ドラえもんの幻の回「タレント」とは?謎の都市伝説の真相・証拠画像を調査

『ドラえもん』に「タレント」と呼ばれる幻の回があるのは知ってますか? 「タレント」は都市伝説として知られ、ネットを中心に噂されています。「タレント」は数多くの人が見ていると発言していますが、内容も統一されておらず真偽は定かではありません。そんな『ドラえもん』の「タレント」についてあらすじや真相についての考察、証拠画像はあるのかといったところを今回は調べました。

ドラえもんの幻の回「タレント」とは?謎の都市伝説の真相・証拠画像を調査のイメージ

目次

  1. ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の真相に迫る!
  2. ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」のあらすじを解説!
  3. ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の真相について考察!
  4. ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の証拠画像について調査!
  5. ドラえもんの幻の回「タレント」は都市伝説として今だに謎に包まれていた!

ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の真相に迫る!

『ドラえもん』は大人から子どもにまで愛される国民的作品です。アニメは1973年の4月から9月からの第一作、1979年から現在も放送されている第二作で合計2000話以上放映されています。『ドラえもん』を一話も見たことがない人はいないのではないでしょうか。ですがこの40年の放送の中で「タレント」と呼ばれる、謎に満ちた回が存在することはご存知ですか?この記事では噂の飛び交う「タレント」の真相に迫ります。

ドラえもんチャンネル

ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」のあらすじを解説!

幻の回「タレント」は1984年7月20日、または1983年9月16日に放送したと言われています。しかし1984年7月20日に放送したのは「のび太の童話旅行」と「四次元ポケットのスペア」、1983年9月16日に放送されたのは「ひっこし地図」、「コース決定機」、「しりとり変身カプセル」です。いずれも「タレント」という名前の回ではありませんし、『ドラえもん』で「タレント」という回を放送した記録は残っていません。

同様にアニメの原作であるマンガ版『ドラえもん』にも「タレント」という回は存在しません。そもそも『ドラえもん』の話のタイトルは基本的に作中に出るひみつ道具の名前を使う場合が多いのですが、「タレント」なんてひみつ道具がある可能性は低いです。ひみつ道具の名前をタイトルに使わない回でも、タイトルは内容を想像できる端的なものばかりなのですが、「タレント」という名前から内容は想像できません。

ドラえもんの「タレント」のあらすじとは?

アニメにもマンガにも存在しない、謎の多い『ドラえもん』の「タレント」ですが、放送を見た人はいる、また「タレント」を録画したビデオテープを持っている人がいるなどという都市伝説があるようです。もちろん実在する画像や証拠は出てきてはいないのですが、そのストーリーはまことしやかにささやかれています。ここでは『ドラえもん』の「タレント」のあらすじについて紹介します。

のび太とドラえもん、地底世界でベレー帽の少女と出会う

「タレント」は雨の日、のび太が学校のグラウンドで「地下世界の商店街へ行きたい」とドラえもんに頼んだところから始まります。ドラえもんは「通りぬけフープ」のようなひみつ道具を使い、地面に穴を開けて、2人で地底世界へ向かいます。そしてしばらく降りたのび太とドラえもんは人工的な空間へたどり着きます。そこは地底だというのに、ライトがいらないほど明るく照らされていました。

そして地底世界へ降り立ったのび太とドラえもんのもとに、ベレー帽を被った少女が現れます。少女はあまりかわいくは描かれていないようでした。少女はのび太とドラえもんの姿を認めると、2人に「赤い封筒」、「えんぴつ」、「インク瓶」を手渡した後、なんと壁の中に消えてしまいました。

のび太とドラえもんは案内人に連れられて

のび太とドラえもんは消えた女の子を追って壁に飛び込みます。その先にいたのは少女ではなく警察官のような服装の男と、白と黄色の縞模様の、学ランのような服装をした青年です。青年はなぜか泣いていました。男たちはのび太とドラえもんを見ると「君たちは撮影のために来たのか? もしそうなら撮影場所はあちらだ」と言い、2人を床板が木琴のように並ぶ通路へと案内します。

通路の先にあったのは、地球のミニチュアとでも呼ぶべき大きな球体でした。のび太とドラえもんがそれをしばらく観察します。その球体から2人は前世を覗くような奇妙な既視感を覚えます。しかし球体は不意にぱっくりと割れ、内部から血のような黒っぽい液体を流し始めます。そして2人がそれを見て驚き、抱き合って絶叫することで、お話が終了します。

「タレント」には違うストーリーの存在も

一方で、「タレント」には別のストーリーがあると言われています。それはある日のび太とドラえもんがいつものようにのび太の部屋で話していると、いきなり場面が飛んで空き地へ移動。2人が知らないキャラ3、4人といるシーンが映ると再びシーンが移動、商店街でまた空き地のキャラとは別のキャラと2人が話すのですが無音で内容はまったく聞き取れず3分ほど経ったら終了してしまう、というものです。

地底世界へ行く話、空き地や商店街へ行く話とバリエーションはありますが、おおよそ「タレント」はどこか怖い話であるようです。ただ『ドラえもん』は基本的に一話完結で、起承転結もしっかりしており「タレント」のような中途半端な終わらせ方をすることは少ないです。仮にこのような終わらせ方をする場合は、読者や視聴者に結末を想像させるような作りをしています。

また「タレント」には画像の細部で色々と違いがあり、例えばベレー帽の少女や警官ではなく宇宙人に出会うもの、警官ではなく学生に出会うもの、地球のミニチュアではなくピラミッドに人骨の散らばる光景だったなど様々です。意味不明な話が証拠もなく広まるために都市伝説と呼ばれるのでしょうが、「タレント」は数あるドラえもんの都市伝説の中でも特に謎に包まれているものであると言えます。

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ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の真相について考察!

さて、ではどうして「タレント」などという謎の回が広まってしまったのでしょうか。画像もないため証拠もない噂であれば立ち消えになってもおかしくはないですが、こうして都市伝説として定着している以上、何らかの形で「タレント」のようなお話を見てしまった人がいるのではないかと推測されます。ここでは「タレント」の真相についての考察を紹介します。

「タレント」には特徴的な点が2つあります。1つは非常に作画が不安定なことです。「タレント」ではキャラの顔は面長で線がゆがみ、色合いも悪かったと言われています。もう1つがタイトルが一定しないことです。「タレント」と呼ばれることが多いですが「ビタレント」、「ノビタレント」、「ノビタレントゲン」などとも呼ばれることがあります。

また話も起承転結がなく支離滅裂に展開することから、まとまった1つの話ではない可能性も高いです。つまりいくつかの話が映像が組み合わさってできているということです。実は1980年2月9日、静岡放送で放送後に誤ってアダルトビデオを放送してしまう放送事故が発生しました。「タレント」も同様に『ドラえもん』の没シーンをまとめたビデオを誤って流した結果という可能性は決して否定できません。

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「タレント」は『ドラえもん』のなんらかの放送トラブルの可能性?

まず考えられるのはなんらかの放送トラブルが発生し、本来放送される話に異変が生じた可能性です。実際に「タレント」が放映したとされる1984年に一度、絵も脚本も間に合わず画像だけを他の回から集めて放送した回があったそうです。また一部地域で電波障害が生じ、正常に放送されなかった話が噂となって広まった可能性も考えられます。

電波障害が起きた候補としては「ゆめの町 ノビタランド」が挙げられます。画像がゆがむほどの電波障害であれば「ノビタランド」が「ノビタレントゲン」、「ノビタレント」、「タレント」と見間違えられるのではないでしょうか。ただし「ゆめの町 ノビタランド」は1979年4月2日放送なので「タレント」とは放送時期がずれてしまいます。また電波障害だけでストーリーがここまで誤認されるか疑問が残ります。

「タレント」は『ドラえもん』の別の話と記憶違いをしている可能性?

「タレント」は『ドラえもん』の似たような話に記憶違いをしてしまったことで生まれた可能性もあります。実は「タレント」に似ている話は『ドラえもん』にいくつか存在します。まず1つは「地球製造法」という回です。原作での初出はてんとう虫コミックス5巻、アニメで初めて放送されたのは1984年5月11日でした。

「地球製造法」ではのび太が自分の部屋に小さな地球を作り、生物の進化を観察するのですが、最後には小さな地球が壊れてしまうという話です。小さな地球が出てきて壊れるという下りが「タレント」と重なります。アニメの放送が1984年なので、放送時期も合います。ただ「地球製造法」だけでは「タレント」と食い違いますので、おそらく別の話も混同しているのではないでしょうか。

また「地球製造法」以外にも「タレント」と似た話はあります。まず1984年に放映された「ドラえもんのび太の魔界大冒険」です。この映画にはジャイアンがミニチュアの地球に落下して、地球を割ってしまうシーンが冒頭にあります。1998年10月11日に放送された「地底の国探検」も「タレント」の有力な候補として挙げることができます。

「地底の国探検」は「ここほれワイヤー」というひみつ道具で空き地の地下深くに地底遺跡を見つけたのび太がドラえもんたちと地下の探検に行くのですが、人食い種族らしき地底人と出くわし、ドラミちゃんの助けで間一髪で逃げおおせるというお話です。あらすじから分かるようにかなり怖い回で、今でも『ドラえもん』のトラウマ回として名高い話となっています。

「タレント」と「地底の国探検」の共通点を述べましょう。まず両者共に地下世界へ行きます。それから「地底の国探検」でのび太が使った「ここほれワイヤー」はもともと輪の形をしたひみつ道具です。これは「タレント」の冒頭でドラえもんが使った名称不明のひみつ道具と重なりますよね。また「タレント」の地底世界は明るく、「地底の国探検」の地下世界も地底探検車に明るく照らされていました。

「地底の国探検」では地底人が人を食べると示唆するために人骨が描かれるなど「タレント」と「地底の国探検」には類似する点が数多くあります。「地底の国探検」が「タレント」の元となったというのはかなり信ぴょう性があるのではないでしょうか。

「魔界大冒険」、「地球製造法」、「地底の国探検」の他にも1979年5月13日に放送された「地下鉄をつくっちゃえ」にも「タレント」に類似した場面があります。「地下鉄をつくっちゃえ」ではのび太とドラえもんが開通させた地下鉄を走らせると、上下青色に黄色のヘルメットを被った作業員と出会います。これは「タレント」に出てきた男性に似ています。また床板が木琴のような通路とは線路と枕木を表していると受け取れます。

また「タレント」と似た内容の作品としては地底世界を冒険する「のび太の地底国」や「のび太の竜の騎士」、あるいは『ドラえもん』ではないですが『キテレツ大百科』の第44話「ウルトラ迷路でウロウロどっきり!?」や『21エモン』の31話「目玉と口が散歩する?エモン・ゼロ次元の恐怖!」も挙げられます。証拠はないですが、「タレント」が今挙げたようなお話が記憶違いで混ざってできた可能性は充分に考えられます。

『ドラえもん』の「タレント」はなぜ「タレント」なのか?

「タレント」の話の成り立ちについては考察してきましたが、ではなぜ「タレント」は「タレント」という名前なのでしょうか。先に挙げた「ノビタランド」が崩れて「タレント」に見えたという考え方もできるのですが、実は「タレント」はある文字を分解したものなのです。その文字とは「死ネ」というもの。

画像を見てもらえれば分かりますが確かに崩せば「タレント」に見えます。噂によると、一瞬だけ映った「死ネ」を「タレント」と誤読したことで「タレント」という名前が定着したとか。アニメ『ドラえもん』のスタッフがわざわざこんなタイトルをつけるはずもありませんし、もちろん証拠はありません。「ノビタランド」が崩れたものでないのなら、誰かが『ドラえもん』に悪意を持って考えたのかもしれません。

ドラえもんの謎の都市伝説、幻の回「タレント」の証拠画像について調査!

都市伝説と化した『ドラえもん』の幻の回「タレント」ですが、直接の証拠となるような画像や動画はまだ見つかっていません。2chに「タレント」を放送した証拠となるキャプチャー画像をアップロードした人がいたそうですが、今は確認できません。また同じく「タレント」を録画したビデオを持っている人が証拠として2chに動画をアップロードしたそうですが、ファイルが壊れており、誰も見ることができなかったと言われています。

『ドラえもん』の「タレント」の参考動画なら存在する

ただインターネットにある「タレント」の噂を集めて、再現した動画ならばYoutubeにありますので、興味を持った方は視聴してみてはいかがでしょうか。本家の『ドラえもん』の再現度も高めで画像も雰囲気がありますし、音楽もおどろおどろしく、なかなか怖い動画です。

ドラえもんの幻の回「タレント」は都市伝説として今だに謎に包まれていた!

今回は『ドラえもん』の幻の回「タレント」について調べました。考察はありますが、肝心の「タレント」の有無については謎に包まれており、断言はできません。ただ存在するという証拠や画像もありませんから、今のところは色々な偶然や記憶違いが『ドラえもん』の「タレント」を作っている、ということにしておくべきでしょう。証拠は今後出るのでしょうか。信じるか信じないかは画面の前のあなた次第です。

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