【鬼滅の刃】不死川実弥の痣発現で25歳で死亡する？寿命やその後を考察

「鬼滅の刃」に登場する不死川実弥は、身体中に傷がある強面の風柱の隊士です。鬼に対して強い憎しみと不信感を持っており、炭治郎が鬼の妹・禰󠄀豆子を連れていたことが発覚した時は、強く処分を望んでいました。上弦の壱・黒死牟との戦いで身体に痣が出現しました。出現した痣は傘ぐるまのような形であり、痣ができた場所は右頬のあたりでした。痣の出現から、寿命は25歳なのではないかとされています。

「鬼滅の刃」は、2016年11号から人気少年誌「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画です。2020年24号にて、惜しまれつつも最終回を迎えました。2019年4月に2クールでアニメ第1期が放送され、監督にはアニメーターやキャラクターデザイナーとしても知られる外崎春雄、アニメーション制作にはufotableが携わりました。2020年10月には、アニメ第1期の続編となる映画「無限列車編」の公開が予定されています。

炭焼きの家業を継いだ主人公の炭治郎は、自宅のある山から降りて町へ炭を売りに出かけます。しかし、家に戻ると、家族は外部から侵入した鬼に殺されており、妹の禰󠄀豆子は体内に鬼の血液が入り込んだことで鬼と化していました。炭治郎は、禰󠄀豆子を人間に戻す手がかりを探し、家族を殺した鬼に復讐するために鬼殺隊に入ることを決めます。

不死川実弥は、柱という鬼殺隊の中では最上位の位につく隊士の1人です。風の呼吸法を使い、持っている日輪刀の色は緑色で、柄の部分は傘ぐるまのような形をしています。白色の髪を持ち、強面で全身に切り傷の跡があり、目は血走っています。性格は粗野ですが、周囲を思いやる優しい面も持ち合わせていました。趣味は甲虫の飼育、11月29日生まれで、年齢は21歳と成人しています。

好きな食べ物はおはぎですが、炭治郎に指摘された時は恥ずかしさから殴り飛ばしています。甘いものが好きというイメージと異なるためか、あまり周囲には知られたくないことのようです。口数が少なく誤解を受けやすい水柱の義勇とは折り合いが悪く、作中でも何かと衝突していました。痣は4本の羽がついた傘ぐるまのような模様をしており、痣ができた場所は右頬のあたりでした。

風柱・不死川実弥には、6人の兄弟と働き者の母、ロクでもない父親がいました。父親は、家族に暴力を振るう人物で、子供にもよく手をあげていたといいます。小柄だった母親は、暴力から子供たちを必死に庇っていたといいます。父親は、外で恨みを買ったようで、刺されて死亡しました。

母親がなかなか帰ってこないある夜のこと、扉から獣と思われる何かが家に侵入し、兄弟を次々と殺していきました。不死川実弥は、獣を外へと連れ出し、一晩中刃物で取り押さえます。生き残った玄弥は、外へ様子を見に向かいます。

そこには、刃物を持って立つ不死川実弥と、血だらけで倒れる母親の姿がありました。獣だと思ったものの正体は、鬼と化した母親であり、不死川実弥は玄弥を助けるために母親を殺したのでした。気が動転していた玄弥は、不死川実弥を人殺しと罵ります。

不死川実弥の弟・玄弥は、鬼になった母親を殺害して自分を守ってくれた兄を、人殺しと罵ってしまいます。そのことをずっと謝罪したいと思い、鬼殺隊に入りました。しかし、不死川実弥は、鬼殺隊に入った玄弥に辛辣な態度を取り続け、追い出そうとします。こうした態度を取り続けた理由は、鬼のいない平和な世界で幸せに暮らしてほしいという願いがあったからでした。

鬼になった母親を殺した不死川実弥は、大量の武器を持ち、捕まえた鬼を日の光にあてて退治するようになりました。そんな中、鬼殺隊の粂野匡近と出会い、育手を紹介してもらい、試験を突破して鬼殺隊に入りました。

不死川実弥は、鬼殺隊の粂野匡近との出会いによって、鬼殺隊の隊士となりました。粂野匡近とは、兄弟のように仲がよかったといいます。しかし、下弦の壱討伐時に粂野匡近は亡くなり、不死川実弥のみが風柱になりました。

風柱・不死川実弥は、上弦の壱・黒死牟との戦いで、身体に痣が出現しました。出現した痣は4本の羽がある傘ぐるまのような形をしており、痣ができた場所は右頬のあたりでした。黒死牟を倒した後、無惨との戦いでは亡くなった母親とあの世で再会しますが、再び現世に戻され意識を取り戻しています。最後まで生き残った不死川実弥でしたが、この時の年齢は21歳です。

痣が出現した隊士は、25歳で死亡するされています。日の呼吸の使い手であった継国縁壱は、痣が出現したにも関わらず25歳を超えても生き続け老衰で亡くなります。しかし、これは「例外」といわれるほど珍しいケースであるため、痣が出現した不死川実弥が25歳で寿命を迎え死亡する可能性は高いと考察されます。

上弦の壱・黒死牟、無惨との戦いで不死川実弥は、死の淵を彷徨います。そこで亡くなった母親と再会しました。母親は、鬼になって家族を殺したことを悔いていました。不死川実弥は、そんな母親と一緒に地獄へつき添うといいます。しかし、現れた父親に投げ飛ばされ、不死川実弥はあの世から意識を取り戻します。その後、彼岸朱眼を使って視力が低下したカナヲに、伊黒の相棒だった蛇の鏑丸を渡しました。

カナヲに鏑丸を渡した帰り、廊下で人間に戻った禰󠄀豆子と会います。寝るのが好きと屈託なく笑う彼女に、死亡した玄弥の姿を重ね合わせ、頭を撫でて去っていきました。その後、不死川実弥がどうなったのかは描かれていません。無惨が死亡し、鬼殺隊は解散しました。不死川実弥は、25歳の死亡時期を迎えるまで穏やかに余生を過ごしたのではないかというファンの推測が多くありました。

風柱・不死川実弥は、鬼殺隊の中でも最上位に位置する柱の隊士です。使う全集中の呼吸法は、風の呼吸でした。玄弥が黒死牟に殺されそうになった時は、颯爽と助けに現れ対等に刀を交えていました。痣が出現した後は、さらなる活躍を見せています。その後、悲鳴嶼行冥、時透無一郎、玄弥と共に上弦の壱・黒死牟を倒しています。

壱ノ型「塵旋風・削ぎ」は、渦をまくように地面に衝撃を与えながら、対象者を攻撃する技です。風柱・不死川実弥は、水柱の義勇との手合わせの時に使用していました。手合わせの際は、木刀を使用していましたが、この技で義勇の木刀にヒビを入れていました。その後、黒死牟との戦いでもこの技を使用しています。建物の柱をおるほどの威力がありました。

弐ノ型「爪々・科戸風」は、日輪刀を上から下に振り下ろし、4本の爪のような軌道で対象者を攻撃する技です。中距離型の技のようで、少し相手から離れた位置から使用していました。黒死牟の能力を面白いと評した後に使用した技でした。

参ノ型「晴嵐風樹」は、竜巻のような軌道の斬撃を繰り返す技で、近距離〜中距離型の技のようです。攻撃だけでなく、相手の攻撃をガードするのにも生かせます。不死川実弥は、この技を黒死牟との戦いで使用し、攻撃を防いでいました。

肆ノ型「昇上砂塵嵐」は、疾風のように吹き荒れる軌道を描く連続の斬撃技です。不死川実弥は、この技を黒死牟から斬り刻まれトドメを刺されそうになる玄弥を助けるために使用しました。

伍ノ型「木枯らし颪」は、飛び上がり空中で竜巻のような円形の起動を描いた攻撃を対象者に浴びせる技です。不死川実弥は、この技を義勇との手合わせの時に使用しました。この技に対し、義勇は雫波紋突きで対抗します。技がぶつかり合い、両者の木刀は粉々になっていました。

陸ノ型「黒風烟嵐」は、下から上に刀を振り上げる技で、うねりのあるしなやかな軌道を描きます。黒死牟の技、陸ノ型常世孤月・無間で深傷を負いつつも、不死川実弥はこの技を使用しました。

漆ノ型「勁風・天狗風」は、勢いをつけて飛び、回転した起動で対象者を攻撃する技です。上弦の壱・黒死牟との戦いで、悲鳴嶼行冥の壱ノ型蛇紋岩・双極の技をサポートする形で使用していました。

捌ノ型「初烈風斬り」は、勢いをつけて対象者に向かって走り込み、円状の起動を描いた攻撃を打ち込む技です。近距離〜中距離型の攻撃のようです。不死川実弥は、黒死牟を倒す時にこの技を使用しました。

稀血とは、一般的なものよりも栄養価が高い血液のことです。不死川実弥は、この稀血の中でもさらに珍しいとされる血液を持っていました。彼の血の匂いを嗅いだ鬼は、酒によったような状態になります。自身の血液の効能を知った不死川実弥は、身体に傷をつけて鬼を酔わせて戦っていたようです。

全身に傷があるのも、こうした戦い方によるものでした。上弦の壱・黒死牟は、陸ノ型常世孤月・無間で、不死川実弥に深傷を負わせます。その時、不死川実弥の稀血の匂いに酔っていました。上弦の鬼にも効力を発揮する凄まじい力のある血であることがわかります。

那田蜘蛛山の戦い後、炭治郎は鬼の妹・禰󠄀豆子を連れていたことが鬼殺隊内にばれ、柱合会議にかけられることになりました。鬼に対して強い憎しみと不信感を持っていた不死川実弥は、炭治郎と禰󠄀豆子の処分を望みます。

禰󠄀豆子が信用できる存在か試すため、自分の腕を切って血を見せました。上弦の鬼でさえひどく酔う効果のある血でしたが、禰󠄀豆子は顔を背けて耐えました。改めて振り返ると、禰󠄀豆子の意思の強さがわかるシーンとなっていました。

アニメ「鬼滅の刃」で風柱・不死川実弥役を演じた声優は、アトミックモンキー名誉会長を務める関智一でした。幼い頃から声優に憧れており、声優養成所を経て1991年に海外アニメでデビューを果たします。趣味に特撮や、フィギュア作りなどをあげています。情熱的なキャラクターや、クールなキャラクター、少年役など、幅広い役をこなすことで知られています。

代表的な出演作に、「機動戦士Vガンダム」トマーシュ・マサリク役、「ムカムカパラダイス」アンドレ役、「機動武闘伝Gガンダム」ドモン・カッシュ役、「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役、「天空のエスカフローネ」バァン・ファーネル役、「エルフを狩るモノたち」龍造寺淳平役、「忍ペンまん丸」ツネ次郎役、「カードキャプターさくら」木之本桃矢役、「火魅子伝」九峪雅比古役、「GTO」村井國男役などがあります。

風柱・不死川実弥は、無惨との戦いのその後、伊黒の相棒だった蛇の鏑丸を、視力が落ちたカナヲに渡しています。帰りに廊下でばったり会った禰󠄀豆子には、別れの言葉をかけています。不死川実弥は、黒死牟との戦いで身体に痣が出現しました。痣が出現し、もう先が長くないと悟っているのではないかといった意見も多くありました。

風柱・不死川実弥は、玄弥を守るために鬼殺隊に入りました。しかし、玄弥は、黒死牟との戦いで命を落としています。戦いの中で身体に痣が出現した不死川実弥の寿命は、25歳であろうとされています。21歳で、残りの寿命は4年です。守りたかった家族や仲間を失い、痣が出現し4年という短い寿命が残されたという状況は、あまりにも可哀想だといった感想も多くありました。

不死川実弥は、上弦の壱・黒死牟との戦いで生き残りますが、弟の玄弥を亡くしています。その後、無惨との戦いであの世で母親に会いますが、意識を取り戻しました。戦いが終わったその後、不死川実弥がどんな25歳の寿命までどんな人生を歩んだのかは、本編では描かれませんでした。25歳と寿命が短いことや、不死川実弥の性格などから考察すると結婚せず最後まで1人だったのではないかと予想する声も多くあります。

「鬼滅の刃」風柱・不死川実弥のプロフィール、痣の出現、25歳までに死亡する可能性、残された寿命、使用する技、無惨との戦いのその後などを紹介してきました。上弦の壱・黒死牟や無惨との戦いもかっこいいと好評でした。