【進撃の巨人】実写版映画の感想・評価をネタバレ！原作とあらすじ・設定が違う？

『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）は近年最も話題になった実写化作品の一つであり、日本映画の枠を超えたCG技術とアクションシーンが大きな話題となりました。漫画、アニメともにメガヒットを記録した作品なだけに、多くのファンが注目した作品として知られています。ここではまず『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）や原作の基本情報をまとめていきます。

『進撃の巨人（しんげきのきょじん』は諫山創による漫画作品であり、壮大な世界観や衝撃的なシーンの数々で圧倒的な人気を獲得した作品となっています。累計発行部数1億部を突破し、世界中にファンを生み出したメガヒットコンテンツとなっています。『別冊少年マガジン』で2009年から連載されており、三度のアニメ化がされていることでも話題になっています。

『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）は2011年に実写映画化の制作が発表され、2015年、前後篇2部作で公開されました。前篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』というタイトルで公開されて、興行収入は前篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が32.5億円、後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』が16.8億円を記録しました。

ここからは『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）と原作でのあらすじや設定に違いなどをネタバレありでまとめていきましょう。『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）は数多くの点で原作やアニメと違っており、多くの『進撃の巨人』ファンを驚かせました。細かい設定やキャラクター設定の違いはもちろん、主人公の境遇を巡る相違点や超人気キャラクター『リヴァイ』を巡る相違点など数多くのことがネット上で論争を生みました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）と原作のあらすじ・設定の違い①は『エレンやミカサなどのキャラ設定』です。最も重要と言える主人公エレンとヒロインであるミカサのキャラ設定が変更されており、ストーリー展開が分かりにくくなっているという意見が多くあります。まずファンが挙げるのはミカサの性格の変更です。女性キャラクターナンバー1の人気を誇るミカサはクールで無口な美少女として存在感を放っています。

しかし、実写版のミカサは元気いっぱいの明るい女の子として描かれており、違和感を感じたファンが多くいました。そして、主人公エレンが巨人を敵視するきっかけとなった母親の死も描かれていません。この母親の死がないため、エレンが巨人に対して敵愾心を持つ描写が分かりにくくなってしまっていると批判されました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）と原作のあらすじ・設定の違い②は『リヴァイ兵長とシキシマ隊長について』です。『進撃の巨人』の人気ナンバーワンであるリヴァイの存在が実写版でオリジナルキャラクターに変えられたことが多くのバッシングを浴びました。主役以上の活躍を見せるといっても過言ではないリヴァイの除外に多くのファンは怒りの声を挙げています。

ここからは『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由をまとめてきます。興行収入という面では50億円近い売り上げを見せたものの、『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）は評価が低いと言われています。その理由は数多く挙げられており、実写版映画（劇場版）のストーリー展開やセリフ、基本設定など評価が低い理由をまとめていきます。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由①は『ストーリー』です。圧倒的なスケールで描かれる『進撃の巨人』ですが、実写版ではストーリーや基本設定に変更が加えられています。東洋人はほとんどが虐殺されて希少な人種となってしまった原作に対して、実写映画ではストーリーの舞台は東洋に置き換えられています。そのため登場するキャラクターたちも東洋人がメインとなっています。

ストーリーのあらすじもかなり多くの変更がなされており、残虐なシーンはカットされていたり、キャラクターの性格や動機が変更されていたり、主人公のバックボーンが描かれていなかったりと前編と後編の二作にまとめるには無理があったと言われています。主人公たちのバックボーンをしっかり描かなかったために、安っぽい展開になってしまったと数多くのファンが失望の声を上げました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由②は『セリフ回し』です。印象的なセリフと名言で知られている『進撃の巨人』ですが、実写映画ではそのセリフの登場シーンなどにも疑問の声が挙がりました。巨人との戦闘の流れでキャラクターたちが発する名言は多くのファンを魅了しましたが、実写映画ではあまりにも唐突にセリフが発せられ、情緒も何もないほどのセリフ回しでファンを落胆させました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由③は『名前が外国人風である違和感』です。エレン、ミカサ、サシャなど外国人の名前が多い作品なので、日本人俳優が演じていることの違和感がぬぐい切れないというファンが続出しました。原作『進撃の巨人』では東洋人は貴重な存在であり、生き残っているのはミカサだけという設定です。そのため日本人俳優ばかりのキャスティングには疑問の声が挙がりました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由④は『恋愛要素』です。恋愛要素は極めて少なく、ミカサによるエレンへの想いも明確に『恋愛』としては描かれていません。それほど切迫した状況であり絶望に満ちた世界での話なので、原作には『恋愛要素』はほとんどないと言えます。しかし、実写映画の予告編ではミカサのキスシーンなどがあり、原作のファンを激怒させてしまいました。

進撃の巨人の実写版映画（劇場版）の評価が低い理由⑤は『BGM』です。壮大な世界観や絶望的な戦いが描かれる『進撃の巨人』はアニメも好評で、アニメの音楽演出もファンには好評でした。一方の実写映画では『SEKAI NO OWARI』の「ANTI−HERO」や劇中の挿入歌などがファンに不評であり、安っぽい映画になってしまったと酷評されました。

ここでは『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）のキャスト情報をまとめていきましょう。数多くの個性的なキャラクターが登場することも魅力の一つであり、『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）のキャストはネット上でも大きな話題となりました。進撃の巨人の実写版映画（劇場版）のキャストは賛否が渦巻く結果となっており、ここではキャスト情報のまとめや出演作品などもまとめて紹介します。

主人公であるエレン役を担当したのは人気イケメン俳優として知られる三浦春馬です。主人公であり『巨人』になるという特殊能力を持ちながらも、精神的に弱い一面を垣間見せる主人公エレンを好演しました。近年では抜群の肉体美やミュージカル俳優としての歌唱力も評価されてきています。

実写映画である『進撃の巨人』ではワイヤーでのアクションシーンも果敢にこなしたことで評価を上げました。三浦春馬の近年の代表作にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの小説を基にした『わたしを離さないで』や韓国ドラマのリメイク『TWO WEEKS』などの話題作があります。

主人公の幼馴染で圧倒的な戦闘の才能を見せるミカサ役を担当したのはモデルとしてもカリスマ的な人気を誇る水原希子です。ヒロインとして存在感を放ち、圧倒的な戦闘力を見せるミカサを演じました。キャラクター設定の違いなどから酷評されてしまいましたが、アクションシーンなどは高評価を受けました。近年の代表作は『嘘の戦争』や『グッドワイフ』などがあります。

主人公の幼馴染であり、頭脳派の一面を持つアルミン役を担当したのは高い演技力で人気を博している演技派俳優の本郷奏多です。数多くの実写化作品に出演し、高い演技力と再現度を見せつけた本郷奏多なので本作でも高い演技力を見せつけました。本郷奏多の近年の代表作に『キングダム』や『鋼の錬金術師』、『大河ドラマ 麒麟がくる』などがあります。

映画オリジナルキャラクターであるシキシマ役を担当したのは大河ドラマの主演も務める人気実力派俳優の長谷川博己です。リヴァイが登場しない代わりに用意されたのがシキシマであり、実力派俳優として高い評価を獲得している長谷川博己が起用されたことには様々な感想が挙がりました。長谷川博己の近年の代表作にNHK大河ドラマ『麒麟がくる』や『まんぷく』などがあります。

巨人に興味津々の変わり者であるハンジ役を担当したのは圧倒的な美貌で性別を問わず支持されている石原さとみです。主役級の女優である石原さとみがキャスティングされたのは大きな話題になりましたが、強烈なキャラクターで知られるハンジ役としては低評価を受けてしまいました。石原さとみの近年の代表作に『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』や『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』などがあります。

エレンたちの同期であるサシャ・ブラウス役を演じたのは高い演技力で評価を受ける若手女優の桜庭ななみです。食欲にどん欲な田舎娘を演じ、弓矢を使いこなす姿は好評を博しました。数少ない原作キャラとして活躍し、桜庭ななみの演技もファンには好感を持たれました。桜庭ななみの近年の代表作に『ホーム・ノット・アローン』や『連続テレビ小説 スカーレット』などがあります。

ここからは『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）のあらすじのネタバレ紹介をまとめていきます。『進撃の巨人』は壮大な世界観であることでも知られており、実写化される際にはストーリー展開なども注目されていました。前後編に分かれて公開するという日本映画としてはかなり大きな規模で制作されていたので、ファンも期待を膨らませていました。ここでは前後編に分けてネタバレあらすじを見ていきます。

あらすじネタバレ①は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』です。2015年8月1日公開の前篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は巨人の登場からエレンが調査兵団へと入り、訓練を通じて成長していく様子が描かれています。元々は2013年秋の公開を予定していましたが、監督の降板などがあり2015年にまで後ろ倒しされた経緯があります。それでは『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のあらすじのネタバレ紹介に入りましょう。

100年前に人類は巨人に襲撃されて壁を作り、その中での生活を余儀なくされていました。人類は巨人によってその半数を殺されてしまい、生き残った人類は巨人が侵入できない高さの3つの壁を作り、何とか生き残る生活で100年間巨人との接触を防いでいました。壁の中で生活する少年エレンと幼馴染のミカサ、アルミンも巨人と無縁の平和な生活を送っていました。

しかし、そんな日常はある日崩壊してしまいます。100年間、何事もなく過ごしていた壁の外に突如、超大型巨人が現れて、壁を崩壊させてしまいます。壁の中で平和に暮らしていたエレンやミカサも巨人との戦いに向けて、『調査兵団』への入団を希望しました。そして、エレンは自分でも知らなかった謎の力を発揮し始めて人類の切り札になる可能性を見せ始めます。

あらすじネタバレ②は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』です。2015年9月19日公開の後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は前編の一か月後に公開が開始され、シークレットキャストとして草彅剛や緒川たまきなど豪華キャストが追加されて話題になりました。後編は巨人の成り立ちなどが描かれ、シキシマの正体などが明かされました。ここからネタバレ紹介に入りましょう。

みなを守るために巨人となったエレンですが、エレンの処遇は生存者たちの中でも分かれていました。エレンは人類の敵か、それとも切り札か、人類は選択を迫られていました。しかし、突如現れた第二の巨人によってエレンは攫われてしまい、調査兵団はエレン奪還に動き始めます。シキシマの活躍によってエレンは解放されましたが、シキシマはその過程で『巨人』の正体に近づきていました。

シキシマたちは巨人を作り出したのが人間であり、その人間たちは上層部にいるという結論に至りました。シキシマは上層部と壊滅させるために作戦を指示しますが、人間を殺すことに兵士の中でも意見が分かれてしまいます。そして、攫われたエレンと再会したシキシマたちですが、そこでシキシマこそが『鎧の巨人』であることが判明してしまいます。

ここからは『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）に関するネット上の感想や評価などをまとめていきましょう。『進撃の巨人』は世界的にも高い人気を博しており、実写版映画（劇場版）に際しては数多くのファンから注目を浴びました。そのため『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）に関する感想や評価はネット上で数多く見つけることができます。

『進撃の巨人』の実写版映画は超話題作と言われていました。近年最も話題になった漫画と言っても過言ではない『進撃の巨人』の実写化はネット上でもかなり大きな話題になったことでも知られています。ネット上には『進撃の巨人実写版やばい グロいシーンもはっきり鮮明に表現されてる』という感想や『進撃の巨人の実写版やばい。脚本町山さんとかマジかよ』という感想などが挙がっています。

『進撃の巨人』の実写版映画は批判が殺到した作品ということでも知られています。熱狂的なファンも多い作品なので、そのクオリティーの低さに多くにファンが激怒しました。ネット上には『実写版の進撃の巨人4DXは最悪でした』という感想や『進撃の巨人実写版 めちゃ最悪やわ』という感想、『実写版進撃の巨人は最悪過ぎて面白い』という感想などが挙がっています。

リヴァイがいないことに怒りの声も集まりました。作中一番の人気キャラクターと言っても過言ではないリヴァイを別キャラクターに変えたことは多くの批判を受けてしまいました。ネット上には『実写版進撃の巨人とかリヴァイ兵長をそもそも無くしてよく分からん強いおっさんを代換えしてるのよく分からなかった』という感想や『進撃の巨人の実写版見てたんだけどリヴァイいなくて萎えてる』という感想などが挙がっています。

『進撃の巨人』の実写版映画のキャスティングも話題になっています。数多くの豪華キャストは注目されており、人気の高い俳優が抜擢されています。ネット上には『進撃の巨人の実写版映画のキャストやばい』という感想や『進撃の巨人の実写版映画でキャストが豪華』という感想、『進撃の巨人の実写版映画のキャストがいろいろちょっと面白いことになってる気がする』という感想などが挙がっています。

『進撃の巨人』実写版映画としては興行収入的に成功したと言われています。前後編合わせて興行収入50億円近くを記録したので、映画的には成功しています。そのためネット上には『そう言えば実写版『進撃の巨人』も興収的には大成功！ってことになってしまっている』という感想や『実写版進撃の巨人は興収だけで評価なら名作扱いだな。』という感想などが挙がっています。

数多くのキャストが登場し原作ファンから批判されてしまいましたが、桜庭ななみだけは原作ファンにも好評を博しています。ネット上には『桜庭ななみのサシャが好き。』という感想や『進撃の巨人実写版みたぞ！桜庭ななみもいい感じだったな』という感想、『実写版映画「進撃の巨人」でサシャ役を演じている桜庭ななみが可愛すぎる件！』という感想などが挙がっています。

今回は『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）の感想や評価、ネタバレあらすじ、キャラクターを演じたキャストたち、原作『進撃の巨人』との違いなどをネタバレありでまとめてきました。圧倒的なスケールと残虐なバトルシーン、謎の多い物語などが魅力であり、実写映画化の際にはネット上でも大きな話題になり、世界中のファンから注目が集まった作品として知られています。

また『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）はキャスティング、ストーリー、BGM、オリジナルキャラクター、演出など様々な点でファンから不評だった作品としても知られています。世界的にも人気のある作品なので、『進撃の巨人』の実写化は世界中で話題になりました。興行収入という面では成功している作品なので、今回のネタバレ紹介を参考に『進撃の巨人』の実写版映画（劇場版）にも注目してみてください。