2020年06月30日公開
2022年11月11日更新
【鬼滅の刃】冨岡義勇が笑顔を失った理由は?悲しい過去や錆兎との関係とは?
鬼滅の刃の冨岡義勇は、なぜ笑顔を失ってしまったのでしょうか?今回は冨岡義勇が笑顔を失った理由について、錆兎が関係しているという過去についてや半半羽織に隠された秘密についてをまとめています。重く悲しい過去を背負っておるという冨岡義勇ですが、鮭大根を使えば笑顔が見られるとの噂もあるようです。さらに彼の発した名言についてや、ネット上での評価などについても併せて紹介します。
冨岡義勇は水柱
大人気少年漫画の鬼滅の刃ですが、美男美女も多く人気の高いキャラクターが多数登場する作品です。今回はメインキャラクターの一人である水柱の冨岡義勇(とみおか ぎゆう)について、彼が笑顔を失ってしまった理由は何なのか、関連した過去のエピソードと共に紹介します。彼の着用する羽織や錆兎(さびと)とも関係があるようですが、笑顔を失うこととなったきっかけは一体どのような出来事だったのでしょうか?
鬼滅の刃の作品情報
冨岡義勇についてを紹介する前に、まずは鬼滅の刃という作品についての詳細を紹介します。鬼滅の刃は週刊少年ジャンプにて、吾峠呼世晴先生が描いていたダーク・ファンタジー作品です。2016年11号から2020年24号まで、全205話での完結となりました。
鬼滅の刃の概要
鬼滅の刃は大正時代を舞台とした作品で、鬼と人間との戦いを描いた物語です。2019年にテレビアニメ化されたことをきっかけに爆発的な人気となり、まとめ買いをするファンが急増したために一時期は書店からコミックスが姿を消すほどでした。
鬼滅の刃のあらすじ
竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、父親が亡くなるとその跡を継いで炭焼きをし、家族を養っていました。ある日炭を売りに行くために家を離れている間に、家族が鬼によって惨殺されてしまいます。唯一の生き残りであった妹の禰豆子(ねずこ)は鬼となっており、襲われかけた炭治郎は冨岡義勇によって命を救われます。
冨岡義勇のプロフィール
冨岡義勇は初登場時には19歳の青年で、一つに縛った黒髪と半半羽織が特徴的な人物です。誕生日は2月8日で、身長は176cm、体重は69kgです。詰め将棋が趣味で、アニメ版で声を担当しているのは声優の櫻井孝宏さんです。青みがかった刀身をしている日輪刀を持っており、水の呼吸を扱う水柱を担っています。鮭大根が好物で、無口でクールな印象を与えるキャラクターです。
冨岡義勇と炭治郎との出会い
冨岡義勇が初めて登場したのは、炭治郎が禰豆子に襲われていた場面でした。義勇は鬼となった禰豆子の姿を見つけると、問答無用で刀を向けようとします。しかしまだ人間の心が残っていることに気がついていた炭治郎は、義勇から禰豆子を庇い必死に守ろうとしたのです。そんな炭治郎の姿を見て、義勇は刀を引きました。
冨岡義勇は禰豆子を助けた
本編で初めて柱合会議が行われた際には、鬼である禰豆子を生かしておくべきではないとの意見が飛び交います。そんな中で、唯一炭治郎と禰豆子の兄妹の絆を目の当たりにしていた義勇は、禰豆子は他の鬼のように人を食わないと庇います。さらにもしも今後禰豆子が人を食うようなことがあった場合、責任を取って切腹することを宣言したのです。
冨岡義勇の実力や強さ
時に天然ボケのようなキャラクターとして扱われることもある冨岡義勇ですが、柱として活躍しているその実力は確かなものです。那田蜘蛛山で十二鬼月の下弦の伍である累と対峙した際には、水の呼吸を使いあっさり倒してしまいます。その際に使用した技は、自らの力で編み出した型だったのです。十分な実力の持ち主であることは明らかですが、義勇の自己評価が低い理由には笑顔を失ったきっかけも関係していました。
冨岡義勇が笑顔を失った理由や悲しい過去
無表情さが目立つものの、本来は心優しく情に厚いこともわかっているのが冨岡義勇というキャラクターです。そんな義勇も、かつては笑顔を見せる場面も登場していました。続いては、冨岡義勇という人物がなぜ笑顔を失うこととなってしまったのか、その悲しい過去についてを順番に紹介します。
冨岡義勇が笑顔を失った理由は最終選別での過去
現在は柱として活躍している冨岡義勇ですが、彼もかつては一般の隊士であり、炭治郎のように鬼殺隊に入隊するための試験を受けたこともありました。義勇が笑顔を失うこととなったきっかけは、鬼殺隊に入隊するための最終試験にあたる最終選別の場でのことでした。最終選別は藤襲山で行われるもので、鬼のいるその山の中で7日間を生き延びれば良いという内容です。
しかし「7日間生き延びれば良い」という条件の中、義勇は一度も鬼を倒すことなく最終選別を終えることとなりました。これは義勇以外の隊士も同様であったはずですが、それは同じく最終選別に挑んでいた錆兎が、たった一人でほとんどの鬼を倒していたからだったのです。そしてその錆兎自身は、多くの鬼を倒したがゆえに手鬼との戦闘で刀が持ちこたえられず、命を落とす結果となってしまいました。
過去にこうした一件があったからこそ、何もせずに生き残ってしまった自分自身に対し、義勇は水柱としてふさわしい人間ではないと考えるようになります。その後も努力を続けて水の呼吸の新たな型までもを編み出した義勇ですが、錆兎との過去を引きずり続けるあまりに自信を持つことができず、笑顔までもを失ったまま隊士を続けてきたのでした。
冨岡義勇は鮭大根で笑顔を取り戻す?
錆兎が生きていた頃には笑顔を見せることもあった義勇ですが、もうその笑顔を見ることができないのかと悲しむファンも多いはずです。しかし笑顔が消えた冨岡義勇も、好物の鮭大根を前にすると笑顔を見せるとの噂もありました。これは隊士の中に「鮭大根を前に微笑む富岡の姿を見た」との目撃談があったためで、鮭大根があれば義勇の笑顔が見られるのではないかとされているようです。実際に鮭大根とのグッズも登場しています。
冨岡義勇と錆兎との関係
鮭大根が笑顔の鍵となっているらしい冨岡義勇ですが、笑顔を失うきっかけとなった錆兎との関係についても知っておきたいところです。続いては過去に共に生活をしていた錆兎との関係についても、順番に紹介します。義勇の過去に大きく関わる人物の一人ですが、彼の身に着けている羽織にもまた、錆兎と大きく関係があることがわかりました。
錆兎との関係①錆兎とは同期だった?
錆兎は炭治郎が最終選別に向けての修行を行っている時に、不意に現れた謎多き人物でした。そんな錆兎は実はかつて義勇と共に修行を積んだ人物で、親友とも呼べる存在だったのです。錆兎と同じく登場した真菰と義勇の三人は、それぞれ天涯孤独の身の上でありました。鱗滝のもとで水の呼吸を学んだ三人は、親友であり同期であり、血は繋がっておらずとも家族のような存在でもあったのだと考えられます。
そんな錆兎が共に挑んだ最終選別の場で命を落としたと知り、自分にもっと力があれば彼は生きていたのではないかと後悔し続けていました。錆兎が命を落とす前に、義勇は鬼に襲われたところを彼に救われていました。それゆえに後悔の念が強くなったと考えられ、トラウマとして残り続けることとなります。自分ではなく錆兎こそが水柱になるべき人間であったとも吐露しています。
錆兎との関係②羽織の秘密
義勇は不思議な半半羽織を身に着けているのも特徴的です。よく見ると錆兎が身に着けていた着物と同じ柄であることがわかりますが、実はこの羽織は実際に錆兎のもので、自分自身の非力さを忘れないために形見として身に着け続けているのではないかと考えられています。オシャレな羽織だと思ったファンもいたかもしれませんが、実際には重い過去を背負い続けていたことがわかります。
一方で羽織のもう半分に関しては、こちらも形見であることがわかっています。義勇にはかつて蔦子という姉がいましたが、祝言の前日に鬼に襲われてしまい、自分を庇ったことで姉は命を落としてしまいました。この姉の着物が羽織の半分であることが、鬼滅の刃のファンブックの中で明かされています。義勇の半半羽織には、二人分の形見を背負っているのだという秘密が隠されていました。
冨岡義勇は嫌われ者?
柱の中でもコミュ障ともいわれている冨岡義勇ですが、実は嫌われ者疑惑も浮上しているようです。続いてはなぜ冨岡義勇が嫌われ者と思われてしまっているのか、その理由やちょっとかわいい天然エピソードなども順番に紹介します。鮭大根の前では笑顔を見せるとも噂される義勇ですが、果たしてどんな理由から嫌われ者とされてしまっているのでしょうか?
冨岡義勇はいつも説明が足りない?
過去につらい思いをしたことでネガティブな性格になってしまった義勇ですが、その性格に比例するように口数もどんどん少なくなってしまいました。他の柱たちとも意思疎通が難しく、蟲柱の胡蝶しのぶからは歯に衣着せぬ物言いで「だから嫌われるのだ」と指摘を受けています。しかし当人に嫌われ者の自覚はないようで、しのぶの発言に対しては嫌われていないときっぱり否定を返しています。
冨岡義勇の天然エピソード
そんな義勇には、元々が天然キャラクターなのではないかと思わせるエピソードも存在していました。風柱の不死川実弥は、好物がおはぎであることが判明しています。そんな実弥に対して、今後は懐に彼の好物のおはぎを忍ばせて渡してあげようという発想に至っていました。同じく天然なところのある炭治郎は同意するのみであったために、ツッコミ役が必要だと感じたファンも多かったはずです。
冨岡義勇のかっこいい名言集
鮭大根が好きな天然キャラの冨岡義勇ですが、作中では人気の高いキャラクターの一人です。続いては鬼滅の刃の本編の中で冨岡義勇が発した、かっこいい名言についても少しだけ紹介します。物語の序盤で登場した有名な名言から、天然とは思えないかっこいい名言まで要注目です。
冨岡義勇の名言①「生殺与奪の権利を他人に…」
言葉足らずだと言われる義勇ですが、そんな彼のもっとも有名な名言といえば、炭治郎に向けられたこちらのセリフです。禰豆子を守りたい一心で無抵抗な姿を晒していた炭治郎ですが、そんな姿を見た義勇は怒りを露にしイメージとは正反対の大声で、無抵抗な状態でいることを咎めました。当時は理由がわからなかったファンも多いはずですが、錆兎との過去を知ってからは怒り出した理由が理解できるかもしれません。
冨岡義勇の名言②「俺は水柱になっていい人間じゃない…」
十分な実力を兼ね備えている義勇ですが、自分自身に対して不相応な立場にいるのだと、心の内をこぼした時の名言がこちらのセリフです。激闘を経て最終選別を生き延びた炭治郎たちとは異なり、自らは鬼を倒すことすらせずに試験を通過してしまったことが、ずっと引っ掛かり続けていたのであろうことがわかる一場面です。
冨岡義勇の名言③「炭治郎を殺したければ…」
こちらは圧倒的な力の差を前にピンチに陥った際の、猗窩座(あかざ)との戦いの場で放たれた名言です。後輩である炭治郎と二人で上弦の鬼を倒さなければならないという場面で、後輩の命を守るために自らが注意を引こうと声を荒げました。
冨岡義勇に関する感想や評価
過去の一件で笑顔を失ってしまったことがわかった冨岡義勇ですが、鬼滅の刃のコミックスを読んでいるファンからは、どの様な評価を得ている人物なのか気になる人もいるのではないでしょうか?続いては冨岡義勇というキャラクターに対する、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。
今更ながら鬼滅の刃を見ている∧( 'Θ' )∧
— けろ🐶🐶 (@kerokero2828) June 27, 2020
おもしろいね∧( 'Θ' )∧義勇さんかっこいいね∧( 'Θ' )∧
冨岡義勇というキャラクターに対して、素直にかっこいいという感想を持つ人は多いようです。イケメンなビジュアルはもちろんですが、物語が進行していくほどに彼の持つ人間味なども明らかになり、気づけば内面にも夢中になってしまう人が増えているのかもしれません。
私鬼滅見ようと思ったのTwitterで流れてきた義勇さんの「生殺与奪の件を他人に握らせるな!惨めったらしく蹲るのはやめろ!そんなことが通用すればお前の家族は殺されていない!」がかっこいい!って思ったからなのよ
— 葵翠🥕 (@midoninjin) June 27, 2020
見てわかった、天然でクールなかわいいキャラだこの人
初めて目にした時と、作品を知ってからの印象がガラリと変わったという感想も多く見られました。過去のエピソードや炭治郎たちと関わっていくことで見えてくる新たな一面があり、鮭大根の一件や時折挟み込まれる天然なエピソードなども、印象を変える要因のひとつとなったのかもしれません。
義勇さんの笑顔がヤバいww https://t.co/xItjFGlFIO
— mariko☆医薬品登録販売者 (@uni1028mari) June 25, 2020
ファンからも笑顔が見たいと言われる冨岡義勇ですが、ちょっと違った笑顔が公式の小説の挿絵などで見られることもあるようです。こちらでは完全にネタキャラとして扱われているような雰囲気ですが、こういった美味しい扱いができる立ち位置というのも、義勇という人物の強みのひとつなのかもしれません。
冨岡義勇が笑顔を失った理由まとめ
水柱の冨岡義勇について、笑顔を失うきっかけとなった過去の出来事や好物の鮭大根に関した噂などをまとめて紹介しました。これまで他のキャラクターにばかり目を向けていたという人も、興味を持つことができたのではないでしょうか?
既に原作は最終回を迎えてしまった鬼滅の刃ですが、魅力的なキャラクターが多数登場する作品としても知られています。10月には劇場版の公開も控えていますし、この機会に改めて原作を1から読み返してみたり、アニメを視聴してみるのも良いのではないでしょうか?