【銀魂】竜宮篇は漫画・アニメの何話？あらすじやラストをネタバレ

「銀魂」の「竜宮篇」とは、「夏休み特別篇」とも呼ばれる長編ストーリーです。夏休み期間に海で監視員の仕事を請け負った万事屋は、女性利用客を盗撮する亀の格好をした男・亀梨を捕まえたところからストーリーが始まります。亀梨は、産卵を間近に控えた妻には内緒にしてほしいと必死に頼んだのでした。身分証を確認したところ、彼は竜宮城に住んでおりガイドの仕事をしていると言います。

「銀魂」は、2004年から「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気少年漫画です。2018年に最終回を迎え、漫画は何巻まであるかというと77巻まであります。2006年4月にはアニメ化され、2010年4月にはアニメーション映画、さらに2017年7月には実写映画も公開されました。

廃刀令が出された江戸のかぶき町で、主人公・坂田銀時はなんでも屋の万事屋を営んでいました。銀時の侍としての姿勢にひかれた新八、家に帰る資金を必要としていた夜兎族の神楽も加わり、ドタバタとした日常が繰り広げられます。

「竜宮篇」とは、「夏休み特別篇」とも呼ばれる「銀魂」の長編ストーリーの一つです。アニメだと「銀魂（3年目）」において2008年7月から8月にかけて放送されました。「銀魂」の長編ストーリーはシリアスな展開のものが多くありますが、「竜宮篇」はギャグ要素が多い長編ストーリーとなっています。

海水浴で客が溢れる夏休みの時期に、万事屋は海の監視員の仕事をする事になりました。そんな中、女性客を盗撮する亀の格好をした男・亀梨を取り押さえます。亀梨は、産卵を間近に控えた妻には内緒にしてほしいと頼みます。万事屋は、彼が竜宮城でガイドの仕事をしていると知り、案内してもらう事になりました。

「竜宮篇」は、原作漫画だと百七十四訓から第百八十二訓にあたり、漫画では何巻から何巻に収録されているかというと20巻と21巻にあたります。漫画20巻の表紙は神楽と神威の父親にあたる星海坊主、漫画21巻の表紙は新八が好きなアイドルの寺門通です。

「竜宮篇」はアニメだと「銀魂（3年目）」の115話から第118話の計4話にあたります。円盤では何巻から何巻に該当するかというと、シーズン其ノ参4巻と5巻に収録されています。

海水浴で賑わう夏休みの時期、万事屋は海の監視員の仕事を請け負っていました。そんな中、女性利用客を盗撮する亀の格好をした男・亀梨を捕まえます。亀梨は、産卵を間近に控えた妻には内緒にしてほしいと頼みました。彼が竜宮城でガイドの仕事をしているという話を聞き、万事屋は竜宮城に連れて行ってもらう事にします。竜宮城は、選りすぐりの金持ちのみが行くことができる場所でした。

小舟で竜宮城を目指す中、妙と九兵衛も別の亀から竜宮城に案内してもらうところでした。さらに、別の強面の亀に竜宮城に連れて行ってもらうところだった長谷川や、空を飛ぶスッポンに乗った桂にも遭遇します。それぞれのガイドたちの間で争いが起こり、万事屋が乗っていた船は大破しました。

竜宮城に向かう途中だった船が大破し、新八は海に放り出されます。目覚めると無人島に流れ着いていたようで、あたりに人はいません。近くの洞窟には白骨化した遺体があり、新八は自分が1人無人島に漂流したのだと絶望しますが、すぐに心を入れ替え助けが来るのを信じることにします。1人でいる時しかできないことをしようとし、開放的な気分で全裸になり、無人島を駆け回りました。

しかし、無人島に流れ着いたのは、新八だけではなく長谷川もいました。長谷川も新八と同じく全裸で無人島を駆け回っていました。鉢合わせた2人は、気まずい気持ちを抱えながら衣服を身につけ、一緒にあたりを散策します。流れ着いたのは、銀時、妙、九兵衛、神楽、桂もおり、それぞれみんな1人で漂流したのだと思い込んでいました。銀時は、「ドラゴンボール」に登場する亀仙流の技・かめはめ波の練習をしていました。

B'zファンの妙は、「太陽のKomachi Angel」を大声で歌っています。SOSの文字を砂浜に書いていた九兵衛は、隣にソフトクリームのイラストを落書きしました。押し寄せる波によってコーンの部分だけが消えます。奇跡的に出来上がったイラストを誰かに見せたかった九兵衛は、体を張って波からイラストが消えるのを阻止します。

空を見上げながら横になっていた神楽は、入道雲を見て中にラピュタ城があるに違いないという独り言をいいます。桂は小水でSOSの文字を書き、入道雲を見て滝川クリスタルの結晶が中にあるという誰も共感できない発言をします。集まった一同は、無人島で生き延びるために料理係、食糧を調達する係、寝床を用意する係、周囲を探索する係などに別れて行動することにしました。

銀時、神楽、桂の3人は、無人島散策中に巨大な箱を発見します。桂は、得体がしれないから触らないよう神楽に注意しますが、直後うっかり自分が触ってしまいました。巨大な箱からはは煙が噴出し、銀時はとっさに神楽を突き飛ばして煙から避難させます。

一方、九兵衛と一緒に行動していた新八は、漂流してすぐに見つけた洞窟の中の白骨した遺体の元へ案内していました。そこへ、ガイドの亀梨がやってきます。亀梨の姿を見るなり新八は髪を掴み、無人島に漂流した責任を追求しました。しかし、亀梨はこの場所が竜宮城であるといいます。その証拠に、洞窟の入り口には竜宮城と住所が書かれていました。

さらに、洞窟にいた白骨化した遺体と思われたものは、産卵を控えた亀梨の妻であるといいます。死んでいるわけではなく、産卵のエネルギー消費が激しく痩せてしまっただけでした。無人島ではないことに安心した新八は、すぐに元の場所まで案内するよう亀梨に求めます。しかし、亀梨は帰る場所などもう存在しないと返しました。

江戸の町は、竜宮城の乙姫の命令により、煙を浴びた人間を老人にする兵器・玉手箱Gが投下され大混乱に陥っていました。竜宮城は、元々宇宙を飛び回る桃源郷として知られていました。過去に乙姫は、亀を助けた親切な男性をもてなし、恋に落ちます。しかし、地球と竜宮城でも時間の流れは大きな差異があり、地球に戻ってきた男性を知る人間はいなくなっていました。

男性の境遇を聞いた乙姫はひどくショックを受け、海の底に竜宮城を沈めました。年齢が2000歳になった頃から、乙姫は若さや美しさに強く執着するようになります。いつしか自分が若返るのは諦め、自分より美しい者を排除する事を思いつき、地球人類を老人に変える計画を画策していたのでした。

大楼主親衛隊隊長の亀梨は、乙姫の計画を潰すため、共に戦う勇士にふさわしいと判断した万事屋を竜宮城に連れてきたのでした。しかし、亀梨の裏切りに気づいた本部から、追っ手がやってきます。亀梨、新八、九兵衛、長谷川、妙は、追っ手に囲まれます。そこへ、玉手箱Gで老人にされた銀時と桂、その後ろから神楽がやってきます。一同は、竜宮城の地下牢に捕らえられ、妙は1人乙姫の元へ連れていかれました。

亀梨と神楽の活躍により脱獄に成功した一同は、乙姫のいる竜宮城を目指します。亀梨と長谷川、神楽と九兵衛、新八と銀時と桂のそれぞれ3つの班に別れて行動する事になりました。玉手箱G10万相当のガスを蓄えた天元寿老を落とすべく、竜宮城は海底から出て江戸の街へと向かおうとします。

竜宮城に行こうとしていた万事屋、桂、妙、九兵衛、長谷川は、ガイドたちの争いによって船が転覆し無人島に流れ着きます。一同は、それぞれ食事を作る係や食糧調達係、探索係に別れて行動する事にしました。銀時、神楽、桂の3人は、島の中で巨大な箱を発見します。神楽は箱に触れようとしますが、桂がそれを止めます。しかし、自分が注意した矢先、うっかり触れてしまい箱から大量の煙が噴出しました。

巨大な箱の正体は、煙に触れた人間を老人に変える事ができる玉手箱Gという兵器であり、竜宮城の乙姫の命令によって作られたものでした。桂が触れた玉手箱Gは、乙姫の計画を阻止しようとした亀梨によって島に持ち込まれたサンプルでした。煙に触れた銀時と桂は、外見も中身も老人になります。2人のいまだかつてない言動も見所の一つとなっています。

亀梨は対象者の戦闘能力を計測できるスパウザーという機械を使っていました。元ネタは、「ドラゴンボール」のスカウターです。強さが昆布の枚数で表示されるようで、男性だと数値の後ろに昆布を意味するKという文字がつきます。

ネタバレになりますが、一般人の平均的な戦闘能力は360Kであり、新八は一般人よりも昆布2枚分多い362Kでした。しかし、玉手箱Gで老人にされてしまった銀時と桂の数値はマイナス3万をさらに下回り、計測できなくなったスパウザーは割れてしまいます。

若さと美しさに執着していた竜宮城の乙姫は、いつしか若返りを諦め、周囲の人間を老いさせる事で自分の美しさを際立たせる事にします。そこで、人間を老いさせる兵器・玉手箱Gを使って地球人類を全員老人にする計画を企てました。竜宮城は、もともと宇宙を飛び回る桃源郷でした。乙姫は、亀を助けた浦島太郎をもてなし、いつしか恋に落ちます。

しかし、竜宮城と地球での時間の流れは異なり、浦島太郎が地球に戻った時、周囲に彼を知る人間は1人もいませんでした。乙姫は、コールドスリープした浦島太郎が目覚めるのを待ち続けます。浦島太郎が目覚めた時、自分であると気づいてもらえるように、出会った時と変わらず美しい姿のまま待っていたいと思うようになりました。若さと美しさに執着した理由は、こうした恋心が根底にあったのでした。

乙姫は、玉手箱G10万相当のガスを蓄えた天元寿老を江戸の町に落とす計画を実行に移そうとしていました。新八と老人になった銀時、桂は、竜宮城にたどり着き、乙姫が若さに執着するようになった理由を知ります。乙姫は、自身の部下たちも老人に変えてしまいました。銀時と桂は、老人とは思えない速度で乙姫の元へ向かいます。そんな中、新八は老化ワクチンを手に入れます。

ワクチンを江戸の街に巻くため、一同は大砲の砲門に急ぎます。しかし、乙姫がそれを阻止しようと追いかけてきました。新八は持っていたワクチンを銀時と桂に託し、乙姫を足止めします。銀時と桂は一緒にワクチンを持って砲門に向かいますが、すんでのところで乙姫に邪魔されました。

しかし、邪魔された拍子にワクチンに穴が空き、中身が漏れ出て銀時と桂は元の年齢に戻ります。天元寿老が発射されてからすぐに2人は、ワクチンを砲門に向かって叩き入れました。

あらすじネタバレで紹介した通り、万事屋は、亀梨に連れられて竜宮城に行くことになります。しかし、ガイド同志の争いに巻き込まれ、船は大破し全員無人島に流れ着きます。それぞれ無人島には自分しかいないと勘違いし、思い思いにやりたいことを始めます。目撃された時は、恥ずかしい気持ちに苛まれていました。無人島でのそれぞれのキャラクターの行動が好きといった「銀魂」ファンの感想も多くありました。

乙姫は、若さと美しさに執着し、江戸の人々を老人にしようと企てます。あらすじネタバレになりますが、そんな彼女に妙は、心の醜さを説きます。「竜宮篇」での妙のセリフがかっこいいといった「銀魂」ファンの感想も多くありました。

ネタバレで紹介した通り、無人島にあったサンプルの玉手箱Gに触ってしまった桂は、老人になります。アニメ「銀魂」の桂の声優は、石田彰が担当しています。老人の桂も変わらず務めていました。石田彰の演技を称賛する「銀魂」ファンの感想も多くありました。

「銀魂」の「竜宮篇」には、「ドラゴンボール」スカウターが元ネタの戦闘能力を計測する機械・スパウザーが登場します。スパウザーは、昆布の枚数で戦闘能力の高さを計測します。スパウザーで自分の戦闘能力を測ってみたいといった「銀魂」ファンの感想もありました。

「銀魂」の長編ストーリー「竜宮篇」のネタバレあらすじや見どころ、漫画の話数、漫画では何巻から何巻までに該当するのか、アニメでは何話なのか、円盤だと何巻から何巻に収録されているのかなどを紹介してきました。