【約束のネバーランド】ザックはバイヨン卿との戦いで死亡した？生存の可能性は？

「約束のネバーランド（約ネバ）」は、2016年から2020年6月まで週刊少年ジャンプで連載されていたダーク・ファンタジー漫画です。原作者は白井カウイ、作画は出水ぽすか、コミックは第19巻まで発売中で、2020年6月で累計発行部数は2100万部を超えました。テレビアニメは、2019年にフジテレビ他で第1期が放送され、第2期が2021年1月に予定されています。

「約束のネバーランド（約ネバ）」は、食用として「鬼」に食べられる運命を背負った子供たちが、生きるために「鬼」と戦う姿が描かれています。この「約束のネバーランド（約ネバ）」は、企画段階で考えられていたエロさ、グロさなどを抑え、仲間との友情や絆で過酷な状況や様々な試練を乗り越え、勝利を掴むという少年漫画にふさわしいストーリーとなっています。

「約束のネバーランド（約ネバ）」の主人公・エマは「グレイス・フィールドハウス」という孤児院で育ちました。ある日エマは、里親が見つかり、孤児院を出ていったはずのコニーが食肉となって出荷されるのを目撃してしまいます。エマたちは、この孤児院が「鬼」の食用にされるための飼育場だと知りました。エマは仲間たちとこの恐ろしい境遇から逃げ出すための計画を立てることになりました。

「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックはゴールディ・ポンド（GP）で長年生き残っている18歳の少年です。認識番号は「QⅡ863-552」です。高い身体能力と戦闘能力を持つザックは危険な状況でも構わず飛び込むため、負傷することが多く、ケガの治療に詳しいということで救護を担当しています。

「約束のネバーランド（約ネバ）」の第8巻から第11巻にかけて描かれた「ゴールディ・ポンド猟場編」の、ゴールディ・ポンド（GP）の猟場（かりにわ）で起こった子どもたちによる反乱で、ザックはペペと共にバイヨン卿と戦いました。その戦いでザックは死亡したのでは？と言われており、ここでは、ザックとバイヨン卿の戦いを紹介し、ザックの死亡説について考察していきます。

バイヨン卿は食用として集めた子どもたちを飼育する「ゴールディ・ポンド（GP））の所有者です。バイヨン卿はこの農園の「秘密の猟場（かりにわ）」で子どもたちを狩ることを秘かな楽しみにしています。その猟場で反乱が起き、鬼のルーチェがジリアンとナイジェルに殺されたことで、鬼を殺す方法を彼らに教えた者が、この反乱の首謀者に違いないと考えました。そして首謀者を見つけ、殺すことがバイヨン卿の目的です。

猟場に集まった鬼はバイヨン卿の他に、レウウィス大公、ルーチェ、ノウス、ノウマで、ザックたちは鬼一体につき2~3人で担当することになりました。鬼たちの実力を見てみると、バイヨン卿は最強とされるレウウィス大公に次ぐ実力者で、強敵です。そんなバイヨン卿と戦うのは自分しかいないとザックは自ら志願しました。

一方、ジリアンとナイジェルがルーチェを倒し、勝利しました。反乱開始から6分22秒でルーチェ殺害に成功したジリアンたちは、ザックとペペの様子が気になります。計画の通りに事が進んでいれば、今頃はバイヨン卿を殺害しているはずですが、何故かジリアンとナイジェルは一人で歩くバイヨン卿と遭遇しました。バイヨン卿が持っている槍には血が付着しています。

槍に付着している血を見て不安を覚えるジリアンとナイジェルに対してバイヨン卿は、ルーチェを殺したのは君たちですねと言い、そして君たちの仲間も見事な戦いぶりだったと言いました。その言葉にジリアンとナイジェルは、ザックとペペが死亡したと思い、愕然とします。ナイジェルはここでバイヨン卿を倒そうと言い、ジリアンと共に戦いますが、ジリアンがバイヨン卿の槍で重傷を負いました。

動けなくなったジリアンを捕まえたバイヨン卿はナイジェルに、首謀者の元への案内を求めました。そこにペペが乱入し、バイヨン卿に向かって煙玉を投げつけました。バイヨン卿は視界を奪われ、ナイジェルはジリアンを救出することができました。作戦開始から8分後でした。

ペペの投げた煙玉でバイヨン卿の視覚が遮られ、ジリアンを救出することができました。ペペは、深手を負ったジリアンに比べれば軽傷で、ペペが軽傷ならばザックも生きてるかもしれないと考えられますが、ザックがペペを庇ったから軽傷で済んだとも言えます。

最初に立てた計画では、ザックとペペが二人でバイヨン卿を倒すはずでした。しかし、バイヨン卿は生きており、傷を負いながらもペペだけがジリアンたちの元へ駆けつけたということは、計画通りに事が運ばなかったことになります。ザックが死亡したかもしれないと気になるところですが、ナイジェルとペペは瀕死の状態のジリアンを背負って、その場から逃げ出しました。

ジリアンとナイジェルを救出することに成功したペペは、バイヨン卿を倒す策があると、ナイジェルに告げました。ペペの機転で危機を凌いだだけで、バイヨン卿は必ず自分たちの後を追ってくるだろうと予想し、新たな策を考えたということです。

「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックはペペと組んでゴールディ・ポンド（GP）の所有者バイヨン卿に挑みました。しかし、バイヨン卿は生きており、ペペだけが姿を現しました。ザックの生死が判明しないまま物語は進んでいきます。ここでは、ザックは生きてる？生存の可能性は？について考察していきます。

ザックは生きてる？についての考察①、首謀者を発見することがバイヨン卿の目的なら、最初に挑んできたザックとペペを追い、捕まえて拷問すれば早いはずです。ところが、バイヨン卿は、ルーチェを倒したジリアンとナイジェルを狙います。バイヨン卿は何故このような行動を取ったのでしょうか？それは、ザックとペペが自身の部下と戦った時の、彼らの戦いぶりをバイヨン卿が見たからだということです。

バイヨン卿は、ザックたちがかなり手強いと判断、無理をすることはないと考え、ルーチェと戦ったジリアンとナイジェルに目を付けたのではないかと言われています。このことから、ザックは生存しているのでは？と考えられます。

ザックは生きてる？についての考察②、バイヨン卿がザックたちを手強いと思った理由は、特殊弾・専用銃をザックが持っていたからだと思われます。鬼を倒すには面の下にある核を破壊することですが、普通の銃では面を破ることはできまず、特殊弾・専用銃が必要です。バイヨン卿と戦う際、ザックはこの特殊弾・専用銃を持っており、バイヨン卿にとっては脅威に感じたはずです。

首謀者を特定し、殺すことが目的のバイヨン卿は特殊弾を持つザックよりもジリアンたちの方が楽に捕まえることができると判断したのでは？ということです。

ザックは生きてる？についての考察③、ザックとペペが倒すはずだったバイヨン卿がジリアンとナイジェルに襲い掛かり、ジリアンを人質にして首謀者のところへ案内させようとしたことは、計画の失敗を意味し、新たな策を準備する必要に迫られました。

時間を追って見てみると、ザックとペペがバイヨン卿に挑み、バイヨン卿の部下を倒すまでに掛かった時間が約3～4分くらいだとすると、バイヨン卿がジリアンを人質に取り、ペペが乱入したのが計画開始時から8分後で、準備する時間は4分だけです。そのわずかな時間でペペが一人で新たな策を考え、準備したとは考えにくく、やはりザックが生存しており、ペペと役割分担をしている可能性があるということです。

ザックは生きてる？についての考察④、今回の反乱計画には予備の策があったのではないかという説もありますが、この説は考えにくそうです。なぜなら、ペペはバイヨン卿から逃げる途中、ジリアンを背負ったナイジェルに「策がある」と言いました。予備の策があることを皆が共有しているのであれば、ペペは「策がある」という言葉ではなく「もう一つの策」や「予備に考えてあった策」などと言ったはずです。

さらに、ペペは「討ち果たすぞ」とナイジェルに言っています。このような言葉は仲間たちの中で強者とされるザックがいるからこそ言える言葉で、ザックが生きている可能性を否定できないということです。

ザックは生きてる？についての考察⑤、「約束のネバーランド（約ネバ）」では、これまでに死亡したキャラクターには法則があるということです。これまでのストーリーの中で、コニーやクローネなど死亡したキャラクターは必ずその死体が描かれています。

コニーは「約束のネバーランド（約ネバ）」の第1話で、グレイス₌フィールドハウスから旅立った直後、胸に花が突き刺さった状態の死体となってエマたちに目撃されるというシーンがありました。クローネもまた鬼に襲われて死亡した経緯が描かれ、最後はコニーと同じ様に胸に花が突き刺さった死体となりました。

ザックの場合は「約束のネバーランド（約ネバ）」のグレイス₌フィールドハウス編でのノーマンと同じパターンだと言われています。グレイス₌フィールド編では、出荷が決まったノーマンの死体をエマが妄想するシーンがあります。ザックの生死が分からない時に、ザックとペペがバイヨン卿に殺される妄想シーンが描かれており、ノーマンの様にザックも生きている可能性があるということです。

ザックは生きてる？についての考察⑥、バイヨン卿との戦いでのザックとペペの動きを見ていくと、バイヨン卿の目的に気づいたザックがペペに、そのことをオリバーに報せに行けと言っています。ペペはザックと離れ、オリバーの元へ行ったのですが、その後、煙玉を取りに再びバイヨン卿と戦った場所に戻った可能性があり、その時ザックの安否を確認したのではないかと言われています。

ここまで「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックがバイヨン卿との戦いで死亡したとも言われていますが、実は生きてる？とも言われており、ザックの生存の可能性について考察してきました。ここからは、ザックの強さと認識番号について見ていきます。

ザックはゴールディ・ポンド（GP）にいる子どもたちの中でも、特に長く生き残っている一人で、リーダーのオリバーとトップを争うほどの実力者です。身体能力も非常に高く、武器を扱う能力もずば抜けており、常に危険な役割を引き受けています。そのため、ケガばかりしており、治療に詳しくなったということです。

鬼の中でも最強とされるレウウィス大公に迫る実力者と言われるバイヨン卿の担当になったのは、ザック自らの志望です。ザックは、そんな危険な鬼の相手は自分しかいないと自負しているからです。

ザックの認識番号は「QⅡ863-552」です。認識場能には法則があり、出身農園によってアルファベットや数字の組み合わせ方が違います。ザックは高級農園の一つであるグランド・ヴァレー出身なので、アルファベットの次にローマ数字があり、そして3桁の数字が2回続くという構成になっています。このように、認識番号は各農園によって構成が違うので、鬼たちは番号を見ただけでどこの農園出身者か分かるようになっています。

「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックは、仲間のために進んで危険な役割を担当するみんなの兄貴的存在です。そんな頼れる兄貴、ザックが好きだという感想です。

「約束のネバーランド（約ネバ）」のキャラクターの中で、一番好きなビジュアルはザックだということです。ザックは顔に傷があり、一見怖そうなイメージですが、実は仲間を想う気持ちの強い優しい少年です。そんなザックが好きだという感想です。

「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックが大好きで、早くアニメで観たいという感想です。アニメ放送は、第1期（全12話）が2019年に放送されました。内容は「グレイス₌フィールドハウス脱獄編」で、まだザックは登場していませんでした。第2期の放送が2021年1月に予定されているということで、ザックの登場が待ち遠しいということです。

いかがでしたか？「約束のネバーランド（約ネバ）」のザックが死亡した？それとも生きてる？について考察してきました。ザックの死体が描かれていないことや、バイヨン卿の動き、ペペの言動などからザックが生存している可能性が高いことが分かりました。ザックは仲間のためにいつも危険な役割を志望する、皆の兄貴的な存在でした。そんな頼もしいザックに注目して「約束のネバーランド（約ネバ）」をお楽しみください。