【銀魂】春雨は最強の宇宙海賊？メンバーは？神威や華陀など師団長も紹介

今回のまとめでは、大人気漫画・テレビアニメ『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨と、神威や華陀、師団長を始めとする春雨のメンバーを一覧で紹介していきます。『銀魂』と言えば、ギャグ漫画として知られていますが、実際のところ『銀魂』とは一体どんな作品なのでしょうか？宇宙海賊春雨や師団長、元団長の華陀などについてまとめていく前に、『銀魂』の概要やあらすじなどについて見ていきましょう。

『銀魂』は、2004年から2018年の間『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた空知英秋さんが描くSF時代劇バトル漫画です。全704話で完結し、コミックは全77巻が刊行されました。テレビアニメは2006年よりシリーズ展開されており、2018年10月までに4期が放送されました。また、テレビアニメの他劇場版も公開される人気作として知られています。そのほか、実写映画化もされるなどメディアミックスがされ話題を呼んだ作品です。

時は江戸末期、「天人（あまんと）」という宇宙人からやってきてからというもの、約10年という時を超える攘夷戦争が勃発している激動の時代を面白おかしく描いたストーリーです。『銀魂』は、銀髪に木刀を持った特徴的な主人公・坂田銀時、眼鏡が特徴的な志村新八、チャイナドレスの神楽をヒロインに据え、「天人」によってもたらされた銀河文明や科学技術を用いた江戸を舞台に1～3話でそれぞれ完結するコメディ漫画です。

それでは、『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨とは一体どんな組織なのでしょうか？それでは早速、春雨について見ていきましょう。春雨とは、天人を中心に構成される犯罪組織で”銀河系最大”のネットワークを持っていると言われています。主に、麻薬や人身売買、麻薬などの取引斡旋などをしており、時には鬼兵隊と呼ばれる地球人を中心に構成される犯罪組織と手を組むこともある厄介な組織として描かれています。

また、宇宙海賊春雨には「元老」と呼ばれるトップが君臨しており、元老は各星の犯罪組織の首領です。元老とは、所謂組織の最高責任者を指しており、組織の統括や管理、指示などをしています。そして、元老の下に団長と呼ばれる提督、副団長、それ以下の末端の者たちで構成されているのが特徴となっています。では、『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨のメンバーには一体どんな人物が所属しているのでしょうか？

それでは、『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨のメンバーについて見ていきましょう。まず最初に紹介するのは、春雨のトップである元老です。元老とは、宇宙海賊春雨を指揮するトップの天人たちであることを前章で説明しましたが、他のキャラクターと比べて詳細は不明な点が多くある人物です。

詳細が不明瞭な部分が多い元老は、『将軍暗殺篇』の終盤にて鬼兵隊と第七師団を組織から切り捨てることを組織全体に通達しました。ですが、十二師団の謀反により最終的に元老は塵となるという最期を迎えました。元老はもともと、江戸の将軍家を裏で操っていた天導衆に逆らえず、天導衆からの命を受けて鬼兵隊と第七師団への奇襲をさせていたのです。元老は天導衆の手の平で転がされていたことになります。

続いてのメンバー・阿呆（あぼう）提督について見ていきましょう。阿呆提督とは、春雨の実働部隊である第一師団から第十二師団を指揮する最高指揮官であり、元老の次に位置する人物です。一部からは「アホ提督」と呼ばれていますが、本当の読みは「あぼう」です。艦隊を率いている提督なので決して馬鹿ではないのですが、見識が狭くアホな一面を持っています。

第七師団の神威を脅威と思い、公開処刑を目論んでいましたが、この一件を任せていた高杉に裏切られたことによって形勢はあっという間に逆転。阿保提督は小型船で逃走を謀りますが、小型船の操縦が分からずアホを発揮している間に、神威によって小型船ごとやられてしまいました。

引き続き、『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨のメンバーについて見ていきましょう。続いてのメンバーは、第一師団と第七師団の団長を兼任している神威です。神威が率いる第七師団は夜兎族という者たちで構成されており、春雨の中でも最強と謳われる強さを誇る師団です。夜兎族は傭兵部族として戦闘を好む種族として『銀魂』では知られます。神威は『銀魂』のヒロイン・神楽の兄であり、第七師団の前団長で創設者の弟子でもあります。

神威は碧い目に神楽と同じ髪色が特徴的な人物で、かなりの大食いです。家族思いで優しい子どもでしたが、夜兎族の風習である”親殺し”を決行し、父親を殺し損ね家をでました。その後、師匠となる鳳仙と出会い第七師団に加入しました。神威は笑顔がチャームポイントで一見優しい人物かのように見えますが、実は戦闘が大好きな冷酷非情で凶暴なキャラクターです。

因みに、第一師団の全団長である獅嶺（しれい）を殺害したのは神威です。獅嶺を殺害したのち、第七師団と兼任し第一師団の団長となりました。

続いてのメンバーは、第二師団の団長である馬董（ばとう）です。馬董は剣術に長けていることから「星芒剣王せいぼうけんおう）」や「冥王星・馬董」という異名を持った人物で、「三凶星」とも呼ばれています。「三凶星」とは、馬董のほか第三師団長の范堺（はんかい)、第四師団長の猩覚（しょうかく）がおり、高い実力持つ一度火がついたら手をつけられないほどの凶暴である危険分子として扱われています。

馬董は、「覚眼（サトリ）」という人の心を読むことのできる目が付いており、両目は自ら塞いでいます。また、耳も自ら塞いでいます。馬董は覚眼だけで意志疎通をはかる種族を受けついでいるのです。両目両耳を塞いだのは自分の意思であり、精神を覚眼で研ぎ澄ますことによって戦闘を有利にしています。危険分子の三凶星であることから恐れられていますが、実際はノリがよく明るい性格をしています。

続いてのメンバーは、第三師団の団長である范堺（はんかい)です。范堺は「機巧導師」や「天王星・范堺」などの異名を持っている三凶星の1人です。見た目は老人で身体全体を機械のようなもので覆われていることから、異名の「機巧導師」という名前がつきました。画像の姿は仮の姿であり、本体は小型の球のような機械です。優れた戦闘能力を有していますが、全ては機械のお陰で自身の中に尖兵(ナノマシンウイルス)が多数あります。

そのため、第三師団は他の師団のように部下を持ちません。機械を利用したハッキングなどウイルス拡散などをするので、非常に狡猾で相手の虚を突く攻撃をします。范堺は、馬董と同じくノリよく気前のいい性格をしたおじさんです。

続いてのメンバーは、第四師団の団長である猩覚（しょうかく）です。猩覚は「海王星・猩覚」という異名を持った三凶星の1人です。華陀（かだ）の後任として第四師団の団長となりました。華陀については次章にてまとめていきます。猩覚は猿のような容貌をし赤い棍を持った豪快な男として描かれています。一匹狼で団体行動や足並みをそろえることを嫌い、無類の喧嘩好きです。

第四師団の団長になったもののその性格から兵を失くしてしまったため凶暴さを抑える為に幽閉されていました。猩覚は三凶星の中でも突出した”殺し屋”気質の持ち主で1度火が付いたら手が付けられないほどの暴れ馬です。ですが、本気を出した強さは神威よりは下だと言われています。神威は殺し屋と言われる猩覚よりもはるかい上回る強さを持っていることが窺えます。

続いては、宇宙海賊春雨の元団長だったメンバーをまとめていきます。まず、元第一師団の団長であったのは獅嶺（しれい）です。獅嶺は春雨の十二師団の中でも1番の古参メンバーでした。獅子のような容貌をしており、能力も相当なものがありましたが、神威によって命を絶たれてしまいました。そして、神威が獅嶺の跡を継いで第一師団の団長となるという皮肉な展開となっていきます。

続いての元メンバーは、元第四師団の団長であった華陀（かだ）です。華陀は、傭兵三大部族の1つである辰羅族出身の天人で美女と称されていました。“孔雀姫華陀”という異名があり、古風な話し方が特徴的な人物で、博打が大好きなギャンブラー気質です。見た目や口調からは上品で清楚、おしとやかな感じが窺えますが、実際は冷酷非情で腹黒く強欲な人物でした。目的遂行が第一で、手段などはおかまいなしだったといいます。

華陀はそんな性格からか相手の腹の中を見透かすなど非常に洞察力も鋭い人物でした。また、いつも携えている羽扇子には刃物が仕込まれています。そのほか、賭博を生業にしていた華陀は賭場オーナーである一方、裏の顔として第四師団の団長だったのです。華陀は春雨の資金横領罪で投獄されています。

続いての元メンバーは、元第七師団の団長であった鳳仙（ほうせん）です。鳳仙は「夜王（やおう）」という異名を持った夜兎族の人物です。見た目は和服を着たただの老人のようですが、夜兎族の中でも最強の実力を誇る人物として知られています。また、鳳仙は宇宙海賊春雨の元幹部であり、吉原桃源郷の楼主でした。神楽の兄であり、第七師団と第一師団の団長を兼任している神威とは師弟関係にあります。

鳳仙は、吉原で人気を誇る日輪に対して異常なほどの執着心を抱いており、地下に監禁するなど異常性が見られます。また、鳳仙は長年陽の光を浴びていない期間があったことで、太陽の光が天敵となり、少しでも浴びてしまえば皮膚が脆くなってしまうという難点が生まれてしまっていました。最後は、陽の光に当たったことで脆弱化した鳳仙は銀時によって虚を突かれてしまいました。

続いての元メンバーは、元第八師団の団長であった勾狼（こうろう）です。勾狼は宇宙海賊春雨の幹部という立場の人物でしたが、阿呆提督と共に神威の強さを驚異に思い妬んだ挙句2人で謀を目論みましたが、逆に討たれてしまうという末路を辿りました。勾狼は左目に眼帯をしており、狼のような容貌をしています。種族に関しては明かされていません。

続いては、『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨に関する感想や評価などについて見ていきましょう。まず1つ目の感想・評価は上記のものになります。『銀魂』の第七師団は春雨の中でも精鋭部隊が集まり、最強の団長神威が率いているという設定です。一部の読者の方は、『ゴールデンカムイ』に登場する第七師団も最強の部隊であることに繋がりを見つけ、『銀魂』と『ゴールデンカムイ』の第七師団のモデルは同じでは？と言っています。

続いて宇宙海賊春雨に関する感想や評価は以上のものになります。『銀魂』に登場する真選組や第七師団を軸にした外伝、スピンオフが読みたいといったものでした。残念ながら、この2つを主人公にした外伝、スピンオフ作品は刊行されていません。ですが、『銀魂』には、『3年Z組銀八先生』といったスピンオフ小説や『銀ちゃんねる!』などのファンブックなどが刊行されていますので、気になった方はぜひ検索してみてください。

続いての感想・評価は以上のものになります。『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨の中でも特に人気のあるキャラクターが神威です。神威は常に笑顔ではいますが、実際は狂気的なキャラクターで手に負えないこともあります。そんな神威は元凶となっている原因を自らの力で叩き潰す性格をしています。神威を好きな方は、神威の狂気的でありながらも自分の意思を貫き通す性格を好きになる方が多いことが窺えます。

以上、大人気漫画『銀魂』に登場する宇宙海賊春雨のメンバーや団長、元団長まとめでした。宇宙海賊春雨とは一体どんな組織なのかについてまとめてきましたがいかがでしたか？『銀魂』は完結を迎えコミックも全巻が購入可能になっていますので、気になった方は『銀魂』のコミック及びテレビアニメの方もぜひチェックしてみてください。サイト内には『銀魂』に関する他のまとめもありますので、ぜひ参考にしてみてください。