【銀魂 】紅桜篇が人気の理由は？アニメ放送では何話？あらすじや登場キャラを紹介

「銀魂」は、「週刊少年ジャンプ」で2004年から2018年まで連載されていた作品であり、話数は全部で何話かというと全704話になります。コミックスは全77巻にのぼります。時代劇やSF、時事ネタなどが盛り込まれたコメディとなっています。2017年7月には、主演に小栗旬が抜擢された実写映画第1作目も公開されました。

「銀魂」の「紅桜編」が原作漫画では何話から何話に該当するかというと、第八十九訓から第九十七訓までになり、11巻から12巻に収録されています。アニメ「銀魂」における「紅桜編」は、何話から何話に該当するかというと、第58話から第61話の計4話になります。

2010年4月には主題歌に「バクチ・ダンサー」が起用された劇場版「銀魂新訳紅桜篇」が公開されました。本作は、プチョン国際ファンタスティック映画祭にて観客賞を獲得しています。

「銀魂」の「紅桜編」は、劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の他、実写映画「銀魂」でも取り上げられた長編ストーリーでした。登場キャラクターが多い「銀魂」ですが、本作は初期の長編ストーリーであり、「銀魂」主要キャラクターを中心としてストーリーが進んでいきます。

映画で初めて「銀魂」を見るという人でも相関関係で混乱する事がないわかりやすい内容となっています。さらに高杉晋助率いる人気の鬼兵隊が初めて登場する回で、アクションシーンも盛り上がりを見せました。アニメ「銀魂」で「紅桜編」は何話から何話までに該当するかというと、第58話から第61話の計4話になります。こうした点が、尺の限られた劇場版でも取り上げやすいあらすじとされています。

「銀魂」の「紅桜編」は、初めて主人公たちが大苦戦する強敵が登場した回でもありました。刀鍛冶の村田鉄矢から盗まれた呪われた刀・紅桜を探して欲しいと依頼された銀時は、夜中に持ち主の岡田似蔵と鉢合います。剣を交えて戦うも、妖刀紅桜の摩訶不思議な力に圧倒され、大怪我を負います。近くにいた新八は、銀時を助けるために岡田似蔵の片腕を切り落として助けました。

万事屋で療養していた銀時の元を、村田鉄子が訪ねてきます。彼女は、兄・村田鉄矢の企みを打ち明け、助けて欲しいと頼みます。依頼を受けた銀時は、村田鉄子が打った刀を手に再び妖刀紅桜を持つ岡田似蔵と戦います。

紅桜は、村田鉄矢によって対艦兵器に進化した刀でした。高い能力を有した武器を持つ敵に立ち向かう銀時がかっこいいとファンの間でも話題となりました。劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の終盤では、「バクチ・ダンサー」の楽曲と共に戦闘シーンが流れます。

「銀魂」の「紅桜編」では、高杉晋助率いる人気の鬼兵隊が初登場する回でもあります。メンバーは岡田似蔵の他に、武市変平太、来島また子、河上万斉などがいます。村田鉄矢と手を組んで妖刀紅桜を使い倒幕の目的を果たそうと画策していました。

岡田似蔵が無断で妖刀紅桜を外で使ったことにより、万事屋と桂が率いる攘夷派と衝突し、妖刀紅桜は全て失われてしまいます。いずれも過激派の攘夷浪士たちで構成されており、今後の物語において重要な組織となっています。

「銀魂」の「紅桜編」では、はじめて物語の重要人物・吉田松陽の名前が登場しました。銀時や高杉晋助、桂小太郎らは同じ寺子屋にいた幼なじみであり、吉田松陽は彼らの恩師であることが発覚します。

「銀魂」の「紅桜編」は、そんな吉田松陽との関係に踏み込んだエピソードも垣間見えます。高杉晋助は、吉田松陽を失ったことにより過激な思想を持つようになりました。まだ明かされていない過去もほのめかされており、今後の展開にも注目が集まりました。

基本的に穏やかで優しい「銀魂」主要キャラクターの新八ですが、「紅桜編」ではじめて人を斬ります。桂小太郎は、浪人ばかりを狙う辻斬りに襲われ、血だらけの持ち物を残して行方不明になります。エリザベスから事情を聞いた新八は、夜中に現場に張り込んで辻斬りの行方を追います。そこへ、妖刀紅桜を持った岡田似蔵と鉢合わせました。

妖刀紅桜の力もあり、銀時は瀕死の怪我を負わされます。新八は、銀時にトドメを刺そうとする岡田似蔵の片腕を斬り落としました。さらに鬼兵隊の武市変平太と対峙した時は、刀を持つ手元が震えていました。「紅桜編」は、新八の新たな一面が描かれたことでも話題となりました。

「紅桜編」は、「銀魂」初期の長編シリアス回で、この時に初登場を果たしたキャラクターも多くいました。アニメ「銀魂」では何話から何話に該当するかというと、第58話から第61話になります。ここでは、「銀魂」の「紅桜編」のあらすじや、登場キャラクターを紹介していきます。

巷では浪人ばかりを狙った辻斬りが横行しており、攘夷党の桂小太郎も被害にあいます。そんな中、万事屋の元に刀鍛冶の村田鉄矢から盗まれた妖刀紅桜を探して欲しいという依頼が舞い込みました。妖刀紅桜は、江戸一番の刀匠とも呼ばれた村田鉄矢の父・村田仁鉄が作った美しい刀でした。

しかし、作った村田仁鉄は1か月後に亡くなり、妖刀紅桜と関わりを持った人間にも次々と不幸が訪れたといいます。村田鉄矢は、妖刀紅桜が周囲に危害を与える前になんとか探し出して欲しいというのです。妖刀を探して質屋を回ったあと、リサイクルショップ「地球防衛基地」の唐栗から辻斬りが持っていた奇妙な刀の噂話を聞きます。

銀時が妖刀紅桜探しの依頼を受けていた一方、神楽と新八はエリザベスから桂小太郎が行方不明になったという相談を受けていました。エリザベスは、橋の上で桂小太郎の血塗れの所持品を拾い、辻斬りの被害にあったのではないかといいます。桂小太郎の所持品を預かった神楽は、定春の嗅覚を頼りに居場所を探す事にしました。新八とエリザベスの2人は、辻斬りについて調査する事にします。

港に停泊した船の乗組員は、仲間の岡田似蔵が桂小太郎を切ったという会話をしていました。会話を聞いた神楽は、船内に桂小太郎がいると判断し1人で船に乗り込みます。船の甲板にいた高杉晋助に武器を向けて脅し、船の中を案内させようとしますが、捕らえられてしまいます。新八は、攘夷党と共に鬼兵隊の船を襲撃しました。

高杉晋助は、過激派の攘夷浪士たちが集う鬼兵隊のリーダーです。左目を包帯で隠しており、紫色の生地に蝶柄が描かれた着物を着崩して来ています。恩師の吉田松陽を失ったことで、現在の思想を抱くようになります。「紅桜編」の終盤では、結託していた宇宙海賊・春雨と共に行方をくらまします。詳細な年齢は不明ですが20代、身長は170cm、体重は60kg、ヨーグルトなどの乳製品を好きな食べ物にあげています。

アニメ「銀魂」で高杉晋助を演じた声優は、子安武人でした。声優養成所に入り、1988年に放送されたギャグアニメ「どんどんドメルとロン」で声優として活動を開始します。翌年にはヒーローアニメ「天空戦記シュラト」で主要キャラクターに抜擢されます。「アリーズ」ミノース役、「楽しいムーミン一家」スナフキン役などで一躍注目を集めます。1998年には声優事務所ティーズファクトリーを設立しました。

実写映画「銀魂」で高杉晋助役を演じたキャストは、人気アイドルKinKi Kidsの1人でもあり、タレントやシンガーソングライターとしても知られる堂本剛でした。幼い頃は児童劇団に所属しており、ドラマや舞台などでも活躍していました。1995年から1997年に人気ミステリー漫画原作のテレビドラマ「金田一少年の事件簿」で主演の金田一一を演じ、役者としても高い評価を受けます。

「紅桜編」に登場するキャラクター・村田鉄矢は、万事屋に父親の村田仁鉄が作った妖刀・紅桜を探して欲しいと依頼した刀鍛冶です。村田仁鉄は、江戸一番の刀匠と呼ばれるほどの優秀な人物で、そんな父と比べられる事にコンプレックスを持っていたようです。険しい顔つきとオールバックにした髪、先端が2つに割れた眉毛が特徴でした。常に大声で喋り、人の話を聞かないところがあります。

アニメ「銀魂」と劇場版「銀魂新訳紅桜篇」で村田鉄矢役を演じた声優は、舞台俳優としても活躍するアーツビジョン所属の大西健晴でした。奈良県出身で、舞台俳優としても活躍しています。「フォーチュン・クエストL」ノル役、「結界師」斑尾役、「ぷるるんっ!しずくちゃん」はなたれ君役といった代表的な出演作があります。

実写版「銀魂」の村田鉄矢役のキャストはチーム・ナックスのサブリーダーでもある安田顕でした。北海道出身で室蘭ふるさと親善大使も務めています。1993年に芸能事務所クリエイティブオフィスキューの所属となり、映画やドラマ、舞台などで活躍するようになりました。代表的な出演作に「スープカレー」浦田博史役、「man-hole」小林正義役、「愛しのアイリーン」宍戸岩男役などがあります。

「紅桜編」に登場するキャラクター・村田鉄子は、村田鉄矢の妹の刀鍛冶です。兄とは対照的に大人しく、声も小さめでよく聞き返されています。右サイドにボリュームを持たせた青い短髪が特徴です。あらすじで紹介した通り、村田鉄矢の悪事を知っていながらもすぐに報告することができずにいました。誕生日は9月8日、身長は161cm、体重は50kgです。

アニメ「銀魂」と劇場版「銀魂新訳紅桜篇」で村田鉄子役を演じた声優は、81プロデュースに所属する根本圭子でした。12月10日生まれ、千葉県出身、趣味にエレクトーンや柔軟体操をあげています。配偶者に同じく声優として活躍する高塚正也がいます。代表的な出演作に「ロックマンエグゼ」フォルテ役、「がんがんがんこちゃん」がんこちゃん役、「さらい屋五葉」誠之進役、「NARUTO-ナルト-疾風伝」シズネ役などがあります。

実写映画「銀魂」で村田鉄子役を演じたキャストは、芸能事務所・スターダストプロモーションの早見あかりでした。2008年11月から2011年4月までももいろクローバーに所属していました。2014年5月に公開された中田永一原作の映画「百瀬、こっちを向いて。」で主役の百瀬陽に抜擢され注目を集めます。「さよなら、キノコ」兎水林子役、「忘れないと誓ったぼくがいた」織部あずさ役などの出演作があります。

「紅桜編」に登場するキャラクター・岡田似蔵は、鬼兵隊の盲目の剣士です。「紅桜編」あらすじで紹介した通り妖刀紅桜を使い浪人ばかりを狙って辻斬りを行っていました。点鼻薬を持ち歩いており、作中でもよく使用しています。12月23日生まれ、身長は180cm、体重は68kgでした。モデルとなった人物は、人斬り以蔵の異名を持つ土佐藩出身の岡田以蔵です。

アニメ「銀魂」で岡田似蔵を演じた声優は、ケンユウオフィスに所属する青山穣でした。中学、高校共に演劇部に所属します。代表的な出演作に「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」ナレーション、「歌舞伎町シャーロック」ミッシェル・ベルモント役などがあります。アニメ声優の他に洋画や海外ドラマの吹き替えの仕事も多く、スティーヴ・ブシェミの担当声優としても知られています。

あらすじで取り上げた通り妖刀紅桜を持った岡田似蔵に深傷を負わされた銀時は、万事屋でしばらくの間療養することになります。妙は、看病と銀時が逃げ出さないよう監視する役目を担いました。そこへ、刀鍛冶の村田鉄子が銀時の元を訪ねてきて、妖刀紅桜は兄の村田鉄矢が機械と融合させて作り上げ、持ち主に寄生する対艦兵器であると打ち明けます。村田鉄矢は、鬼兵隊の高杉晋助に手を貸し江戸を襲撃する計画を立てていました。

村田鉄子は、大金を差し出して兄を止めて欲しいと銀時に頭を下げます。銀時は、大金の入った封筒を受け取らず、そのまま追い返しました。しかし、封筒には、鍛冶屋で待つようメッセージカードが入っていました。

妙がいない隙を狙って外に出ようとした銀時は、玄関に着替えと傘とメッセージカードが置かれていることに気づきます。カードには、お気に入りの傘だからきちんと返すようにという内容が記載されていました。妙の粋な計らいがかっこいいと人気のある名シーンでした。

「紅桜編」あらすじで取り上げた通り神楽は、桂小太郎がいると睨んで1人で鬼兵隊の船に乗り込みますが、捕らえられてしまいます。新八は、桂が率いる攘夷浪士たちと手を組み、上空から鬼兵隊の船を襲撃します。鬼兵隊の船に降り立って神楽を助けようとする新八でしたが、船体に砲弾が当たり危機的状況に陥ります。そんな2人をエリザベスが救出します。

エリザベスは背後にいた高杉晋助に胴を真っ二つに斬られますが、中から桂小太郎が登場します。妖刀紅桜を持った岡田似蔵に殺されたと思われていた桂小太郎でしたが、実は生きておりエリザベスの中に入って鬼兵隊の船に潜んでいたのでした。桂小太郎は穏健派の攘夷浪士ですが、高杉晋助は過激派の攘夷浪士です。高杉晋助と対峙した桂小太郎は、やろうとしている事は認められないが今も仲間だと思っていると口にします。

「紅桜編」あらすじで紹介した通り万事屋の元に、村田鉄矢から盗まれた妖刀紅桜を探して欲しいという依頼が届きます。銀時は、妖刀紅桜を持つ岡田似蔵に深傷を負わされました。療養していた銀時の元に妹の村田鉄子が現れ、村田鉄矢の企みを聞かされます。銀時は、村田鉄子が打った柄に龍の飾りがついた刀で再び岡田似蔵に挑みました。紅桜に寄生され暴走した岡田似蔵に、銀時は身体の自由を奪われます。

銀時を助けようとして殺されそうになる村田鉄子を、村田鉄矢は助け致命傷を負いました。銀時は、村田鉄子が打った刀で紅桜を使う岡田似蔵に立ち向かい勝利します。村田鉄矢は銀時の戦いを見届けた後に亡くなります。劇場版「銀魂新訳紅桜篇」ではこの後の戦いで主題歌の「バクチ・ダンサー」と共に主要キャラクターたちの戦闘シーンが流れます。

「バクチ・ダンサー」は、劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の主題歌に起用された楽曲です。歌っているのは、2000年から2016年まで活動していたロックバンドのDOESでした。「バクチ・ダンサー」は、キューンレコードから2010年4月にリリースされた10枚目となるシングル楽曲でした。「バクチ・ダンサー」の作詞・作曲は、DOESのボーカルとギターを担当している氏原ワタルが手がけました。

「僕たちの季節」は、劇場版「銀魂新訳紅桜篇」のエンディング楽曲で、「バクチ・ダンサー」のカップリング曲でもあります。「よりぬき銀魂さん」の第1話から第9話までのエンディングにも起用されました。「僕たちの季節」も「バクチ・ダンサー」と同じく作詞作曲はDOESのボーカルとギターを担当していた氏原ワタルが手がけました。高い人気を誇り、「バクチ・ダンサー」と同じくPVもあります。

劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の主題歌に起用されたのは、ロックバンド・DOESが歌う「バクチ・ダンサー」でした。劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の主題歌「バクチ・ダンサー」は、終盤の戦闘シーンで流れます。「バクチ・ダンサー」と劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の雰囲気とあっていてかっこよかったといった感想や、劇場版「銀魂新訳紅桜篇」の主題歌「バクチ・ダンサー」の曲調が好きといった感想も多くありました。

「紅桜編」にて銀時は、妖刀紅桜を持った岡田似蔵から深傷を負わされ、妙が看病することになります。そこへ、妹の村田鉄子が兄を止めて欲しいと依頼にやってきます。銀時はその場で追い返しますが、鍛冶屋で待っているように書かれたメッセージカードを渡していました。銀時が村田鉄子の依頼を受けると勘付いた妙は、服と傘を用意してひっそりと送り出します。妙の行動が粋で好感度が上がったといった感想も多くあります。

実写映画「銀魂」第1作目のあらすじは、「紅桜編」が取り上げられています。キャストの雰囲気やイメージ、容姿なども原作のキャラクターに似ていたと話題となりました。ネタバレあらすじでも取り上げた刀鍛冶の村田鉄矢役のキャスト、鬼兵隊の高杉晋助役のキャストを高く評価する声が多くありました。

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