【約束のネバーランド】脱獄後はつまらない?その理由と脱走前ストーリーとの違いは?

高い人気でアニメ化までされた約束のネバーランド(約ネバ)ですが面白いという声もある一方でつまらないという声も上がっています。特にその声が集まっているのが脱獄後で、脱獄までのハラハラ感が無くなってしまったと言われています。今回は約束のネバーランド(約ネバ)について脱獄前と脱獄後のあらすじをそれぞれに紹介しつつ、つまらないと言われる感想をまとめて紹介していきます。

【約束のネバーランド】脱獄後はつまらない?その理由と脱走前ストーリーとの違いは?のイメージ

目次

  1. 約束のネバーランド(約ネバ)とは?
  2. 約束のネバーランドの脱獄後はつまらない?理由は?
  3. 約束のネバーランドの脱獄後と脱走前ストーリーとの違い
  4. 約束のネバーランドの面白い理由・見どころ
  5. 約束のネバーランドの脱獄後に関する感想や評価
  6. 約束のネバーランドの脱獄後まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)とは?

約束のネバーランド(約ネバ)の概要

約束のネバーランドは(通称約ネバ)2016年から2020年6月まで週刊少年ジャンプにて原作白井カイウ先生、作画出水ぽすか先生のタッグで連載された脱出劇をテーマとしたダーク・ファンタジー漫画です。一見するとジャンプらしくない作風ながらうまく「友情・努力・勝利」「逆転劇」を取り入れ、魅せ方を変えた新しい形のジャンプ作品として話題を集め特にジャンプ作品の中では低年齢層の読者層を集める事に成功しました。

約束のネバーランド(約ネバ)は評価も非常に高い作品で原作漫画は「第63回小学館漫画賞少年向け部門」「マンガ新聞大賞2017大賞」「このマンガがすごい!2018オトコ版1位」など数々の漫画賞を受賞、メディアミックス展開も盛んに行われ、小説化やアニメ化、題材的に扱いやすい実写映画化なども行われています。また海外でも高い評価を集めており、ドラマシリーズの題材として使用されるなどしています。

約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ

通称ハウスと呼ばれる孤児院ではママと呼ばれるシスターの元で子供達がハウスの敷地内から出る事こそ許されませんが伸び伸びとした生活を送っていました。ある時里親に出される事になった子供の忘れ物を届けにハウスの年長者であるエマとノーマンがハウス唯一の出入り口である門にママに内緒で向かいます。そこで見る事になったのが「鬼」でした。そしてその会話から自分達が鬼の農園として育てられている事を知る事になるのです。

約束のネバーランド

約束のネバーランドの脱獄後はつまらない?理由は?

約束のネバーランドの脱獄後は何巻まで?

約束のネバーランド(約ネバ)は当初ハウスからの脱獄を目指すあらすじが展開されましたがその後に脱獄に成功、脱獄後には生存する事を新たな目標として話が展開されていきます。GFハウス脱獄編と言われる脱獄編は5巻収録の37話で脱獄に成功し、38話以降の脱獄後のストーリーではいくつかのエピソードが展開され全181話におよび、20巻で完結するあらすじとして展開されています。

約束のネバーランドの脱獄後がつまらないと話題に

あらすじ全体で見るとGFハウス脱獄編は全181話ある話の中の冒頭37話なので前半にも満たない序盤のあらすじという立ち位置にあります。約束のネバーランド(約ネバ)は面白いという感想が多く見られる一方で緊迫した展開が続くGFハウス脱獄編に対して脱獄後は鬼との対峙、世界との対峙といった漠然とした物語になっていきつまらないとする感想が多く上がるようになっていきました。

脱獄をテーマにしているのであればその後は蛇足でしかないという声など内容は関係なしにそもそもの展開としておかしいとする声に加えて脱獄編後に展開されたあらすじも含めて脱獄編までの盛り上がりを下げる要素しかないなどと言われているのです。もちろんこれらのつまらないという声は前提としてGFハウス脱獄編は面白いという事は共通しています。

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約束のネバーランドの脱獄後と脱走前ストーリーとの違い

面白いといわれる脱走前のストーリー

約束のネバーランド(約ネバ)にて文句なしで面白いと言われるのがGFハウス脱獄編のストーリーです。そのあらすじは端的に言ってしまえば「脱獄に必要な準備や情報を集める子供達」vs「脱獄を阻止しようとするママ」による心理戦です。子供達と言っても約束のネバーランド(約ネバ)の子供達は毎日のようにテストを受けて成績が高い子がハウスに残っているので年長者組は大人顔負けのIQを持ち合わせています。

子供達側の敵はママだけではありません。GF脱獄編最大の敵と言えるのが「時間」です。子供達は自分達がいつ鬼の食料として出荷されるかも分からない日々を過ごす事になります。加えてママは子供達に脱獄しようとしている事に気づいている事を示すべくシスタークローネを増援として呼んだり、そのシスタークローネにもママであるイザベラとはまた別の思惑があるなどそれぞれの思惑が交錯した物語が展開されます。

子供達は生き残る為にママを欺こうとはしていますが、同時にママの事が大好きである事に変わりはないので直接手を挙げるような事はしていません。一方でママの方も基本的には物理的な行動は起こしておらず、様々な手段を使って子供達を妨害するように行動してきます。特にGFハウス脱獄編の後半では両者の思惑を両者が知った上でのあらすじが展開されるという形式になっています。

元々約束のネバーランド(約ネバ)は脱獄をテーマとしている事、ウリ文句などでも脱獄を推している事もあり、GFハウス脱獄編は上記のような心理戦を楽しみたい読者が好んで読むようになります。ママという好敵手とのやりとり、第三勢力となるシスタークローネの存在など、様々な要素が交錯する事になるのです。この事が却って脱獄後はつまらないと感想を集める大きな要因になっていると言われています。

脱獄後と脱走前ストーリーとの違い

脱獄後、子供達は改めて自分達が生きているハウスが鬼の世界にある事を知ります。同時に鬼の世界と人間の世界が分かれている事を知り人間の世界に渡る術を求めるようになるのです。いわば鬼の世界からの脱獄を図る事になるわけですが、脱獄序盤こそ鬼に追われていたものの、比較的早い段階で安住の地を手に入れてしまいます。これが約束のネバーランド(約ネバ)がつまらないと感想を集める大きな要因になっています。

GDハウス脱獄編のハウスでのあらすじは常にそばにママがいて目を光らせている事、期間的な問題など常に緊迫感がありました。しかもハウスの主導権は当然ママが握っているのでママがその気になれば子供達の思惑は簡単に潰せてしまうような状態にあり、実際子供達の建てた脱獄計画は何度か頓挫しかけています。ママの存在と行動がそのまま脱獄物特有の絶望感に繋がっていたのです。

一方で脱獄後は脱獄する範囲が鬼の世界と大きくスケールアップしてしまった事、そんなスケールアップに対して対峙するべき鬼が身近にはおらず、鬼側も特定の鬼が決死の覚悟で追ってくるわけではなく全体的に「鬼」として一括にされて漠然としている事。好敵手といえるキャラクターの不在が脱獄物語の醍醐味である緊迫した状況を演出できていないと言われているのです。

加えて約束のネバーランド(約ネバ)作中中盤以降のあらすじには徐々に鬼を倒そうとする者達も現れるようになります。あらすじの中で生存の為とはいえ主人公のエマがそこに関わる場面もあるなどバトル作品的な要素を内包するようになるのです。このような物理的なバトル要素が含まれてしまった事が心理戦を求めていた読者からつまらないと感想を集める結果になっています。

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約束のネバーランドの面白い理由・見どころ

面白い理由・見どころ①伏線

約束のネバーランド(約ネバ)、特にGFハウス脱獄編から高く評価されていた点が約束のネバーランド(約ネバ)作中にふんだんに散りばめられた伏線の数々です。読者は基本的に主人公達と同じレベル以上には世界の事を知らず、主人公達が真相に辿り着いて初めて答えを知る事が出来ます。このような伏線の多い構図がネット上で様々な考察を呼ぶほどに面白いと言われる要因になっているのです。

この伏線の多さに関しては脱獄編も変わらずふんだんに散りばめられています。鬼の生態や何故鬼が人を育てるのかなど約束のネバーランド(約ネバ)の世界の真理に迫るような伏線も多くこれらがしっかり回収していくあらすじが面白いという感想も非常に多いです。また物語のスケールアップに合わせて伏線の規模がどんどん大きくなっていくのが良いとする声も非常に多いです。

面白い理由・見どころ②ママと鬼に立ち向かう子どもたち

約束のネバーランド(約ネバ)の構図は非常に分かりやすいです。ママや鬼という分かりやすい敵がいて彼らを欺こうと動く子供達という構図を取っています。普通にやっても子供達はママや鬼に勝てないのであれやこれやと思案を巡らせた上で挑む事になるのです。明確な敵となる、しかも強者なキャラクターがいるという事が約束のネバーランド(約ネバ)の面白い要素になっていると言えます。

上記で脱獄後はバトル要素が強くなると紹介しましたが、そのバトルも自身らの能力を高めて戦うといったような一般的なバトル漫画とは違います。綿密な作戦を立てた上で挑む子供達と圧倒的な能力でその作戦を踏み潰そうとする鬼達といった構図、双方の思考、心理戦などの要素も含まれている事から約束のネバーランド(約ネバ)らしいバトルが展開されるのが良いとする声も多いです。

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約束のネバーランドの脱獄後に関する感想や評価

ここからは既に約束のネバーランド(約ネバ)を視聴している人の感想を紹介していきます。約束のネバーランド(約ネバ)は脱獄後の展開で意見が分かれている作品ですが、面白いという人も多く、特にアニメ約束のネバーランドでは1期でちょうど脱獄編をやりきった事から2期以降の展開を期待する感想も多くなっています。

面白いという声にはGFハウス脱獄編までにはほとんど描かれていなかった約束のネバーランド(約ネバ)作中の世界の世界観が一気に広がる形、スケールアップしていく世界の規模感が面白いという声やそれらが説明的に紹介されるのではなく、ちゃんとしたあらすじを通して子供達と共に知っていくという没入感の高い魅せ方になっているのが良かったという声も多いです。子供達を通して1つの世界を冒険している感じが良いとする声も見られます。

一方で脱獄後はつまらないという感想の中には鬼に敵としての魅力がないという声も見られます。個性を放つようなキャラクターがおらず、ずっと子供達を追いかけ続けるようなキャラクターもいない事がつまらないという感想を集める要因になっているという声も見られる程です。特にハウス編のママが敵として印象的だった事が余計にその後の敵の不在状態に見えたとする声も多いです。

どちらかといえば約束のネバーランド(約ネバ)の脱獄後の物語は世界が敵といった漠然とした形の中の1つが鬼といった構図であるとする声も見られいずれにしても敵や追跡者に魅力がなく追われている感もない為に緊迫感が薄れてしまったとする声が見られます。バトル漫画ではないにしてももう少し敵に魅力あるキャラクター、ライバルともいえるようなキャラクターがいればもっと面白くなったのではないかとも考察されています。

また約束のネバーランド(約ネバ)全体のあらすじがあまりにも予定調和すぎるとする声も見られます。子供達が起こす行動のいずれもが最終的には成功を収めており失敗して子供達が多数死んだというような展開も見られなかった事、世界観のわりに死ぬキャラクターが少なく、また死ぬキャラクターもそのエピソードで登場したキャラクターがほとんどで感情移入しにくかったとする感想も見られます。

特に主人公のエマ達と共に脱出したグレイスフィールド出身の子供達には死者が圧倒的に少なく、負傷するのも先頭に立って行動するエマやレイなど年長者ばかりです。そのような構図が世界観とミスマッチになってしまった、むしろグレイスフィールドの子供達がもっと死んでいく方が脱獄物語として、主人公エマの成長や葛藤などを描けてより緊迫感が増したのではないかという感想も見られます。

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約束のネバーランドの脱獄後まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)は世間的にも高い評価を集めた脱獄ファンタジーであり、序盤のあらすじであるGFハウス脱獄編は文句なしで面白いという声が非常に多い作品です。その一方で脱獄後については評価が分かれており、中にはつまらないという感想を上げている人もいます。スケールが大きくなりすぎた事やキャラクター性の不在、それまでの見どころの1つだった心理戦などが減ってしまった事が要因として上げられています。

様々な要因を上げられてつまらないと言われる事もある約束のネバーランド(約ネバ)ですが伏線の散りばめ方と回収の仕方、それらの魅せ方など脱獄後も面白いという声も同時に見られる作品です。まだ約束のネバーランド(約ネバ)を視聴していないという人はぜひご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか?

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