2020年07月22日公開
2020年07月22日更新
【ハイキュー】百沢雄大のモデルは小野寺太志選手?声優の山本祥太も紹介
百沢雄大はハイキューに登場する2メートル越えの高身長が特徴の角川学園高校の1年生エース。高校に入ってからバレーボールを始めた初心者でありながらチームを支える選手として活躍しているキャラクターです。しかし初心者であるために物語の中で苦悩する一面も。今回はそんな百沢雄大のプロフィールやモデルと言われている小野寺太志選手、アニメの声を担当している声優の山本祥太さんについてご紹介していきます。
百沢雄大とは?
ハイキューの作品情報
百沢雄大が登場する『ハイキュー』は週刊少年ジャンプで2012年2月から2020年7月まで連載されていた人気作品。少年・日向翔陽(ひなた しょうよう)が小柄な体型といったハンデをものともせず、烏野高校のバレーボール部で活躍するストーリーを描いたスポーツマンガです。
単行本コミックは集英社から出版されており、402話が最終話となっています。作者は古舘春一(ふるだて はるいち)先生で、連載の前身となる作品を連載が始まる前年に読み切り版のハイキューとして発表しています。またコミックが人気だったこともあり、2014年から2020年7月現在までに4期に渡って地上波アニメの放送もされています。
ハイキューのあらすじ
日向翔陽(ひなた しょうよう)はある日、全国高等学校バレーボール選抜優勝大会の試合をテレビで目にします。そこでは小柄な体型でありながらも目を見張る活躍を見せる"小さな巨人"を目撃します。日向はその姿に憧れてバレーボールを始め、小さな巨人がいた烏野高校に進学しました。しかし烏野高校バレーボール部には日向が中学生の頃に対戦し自分の中学3年間のバレー生活を否定した影山飛雄(かげやま とびお)がいました。
中学バレーで「コート上の王様」とまで呼ばれ目まぐるしい活躍を見せていた影山ですが、先のことがきっかけで日向と影山の仲は犬猿の仲となっていました。それは部活中も変わらず、バレー部主将の言葉も聞かずにいがみ合う二人。その姿を目にした主将・澤村大地(さわむら だいち)は「互いに力を合わせ他の新入部員と3対3の試合をして勝てば入部させる」と条件を出し、二人をバレー部から追放するのでした。
百沢雄大のプロフィール
百沢雄大(ひゃくざわ ゆうだい)は角川学園高校のバレー部に所属するWS(ウイングスパイカー)。コートの左右からスパイクを打つポジションを担当している選手です。身長は201.2センチと大柄な体格に恵まれており、体重は88.2キロ。好きな食べ物は焼きそばで4月3日生まれの選手です。背番号は9番で、バレーボールを始めたのは角川学園高校に入ってからという初心者。
しかし2メートルを超えるその長身を生かし、初心者ながらチームを支える期待のエースとして角川学園の仲間達と共に活躍を見せています。対戦相手達から「角川学園は百沢頼りのプレー」と揶揄されることもありますが、同じチームの仲間達は「百沢のワンマンプレイと言われようと、百沢が活躍できるように繋いでいくのが自分たちのスタイル」と信頼を置いています。
身長に恵まれている百沢雄大ですが、初心者ということもありレシーブに関しては苦手な傾向があります。またキャラクターの名前の由来は青森県に実在する百沢温泉ではないかと読者に考察されており、モデルになった人物は日本のバレーボールチーム『JTサンダーズ広島』に所属している実在の選手・小野寺太志選手といわれています。
百沢雄大のモデルは小野寺太志選手?
モデルといわれている小野寺太志選手とは?
小野寺太志(おのでら たいし)選手は『JTサンダーズ広島』のバレーボール選手として現在も活躍している実在の人物。1996年2月27日生まれの魚座でハイキューのキャラクター百沢雄大と同じく身長2メートル越えの大柄な体型が特徴の選手です。小野寺選手はバレーボール全日本男子の選手にも選ばれている名プレーヤー。
出身も百沢雄大と同じく宮城県で両親ともにバレーボール選手として活躍していた経歴があり、バレーボールの道に進むのは自然だったことが伺えます。中学生の時までは野球をしていましたが、父親の勧めもあり全国都道府県対抗中学バレーボール大会に参加し、オリンピック有望選手に選出。そこからはバレーボールの道に進むようになりました。
翌年にはバレーボールを始めて1年ほどの初心者ということにも関わらず、アジアユース選手権のメンバーに選出され銅メダルを受賞しました。更に2013年には世界ユース選手権のメンバーとして活躍する快挙を遂げています。
その後も名のある大きな大会の選手に選抜され、2014年には2020年東京オリンピックの強化指定選手『Team CORE』としても名前を連ねました。読者の間で百沢雄大のモデルでは?と言われることの多い小野寺太志選手ですが、そのことに関して自らも「モデルは自分かもしれない」と語っています。
百沢雄大と小野寺太志選手の共通点は身長?
小野寺太志選手が百沢雄大のモデルと言われている理由の一つがその身長。百沢雄大も小野寺太志選手も宮城県出身の身長2メートル越え選手というところが大きな共通点です。宮城県出身の2メートル越え選手は小野寺太志選手のみで、またバレーボールを始めて数ヶ月の初心者ながら春高バレーでレギュラーとして選出している才覚を見せている部分も「百沢雄大のモデル=小野寺太志選手」説を有力にしています。
百沢雄大の苦悩と日向の関係
百沢雄大の疑似ユース合宿の苦悩
ハイキューの物語で疑似ユース合宿に参加した百沢雄大。その合宿で角川学園は主人公・日向たちの所属する烏野高校と対戦することになりますが、そこで百沢雄大はバレー選手としての苦悩を味わうこととなります。試合の前半では百沢雄大のその長身プレーに苦戦する烏野高校。しかしタイムアウトで百沢雄大に対しての戦略を立てた鳥野高校は後半で巻き返しがを始めます。
プレーの癖から百沢雄大が初心者であることを見抜いた烏野高校。百沢雄大がクロス方向にのみボールを打っている事に気付いたのです。その癖を見抜いた烏野高校は百沢雄大との身長差40センチ近くある日向を主軸とした戦い方で角川学園を翻弄していきます。長身が大きな武器となっていた百沢雄大はこれまでバレーボールという競技を「単純なスポーツ」と感じていました。
しかし小柄であるはずの日向が自分の身長より高い位置から攻撃を仕掛けてくる姿や、様々な戦法をとる烏野高校を目の当たりにし、自分の思っていたバレーへのイメージが覆されます。そして始めは優勢だった角川学園と烏野高校の試合は最終的に角川学園が一歩及ばない結果となり、百沢雄大は同じポジションの先輩である稲垣に「バレーが単純って言ったこと取り消します」と漏らすのでした。
百沢雄大を救った日向
宮城県全体の高校バレーレベルを上げるために実施された「宮城県1年生選抜強化合宿」。そのメンバーとして角川学園からは百沢雄大が代表として合宿に参加することになります。以前疑似ユース合宿で対戦した烏野高校からは主人公の日向ではなく月島蛍が参加。しかしメンバーとして選ばれなかった日向もボール拾いとして合宿に参加することになります。そうして合宿で厳しい練習に明け暮れる1年生達。
その中でも百沢雄大は高校に入ってからバレーボールを始めた初心者ということもあり、練習についていくのが難しく徐々に他校のメンバーとの経験の差を見せつられてしまいます。ペアで行う試合形式の練習でも他のメンバーから同じペアになるのを渋られてしまうことも。そんな立場に置かれた百沢雄大はいつしか体と共に心までも疲労が溜まっていってしまうのでした。
百沢雄大はボール拾いとして参加していた日向に飲み物を渡された際に「俺じゃなくてお前が選ばれればよかった」と言葉を溢してしまいます。それを聞いた日向は「2メートルなんて一番最高にMAXすげえ才能だろ!」「"俺も選ばれればよかった"だ」と百沢雄大を元気づけようと言葉を送ります。
そして百沢雄大のプレーの改善点を教え、日向からアドバイス受けとった百沢雄大はボールを高く上げることを覚えて以前よりも楽にボールを打つことができるようになります。そうして百沢雄大は一段と選手としての腕を上げることができたのでした。
百沢雄大のアニメ声優
山本祥太のプロフィール
アニメ版ハイキューの百沢雄大の声を演じるのは声優・山本祥太(やまもと しょうた)さん。代表作はバトルスピリッツ烈火魂の『紫堂信玄』、カワウソラボの『ドランカ』など。アニメのキャラクターの声以外にも映画の吹き替えやナレーションの声優としても活躍されています。
3月7日生まれの魚座で身長は179センチ。大阪出身の声優です。所属している事務所は『若本規夫』さん『水樹奈々』さんなどが有名な声優・ナレーション事務所シグマ・セブン。2010年7月から10月まで放映されていたアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』から声優デビューされています。
山本祥太の主な出演作品
【バトルスピリッツ烈火魂】紫堂信玄
百沢雄大の声優・山本祥太さんが『バトルスピリッツ烈火魂』で演じたのは紫堂信玄(しどう しんげん)。山奥に住むS級バトラーで戦国六武将ムドウの使い手。百沢雄大と同じく身長や体格が大柄のキャラクターで、赤い髪に焼けた黒い肌、両頬に2本の線のような模様が入った容貌をしています。その見た目に違わないパワーでソウルコア(石状のアイテム)を素手で砕き潰すという予想外のパフォーマンスを見せつけました。
【カワウソラボ】ドランカ
『カワウソラボ』で山本祥太さんが声優を務めたのは、黄色いひもがチャームポイントのカワウソのドランカ。趣味は寝ることでいつもビールのようなものを飲んでいるおしゃべり好きなキャラクターです。大らかでお節介なところがあるけれど、記憶力が良かったり繊細な一面を見せたりと人情味のあるカワウソ。ここぞというときには皆を助ける頼れる存在です。
【転生したらスライムだった件】カジル
山本祥太さんが『転生したらスライムだった件』で声優として声を当てたのは辺境調査団のメンバーのカジル。辺境調査団と肩書きを持ちつつも実際は荒くれ者たちの集まりである辺境調査団。そんな調査兵団の長であるヨウムの副官として彼を支えるのがガジルです。巨大なモンスターと対峙した際に指揮を任されるほどの信頼を得ている人物。坊主頭で左の額に傷を持つキャラクターです。
【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII】チャンドラ・イヒト
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』で山本祥太さんが声優として演じたのはチャンドラ・イヒトです。こちらも大柄な体格・身長の持ち主のキャラクターで種族はドワーフ。茶色の短髪と髭が繋がった雄々しいイメージのキャラクターです。酒が好きで以前はよく飲んでいましたが、前任のザニスに代わってファミリアの団長を任されたことで神酒が飲めなくなってしまい、そのことをぼやく姿も見られています。
百沢雄大に関する感想や評価
高身長が羨ましい!
#渡親治#渡親治誕生日祭2017#百沢雄大#百沢雄大誕生日祭2017
— K (@Yukichan__0204) April 2, 2017
4月3日は渡っちと百沢くんの誕生日!!!
おめでとう🎊🎂
二枚目の渡っち可愛くないですか!
あと百沢くん身長ください… pic.twitter.com/DWcExkQj5B
ハイキューキャラクターの中でも高身長が特徴の百沢雄大。2メートルを超えるその高さに、身長を分けて欲しいと読者から羨ましがられることも多々見うけられています。1年生でバレーボール初心者の彼ですが、成長するにつれてモデルと言われている小野寺太志選手のように多くの活躍を見せてくれることが期待されています。
身長と中身のギャップが可愛い!
大遅刻っ!まだ日付け変わってないから大丈夫や!渡っち、百沢ハピバ🎉
— 🐈ズキ🥒今年受験生につき心がやられてるがそれなりに浮上しちゃう人 (@115zukkini25) April 3, 2019
渡っちって後輩だったらすごく可愛がってあげたい...百沢は、なんか可愛い、愛着わく...誰か分かってー!#渡親治誕生祭2019 #渡親治#百沢雄大誕生祭2019 #百沢雄大#祝う人RTかいいね #RTいいねした人全員フォロー pic.twitter.com/vsEt9Mh4p2
2メートルという長身を持つ百沢雄大。その大柄で恵まれた体形を持ちつつも、合宿で苦悩を見せる姿などがギャップがあって可愛いとハイキュー読者から好意を持たれることも多いです。初めはバレーを「単純なスポーツ」と甘く見ていた彼も、徐々に壁が見えてきてそれに立ち向かう姿が読者の応援したくなる心理をくすぐっています。
ハイキューキャラで一番高身長!
とにかく高身長の選手トップ7‼️
— -Ma-nAa-To- (@MaNaaTooo3) March 16, 2020
チーム平均身長....193.4㌢∑(゚Д゚)
1位 百沢雄大 201.2cm
2位 灰羽リエーフ 194.3㎝
3位 千鹿谷栄吉 193.2㎝
4位 青根高伸 191.8㎝
5位 黄金川貫至 191.5㎝
6位 尾長渉 191.3㎝
7位 寺泊基希 190.5cm
#高身長#ハイキューベストオーダー投票 pic.twitter.com/JSGZufctCt
バレーボール漫画ということもあり高身長キャラクターが度々登場するハイキューですが、その中でも百沢雄大は群を抜いています。他の高身長キャラクターが190センチ前半なのに対して百沢雄大は2メートル越えという数値をたたき出しています。その最大の武器を生かして、百沢雄大のモデルと言われている小野寺太志選手のように多くの活躍を見せてくれることに読者の期待が高まっています。
小野寺太志選手はモデルを公認!
小野寺選手本人は百沢のモデルかもってほくそ笑んでるのが可愛い pic.twitter.com/YtpZV0FxaE
— 柚希 (@ansute1207) October 6, 2019
その高身長や高校からバレーボールを始めたという共通点からハイキュー読者から小野寺太志選手がモデルでは?と予想されている百沢雄大ですが、小野寺太志選手本人も自分がモデルかもしれないと公認しています。一部の情報では「ほくそ笑んでいる」という表現を使われているところを見ると、小野寺太志選手本人もモデルとして起用されていることがまんざらではない様子が伺えます。
百沢雄大のモデルまとめ
ハイキューの主人公・日向翔陽の対戦校のエースとして物語に登場した百沢雄大。その2メートル越えの高身長は烏野高校の強力な障害として立ちはだかりました。しかしその活躍の裏では初心者で技術力不足というハンデや、合宿での他校の生徒との実力の差を見せつけられてしまうといった百沢雄大の苦悩も描かれています。
高身長の体格や声優・山本祥太さんの低く男性的な声と、苦悩を抱える内面のギャップが可愛いと読者から好感を集めている百沢雄大。多くの共通点から百沢雄大のキャラクターモデルでは?と言われることの多い小野寺太志選手のように、最終話のその後もバレーボール界で名前を世に広めていく姿が目に浮かぶキャラクターです。