2020年07月25日公開
2020年07月25日更新
【ハイキュー】宮兄弟は侑と治のどっちが兄?見分け方や稲荷崎高校の他メンバーも紹介
ハイキューでも混乱しがちだと言われるのが宮兄弟です。宮侑、宮治どっちが兄かに関してはハイキュー作中ではそこまでピックアップされておらず、宮兄弟としてセットでピックアップされる事が多い事が原因になっていると言われています。今回は宮兄弟についてどっちが兄かについてはもちろん、見分け方や1つの指針となる彼らが所属する稲荷崎高校の他のメンバーについてもまとめて紹介していきます。
目次
宮兄弟とは?
ハイキューの作品情報
それではまず、宮兄弟について紹介する前に宮兄弟が活躍するハイキューについてもまとめて簡単に紹介しておきます。
ハイキューの概要
ハイキューは2度の読み切りを経て2012年から集英社の発行する週刊少年ジャンプにて古館春一先生が連載しているバレーボールを題材としたスポーツ漫画です。個性豊かなキャラクターと漫画的誇張表現の少ない本格的なバレーボールの描き方で人気を集めた作品で、タイトルはバレーボールの漢字表記「排球」から付けられています。
作者の古館春一先生自身もバレーボールの経験者である事を活かしたその本格路線やバレーボールの描き方、バレーボールのルールやプレイについてもキャラクターを通して詳しく描かれる方式は評価も高く、現実世界とのタイアップやコラボレーションも積極的に行われている作品で作中には実名のままに登場している地名や施設名、大会なども多く登場しています。
メディアミックス展開も盛んに行われており、連載開始当初から行われていたVOMIC化、2020年7月までに4度行われているアニメ化をはじめ、舞台化や小説化、ゲーム化に加えハイキュー専用トレーディングカードゲーム「バボカ」なども発売されています。
ハイキューのあらすじ
小柄な少年日向翔陽はある日、テレビ中継で流れていた春高バレーで活躍する「小さな巨人」を見てバレーボールを始めます。しかし中学時代は環境に恵まれず中学最後の大会に友達に助っ人を頼んでようやく出場。そこで対戦する事になるのが影山要する北川第一でした。北川第一に惨敗した日向は打倒影山を掲げて高校に進学、しかし進学した烏野高校で影山と再会を果たす事になります。
宮兄弟のプロフィール
宮兄弟の見分け方などを紹介する前にそれぞれのプロフィールについても簡単に紹介しておきます。宮兄弟は宮侑と宮治2人からなる兄弟で稲荷崎高校の中心選手にして「高校バレー界最強ツインズ」という通り名を付けられた双子です。
宮侑のプロフィール
宮侑(みやあつむ)は稲荷崎高校の2年生セッターで高校No1セッターと言われる程に高い実力を誇るセッターです。初登場は影山も招集されたユースの合宿で同じセッターとして影山に絡み影山が殻を破るきっかけを作り出しています。セッターとしては極力オーバーハンドでトスを上げる事でスパイカーに打ちやすいトスを上げる事を信条としており、その信条を実現させるだけの身体能力を持ち合わせています。
またビックサーバーとしても有名で、中学時代の総体、高校進学後のインターハイでもベストサーバー賞を受賞した経験があります。サーバーとしてはハイキュー作中でも非常に珍しいジャンプサーブとジャンプフローターの二刀流の使い手です。判明しているプロフィールとしては身長183.6cmで体重73.3kg、誕生日が10月5日で好物はトロである事が分かっており、稲荷崎高校時代の背番号は7番でした。
ちなみに宮兄弟はそのプレイスタイルに加えてルックスも良い事からハイキュー作中でも女子人気が高いキャラクターであり、試合には女子が応援用に専用のうちわを自作して押しかける程高校生にしてアイドル並みの人気を誇るキャラクターでもあります。しかし宮侑本人は基本的に純粋なバレー馬鹿である為それらの女性をうっとおしい存在と見ています。また基本的に思った事をはっきり言ってしまうタイプなので毒舌だと思われがちです。
高校卒業後にはプロ入りを果たし、日向も加入する事になるMSBYブラックジャッカルに所属、背番号が13に変わった他、上記二刀流のサーブに加えてその中間とも言える3つ目のサーブである超ハイブリッドサーブを習得していました。また身体も一回り大きくなっており、身長は187.7cm、体重は80.4kgになっています。
宮治のプロフィール
宮治は稲荷崎高校の2年生でウィングスパイカーでセッターの対角にあるオボジットを務めている選手で宮侑とは違い烏野の稲荷崎戦で初登場しました。幼少期にはバレーボールは宮治の方が上手でセッターなども務めていましたが、宮侑がどんどん実力を付けた事で高校に入った現在では後塵を拝する形となっています。ユースの合宿にも呼ばれておらず実力で劣っている事は本人も自覚しています。
とはいえ宮侑最大の武器は宮治と言われる程に2人の連携は凄まじく、宮侑のやりたいプレーに合わせ、正確にサポートするなどその実力は決して低くはありません。その他判明しているプロフィールとしては身長が183.8cmで体重が74.5kg、誕生日が10月5日で好物はめしである事が分かっており稲荷崎高校時代の背番号は11番でした。
宮侑とは喧嘩も多く話している最中におにぎりの事を考えていたりするなど見た目に似合わず食いしん坊であるかのような一面が描かれており、卒業後はバレーボールはすっぱりと辞めて元々夢としていた飲食店経営をするべくおにぎり屋「おにぎり宮」の店主となっています。おにぎり屋としては成功しており東京進出を検討する程です。
性格は宮侑と比較した場合はどっちかと言えば落ち着いた方ですが、あくまでも宮侑との比較の場合であり、一般的には同じくうるさいという見方をされています。また宮侑共々学力はあまり高くないと言われていますが、おにぎりを買いに来た山口の事を覚えていたなど記憶力は高いです。
宮兄弟は侑と治のどっちが兄?見分け方は?
宮兄弟は侑と治のどっちが兄?
出典: https://prcm.jp
ハイキュー作中では兄弟として扱われる事が多くどっちが兄かはあまりフューチャーされる事が少ないですが、宮侑が兄で宮治が弟ではないかと言われる事がいくつかの描写から確認できます。基本的には宮侑が兄、宮治が弟という構図であると考えられていますが結局最後まで明確にどっちが兄かについて確定的と言える情報はハイキュー完結の最後まで描かれていません。
元々ハイキュー作中では兄弟による優劣を描きたくなかった為か、明確にどっちが兄かを描いておらず2人は男の兄弟らしく双方に言い争いをするなど基本的な関係性は対等な形で描かれています。ハイキューファンからは古館春一先生の1つのこだわりなのであろうという認識を持たれており、基本的に宮侑が兄、宮治が弟という認識を持たれています。
宮兄弟の見分け方
出典: https://prcm.jp
ハイキュー作中には関係性については対等に描かれている宮兄弟ですが双子だけに容姿も非常に似ておりどっちがどっちかを見分けるのも難しいという声もあります。試合中であれば基本的にポジションで見分ける事になりますが、宮兄弟の場合は双方に役割を入れ替えてプレイする事もある為、例外的なシーンもありそれがさらに宮兄弟の見分けにくさを助長させています。
見分け方として大きなポイントは髪の色と髪の分け目で、宮侑は金髪右分けであるのに対し、宮治は銀髪左分けとなっています。漫画の場合では髪の色では見分けが付きにくいため髪の分け目で見分ける必要があります。またアニメハイキューの場合は双子キャラであっても声優はそれぞれ別の人が担当している為、声で聞き分ける事も可能です。
宮兄弟が所属する稲荷崎高校の他メンバー
稲荷崎高校の他メンバー①北信介
稲荷崎高校の3年生でキャプテンを務めているのが北信介です。ポジションはウィングスパイカーですがスタメンではありません。ただし彼の信念である「反復・継続・丁寧」の精神は試合での安定度の高さを生んでおり、結果として後輩達からも慕われています。プレイのレベルは「まぁ上手い方」と表現されており、稲荷崎高校でも3年になるまでは試合に出た事もアリませんでした。
そのようなチームでの役割から試合に出場する時は主にスタメンが浮足立った時でチームを引き締める役割を担っています。判明しているプロフィールとしては身長175.2cmで体重が67.5kg、誕生日は7月5日で好物は豆腐ハンバーグ、最近の悩みとしてバァちゃんが今から俺の結婚式を楽しみにしている事が上げられています。また悩みにもあるようにおばあちゃん子であり、その祖母もわざわざ兵庫から東京まで試合に応援に来ていました。
高校卒業後は兵庫県で米農業を営んでおり、宮治が店主を務める「おにぎり宮」のお米は北の農家から買い付けたお米「ちゃんと」になっています。そのお米は新米だとすぐに分かる程に美味しいと評判になっています。
稲荷崎高校の他メンバー②尾白アラン
稲荷崎高校が宮兄弟中心のチームながらもそれだけではない要素足らしめているのが3年ウィングスパイカーの尾白アランです。尾白アランは高校5大エースの1人で、好調の時であれば3大エースをも凌ぐ程の爆発力を持っているとされる程のパワースパイカーです。宮兄弟とは小学生時代からの幼馴染であり宮兄弟が2人共ボケキャラである事から稲荷崎高校での2人へのツッコミ役は尾白アランになっています。
ちなみに宮侑が宮治の事を「サム」、宮治が宮侑の事を「ツム」と呼び合っているのはアランの影響で、幼少期にアランと出会った際に名前は横文字がカッコいいとして改名しようとした頃の名残であったりします。ちなみに主将の北が控えである事もあり、試合の際はコートキャプテンも務めるまとめ役です。
その他判明しているプロフィールとしては身長184.7cmで体重80.2kg、誕生日は4月4日で好物はリッツである事、稲荷崎高校時代の背番号は4番である事が明らかになっている他、自分が卒業した後の事を考えてか、銀島結に宮兄弟にツッコムように求めていたりします。高校卒業後はVリーグのディビジョン1に属する「立花Red Falcons」に所属、チームメイトには鴎台の白馬芽生がいます。
稲荷崎高校の他メンバー③大耳練
大耳練は稲荷崎高校1の長身を持つ3年生ミドルブロッカーです。その長身を活かしたブロックがウリの選手で安定感のあるリードブロックでチームを牽引しています。烏野戦でも日向の囮に釣られない動きを見せ、さらには田中の超インナークロスもドシャットを決めるなどブロックで大いに活躍しています。その後の何度も田中と対峙するうちにクロス側によってしまい大事な所でストレートを決められてしまいました。
判明しているプロフィールとしては身長191.5cm、体重80.5kg、背番号は2番で誕生日2月17日、好物は白身魚の刺し身である事などが明らかになっています。またチーム内では北と仲がいい為か、北とお茶を飲んでいた際に宮侑から「老夫婦みたい」と言われた事を気にしていたりします。また残念ながら高校卒業後の進路が描かれなかったキャラクターの1人です。
稲荷崎高校の他メンバー④赤木路成
稲荷崎高校の3年生リベロでハイキュー作中のリベロの中では長身の174.2cmの身長を持っています。稲荷崎高校はどうしても派手で目立つ選手が多い故に試合での活躍は目立ちにくいですがリベロとして優秀な実力を持っており、烏野戦でも随所に彼の守備力が活きる場面が描かれています。その他判明しているプロフィールとしては体重70.8kgで背番号が15番、誕生日が4月12日、好物はさけるチーズである事が明らかになっています。
稲荷崎高校の他メンバー⑤角名倫太郎
稲荷崎高校の2年生ミドルブロッカーで尾白と並んで稲荷崎高校の得点源なのが角名倫太郎です。スロースターターで試合の後半程活躍をする事が増えていくタイプで、ブロックはもちろん、体幹の強さを活かした打点の幅広さを持っており、速攻が多い点も相まってその対応には烏野も苦しめました。しかし烏野戦では月島を中心としたトータルディフェンスによってその攻撃を止められるようになってしまいました。
また宮兄弟に対しては頑なにツッコミを入れない姿勢を貫いているのも特徴的です。その他判明しているプロフィールとしては身長185.7cm、体重73.2kg、誕生日が1月25日で好物はチューペットである事が明らかになっています。また稲荷崎高校の中ではサボりたがりな一面も持ち合わせているようである他、学校では宮治と同じクラスだったりします。また学校が兵庫県にあり、メンバーは基本関西弁で話すのに対し唯一標準語で喋ります。
高校卒業後はVリーグのディビジョン1であるEJP(東日本製紙)RIJINに所属、チームメイトとして梟谷学園高校の鷲尾、井闥山の古森元也らがいます。
稲荷崎高校の他メンバー⑥銀島結
銀島結は稲荷崎高校の2年生ウィングスパイカーです。稲荷崎高校のスタメンなので下手なわけではありませんがどちらかといえば目立たない選手で烏野戦ではやられ役を務めている描写が目立ちます。また烏野戦では北と交代させられてしまってもいました。責任感と熱意を強く持っている故に決め急ぎる事がいま一歩足りない要素だと言われています。
その他判明しているプロフィールとしては身長180.3cmで体重72.7kg、背番号は5番で、誕生日は8月21日で肉巻きポテトが好物だという事が明らかになっています。また残念ながら高校卒業後の進路が描かれなかったキャラクターの1人です。
稲荷崎高校の他メンバー⑦小作裕渡
小作裕渡は稲荷崎高校の控えの2年生ウィングスパイカーです。強烈なサーブの持ち主で主にピンチサーバーとして活躍しています。烏野戦でもピンチサーバーとして1セット目の終盤に投入されその威力のあるサーブは澤村のレシーブを乱す事に成功しますが影山と東峰がファインプレーとも言える形で繋げた事で結局得点を取る事は出来ませんでした。
また稲荷崎高校の名前が判明しているキャラクターの中でも特に活躍のシーンがなかった為かプロフィールなども紹介されておらず、唯一身長が181cmである事、背番号が13番である事だけが分かっています。
稲荷崎高校の他メンバー⑧理石平介
稲荷崎高校で名前が判明している中で唯一の1年生が理石平介です。ウィングスパイカーであり烏野戦ではピンチサーバーとして登場しています。元来強烈なサーブが得意な選手ですが、中学時代に自身のサーブミスで試合を終わらせてしまったというトラウマを持っており、まだそのトラウマを克服出来ていません。そして烏野戦にて「入れるだけのサーブ」を打った事で稲荷崎高校の応援団からブーイングを浴びてしまいます。
しかしそのブーイングを喝として受け取り烏野戦にてピンチサーバーとして再登場した持ち前の強烈なサーブでサービスエースを獲得しトラウマを克服しています。稲荷崎高校の応援団の特徴を体現した選手と言えます。その他判明しているプロフィールとしては身長185.2cm、体重71.5kg、背番号が14番である事、誕生日3月13日で好物はテリヤキピザである事が明らかになっています。
烏野戦で覚醒した為か高校卒業後はVリーグ入りを果たしており、ディビジョン1のVC神奈川の選手として登場、同じチームには音駒の山本猛虎と森然高校の千鹿谷栄吉がいます。
宮兄弟のアニメ声優
宮侑/宮野真守
宮侑の声優を務めた宮野真守さんは2001年から声優として活動している声優さんです。元々は1990年から子役として活躍しており、その経験を生かして声優に転身しています。声優としてデビューした後もブレイクまでは俳優業も平行して行っていましたがブレイク後は声優としてのバラエティ番組出演はあっても俳優業としての活動は減っていき、声優としての活動がメインになっていきます。
ファッション雑誌でイケメン声優として紹介されるなど顔立ちも整っており、歌唱力の高さや話芸なども細かく対応出来ます。また演技や個性が強い事から演じたキャラの個性よりも宮野真守自身の個性の方が強く出てしまっている作品も多いとも言われています。
宮野真守さんが声優としてこれまで出演した作品としては「アイシールド21」の桜庭春人役、「暗殺教室」の浅野学秀役、「桜蘭高校ホスト部」の須王環役、「黒執事」のジョーカー役、「ソウルイーター」のデス・ザ・キッド役、「ちはやふる」の真島太一役、「DEATHNOTE」の夜神月役、「文豪ストレイドッグス」の太宰治役、「弱虫ペダル」の葦木場拓斗役などがあります。
宮治/株元英彰
宮治の声優を務めた株元英彰さんは2008年から俳優として活動しており、声優デビューしたのは2015年になっています。声優としてデビューした後は声優と俳優の二足のわらじを履いて活動しています。サッカーを特技としており過去にはクラブチームで九州4位に入る程の実力者です。
声優として出演した作品は「ドリフェス」の黒石勇人役、「働くお兄さん!」のオラ浦先輩役、「風が強く吹いている」のムラ・カマラ役、「ポチッと発明ピカちんキット」のノットリガー役、「厨病激発ボーイ」の中村和博役、「LALALACOCO」のチャイ役などがあります。
宮兄弟が所属する稲荷崎高校の戦績や横断幕
稲荷崎高校の戦績
稲荷崎高校は兵庫県を代表するバレーボールの強豪校であり、インターハイでは準優勝した成績を持っています。このインターハイで優勝したのが井闥山学院高校だった事から王者井闥山に対しての「最強の挑戦者」と呼ばれており、春高バレー前にもメディアで取り上げられる程に注目を集める学校です。
春高バレーには3年連続31回目の出場と長年の強豪校でありかつ近年の成績も良い学校です。余談ですが、ハイキュー作中での思い出がたりの中で、翌年、宮兄弟が3年生になった年の春高バレーにも出場しており、3回戦で烏野と対戦、リベンジを果たした事も明らかになっています。
稲荷崎高校の横断幕
そんなバレーボールの名門校である稲荷崎高校ですがその横断幕は「思い出なんかいらん」という横断幕としてはなかなかインパクトのあるものになっています。名門校といえる稲荷崎高校ですが過去の実績に囚われず「今日どういう試合をするか」に力を注ぐ稲荷崎高校の雰囲気にマッチした横断幕だとファンからは認識されています。
宮兄弟が所属する稲荷崎高校と烏野高校との試合
烏野高校との試合①1セット目
烏野との試合で最初の対決はコート上での対決ではありませんでした。名門校である稲荷崎高校は応援団も凄い力の入れようであり、試合が始まる前から会場は稲荷崎高校の空気が出来上がっていたのです。そんな稲荷崎高校優勢な雰囲気で始まった試合では応援団の勢いに乗り、宮侑が2種類のサーブで主導権を獲得、序盤は稲荷崎高校優勢で1セット目の序盤が展開されます。
そんな試合の雰囲気を変えたのはやはり応援でした。県大会決勝の白鳥沢戦で名門校の応援団の凄さを痛感していた田中冴子によって先導された烏野和太鼓応援団が到着し会場の雰囲気でも烏野が盛り返したのです。そんな雰囲気に背中を後押しされるように日向が超高速のブロードを決めるなどして烏野もいつもの調子を取り戻していきます。
しかしそこでまたもや立ちはだかったのが宮侑です。宮侑は宮治とのコンビで「変人速攻」を真似て見せるのです。しかしこの速攻には普段誰よりも近くで日向影山の本家変人速攻を見ている月島が対応、加えて稲荷崎高校の攻撃の中心となっていた宮治を日向がしっかりマークしてさらに烏野の雰囲気を作り出していきます。しかし宮治が抑えられ始めると稲荷崎高校はアランや角名などに攻撃を集めるようになり試合は均衡していきます。
稲荷崎・烏野どっちも調子を上げていく中、唯一乗り切れないのが烏野の田中でした。稲荷崎高校は1セット目を通して田中に気持ちよくプレイさせないようにストレスを与え続けており、精神的に田中を追い詰めていたのです。しかし最後は田中のメンタルの強さが上回り超インナースパイクを決め、1セット目は烏野が奪取します。
烏野高校との試合②2セット目
どちらも持ち味を発揮した1セット目とは打って変わって2セット目は終始稲荷崎高校が流れを掴み続けます。宮侑が西谷がフローターサーブのレシーブが苦手である事を見抜いて狙い撃ちにし得点を重ね、宮侑のミスでようやくサーブ権を得ると少しでも負荷をかけようと宮侑を狙いますが宮治がセッター顔負けのトス回しをする事でそれも空振りに終わります。
さらに稲荷崎高校では角名とアランの攻撃が止まらず、2人を中心に得点を重ねていき、2セット目終盤にアランに変わって投入された北がそれまで決まっていた攻撃の尽くを拾う事で流れを1度も烏野に渡す事なく、稲荷崎高校の圧倒で2セット目を取り返します。
烏野高校との試合③3セット目
2セット目と3セット目の間に烏野は2セット目で爆発していた角名とアランの対策を立て3セット目の序盤はこれが的中、加えて宮侑のフローターサーブを西谷が克服した事で流れは一旦は烏野に向かいます。しかしそこでも立ちはだかったのが宮兄弟を中心とした稲荷崎高校の攻撃陣でした。宮治から宮侑への「裏・変人速攻」、さらには宮侑から宮治へ上がったトスを宮治がさらにトスでアランにつなぐと言った離れ技の数々で猛攻を仕掛けます。
3セット目の中盤には両チームともに凄まじい集中力とファインプレーを連発し激しいラリーの応酬が続きますが、そんな激しいラリーを稲荷崎が制した事で徐々に流れは稲荷崎に傾き始めます。加えて疲労も見えてきた烏野にあって唯一日向だけがテンションマックスでした。彼はラリー中の自身のレシーブに快感を覚えていたのです。
3セット目も終盤、宮侑と影山とどっちのチームもビックサーバーがそれぞれにサービスエースを獲得し一進一退の攻防が続きます。さらにはどっちのエースも得点を決め続け試合はデュースに入り30対30の長期戦に入ります。そんな長期戦を決めたのは日向影山の本家変人速攻コンビです。宮侑から宮治への変人速攻を日向と影山の2人のブロックでドシャットを決め最終的に烏野が勝利を収めました。
宮兄弟に関する感想や評価
ハイキューのすごいとこは、日向と影山が主人公だけど、及川さんとか宮兄弟とか牛若とかetc.主人公にできる人がいっぱいいることよね
— ハレルヤ (@kinoco551) July 20, 2020
全てのキャラの人生が素晴らしい
ここからは既にハイキューを視聴している人の宮兄弟、稲荷崎高校についての感想を紹介していきます。ハイキューは主人公になれると言われるキャラクターが多く特に宮兄弟はその傾向が強いと言われています。ハイキュー作中特に目立った双子の兄弟という点は大きく、宮侑視点、宮治視点どっちで描いても面白い作品になりそうという声が非常に多いです。
試合でのエピソードはもちろん卒業後の進路についての考え方の違いなど、兄弟であっても全く違った考え方に至っている点が面白いという声も多く、双子、兄弟ならではのエピソードも多いのでもっとそういったエピソードを見たかったとする声も多くなっています。またどっちかを視点にする事なくどっちの視点も描かれている事が良いとする声も多いです。
宮兄弟の弟(治)が言ってた「バレー続けてる方が成功者みたいなのは何故だ。俺は納得してずった行きたかったご飯の道へ進む」
— せぶん (@7overlap) July 20, 2020
っていえるの、ハイキュー!ならではだなと思う
バレーは楽しいし素晴らしいけど、絶対ではないっていうのがほんといいよね
特に宮治が言ったバレーボールを続ける事が全てではないというセリフはハイキュー作中でも人気が高いとする声も多いです。特にバレーボールに限らずスポーツ経験者の読者の多くが共感したとしており、スポーツ漫画でありながら一見否定しているとも取れるようなセリフを描けるのがまた1つハイキューの魅力だとする声も多くなっています。
またこのセリフは宮兄弟のエピソードだからこそ共感できたとする声も多く、結果として宮兄弟どっちの人気も高める要因になっています。
ハイキュー部が稲荷崎で最高だから人類呼んでほしい 北さんまじ可愛いし宮兄弟アホだしアランくんまじ最高なので あとすなさんめっちゃ好き
— もち (@omusby10) June 22, 2020
ハイキューの凄い点として対戦校である稲荷崎高校が宮兄弟以外にもちゃんとスポットが浴びている点を上げる声も多いです。宮兄弟の人気を考えればストーリーとして彼らだけを中心に据える事も可能であるにも関わらず、アランや角名といったメンバーもしっかり描いているのが良いとする声も多く上がっています。
彼らの存在や彼らと宮兄弟それぞれとの関係性があるからこそ宮兄弟の人気が高くなったとする声も多く、宮兄弟の人気はそのまま稲荷崎高校の人気ともいえるのではないかとする声すら上がっている程です。
宮兄弟まとめ
宮侑と宮治からなる宮兄弟は稲荷崎高校の中心選手でありハイキュー作中でも特に人気の高いキャラクターです。兄弟、双子ならではのプレイやエピソードが展開されており、宮兄弟を中心とした稲荷崎高校との対戦では烏野を最後まで苦しめました。宮兄弟はどっちがどっちか分かりにくいくらい根っこの部分は似ていますが考え方などは違いも多く、将来の道はそれぞれに別々の望んだ道を歩んでいるのも特徴的です。
キャラクター人気の高いハイキューの中でもチームの中心であり双子である事など特徴的な特徴を持つ宮兄弟はクローズアップされやすいキャラクターになっています。まだハイキューを視聴した事がないという人は宮侑、宮治の宮兄弟に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?