2020年07月20日公開
2020年07月20日更新
【約束のネバーランド】エマはなぜ左耳がない?耳を切り落とした理由や脱獄方法を考察
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)の主人公・エマは、グレイス=フィールドハウスから脱獄した後、左耳がない状態でした。そしてグレイス=フィールドハウスの食用児には、左耳に発信機が埋め込まれており、位置を特定されることから逃げられないようになっていました。しかしエマは他の子供たちとは違い、なぜか発信機を解除する機械を使わず左耳を切って脱獄しています。この記事では、「約束のネバーランド」脱獄時にエマが左耳を切る理由、その後の髪型の変化などを紹介していきます。
目次
約束のネバーランドのエマとは?
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)の主人公・エマは、グレイス=フィールドハウスに住む明るく前向きで心優しい少女です。血縁関係がなくとも一緒に育った周囲の子供達を家族と考え大切に思っています。頭もよく運動神経も抜群で、ハウスでは最年長の11歳でした。
約束のネバーランド(約ネバ)の作品情報
約束のネバーランド(約ネバ)の概要
「約束のネバーランド」は、2016年から2020年まで集英社が刊行する週刊誌「週刊少年ジャンプ」で連載されていた作品です。「このマンガがすごい! 2018」オトコ版で1位、「漫道コバヤシ漫画大賞2017」グランプリなど数多くの賞を受賞してきました。原作者は「アシュリー=ゲートの行方」でデビューした白井カイウ、作画を担当しているのは漫画家の他、イラストレーターとしても活躍する出水ぽすかです。
グレイス=フィールドハウスを脱出するまでが描かれた全12話のテレビアニメ第1期は、2019年1月から3月まで放送されました。監督は「すべてがFになる」「君と僕。」などの監督も務めた神戸守、アニメーション制作は「スロウスタート」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」などでも知られるアニメ制作会社CloverWorksが担当しています。
主演のエマ役に浜辺美波、レイ役に城桧吏、ノーマン役に板垣李光人が起用された実写映画は、2020年12月に公開が予定されています。実写映画の監督は「陰日向に咲く」「僕だけがいない街」などの監督も務めた平川雄一朗、脚本家は「チーム・バチスタシリーズ」「家族ノカタチ」などの脚本を手がけた後藤法子が担当しています。
約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ
グレイス=フィールドハウスは、12歳までの子供が暮らす孤児院でした。11歳で最年長の元気で明るいエマと、頭脳明晰なノーマンは、里子に出されたばかりの少女・コニーの忘れ物を届けに施設の門へ出向きます。そこで、近くにとめてあった車の荷台にコニーの遺体が乗せられていることを発見し、人間を食べる鬼の存在と自分たちが食用として育てられてきたことを知ることになるのでした。
エマのプロフィール
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)に登場するエマは、グレイス=フィールドハウスに住む11歳の年長者の1人です。成績優秀者であり、運動神経も抜群で走るのも得意でした。オレンジカラーのショートヘアで両耳が出ており、頭頂部に一本飛び出した毛が特徴です。ハウスの子供達のことを大切に思っており、同い年のノーマンとレイとは特に仲良しでした。身長は145cm、首に刻まれた番号は63194です。
約束のネバーランドのエマはなぜ左耳がない?
エマの左耳がないのは切り落としたから?
グレイス=フィールドハウスに住む食用児は、逃げ出せないように発信機が埋め込まれていました。ママは、懐中時計の形をした受信機をいつも持ち歩いており、子供達の居場所を把握しています。しかし、個人個人の居場所を特定できるものではなく、位置も蓋を開いて確認することでわかるのものでした。ハウスの秘密に気づかれたと勘付いたイザベラは、エマたちの前で牽制の意味も込めてなぜか受信機を見せます。
この自身ありげな行動から、発信機を壊せばイザベラに通知がいくのではないかと予想します。エマは、新しくグレイス=フィールドハウスにやってきた赤ん坊のキャロルを調べて発信機の場所が左耳に埋め込まれていると気づきました。幼い子はこの耳の部分が虫刺されのように赤く膨れており、イザベラは採血のあとであると説明していました。長らく二重スパイを務めてきたレイは、手に入れた報酬で発信機を解除する機械を作ります。
レイがイザベラを足止めしている隙に、エマとノーマンが塀の視察に向かいました。しかし、なぜかイザベラに行動を読まれており、エマは足を折られて動きを止められます。さらに、上からの通達でノーマンは出荷が決まりました。エマとノーマンを助けるために二重スパイという危険な役目までしていたレイは、計画から下りると言い出します。レイは、次の12歳になる誕生日に出荷されることが決まっていました。
ノーマンを失った悲しみから、エマは意気消沈し、脱獄計画を諦めたかのように見えました。しかし、用心深いイザベラは、なぜかエマとレイを警戒し続けました。思うように動けないエマは、裏で周囲に指示して脱出の準備を進めていたのでした。エマは、食堂にいた出荷日を明日に控えたレイに、脱出計画を遂行しようと話に行きます。明日の昼に実行しようというエマに対し、レイはなぜか今夜がいいと返しました。
ハウスの塀の向こうは崖になっており、橋から逃げる必要があるといいます。警備の目をそらすため、レイはハウスに放火する計画を立て、なぜかオイルも事前に用意していました。さらに警備を薄くするため、エマに隣のプラントにも火炎瓶を投げ入れて火事を起こすよう指示します。しかし、ハウスの火災の消火活動より、逃げた食用児をイザベラが追いかけてくる可能性もありました。
レイはハウスと共に自分にも火をつけ、焼身自殺を図ろうとしていました。12歳で優秀な頭脳を持つ最高級の商品のレイを、イザベラがみすみす諦めるはずがなく、消火活動で足止めできるだろうという算段でした。食堂にオイルを巻いたレイは、最後に自分にも頭からオイルをかけ、マッチに火を灯します。しかし、すんでのところでエマが止めに入り、事なきを得をえます。
レイが焼身自殺をしたと思わせるため、耳を切って取り出した発信機、アンナがくれた髪、肉類、衣類を代わりに燃やすことにしました。エマは、炎が燃え盛る中レイの名前を大声で叫び、イザベラを呼び寄せます。イザベラは、近くにいたギルダに子供達を外へ連れ出すよう指示しました。消火活動に焦るイザベラの隙をつき、発信機の入った左耳を切る選択をし、耳元を押さえて脱獄準備を整えたみんなと合流するのでした。
エマが耳を切る・切り落とした理由
理由①居場所を知らせる発信器があった
「約束のネバーランド」のグレイス=フィールドハウスに住む食用児の子供達は、秘密に気付かれて逃げ出さないように左耳に発信機が埋め込まれていました。ママは、懐中時計の形をした受信機で子供達の居場所を把握できます。しかし、1人1人を識別できるほど優れたものではないようです。レイにはなぜか通常起こる幼児期健忘がなく、ハウスの秘密や人間を食べる鬼の存在を知っていました。
ハウスの中でも特に仲がよかった同い年のエマとノーマンを守るため、二重スパイとなります。イザベラからは、スパイとしての働きに応じて危険物以外の報酬を受け取っていました。こうして手に入れたものなどを使い、レイはとうとう発信機を解除する機械を作り上げます。しかし、時間や材料が限られていたためか、1つしか発信機を解除する機械を作ることができなかったようです。
レイの出荷日前夜、エマはレイの左耳に埋め込まれた発信機をナイフで取り出してその場に置き、ハウスに火を放ちました。騒ぎを聞きつけたイザベラは、受信機で子供のいる位置を確認します。そこには、そばでレイの名前を必死で叫ぶエマのものと、燃え盛る炎の中にもう一つありました。これによってレイが焼身自殺を図ったと信じたイザベラは、回収するために消火活動に追われます。
イザベラにレイが焼身自殺をしたことを知らせるため、エマは最後までハウスに残る必要がありました。脱獄する他の子供たちは、みんなレイが作った発信機を解除する機械を使っています。こうした理由からエマは左耳を切る選択をしてハウスに置き、耳元を押さえてみんなと合流します。
理由②レイの作った破壊装置を信用していなかった?
耳を切るという行為は、破傷風などを引き起こす危険もあります。今回の脱獄計画は、ノーマンが考えてものでした。エマのことを尊敬し、好意を寄せていたノーマンがエマに耳を切るという選択をさせるとは考えにくいといわれています。
レイが作った破壊装置は、当日まで本当に壊せるのか定かではありませんでした。エマは、みんなを一足先に逃すためイザベラを足止めする必要があります。破壊装置が作動しないことも考慮し、より確実な耳を切るという選択をした可能性もあります。
理由③イザベラに「生きている」と教えた?
「約束のネバーランド」エマは、他の子供達を一足先に逃すため、発信機の入った左耳を切る選択をしました。レイを回収するため消火活動に追われていたイザベラでしたが、ついさっきまでそばにいたエマがいないことに気がつきます。受信機を確認して発信機のある場所に近づいたイザベラは、そこで切り落とされたエマの左耳を発見しました。
切られた左耳がその場に残されていたことから、イザベラは全て仕組まれた罠だったのだとすぐに悟ります。脱獄は必ず成功させるという挑発とも考察できます。一方で、騙していたとはいえ、イザベラは育ての親であり、同じ境遇の元食用児でもあります。エマはイザベラを完全な敵とは思えず、最後に切った左耳を残して生きていることを伝えたかった可能性もあります。
約束のネバーランドのエマの脱獄方法をネタバレ考察
脱獄方法①イザベラを騙す
「約束のネバーランド」レイは、12歳の誕生日に出荷されることが決まっていました。出荷日の前夜、グレイス=フィールドハウスで火事を起こし、混乱に乗じて逃げ出すという作戦でした。なぜか食堂に居合わせたエマは、レイから脱獄計画の詳細を聞きます。
脱獄方法②道具や食料を調達
脱獄計画の司令塔でもあったノーマンがなぜか出荷されます。仲がよかったエマとノーマンは無気力になり、側から見れば脱獄を諦めたかのように見えましたが、慎重なイザベラは警戒を怠らず、エマとレイを監視し続けました。しかし、エマはそうしている間にも周囲の子供に、脱獄や脱獄後に想定されるサバイバルに必要な道具や食糧の調達をこっそり指示していました。
脱獄方法③逃げるための訓練
2番目に年長者で10歳のドンとギルダが年下の子供達に脱獄の訓練を指導します。この訓練は、5歳以上の子供のみで行われました。エマは、脱獄計画を成功させるため5歳以上の子供のみを連れていく決断をしますが、必ず置いていく子供も救い出すと誓います。
脱獄方法④塀の先の逃げ道を確保
「約束のネバーランド」グレイス=フィールドは、巨大な塀で囲まれており、さらにそのすぐ横は崖になっていました。しかし、一つだけ本部につながっている架け橋があります。こうした理由から鬼やイザベラは、脱獄の際は安全なこの橋を使うと予想します。このことからノーマンは、あえて崖から脱出する方法を思いつきました。崖の向こう側にある木にロープをかけ、ハンガーをロープにひっかけ滑って渡るというものです。
約束のネバーランドのエマが左耳を切り落としたその後
エマはGF脱出後から左耳を隠すようになっていた
「約束のネバーランド」のエマは、元気な印象のショートヘアーで、当初は両耳共見えていました。しかし、グレイス=フィールドハウスで発信機の入った左耳を切る選択をして脱獄しています。こうした理由から、左側の髪にボリュームを持たせ、失った左耳を隠すヘアースタイルになりました。
エマはどんどんオシャレになっている?
「約束のネバーランド」グレイス=フィールドハウスを脱獄し、エマはアンナから左耳の手当てを受けています。耳の傷口が塞がったあとは、耳を隠すように左サイドの髪を三つ編みにして端をヘアピンでバッテン型に留めています。耳を隠しやすい形状の上、オシャレであり、エマのセンスの高さもうかがえます。
約束のネバーランドのエマに関する感想や評価
約束のネバーランド。アニメで放送されたから言うけど、エマってママに足おられた時は絶叫してたのに耳切断は大丈夫だったの?てか12歳で耳切断する勇気ってすげぇな
— さとみおじさん (@Yu_b7301) March 28, 2019
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)のエマは、イザベラの注意を引きつけ一足先に子供達を逃すため、左耳を切る選択をしました。生き延びるためとはいえ、自分の耳を切る選択をした勇気を称賛する約ネバファンの感想も多くありました。
約束のネバーランドおもしろいなぁー
— かんち@ギター7ヶ月 (@kc1126_) January 16, 2019
世界観に引き込まれていく。。。
ユウゴさんイケメンすぎやろ笑
エマは勇敢ですごいね。見習わなきゃ
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)のエマは、危険を顧みず出荷されそうになるノーマンを助け出そうとしています。脱獄計画も諦めずに押し進め、年下の子供達を引っ張っていく頼もしい性格です。勇敢なエマを尊敬するといった約ネバファンの感想もありました。
エマは分かりやすく太陽をモチーフにした髪型をしていて約ネバの世界の中の太陽のような存在だと一目で分かるデザインが好き
— 匿名希望 (@Toku_mei1012) April 27, 2019
「約束のネバーランド」(通称・約ネバ)のエマは、両耳がでたオレンジの髪色でクセのあるショートヘアーをしており、頭頂部にある毛が特徴のキャラクターです。明るく天真爛漫な彼女の性格を表したようなヘアスタイルであり、かわいいといった感想や好きといった約ネバファンの感想も多くあります。
約束のネバーランドのエマの耳まとめ
「約束のネバーランド」エマがグレイス=フィールドハウスで左耳を切る理由、なぜそうした選択をしたのかなどについて解説してきました。勇敢で頼もしいエマの活躍にご注目ください。