【銀魂】神威は神楽のシスコン兄貴！夜兎族最強？強さや声優を紹介

銀魂に登場する神威は『夜兎（やと）』一族の青年。神楽の実の兄で、麻薬の売買や人身売買などを行っている犯罪組織・宇宙海賊『春雨（はるさめ）』のメンバーです。春雨では提督を務めるほどの強さと実力を備えており、一方妹の神楽のピンチには駆けつけるといった妹想い・シスコンの属性や母の為に体をはるマザコンな一面も秘めているキャラクターです。

神威が登場する漫画『銀魂』は2004年から2019年に渡り連載されていた作品。集英社から発行されている『週刊少年ジャンプ』や『ジャンプGIGA』の人気作です。作者は空知英秋（そらちひであき）先生で、単行本コミックは全77巻となっています。SFや時代劇の要素を盛り込んだコメディ作品で、その人気からアニメ化もされました。

アニメ版銀魂は2006年から2018年に渡って放映されており、第4期まで作製されています。銀魂は海外でもアニメ放映されていますが、戦闘シーンや事情情勢を反映した内容が含まれていることから、国によっては視聴年齢制限が設けられていたりシーンを一部カットされていたりと規制されることも。また実写の劇場版銀魂も公開されており、実写版の主人公・坂田銀時は小栗旬さんが演じています。

何でも屋『万事屋銀ちゃん』を営む、白い天然パーマの髪にジャージ上から着物を羽織るスタイルが印象的な青年・坂田銀時（さかた ぎんとき）。地球にやってきた天人（あまんと）によって開国された江戸で依頼人や仲間の危機に巡り合っていきます。時にはコメディに、また時にはシリアスに描きながら銀時、志村新八（しむら しんぱち）、神楽（かぐら）、定春（さだはる）の3人と1匹はあらゆる驚異に立ち向かって行くのでした。

銀魂に登場する神威は18歳の夜兎一族の少年。身長170センチの55キロ。誕生日は6月1日生まれの双子座です。戦闘中には笑顔を浮かべていることが多く捉えどころの無い性格をしています。容姿は妹の神楽と同じくオレンジがかった髪色に青い瞳をしています。背中まである長髪を三つ編みでまとめており、頭のてっぺんに母親譲りのアホ毛が1本生えているのが特徴的です。

端整な顔立ちをしており銀魂ファンに人気なキャラクターの一人。普段笑顔なのは神威曰く「殺した相手を笑顔で見送る」といった『殺しの作法』だと語っており、その言葉の通り殺すつもりのない相手である妹の神楽と対決した際には笑顔は浮かべていませんでした。そのことから『神威が笑顔=殺意を向けている』ということと同義になっています。

その実力は宇宙最強の掃除屋（えいりあんばすたー）と謳われた父の片腕を幼い頃に奪うほどであり、銀魂キャラの中でも非常に高い能力を持っている事が分かります。父や家族との確執がきっかけとなり、強さを求め戦うことを生きがいとするようになりました。将来強くなる可能性のある子供達や、強い子供を産みそうな女性は殺害しないといった神威なりの美学も持っています。

銀魂作中で分かりやすく神威が神楽をベタ惚れしている描写はありませんが、神楽のピンチにここぞと駆けつける姿から兄弟愛を感じさせるシーンが多くありシスコンと評価を受けています。また作者の空知英秋先生は銀魂単行本67巻の質問コーナー内で「神威はマザコンですか？」という読者の質問に「よくも悪くもマザコンだしファザコンだしシスコンです。」と答えており、神威の神楽へのシスコン設定は公式となっています。

また神威は父の腕を奪ったあと家族の元を離れて過ごしていましたが、その後神楽と再会した際には夜兎一族の持つ闘争本能に自分の意思を支配されながらもなんとか保ち、神楽との兄妹関係も修復した様子が描かれています。

高い戦闘力を持つ父・星海坊主の腕を幼い頃に討ち取った神威は銀魂の中でも強キャラの部類に入るでしょう。またアニメ銀魂215話「丁か半か」（銀魂単行本では36巻311話）で宇宙海賊・春雨の元提督である阿呆を倒したことにより提督の地位へと昇進もしました。

アニメ銀魂139話～146話の吉原炎上篇では神威の強さが一目で分かるシーンも多く、『百華（自警団）』『第八師団』『天照院奈落』などの勢力を多く倒しています。自分の父にも「夜兎の地を忠実に受け継いだ闘争本能の鬼」と言われたり、強い者を見つけると自ら戦いを挑む姿からその強さは見て取れます。しかし父を殺すことができなかったことや、その父さえもが恐れた能力を持つ母の方が一枚上手と言えるでしょう。

高い戦闘力を持つことからエネルギーの消費量が多く、一族総出で大食漢の夜兎一族。銀魂作中では神楽の大食いが描かれることも多いですが、兄の神威も同様の食欲を持っています。吉原炎上篇では1升（10合）はあろう桶を抱えて米をかき込んでいる姿が描かれています。神威は常にスリムな体型ですが、銀魂のストーリーで神楽の肉付きがよくなっていた姿があったので、いくら食べても太らないわけではないようです。

現在では神楽と同じオレンジの髪色で描かれている神威ですが、アニメの銀魂では神威が正式に登場する以前の回想シーンやアニメ銀魂のエンディング曲『sanagi』でのエンドロールで描かれている後ろ姿は黒髪でした。これは神威のキャラクター設定が公式から発表される前に、銀魂アニメスタッフが一時的に着色したためであり、銀魂の公式設定ではないものとなっています。

アニメ銀魂の質問コーナーで神威の髪色が変わったことについての質問を受けた際に、銀八先生が「気のせいではありません」と言いつつ受け流していた様子から、アニメ銀魂の制作者からも封印されている話題となっていることが伺えます。

銀魂に登場する神威の名前は北海道に位置する山『神威岳（かむいだけ）』からつけられています。神威には"かむい"と"しんい"という読み方があり、"かむい"はアイヌ語で「高位の神・霊的存在」を意味し、"しんい"は「神の威光・威力」という意味があります。

どちらも神にまつわる壮大な意味合いが含まれており、神威のその強大な戦闘力などを表していると考えられます。また父・星海坊主の本名が『神晃（かんこう）』であるため、そこから"神"の字をとったと銀魂単行本57話の質問コーナーに記載されています。

銀魂の神威の声優を務めるのは日野聡（ひのさとし）さん。灼眼のシャナの『坂井悠二』やハイキューの『澤村大地』などメインキャラクターを演じることの多い人気声優です。銀魂で神威の妹・神楽の声を演じている釘宮理恵さんとの共演が多いことでも知られています。日野聡さんが声を当てるキャラクターの特徴としてはしっかり者の主要キャラクターが多く、今後も活躍が期待されている声優のひとりです。

声優・日野聡さんは1978年8月4日生まれの獅子座。身長170センチのAB型です。アメリカのサンフランシスコ出身で5歳まで住んでいました。以前は舞台俳優を目指し、10代の頃には児童劇団に所属していました。しかし海外の人気ドラマ『ER緊急救命室』の吹き替えを行ったのをきっかけに声優へと転向。

その後2003年にテレビアニメ『一騎当千』の周瑜公瑾（しゅうゆこうぎん）役でアニメ声優デビューを果たし、現在まで多くの主演声優として活躍しています。小野大輔さん、近藤孝行さん、菅沼久義さん、立花慎之介さん、福山潤さん、間島淳司さんといった同い年の声優7名で『DABA（ダバ）』という声優ユニットを立ち上げており、ラジオやリアル脱出ゲームを企画するといった幅広い活動を行っています。

アニメ声優としての活動は2003年に放映された『一騎当千』の周瑜公墐役から。その後2005年には『灼熱のシャナ』で主人公・坂井悠二の声を務め初主演となりました。その他にも『ゼロの使い魔』の平賀才人、『Free!』の芹沢尚、『弱虫ペダル』の新開隼人、『NARUTOシリーズ』のサイなど銀魂以外の作品でも人気キャラクターの声を多数担当しています。

アニメ声優として以外にもゲームソフト『AMNESIA』のトーマ、『デジモンワールド リ:デジタイズ』のニコ、映画の吹き替えでは『シンプル・シモン』のシモン、『ハリーポッターシリーズ』のセドリック・ディゴリーなど多くの人気キャラクターを演じています。

公式設定でシスコンと言われている神威。では親との関係はどうでしょうか？こちらも銀魂単行本67巻の質問コーナーで明かされており、「良くも悪くもマザコンだしファザコンだしシスコンです。」と銀魂作者の空知英秋先生が返答しています。

親殺しを決行し父の腕を奪うほどの無情さを見せた神威ですが、銀ノ魂篇では共に奈落と対峙したり、幼少期の回想シーンでは星海坊主と一緒に逃げ回る姿が描かれているところを見ると、父親への思いが完全になくなったわけではないように見てとれます。

また母親に対しては母の体を良くするために星海坊主を殺そうとしたり、犯罪組織に組している鳳仙（ほうせん）に自分と母をこの星から連れ出すよう願う姿から、第三者から見ても母を大切に思うマザコン気質があることが分かります。ちなみに銀魂作者の空知英秋先生は神威のことを『シスコン』『ファザコン』『マザコン』の三拍子が揃った「サンコン（3コン）です。」と解説しています。

神威の母・江華（こうか）は彼女の母星である徨安（こうあん）の環境でしか正常に生活できない体質。江華は先の大戦で毒まみれになってしまった徨安にひとりで住んでいた夜兎一族の末裔でした。しかし星海坊主と出会い徨安を後にすることを決めた江華はその後他の星に住み、体を蝕まれながら神威や神楽を生み家族4人で暮らしていきます。ある日母のその体質のことを知った神威は、母のために徨安に戻ることを提案するのでした。

しかし母・江華は星海坊主や神楽、そして神威達の隣りに居たいからと神威の言葉に応える様子はありません。そんな母の固い決意を曲げることはできないと悟った神威。父・海坊主は「母を守りたいなら強くなれ」と言います。しかし父は家にも殆ど帰らず、力を持ってして向かってきた相手に応戦した神威に対しても「弱い者いじめはするな」と言うだけ。

父の言う強さとは何なのか、そして父以外の強さを知りたいがために、神威は街にいた豪腕の一行・春雨に戦いを挑みます。そして何度も春雨の一行と戦ううちにその強さを見込み、母をこの星から連れ出してもらえるよう頼みこむのでした。

神威は幼い頃に古い風習である『親殺し』を企むも、宇宙最強の掃除屋と名を轟かせていた父・星海坊主に返り討ちに遭います。その際に星海坊主の片腕を奪うことは成功しますが、その出来事がきっかけとなり、その後神威は家に戻ることはなく春雨の一員として動いていくことになります。

笑顔で敵を倒す冷徹なイメージとは裏腹に、家族や母を大事にするそのシスコン・マザコン気質を持つ神威。作者お墨付きのシスコン・マザコン・ファザコンの肩書きを持つ神威はその優しいマザコンキャラのギャップもあり銀魂読者の間で人気です。

戦闘民族として高い攻撃力・好戦的な気質を持つ夜兎一族。その中でも強さを求める気持ちの強い神威は夜兎一族の模倣的な姿と言えるでしょう。銀魂の中でも高い能力を持つ神威。神楽達の前に現れた敵の中でも手強い敵の1人です。

銀魂のキャラクターの中でも常に上位をとっている沖田総悟。その沖田と互角の人気を持つ銀魂キャラクターとして神威の名前が上がることがしばしばあります。また銀魂の公式人気キャラクター投票でも、神威は常にトップに食い込んでおり、魅力的な人物が多く登場する銀魂の中でも能力・魅力共に高い結果を残しています。

以上、銀魂に登場するキャラクター『神威』のシスコンの噂まとめでした。シスコンだけならずマザコン・ファザコン気質も含んだ家族思いのキャラクター神威。また夜兎一族の高い戦闘能力をもった強キャラです。その高い戦闘能力が仇となり家族との絆が離れてしまうきっかけになってしまいましたが、銀魂作中で妹の神楽と関係を修復する姿も無事描かれていました。

原作である漫画・銀魂は連載終了を迎えましたが、その人気からアニメの続編や銀魂コラボ企画など、ファンや読者から期待されている作品なので新しい情報が出てくる可能性も大！そんな大人気作銀魂の今後の新情報もお見逃し無く！