【ハイキュー】岩泉一のかっこいい魅力は？名シーン・名言や及川徹との関係も紹介

岩泉一は、青葉城西高校バレーボール部のメンバーの1人。ここでは彼のかっこいい名シーンや名セリフ、貴重な私服姿や、アニメでの担当声優、及川徹との関係などを一挙に見ていきます。岩泉一について詳しく見ていく前に、まずは『ハイキュー!!』の基本情報から押さえておきましょう。

『ハイキュー!!』は、高校生のバレーボールを題材にした青春スポーツ漫画。作者は古舘春一です。『週刊少年ジャンプ』にて2012年から連載が開始され、2020年7月20日に完結を迎えました。話数は全部で402話です。2014年にテレビアニメ化され、アニメ以外にも劇場版化やゲーム化、ノベライズ化など様々なメディアミックスが展開された人気作品。海外でも人気があり、アジアを中心に複数の国でアニメが放送されました。

日向翔陽は春高バレーの中継で、地元宮城県代表・烏野高校バレー部のエース「小さな巨人」が活躍する様子を目撃し、その影響でバレーボールを始めます。中学最初で最後の公式戦で、日向は天才セッター・影山飛雄を擁する北川第一中学校と対戦し、惨敗。

影山にリベンジを誓った日向は、憧れの烏野高校に進学し、バレー部の門を叩きました。するとそこには、ライバル・影山の姿が。彼も日向同様、烏野高校に進学していたのです。2人はチームメイトとして、共に春高バレー出場を目指し、数々の試合に挑んでいくことになります。

岩泉一は、宮城県内にあるバレーボール強豪校・青葉城西高校の3年生。バレーボール部副主将を務めており、ポジションはウイングスパイカーです。誕生日は6月10日で、身長は179.3センチ、体重は70.2キロ。最高到達点は327センチです。好きな食べ物は揚げ出し豆腐。

彼は力強いスパイクを武器とするパワー系スパイカー。青城のエースであり、仲間たちから非常に頼りにされています。彼が頼りにされている理由は、エースに相応しい活躍をするからだけではありません。岩泉一の魅力は、男前な性格。どんなときも前を向きチームを鼓舞する姿は、チームメイトたちから「かっこいい」と評判で、同学年のチームメイトはもちろん後輩たちからも慕われています。

岩泉一のかっこいい魅力その1「バレー選手としての能力」。岩泉一は、青葉城西高校バレーボール部の副主将であり、試合ではエースとして活躍しています。青城はバレーの強豪校。そこでエースをしているのですから、実力はかなりのものであることがわかるでしょう。パワー系スパイカーというだけあって、武器となるのは高い威力を誇るスパイク。

身長はバレーボールの世界では特別恵まれているほうではありませんが、鍛えられた腕を振り下ろすことで放たれる強烈なスパイクは、数多のブロックを粉砕してきました。彼のスパイクは威力だけでなく、精度もかなりのもの。最高学年なだけあってレシーブ力もあり、攻守両面でチームを支えることができる実力の持ち主です。特別な才能があるわけではありませんが、努力で成長してきた存在。それが岩泉一です。

岩泉一のかっこいい魅力その2「男前」。青城の主将である及川徹は女子に人気のあるイケメンですが、副主将である岩泉一は同性から支持されるタイプの男前です。チームメイトの調子が悪ければそれをカバーすることを当然とし、それを恩にも着せません。チームが苦しいときにこそスパイクを決めてチームを盛り上げる姿は、まさにエース。

細かいことは気にせず、自分の信じた道を迷いなく突き進んでいく様子は、とても男らしくかっこいいものです。また、彼の男前なところは、どんなに腹が立つ相手でも認めるべきところは認めるというところ。ライバルをひがんで文句を言うのではなく、相手のすごいところを素直に認め、その上で乗り越えようと自分自身の努力に目を向ける器の大きさが、岩泉一というキャラクターのかっこいい魅力の1つでしょう。

岩泉一のかっこいい魅力その3「精神面の強さ」。岩泉一は、非常にメンタルが強い選手です。どんなに劣勢に追い込まれても、決しては弱音は吐かず、チームを鼓舞し続けます。岩泉はエースであるため、必然的にボールが集まり、それだけ多くスパイクを打たなくてはいけません。試合が進めば進むほど疲労は溜まり、身体を動かすのが億劫にもなってくるでしょう。

しかしその疲労をメンタルの強さでねじ伏せて身体を動かし続けるのが岩泉一。絶対に諦めず最後まで全力を出し切る彼の姿勢は、チームメイトを突き動かす原動力にもなります。チームを引っ張る副主将であり、エースであるという重圧は並大抵のものではないでしょう。しかし岩泉は常にその重圧を周囲に感じさせない振る舞いをしており、その様子から彼の精神力がかなりのものであるということが窺えます。

岩泉一のかっこいい魅力その4「頼もしい存在」。いつでもどっしりと余裕を持って構えていてくれるエースの存在ほど、チームにとって頼もしい存在はありません。岩泉はチームに安心感を与えるエースとしての役割を十二分に果たしていました。たとえ試合で押され気味でも、絶対にエースが決めてくれるという安心感のおかげで、チームは焦りから抜け出すことができます。

また、彼は副主将としてチームメイトたちに声をかけ、仲間たちのメンタルが安定するように心がけてきました。男らしく細かいことは気にしない性分の岩泉ですが、仲間の様子には常に気を配っていることが窺えます。

何より頼もしいのは、主将でありチームの要である及川徹をコントロールできること。また、部内の問題児である後輩・京谷賢太郎を従わせることができるということです。扱いを誤れば試合に悪影響を及ぼしかねない2人を上手くコントロールできる岩泉は、青城になくてはならない、とても頼りになる存在でした。

岩泉一のかっこいい魅力その5「自分に厳しい」。チームメイトに対しては、副主将として厳しく接しつつ寛容さも滲ませる岩泉。しかし自分に対しては徹底して厳しく、妥協を許しません。そんなストイックさが垣間見えたのが、鉄壁のブロックを誇る伊達工業高校との試合シーン。及川は岩泉のスパイクがブロックに捕まらないよう、よかれと思ってトスを調整しました。

及川のトスに全てを委ねたスパイクを放てば、確かにブロックには捕まりにくくなるのかもしれません。しかしそれでは、もし及川が何らかの事情で抜けるようなことがあった場合、途端に伊達工とは互角に戦えなくなってしまいます。エースである岩泉が自分の力で壁を破ることに、大きな意味がありました。

そのため岩泉は真剣な表情で、自分に勝負させるよう及川に告げます。及川の采配に頼り切ることは許さないという、自分に対する厳しさが表れたシーンでした。仲間を信じ頼るべきところでは頼りながらも、ただ甘えることはしない。そんな岩泉だからこそ、青城でエースとして活躍できたのでしょう。

岩泉一のかっこいい魅力その6「私服」。作中、岩泉は基本的に学校の制服かユニフォーム、または部活のジャージを着用しているため、私服で登場する機会はあまりありません。彼の貴重な私服姿を見ることができるのは、烏野高校VS白鳥沢学園高校の試合を観戦しているシーンでのこと。

このシーンで岩泉は、パーカーとジャケットという私服姿を披露しています。私服が予想していたよりもかっこいいと、ファンからは好評でした。岩泉の私服姿をじっくり見てみたい人は、漫画・アニメ『ハイキュー!!』で烏野高校と白鳥沢学園高校の試合エピソードをチェックしてください。

岩泉一のかっこいい魅力その7「日向との関係」。岩泉と烏野高校の日向翔陽は、特別絡みがあったわけではありません。しかし2人にはいくつかの共通点がありました。まず、どちらもバレーボール選手としては恵まれた体格ではないということ。最低でも180センチ以上の身長が求められるバレーにおいて、180センチ以下の2人は非常に不利な立場にあります。

しかし岩泉も日向も、身長というハンディを乗り越えて、チームに貢献し続けました。そしてそのハンディを乗り越えるための支えとなっているのがセッター。岩泉も日向も相棒が優秀なセッターであり、コンビで数々の困難を乗り越えてきています。また、どちらも運動神経が良く、以上のことからもっと絡みがあればかなり仲良くなっていたのではないかと言われています。

ここからは、岩泉一のかっこいい名シーンや名セリフ・名言を一部紹介していきます。彼の名シーンや名セリフ・名言を見れば、岩泉一というキャラクターがいかに魅力的かがわかるでしょう。彼の名シーンや名言・名セリフの中には『ハイキュー!!』とはどんな作品かを表す、核心的なものも存在します。

岩泉一のかっこいい名シーンや名セリフ・名言集その1は「6人で強い方が…」です。このセリフは、岩泉一のセリフの中で最も有名なもの。この名言が飛び出したのは、岩泉一と及川徹の中学時代のシーンです。中学時代から、及川は優秀なセッターでした。しかし彼の実力は持って生まれた才能からくるものではなく、努力の積み重ねによって身につけたもの。

そんな彼の努力は、牛島若利と影山飛雄という天才たちとの出逢いによって崩れていきます。追いかけても追いつけない牛島、驚異的なスピードで追いかけ追い越そうとしてくる影山の存在に焦燥感と恐怖心を抱いた及川は、いつしか大好きなバレーで笑えなくなっており、プレーにも影響が出始めます。そんな及川を救ったのが、岩泉のこの名言でした。1対1で牛島に勝てる人間は、及川たちのチームにいませんでした。

しかしバレーボールはコートにいる6人でボールを繋ぐスポーツです。相手が牛島や影山のような天才でも、6人で強いほうが強い。そんな岩泉のセリフに、及川はハッとします。個人の力では及ばない相手にも、仲間がいれば無限の可能性が開かれ、勝つことができる。及川は岩泉のセリフで気力を取り戻しました。『ハイキュー!!』のテーマとも言える本質をついた岩泉の名言に、心を揺さぶられたファンは多かったようです。

岩泉一のかっこいい名シーンや名セリフ・名言集その2は「あれを決められずに…」です。この名言・名セリフが飛び出したのは、春高バレー宮城県予選準決勝、烏野高校VS青葉城西高校の試合でのことです。烏野がマッチポイントを迎え、追い詰められた青城。最後の最後、及川がトスを上げたのは、最も信頼するエースであり相棒である岩泉でした。

切迫した場面だったにも関わらず完璧にタイミングを合わせられたのは、2人が長年共にバレーをしてきた無二の相棒だったからこそ。しかしその完璧な攻撃も、烏野を打ち崩すことはできませんでした。結果として、青城は烏野に敗北。春高出場への道は絶たれてしまうことになります。試合後、岩泉は心の中でこのセリフを叫び、悔しさを露わにしました。岩泉の自分への憤りが伝わってくる名シーンです。

岩泉一と及川徹は、幼少期から共に過ごしてきた幼なじみ。小学生時代は同じバレークラブに通い、北川第一中学校では共にバレー部に入り、その後共に青葉城西高校に進学しやはりバレー部に入部しました。幼い頃からずっと一緒にいるため、互いの扱いは慣れたもの。岩泉と幼なじみであったことが、牛島若利と影山飛雄という天才たちの出現に絶望しかけていた及川を救うことになります。

普段はおちゃらけているように見えますが、実は繊細な及川徹。そんな及川を、岩泉は幼い頃から支えてきました。岩泉の名言がなければ、及川は天才たちの存在に心が折れてしまっていたかもしれません。及川が間違った方向に行きそうになったとき、それを強引に止めて軌道修正できるのは岩泉だけです。青城の要は及川ですが、及川が自分の仕事に専念できるよう場を整えていたのは、間違いなく岩泉でしょう。

こうして見ると及川が岩泉に支えられっぱなしのように感じるかもしれませんが、実際はそうではありません。及川のバレーに対する向上心があったからこそ、岩泉も成長のための努力を継続することができました。

また、岩泉の性格ややり方を理解し、彼のポテンシャルを毎試合最大限に引き出し、彼をエースたらしめたのは及川です。足りない部分を補い合うということが自然とできる2人は、『ハイキュー!!』に数多いるコンビの中でも特に互いの理解度が高い良きパートナー、まさに阿吽の呼吸でした。

アニメ『ハイキュー!!』で岩泉一の声を担当したのは、声優・歌手・ナレーターの吉野裕行です。吉野裕行は1974年2月6日生まれ、血液型はB型。千葉県出身で、所属事務所はシグマ・セブンです。1996年から声優活動を開始。デビュー作は『セイバーマリオネットJ』でした。

2002年には声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」としての活動を開始し、2013年にはKiramuneレーベルより歌手としてCDデビュー。2014年にはKiramuneレーベル内で声優の浪川大輔と共にユニット「Uncle Bomb」を結成しました。浪川大輔はアニメ『ハイキュー!!』で、及川徹の声を演じています。

岩泉一を演じた声優・吉野裕行の主な出演作品その1は『セイント・ビースト～聖獣降臨編～』です。吉野裕行はこの作品で、主要キャラクターの1人である白虎のガイを演じました。白虎のガイは六聖獣の1人。地上年齢で19歳。六聖獣の中では末っ子的存在です。元気で明るく無邪気な性格。陸上動物の統治を担当しており、動物の中では猫がお気に入りです。

岩泉一を演じた声優・吉野裕行の主な出演作品その2は『結界師』です。吉野裕行はこの作品で、主人公である墨村良守を演じました。墨村良守は結界術を使って妖を退治することができる結界師。間流結界術22代目正統継承者です。彼は幼なじみの雪村時音と共に、妖を呼び寄せてその力を高めてしまう烏森の地を守ることを使命としており、毎夜、烏森の地に建つ私立烏森学園に赴いては妖を退治しています。

岩泉一を演じた声優・吉野裕行の主な出演作品その3は『イナズマイレブンシリーズ』です。吉野裕行はこの作品で、主要キャラクターの1人である鬼道有人を演じました。鬼道有人は帝国学園サッカー部のキャプテンをしていた少年。ポジションはミッドフィルダー。

後に諸事情により主人公たちが通う雷門中学校に転入し、雷門サッカー部の一員となりました。ドレッドヘアを1つに縛り、常にゴーグルとマントを着用するという特徴的な姿をしています。技術面も頭脳面も優れた、天才ゲームメイカーです。

岩泉一を演じた声優・吉野裕行の主な出演作品その4は『薄桜鬼』です。吉野裕行はこの作品で、主要キャラクターの1人である藤堂平助を演じました。藤堂平助は新選組八番組組長。新選組の中では斎藤一と同い年で最年少幹部です。

戦いを楽しむことが多いやんちゃな性質で、祭り好き。ヒロインの雪村千鶴とは歳が近いため、彼女が新選組に連れてこられた当初から友好的な関係にありました。ゲームでは攻略キャラの1人となっています。

岩泉一を演じた声優・吉野裕行の主な出演作品その5は『弱虫ペダル』です。吉野裕行はこの作品で、主要キャラクターの1人である荒北靖友を演じました。荒北靖友は箱根学園自転車競走部に所属する3年生。細長い三白眼と下まつげが特徴的なキャラクターで、口調は荒々しく獣のような印象を受けます。しかしチームの参謀的なポジションを務め、主将のアシストもでき、また責任感もあるなど、ただの乱暴者というわけではありません。

岩泉はおしゃれに興味があるタイプのキャラクターには見えないため、私服がかっこよかったことに衝撃を受けたファンは少なくありませんでした。私服はダサいだろうけど、それがまた岩泉らしくて良い、と考えていた人が多かったため、オシャレな私服姿に驚いたようです。岩泉が気になる人は、ぜひ彼の私服姿をチェックしておきましょう。

数々の名シーンや名言・名セリフを残してきた岩泉一。伊達工との試合の際は「俺に勝負させろ」という力強いセリフのあと、その言葉通りに勝負して壁を打ち破り、エースとしてのプライドを見せつけました。主人公でもおかしくないような名シーン、名言・名セリフを残している岩泉に注目してください。

私服姿の岩泉がかっこいいというコメント。彼の珍しい私服姿に歓喜したファンは多くいました。私服姿と同時に、彼の立ち居振る舞いに注目したファンも少なくなかったようです。座席を軽く飛び越える動作や、手をポケットに突っ込んで立つシルエットなどがかっこいいと評判でした。

岩泉一と及川徹のコンビが好きだというファンは多いです。烏野高校との試合後について描かれた番外編では、2人の絆の強さが改めて描かれており、多くのファンが感動を覚えていました。『ハイキュー!!』という作品になくてはならない、最高のコンビの1つだと言われています。

『ハイキュー!!』に登場するキャラクター、岩泉一のかっこいい魅力を、名シーンや名言・名セリフ、及川徹との関係などを通して紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？岩泉一は男前な性格のかっこいいキャラクターでした。

及川と共に青葉城西を引っ張ってきた彼の言動には、主人公でもおかしくないくらい人の心を動かす力が宿っています。ぜひ漫画・アニメ『ハイキュー!!』を見て、岩泉一の活躍を堪能してみてください。以上、岩泉一のかっこいい魅力まとめでした。