【ハイキュー】日向翔陽の名言まとめ！「負けたくないことに～」など名セリフ集

バレーボールを題材にした「ハイキュー」は、小柄なバレーボール選手・日向翔陽と、彼がリベンジを誓った相棒・影山飛雄の成長と奮闘を描いたスポーツ漫画です。以下では、白熱した展開と心に響く名言を生み出した「ハイキュー」の主人公・日向翔陽の名セリフ・名シーン、名言集をはじめ、日向に向けた影山飛雄の名言集、アニメ版ハイキューの日向翔陽の担当声優などを紹介します。

バレーボールを題材にした漫画「ハイキュー」は、2012年～2020年7月まで「週刊少年ジャンプ」に連載されていた、古館春一先生の代表作です。題名である「ハイキュー」とは、バレーボールを意味する「排球」に由来し、古館先生が中学・高校時代にバレーボール部のミドルブロッカーだった経験をもとに、漫画「ハイキュー」の構想が生み出されました。

心に響く熱い名言や名シーン、主人公・日向翔陽を始めとするバレー選手たちの活躍が見どころの「ハイキュー」の連載を機に、全国の中学・高校ではバレー部に入部する男子生徒が増加傾向となり、バレーボールが注目されるきっかけをもたらしました。一方、漫画「ハイキュー」の人気は、同世代の男子だけでなく、女子高生からも注目され、2018年「高校生が“好きなマンガ・コミック”BEST10」にて、女子1位を獲得しました。

また、「ハイキュー」の舞台は、主に宮城県となっており、劇中では仙台駅など宮城に関する建造物が登場する一方で、日向翔陽が通う烏野高校の風景は、作者・古館先生の出身地である岩手県の風景をモデルに描かれています。「ハイキュー」で登場する名称は、一部を除き架空のものとされていますが、劇中で開催されたインターハイなどの各大会は、実在の大会をモデルとしています。

春高バレーで偶然観た、烏野高校の小さな巨人に憧れを抱いた日向翔陽は、バレーボールを始め、後に烏野高校・男子バレー部に入部します。そこには、かつて一度きりの公式戦で完敗し、リベンジを誓ったコート上の王様こと影山飛雄の姿がありました。そして、影山と共に練習にいそしむ日向は、持ち前のスタミナと根性でバレーの技術を磨いていき、高校卒業後のVリーグにて、影山飛雄との公式戦での勝負に挑みます。

「ハイキュー」の主人公・日向翔陽は、烏野高校男子バレー部に所属する1年生で、背番号は10番、ポジションはミドルブロッカー（MB）を担うハイキュー最小のスパイカーです。小学校時代に観た、高校バレーの全国大会で出場していた烏野高校の小柄な選手・小さな巨人に憧れて、中学時代からバレーを始めます。しかし、日向が通う雪ヶ丘中学ではバレー部員が1人しかおらず、3年生になるまで公式戦に出場できませんでした。

そのため、烏野高校男子バレー部に入部直後は、影山をはじめとする選手たちとは、技術力が大きく劣ったものの、常人離れした身体能力をバネに練習にいそしみます。また、相棒の影山飛雄とは、入部当初はいがみ合っていたものの、後にお互いの強みを認め合う名コンビとなりました。そして、影山の絶妙なトスと、日向の驚異的な身体能力は、相手チームを驚愕させる新しい技を生み出しました。

ハイキューにて、数多くの名言・名シーンを生み出した日向翔陽は、高いコミュニケーション能力が持ち味の素直さや、自分が強くなるためなら努力を惜しまない一生懸命さが魅力です。一方、極度の負けず嫌いなことが玉にキズであり、初期ではプレッシャーに弱い一面もありました。しかし、試合を重ねるごとに精神的にも鍛えられ、試合終盤まで切れることのない集中力や凄みは、相手チームからも一目置かれています。

ハイキューの日向翔陽の身長は、高校1年4月時点で162.8cmでしたが、プロチーム所属時には172cmと、バレーボール選手としてはやや小柄です。しかし、身長の低さを補うように、スピード・動体視力・ジャンプ力に非常に優れ、試合では相手チームの守備を見極めた的確なスパイクや、多彩な攻撃を繰り出します。

また、相棒・影山と繰り出す変人速攻（神業速攻）は、影山の絶妙なトスを見ずにスパイクを打ち込むことができ、相手ブロッカーを日向に集中させることで、東峰など他選手をフリーにする、最強の囮として味方チームの勝利に導きました。

勝つためなら努力を惜しまないひたむきな姿勢や、常に明るく前向きにチームを引っ張る日向翔陽は、「ハイキュー」にて数多くの名言・名シーンを生み出し、多くのファンに勇気を与えました。以下では、「ハイキュー」の主人公で、烏野高校男子バレー部のミドルブロッカー・日向翔陽の名セリフ・名シーンや名言集を紹介します。

烏野高校の小さな巨人に憧れて、雪ヶ丘中学校バレー部に所属した日向でしたが、部員は1人しかおらず、練習試合すら出来ない状況でした。そして、3年生時にようやく新入生・3人と、他の部活に所属する助っ人・2人を加えて公式試合に出場が叶いました。しかし、日向の最初で最後の試合の対戦相手は、影山率いる名門・北川第一中学校であり、実力の差は目に見えており、結果、日向の雪ヶ丘中学校は、完敗に終わりました。

日向翔陽の1つめの名言は、一度きりの公式試合の終了後、自ら北川一の影山飛雄の元へ駆け寄り、悔し涙を浮かべながらリベンジを誓った名セリフです。また、この名言は、烏野高校男子バレー部の名コンビ誕生のきかっけとなったハイキューの名シーンも生み出し、日向・影山のコンビプレーの活躍や新たな名言、そして、烏野男子バレー部としての躍進を期待させました。

たかが練習試合といえど、日向翔陽は己の実力を高めるための大切な機会と捉え、一生懸命に練習試合に臨み、時には悔しさを見せます。一方、チームの様子を見守っていたマネージャー・谷地仁花は、公式戦でもないのに、日向が必死で練習試合に挑む姿勢に疑問を持っていました。日向翔陽の2つ目の名言は、谷地の素朴な疑問に対する返答であり、もっと強くなりたいという日向の強い想いが込められた名セリフでしょう。

日向・影山コンビの活躍は、ハイキューにて数多くの名言・名シーンを生み出すと同時に、活躍の背景には、日向が影山に放ったある言葉がきっかけをもたらしました。中学時代に公式戦で当たった雪ヶ丘チームに対して、影山は彼らの練習や技術不足を痛烈に指摘していました。バレー選手としての実力は高いけれど、自己中心的な影山の態度は、日向からも「コート上の王様」のように見え、あまり良い印象を持っていませんでした。

その後の影山は、実力を過信したことによる自己中なトスが災いし、県大会決勝戦にてチームメイトに見放されました。しかし、烏野高校に入学後、男子バレー部で日向と再会し、早速いがみあいに発展しましたが、日向は、影山のことを悪く思っていませんでした。むしろ、中学時代に見せた影山の独善的な態度やチームメイトに見放されたことは、過去のことと割り切り、1人の人間として接しています。

そして、日向は、かつてリベンジを誓った影山飛雄に対して、今度はチームメイトとしてトスを願い出る名言を放ちます。日向翔陽の3つ目の名言からは、中学時代に経験した苦い経験から、自分に対して上げてくれたセッターへの感謝の想いや、仲間の期待に応えたい、日向のバレーに対する熱い思いや真っ直ぐな性格が表現された名セリフでしょう。

卓越した技術力と恵まれた容姿で高い人気を誇る影山飛雄は、「ハイキュー」のもう1人の主人公であり、日向翔陽の相棒・良きライバルです。以下では、ハイキューの日向翔陽に向けた影山飛雄の名言集を紹介します。

影山飛雄率いる北川第一中は、男子バレー部の名門であり、そのチームの司令塔・セッターを担う影山も、中学最後の試合に全力で挑んでいました。しかし、対戦相手となった雪ヶ丘中のチームは、日向を含めて素人に毛が生えた程度の技術しかもっておらず、試合も雪ヶ丘中の完敗に終わりました。

影山飛雄の一つ目の名言は、日向たちの練習不足を痛烈に指摘した言葉であり、日向に実力の差をあからさまに見せつけたコート上の王様に相応しい名セリフでしょう。

中学時代の影山の名言は、コート上の王様らしい、自分の実力を過信した偉そうな言動に捉えられます。一方で、以下に紹介した影山飛雄の2つ目の名言からは、まだ伸びしろのある日向翔陽に対する激励とも捉えることができ、日向が、試合で勝つことやバレーボールで強くなることにこだわるきっかけをもたらしたでしょう。

中学時代は、自己中な言動が目立った影山飛雄でしたが、日向翔陽との出会いは、彼のセッターとしての考えを大きく改めさせました。公式戦にて、影山は日向のずば抜けた身体能力を認めていたものの、技術不足のために、その力を最大限に生かし切れていないことを、もどかしく思っていました。しかし、高校で日向とコンビを組んでからは、影山のセッターとしての腕にも磨きがかかりました。

影山飛雄の3つめの名言からは、日向のセッターを担うことへの自信の表れや、これまでの孤独の王様から脱却した影山の新たな姿が表現された名セリフでしょう。そして、影山の名言は、その後の「ハイキュー」にて、相棒・日向翔陽と共に数多くの名シーンを生み出しました。

中高生を中心に絶大な人気を誇る「ハイキュー」は、主人公たちがバレーに懸ける情熱や、心に響く名言・名セリフ・名シーンが満載の原作漫画にとどまらず、アニメ版も高い人気を集めています。以下では、「ハイキュー」の主人公・日向翔陽のアニメ声優のプロフィールや主な出演作品を紹介します。

アニメ「ハイキュー」にて日向翔陽を演じる村瀬歩さんは、アメリカ出身の声優で、日本ナレーション演技研究所を経て、2011年に声優デビューを果たします。2012年に「新世界より」の青沼瞬役で、初のメインキャラクターに選ばれ、2014年には、「ハイキュー」の日向翔陽役で初主演を果たします。また、2016年に、第10回声優アワード・新人男優賞を受賞し、今後の活躍が期待される声優の1人です。

声優・村瀬歩さんの主な出演作品は、近年は、アニメ「ブラッククローバー」のラック・ボルティア役、「刀剣乱舞-花丸-」の小夜左文字役、「火ノ丸相撲」の三ツ橋蛍役、「あんさんぶるスターズ!」の姫宮桃李役、「魔入りました!入間くん」の鈴木入間役などです。また、アニメに加えて、ゲームや海外作品の吹き替え、ラジオCDなど幅広いジャンルの作品に出演しています。

日向翔陽たちの想いの詰まった熱いセリフの数々は、ハイキューの名言として、多くのファンに慕われています。以下では、ハイキューの日向翔陽に関する感想や評価を紹介します。

少年漫画の王道を行く作品を数多く掲載してきた週刊少年ジャンプは、今回紹介した「ハイキュー」をはじめとする人気作品を次々と生み出し、社会現象をも巻き起こしました。そして、ジャンプ愛読者の中には、「ハイキュー」の日向翔陽がジャンプを代表する主人公に相応しいとの感想を寄せており、少年漫画の要素を盛り込んだキャラ設定や、カッコいい名シーンや名言集が支持されています。

「ハイキュー」の人気の理由は、手に汗握る展開に加えて、日向翔陽たちの熱い思いをこめた名言の数々も挙げられます。今回紹介した日向翔陽の名セリフ・名言集のように、悔しさをバネに成長していく姿や、時には葛藤を抱えるなど、細部にまでこだわった心理描写も読者の心を揺さぶりました。数多くの名セリフを世に送り出した「ハイキュー」は、名言集の宝庫とも呼べるでしょう。

バレーボールにかける主人公たちの情熱や、数多くの名シーン・名言集を生み出してきた漫画「ハイキュー」は、2020年7月20日発売のジャンプ最新号をもって完結が予定されています。ファンからは、最終回を惜しむ声がSNS上で投稿される一方で、魅力あふれる日向翔陽を推す声や、これまでに登場した名言集を投稿する等、多種多様な「ハイキュー愛」が寄せられています。

「ハイキュー」の日向翔陽の名セリフや名シーン・名言集、日向翔陽に向けた影山飛雄の名言集などを紹介しました。漫画「ハイキュー」は、2020年7月20日をもって連載終了が予定されていますが、主人公・日向翔陽たちが劇中で放った名言の数々は、これからも多くのファンの支えとなり、ハイキュー最終回で放った、日向翔陽の最後の名言にも注目が集まっています。