【進撃の巨人】ヒストリア（クリスタ）の子供の父親は幼馴染の青年？エレン説を考察

貴族出身の父親を持ちながらも妾の子として誕生したヒストリア（クリスタ）は、母親をはじめ周囲の人間からは毛嫌いされて孤独に育ちます。彼女を唯一相手にしてくれたのは、異母姉であるフリーダの存在だけでした。異母姉であるフリーダは彼女の傍にきては本を読んだり、文字を教えたりしてくれたのです。彼女が読んでくれた本の中には心優しく周囲の人間に親切にしてあげている少女の姿が描かれていました。

彼女は良い人だと思われて死にたいという思いからいつしかその本の少女を演じるようになっていたのです。そんな彼女も父親の巨人になって仲間のエレンを喰うという願いを拒否し、女王の座につきました。また、女王になった彼女は妊娠していたのです。彼女の子供の父親は誰？と注目が集まることになりました。そこで、彼女のお腹の中にいる子供の父親について、幼馴染の青年やエレン説などを考察していきます。

別冊少年マガジン（2009年10月号から）によって連載がスタートした「進撃の巨人（しんげきのきょじん）」は、1億部（2019年12月の時点）の世界累計発行部数を記録した世界中で人気の漫画となっています。大分県日田市出身の漫画家である諫山創（いさやまはじめ）さんによって描かれた進撃の巨人は、2011年からは韓国やアメリカなどでもコミックスとして発売され注目を集めるようになりました。

2020年4月の時点では31巻まで単行本で刊行された進撃の巨人では、マーレ人やエルディア人などの人間と何倍もの大きさの凶悪な巨人との戦いが繰り広げられており、グロテスクで残酷なシーンが多いダーク・ファンタジーとなっています。漫画の他にもゲームやテレビアニメなどさまざまな関連作品が制作・放送・販売されました。進撃の巨人では人間を喰らう巨人が最大限に活かされた異色の世界が広がっています。

知性を持っていない無垢な巨人は本能の赴くままに人間を喰らい周辺を破壊します。それとは別に知性を持った9つの巨人は人間になったり言葉を話したり思考したりすることができました。巨人の力を手にしたエルディア人はその力で国を支配していきますが、マーレ人もそれを利用しようとしたのです。戦うことを嫌ったエルディア帝国の王によって三重の壁が築かれそこでは安全でありながら閉鎖的な世界が広がっていきました。

金髪碧眼の美しいヒストリア（クリスタ）は、ウォール・シーナ北部に位置している小さな牧場で誕生しています。その小さな牧場は貴族家であるレイス卿の領地内に存在していました。可愛らしく美しい彼女の父親はそこの領主を務めているロッド・レイスだったのです。また、彼女の母親は彼の仕える使用人であり妾でもありました。妾の子として誕生した彼女は、母親をはじめ祖父母、周囲の人間からも疎まれて育ちます。

• 本名：ヒストリア・レイス
• 異名：クリスタ・レンズ（生き残るために使用した名前）
• 出身地：ウォール・シーナ北部
• 血液型：不明
• 誕生日：1月15日
• 年齢：15歳（第104期訓練兵団へ入団時は12歳）
• CV（声優）：三上枝織
• 身長：145㎝
• 体重：42kg

母親に投げ飛ばされてから誰にも愛されていないと感じた彼女は孤独な幼少期を過ごしました。周囲の人間は全て彼女を無視し続けたため彼女の居場所は人間の世界にはありませんでしたが、牧場には多くの動物たちがいたので、純粋な動物たちに癒されながら育ちます。ウォール・マリアが崩壊されたことで彼女は名前を変えて遥か遠い土地で慎ましく生きることを条件に追放され、その2年後に104期訓練兵団に入っています。

父親のロッドによって巨人化させられそうになったヒストリア（クリスタ）ですが、かつての同期であり仲間のエレンを助けたいと思う気持ちと、自分自身をこれ以上殺さないという決意から父親の望みを跳ねのけました。そんな彼女は自らが女王となって孤児や貧しく苦しんでいる人々を助けようと考えます。そのように決意した矢先、第107話では彼女の妊娠が明らかとなりました。

美しい女神のようなヒストリアが妊娠したことで子供の父親が誰であるのかが注目されるようになります。そこで、彼女のお腹に宿った子供の父親が誰であるのかを考察していきましょう。辛い過去を背負っている彼女は子供を妊娠していますが、暗い表情を漂わせています。その表情が何を物語っているのかもさまざまな観点から考察していきます。

第107話において女王となったヒストリア（クリスタ）の妊娠が発覚していますが、子供の父親が誰であるのかはわかっていませんでした。しかし、第108話において子供の父親であり彼女の夫となる男性が明らかとなります。子供の父親が誰かとさまざまな考察がされている中、思いもよらない男性が父親であり夫だったことがわかりました。子供の父親であり彼女の夫だったのは、同じ土地で育った幼馴染みの青年だったのです。

実の母親にも受け入れてもらえず誕生を歓迎されていなかった彼女は牧場では居場所がありませんでした。そんな彼女を守ってくれる大人は誰一人いなかったために当然幼少期はいじめられることになります。外へ出た際には周囲の家の子供たちに小石を投げつけられたり、悪口を言われたりしたのです。その中の男の子の1人であった幼馴染みの青年が彼女の夫であり子供の父親でした。

当時小石を投げていたとされる青年が、父親になったということは好意の裏返しによってそのようなことをしたと考察することはできます。そのため、彼女が女王となって孤児たちを育てるために牧場を経営するようになった際も、その償いをするために下働きとして孤児院にやってきたとも考察することができるのです。しかし、妊娠中の彼女の顔があまりにも暗いため、その妊娠は実は望んでいなかったものなのかもしれません。

女神と呼ばれている美しいヒストリア（クリスタ）は、子供の父親として登場した青年と話をしている時の表情がとても暗く描かれています。そのため、作中では自らその青年に近づいたとされていますが、何らかの事情があったのかもしれないと考察することができるのです。女王となった彼女は、自分の意志に反していたとしても女王という立場からは遂行しなければならないことが多くなったに違いありません。

国民のためであれば、自らが巨人となる決意も見せています。そのため、この妊娠は托卵の可能性があるのでは？と考察することができます。父親が誰かと話題になる中で父親を明らかにすることができない事情がある場合、女王である彼女は托卵であった場合形式的に父親を用意しなければなりません。そのため、近くにいた下働きの青年を父親にするためにそのように近づいたと考察することができるのです。

托卵とは、鳥類（カッコウ）が子育てや抱卵などを自分でせずに仮親に任せる行為を意味しています。その行為を人間に当てはめると、本当は父親でない他の誰かの男性と接触を持つことでその男性の子供だと思い込ませて子供を養育させる行為となるのです。そのような行為をする女性は托卵女子と呼ばれており、もしそれが事実だとした場合女王である彼女は托卵女子ということになります。

もしも、お腹の中の子供が托卵だった場合は、本当の父親が誰かということになります。悲惨な過去を背負っているヒストリア（クリスタ）の子供の父親についてはさまざま考察されていますが、無鉄砲な性格のエレンが父親候補にあがっていることが多いようです。そこで、子供の父親候補として上位にあがっているエレンの父親説を考察していきます。

本名を名乗ることを許されずに異名であるクリスタと名乗っていた当時の彼女は、絵本に登場している周囲に対して献身的に行動し誰からも慕われるような少女を見本にして生きることによって少しでも自分はいい人だったという記憶を周囲に持たせて死にたいと思っていました。その当時の彼女の本質を見抜いていたエレンは、彼女に必要以上に近づこうとはしませんでした。

しかし、男っぽい雰囲気のユミルと一緒に過ごしていくうちに彼女に心を開き本名を名乗って生きていく決意をします。そのため、今までの献身的ないい子を演じることがなくなり、ぶっきらぼうなエレンも彼女を気にするようになったのです。女王となったヒストリアが獣の巨人の継承を受け入れようとした際にも、彼女を庇っていました。お互いに庇い合うシーンが多いため2人は相思相愛なのではと考察することができます。

自殺願望によって兵士となったヒストリア（クリスタ）と母親を目の前で巨人によって捕食されてしまったエレンは内容は異なるとしても非常に辛い過去を背負っている者同士でした。そのため、多くの共通点を持っていたと考察することができます。その共通点とは、自分の父親によって運命を翻弄された生きてきたことや異母兄弟（姉妹）がいること、夢に心優しいフリーダが出てくる、大きな因縁を背負って誕生しているなどです。

誰が彼女のお腹の父親かと注目されていますが、多くの共通点を持っているエレンだからこそお互いにいつの間にか惹かれ合って結ばれたと考察することもできます。かつての悲劇を解決していくには地鳴らしが必要なのだとしたら、座標の力を発動させる必要がありました。

それを発動させるには、巨人化の能力を継承したヒストリアと好奇心旺盛なエレンの存在は欠かせないでしょう。それらの重要な要素を持っている2人はお互いに惹かれ合って結ばれ子供が誕生することになったとも考察することができるのです。

女王となったヒストリア（クリスタ）は、壁の中の世界で孤児で苦しんだり、貧しくて食べていけなかったりしている子供を集めて孤児院をやっていました。かつての自分のような生まれてこなければ良かったと思うような子供が1人でもいなくなるように、「そんなことはない」という言葉をかけてあげたいという目的を持てるようになったのです。彼女がそのような気持ちになったのは囚われたエレンの悲しむ姿を見たからでした。

始祖の巨人の力を手に入れたエレンは、両手を繋がれて生贄のような状態となっています。そこには、自分達王家の血を繋ぐために欲にまみれた父親から巨人化して目の前のエレンを捕食するように言われていました。しかし、自分の誕生を否定するエレンの姿を見た彼女は彼の中にかつての自分の姿を見たことで彼を助けようとします。

2人は辛い状況を乗り越えて逃げ出しているため、気持ち的に強く繋がったと考察することができるのです。また、彼ら2人が密会しているような描写も描かれていました。はっきりと断定することは難しいですが、密会していた可能性があり、心理的にも強く結ばれていそうな2人だからこそ子供を身ごもった可能性は高いでしょう。

お腹に子供を宿したヒストリア（クリスタ）の夫が誰？と注目を集めていますが、仲間であり同期のエレンが父親であろう説は、これまでの2人の関係を見る限りは濃厚と考察することができます。さらに、2人の関係を裏付ける理由としては作者である諫山創さんがハリウッド映画のようなCGクオリティを駆使している「ゲーム・オブ・スローンズ」の大ファンだからです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」という作品は、昼ドラのようなドロドロとした要素がたっぷりと詰まっている作品となっています。不倫や異母兄弟など進撃の巨人でもたくさん登場している内容が随所に施されているゲーム・オブ・スローンズ（王座奪還戦）の長編ファンタジーとなっていました。大好きな作品の影響は受けずにはいられないのが人間です。

かつて良い人と思われて死にたいと思っていたヒストリアも父親であるロッドが使用人の女性に不貞を働いたことによって誕生した娘でした。彼女には異母姉であるフリーダの存在があります。また、母親を巨人に捕食されてしまったエレンも、医者であるグリシャンの息子であり、異母兄であるジークの存在がありました。これらの事情からも2人が関係を持って子供が誕生したと考察することができます。

妊娠したヒストリア（クリスタ）の夫とされる人物は、牧場で下働きしていた幼馴染みの青年だと明らかとなりましたが、その青年と接している時の彼女の表情があまりにも冷たく、暗いために子供は望まれた存在でなかったとも、本当の相手は違うのではとの考察もされるようになっています。そんな中で彼女の父親として名前が多く上がっているのが無鉄砲な性格のエレンです。

また、女王となったヒストリアの妊娠のタイミングとエレンが変わった時期が一致しているためにそのような考察をすることもできました。マーレに負傷兵として潜伏することになったエレンは、彼女の妊娠を知ったことで単独行動をとるなどの暴走を行うようになったとも考察することができます。自分の子供が彼女のお腹に宿ったことを彼が知った場合、そのような行動をとることも十分考えられるからです。

世界の記憶を見ることができるエレンは、女王となったヒストリア（クリスタ）と接触を持ったことによって2度ほど世界の記憶を確認しています。彼は初めて世界の記憶を開いた瞬間は、礼拝堂の地下において活発で素直になったヒストリアが思わず彼の背中に触れた時でした。それによって彼は世界の記憶を開き見ることをできたのです。その次に世界の記憶を見たのは彼女の手にキスをした時でした。

触れた上に手にキスをしたことでより鮮明に感触まで体験することができた彼は、さらに深く世界の記録を見たいと思ったのは間違いないでしょう。そう考えるとさらに濃厚に接触をすることによって世界の記録を見たかったと考えることができます。そのため、最も濃厚に接触することに及んだのかもしれません。

「情熱大陸」というドキュメンタリー番組において進撃の巨人の最後の一コマが語られていました。人類の中で最強と言われている冷静沈着なリヴァイ兵長のような雰囲気で岩の上に立っていた作者の諌山さんは、最後の一コマは上記の画像のような大人が幼子を抱いているシーンだと明かしています。さらに、その男性からは「お前は自由だ」という言葉が発せられており、これが誰を意味し何を現しているのかに注目が集まりました。

美しく心優しい女王となったヒストリア（クリスタ）が現在妊娠していることから、この子供が妊娠している子供で、それを抱いている男性が父親であろうと考察することができます。また、最後の一コマを作者が語ったことでこの作品が終わりに近づいていることに寂しさを感じている人もいました。

進撃の巨人の最後の一コマについて作者が語ったことで、最後の一コマの画像について多くの人が注目するようになります。作者は今現在では最後はこのコマによって終了することを明かしていますが、状況によっては変更の可能性も十分あるとも話していました。大人の男性が赤ちゃんを背負っている姿を見る限り、現在妊娠している女王を務めるヒストリア（クリスタ）の子供であることは間違いなさそうです。

また、その赤ちゃんを抱いているのは父親であり、彼女の夫と考えることができます。髪型の雰囲気ではさまざまな因縁を背負っているエレンのようにも見ることができるでしょう。父親説にも有力候補として登場しているため彼が父親だと最後に明らかになるのかもしれません。また、これまで自分たちが受けたような父親によって翻弄された人生ではなく、自分の道を自由に進めという願いを込めていると考えられます。

王家の血を引くロッドを父親に持っているヒストリア（クリスタ）は、彼が使用人の女性に手を出したことによって誕生した子供となっています。そのため、その事実がバレてしまった際に母親は目の前で殺されてしまいました。自分も殺されそうになりますが、本名を名乗らずに遥か遠くで生活をするということで命だけは助けてもらいますが、辛い人生を歩むことになります。

しかし、女王となって人々の苦しみを救おうとしたヒストリア（クリスタ）も母親と同じようなことを繰り返そうとしているのかもしれません。父親の存在は明らかになっていますが、子供の妊娠をあまり喜んでいない彼女の様子を見る限り、お腹の中の子供も望まれて誕生したのではない可能性も含んでいました。そのため、母親と同じ運命をたどるのでは？と考えることもできるのです。

王家の血を引く父親の欲望によって人生を翻弄されてきたヒストリア（クリスタ）は、最後は父親の望みに背いて自分らしく生きることを決めます。しかし、妊娠した彼女の表情はかなり冷たく、暗くなっていました。「絶望」がテーマとなっている別冊マガジンに連載されているため、母親のように辛い運命をたどるのかと心配されていますが、彼女が報われる最後であってほしいと願っている人は多くいます。

登場当初は天使のように可愛らしいヒストリア（クリスタ）をかわいいと感じていた人は多かったようです。しかし、たくましく男らしいユミルとの出会いによって自分を取り戻していった彼女は次第に化けの皮を剥がしていきます。荒っぽい性格の女の子になった彼女の正体を見て多くの人がこっちのヒストリア（クリスタ）も魅力的だと感じたようです。

進撃の巨人の中で1番好きなシーンを共有している人は多くいます。その声の中には美しく可愛らしい天使のようなヒストリア（クリスタ）が生きる目的を発見し、自分が求めていた父親の存在をぶん投げるシーンが好きだと感想を寄せている人もいました。彼女が自分の意志を取り戻した瞬間であり、多くの人が感動したシーンでもあったようです。

誰にも愛されず必要とされてこなかったヒストリア（クリスタ）は、唯一の理解者で異母姉であるフリーダに読んでもらった本の献身的な少女を必死に演じてきました。しかし、同僚で仲間であるユミルとやり取りをしていく中で自分の本当の気持ちを取り戻し、彼女との別れによって性格が歪んでいきます。しかし、この歪んだ性格が魅力、好きだと高く評価している人もいました。

自分の生きる目的を見出すことができたヒストリア（クリスタ）は、父親の言いなりにならず仲間を助けて女王となります。そんな彼女は妊娠をしました。それによって子供の父親が誰かと注目を集めます。子供の父親が幼馴染みで彼女の孤児院の下働きをしている青年とわかりますが、多くの人は本当の父親は彼ではないのではと考察するようになりました。今後物語が進むことでそれらの事実が明らかになっていくでしょう。