的にナルト食べ放題のチケットにするなど、店のことを考えているしっかりとした性格の持ち主でもあります。

前述した通り、テウチは職人歴30年の大ベテランです。ナルトが生まれる前から木の葉隠れの里に店を構え、大戦後も存在していることから少なくとも20年は一楽を構えていることになります。それほど長くラーメン屋を続けられるということは味も確かなものであることが推測されますし、実際、五影会談で木の葉隠れの里にやってきた我愛羅が一楽のラーメンを食べたときには絶賛していました。

幻のレシピについては、アニメオリジナルストーリーで描かれました。幻のレシピがあると聞いたかつてのテウチの同期・ハッカクはそのレシピを奪うために娘のアヤメをさらいます。しかしハッカクが聞いた幻のレシピ「悪のレシピ」とは「アクのレシピ」のことで、「灰汁取りのレシピ」のことだったのです。ハッカクの勘違いだったため、幻のレシピというのは存在しません。

ナルトの息子たち世代を描いた『BORUTO-ボルト--NARUTO NEXT GENERATIONS-』にも一楽は存在しているようなのですが、そこにテウチの姿はありません。『NARUTO（ナルト）』終了時には47歳になっていたため、そこから10年後の世界を描いた『BORUTO』では57歳以上になっているはずですので、引退したのかもしれませんが、詳細は不明です。

アニメ『NARUTO（ナルト）』にてテウチの声優を務めたのは朝倉栄介です。朝倉栄介は7月3日生まれ、東京都出身で、1999年から声優として活躍しています。ぷろだくしょんバオバブに所属したのち、2020年8月現在はアーツビジョンに所属しており、アニメ声優としてだけでなく吹き替え声優としても活躍している声優です。

朝倉栄介の主な出演作品は、『犬夜叉』の北妖狼役、『プリンセスチュチュ』のライサンダー役、『妄想代理人』の熊倉武則役、『少年陰陽師』の大夫の君、陰陽生〈二〉役、『アリソンとリリア』のウェルチ車掌長役、『ぼくチロ！』のウララ、ウララ大王役、『血界戦線＆BEYOND』の増田・ジェイソン・寅吉役などがあります。

ここからはテウチに関する感想や評価を見ていきましょう！こちらの方は、「アニメ『NARUTO疾風伝』のEDの幼いころのナルトが切なくてかわいい」という感想を持たれています。そしてナルトがこんなに小さなころから、それこそクシナのお腹にいる頃からずっと見守っていることに対し「テウチさんずっと優しかったの泣ける」という感想も持たれていました。

こちらの方は「ナルトの存在をナルトが認識する形で初めて認めたのはイルカ先生だが、それよりも前に認めていたのはテウチさんなんだよな」という感想を持たれています。アカデミー時代から見守ってくれたイルカ先生は誰もが認めるナルトの恩師ですが、それよりも前から見守っていたのは紛れもなくテウチでしょう。忍ではないため登場回数は少ないですが、このことをしみじみと感じているファンは多く見られました。

こちらの方は「テウチさんのナルトへの愛、ずっとずっとあったかいな」という感想を持たれています。ただの行きつけのラーメン屋の店主と客というだけの関係ではなく、見ているファンは「まるで親子か、祖父と孫のような関係で泣けてくる」という感想を持つ方も見られます。

『NARUTO（ナルト）』序盤から登場するラーメン屋・一楽の店主であるテウチは、ただのナルトの行きつけのラーメン屋の店主だと思われていましたがアニメ『NARUTO疾風伝』のEDでナルトが生まれる前から見守っていたことがわかりました。

忍ではなく一般人なため登場シーンは少ないですが、ナルトにとって大切な存在であることは間違いありません。テウチの登場シーンや名セリフを改めてご覧になってみてはいかがでしょうか？