【進撃の巨人】エレンが硬質化できる理由は?人間と巨人体時の能力を考察

『進撃の巨人』の王政編の最後にエレンは硬質化ができるようになります。それまでエレンは何度も硬質化の訓練をしてきましたが、どうしても硬質化を使うことができませんでした。なぜエレンが硬質化の能力を突然使うことができるようになったのか、ここではその理由を紹介します。また「叫び」など、エレンが保有している進撃の巨人・戦鎚の巨人・始祖の巨人の能力についてもまとめています。

【進撃の巨人】エレンが硬質化できる理由は?人間と巨人体時の能力を考察のイメージ

目次

  1. エレンとは?
  2. エレンが硬質化できる理由はなぜ?
  3. エレンの人間と巨人体時の能力
  4. エレンのアニメ声優
  5. エレンに関する感想や評価
  6. エレンが硬質化できる理由まとめ

エレンとは?

進撃の巨人の作品情報

『進撃の巨人』に登場するエレン・イェーガーは進撃の巨人と始祖の巨人と戦鎚の巨人の能力を持つ主人公です。エレンは硬質化に特化した戦鎚の巨人を継承する前から硬質化を使う事ができていました。ここではなぜ硬質化の能力を得たのか、その理由を解説する前に『進撃の巨人』の作品情報をまとめています。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは、別冊少年マガジンという月刊誌で連載されている漫画です。『進撃の巨人』は年齢性別関係なく人気の高い漫画で、ハリウッド映画化も決まっています。また2013年からはアニメ放送が始まり、最終章となる第4期が2020年の秋にNHK総合テレビでの放送が決まっています。アニメの主題歌「紅蓮の弓矢」も人気で、アーティストのLinked Horizonは紅白歌合戦にも出演しました。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』の主人公・エレンは5年前の巨人の襲撃によって母を亡くしました。巨人と戦う力をつけるために訓練兵団に入ったエレンは過酷な訓練を終えて、いよいよ卒業する日がきます。しかしその日、超大型巨人によって2度目の襲撃を受けました。エレンは戦うもののアルミンを助けて巨人に食べられてしまいます。しかしエレンはその巨人の身体を突き破り、進撃の巨人となって復活するのでした。

エレンのプロフィール

エレン・イェーガーとは『進撃の巨人』の主人公です。物語開始当初は10歳で、訓練兵団へ入団したのが12歳、トロスト区襲撃時が15歳、マーレ編からは19歳となっています。ウォール・マリアのシガンシナ区出身で、ミカサとは家族ですが血は繋がっていません。髪の毛は黒髪で瞳の色は灰色です。アニメでは茶髪に翠色に変更されています。

性格は感情的に動くことが多いため、同期の104期生からは「死に急ぎ野郎」と言われることもあります。幼いころから狂気的な性格を秘めており、ミカサを助けるために拉致犯を惨殺したこともあります。父・グリシャの育て方が悪かったわけではなく、これはエレンの元来の性格によるものです。

なぜそのような思考になったのかは不明ですが、悪者だと認識した者には容赦がないところはある意味グリシャに似ています。10歳の頃にグリシャから進撃の巨人と始祖の巨人を継承しましたが、継承した時のショックで長い間記憶を失くしていました。マーレ編では戦鎚の巨人も継承しています。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

エレンが硬質化できる理由はなぜ?

硬質化できる理由は瓶に入った液体を飲んだから?

エレンは当時進撃の巨人と始祖の巨人を持っていましたが、この2つの巨人は硬質化に特化した巨人ではありませんでした。そのため、エレンは何度も硬質化の訓練をしていましたが失敗ばかりしていました。その頃、中央第一憲兵団がエレンとヒストリアを狙って何度も襲ってくるようになります。これにより調査兵団と王政は対立することになります。

その状況でなぜエレンが硬質化を使うことができるようになったのかというと、エレンがある瓶を手にしたからです。そのシーンが描かれたのは『進撃の巨人』の16巻です。ロッド・レイスはエレンを拘束し、ヒストリアに九つの巨人を継承させようとしていました。しかしヒストリアは継承を拒絶し、脊髄液の注射を叩き割ってしまいました。

あとがなくなったロッドはこぼれた脊髄液を舐めて自ら巨人になり、ヒストリアとエレンを襲いました。エレンは生きる意味を失って弱気になっていましたが、仲間達はまだ諦めていませんでした。エレンはヒストリアとリヴァイの言葉で戦うことを決心し、とっさに側に落ちていた「ヨロイ ブラウン」と書かれた小瓶の中身を飲みました。

この瓶の中身を体内に取り込んだことでエレンは硬質化を自在に使うことができるようになり、仲間たちを守ることができました。この瓶は鎧の巨人の脊髄液が入っていたのではないかといわれています。ロッドが持っていたバッグの中に入っていた瓶なので、マーレによって鎧の巨人が管理される前に脊髄液を取っていたのではないかと考えられています。

硬質化できるようになり壁の生成も可能に

エレンは「ヨロイ ブラウン」という瓶の中身を飲んだことで、硬質化を利用してウォール・マリアの壁の穴を塞ぐ事ができるようになりました。さらにはこの硬質化を利用して巨人を討伐する新兵器も作られます。この新兵器は人が巨人に近づいて直接討伐する必要はないので、格段に死傷者が減りました。

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エレンの人間と巨人体時の能力

エレンの人間時の能力

エレンは人間時でも進撃の巨人の能力と戦鎚の巨人の能力を使うことができます。戦鎚の巨人の能力を得る前は巨人化しなければ硬質化が使えませんでしたが、戦鎚の巨人を得たことで人間のまま日の当たらない地下室に居ても能力を使えるようになりました。そして進撃の巨人は、歴代進撃の巨人の能力者と未来の継承者の記憶を見ることができる能力です。

進撃の巨人の継承者は未来や過去の継承者に干渉することができるので、過去改変することも可能です。エレンは地下室にあったグリシャの手記を読んだのを皮切りに過去の継承者達の記憶を見ることができるようになりました。実際に牢でエレンが過去の継承者であるクルーガーとグリシャの記憶を話し、アルミンがそれを記録しているシーンがあります。

また、始祖の巨人の座標にたどり着いた時はジークの能力によって過去をさかのぼりました。そこでも巨人化せずにエレンはグリシャの記憶に干渉していました。エレンは過去のグリシャの行動のほとんどを指示しており、始祖の巨人を食べるように言ったのもエレンでした。

エレンの巨人体時の能力

エレンの持つ進撃の巨人の能力は主に記憶をたどる能力なので、巨人化してから特別な戦闘能力を得ることはありません。しかし始祖の巨人と戦鎚の巨人は巨人化した時にも能力を発揮します。

戦鎚の巨人は硬質化物質を出現させ、その物質を自在に操る事ができます。本体と巨人は別の場所にいても操作することが可能で、項を狙っても本体を倒すことはできません。出現させた硬質化物質は戦鎚に変形させて敵を殴り潰したり、棘のような硬質化物質を出して敵を突き刺したりして戦います。また戦鎚の巨人の硬質化物質は鎧の巨人の硬質化よりも硬度が高いといわれています。

始祖の巨人はエルディア人の記憶を改ざんしたり、巨人の硬質化能力を解除することができます。実際に80年前の巨人大戦の後、当時のフリッツ王はエルディア人を連れてパラディ島に向かい、人々に壁の外は巨人によって支配されたという記憶の改ざんを行いました。硬質化解除については、エレンが「地鳴らし」を使う時に描かれました。

叫び

エレンの始祖の巨人の能力には他にも「叫び」があります。エレンは一度だけ「叫び」のような能力を使ったことがあります。それはライナー達に拉致されそうになったエレンが近くにいた無垢の巨人に襲われそうになった時です。無垢の巨人の正体は王家の血筋であるダイナでした。エレンはたまたま巨人となったダイナに触れます。

すると調査兵団を襲っていた無垢の巨人が突然ダイナに襲いかかったのです。これによりエレンが始祖の巨人を持っていると分かり、ライナーとベルトルトはなんとしてもエレンをマーレに連れて帰ろうとしました。しかしエレンが「来るんじゃねぇ!!てめぇら!!クソ!!ぶっ殺してやる!!」と叫ぶとライナーとベルトルトはエレンに近づけなくなり、周りの無垢の巨人に襲われてしまいました。

この時はなぜエレンがこのような力を使えたのか分かりませんでしたが、後に巨人化した王家の血筋の者に触れることで操ることができることが判明します。そしてジークもまたエレンの始祖の巨人の能力と似た「叫び」という能力を使います。ジークもまた王家の血筋を引く者で、ジークの場合は獣の巨人の脊髄液を摂取させた者だけを「叫び」によって操ることができます。

ジークは「叫び」によってエルディア人を巨人化させ、戦争などの戦闘要員として操っていました。このジークの「叫び」とエレンの巨人を操る能力は同じだと考えられています。エレンはジークと接触し、始祖ユミルを説き伏せたことで今後は自由に「叫び」を使うことができるようになると考察されています。ただし、ジークの脊髄液によって巨人化させられたエルディア人は「叫び」が通用しない可能性があります。

なぜなら、エレンは始祖の巨人を使って地鳴らしをしているにも関わらず、ジークの「叫び」で巨人化した無垢の巨人の暴走を止めなかったからです。パラディ島を守りたいエレンなら真っ先に巨人を操って人々を襲うことをやめさせるはずですが、そうしないということはジークの「叫び」で操られている時はエレンは干渉できないのではないかと考察されています。

エレンの超人的な治癒能力

エレンには超人的な治癒能力があります。なぜ治癒能力が高いのかというと、九つの巨人の能力を継承すると人間時の治癒能力も上がるからです。エレンはトロスト区が超大型巨人によって襲撃を受けた時、無垢の巨人に食べられました。エレンはその時に左腕を巨人に噛み切られていました。

しかし、巨人化した後に項から出てくると失くなった左腕が再生していたのです。このように、人間だと重症になる怪我を負っても治癒することができます。しかし巨人化した後など、ひどく体力を消耗した後だと治癒が遅くなります。

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エレンのアニメ声優

梶裕貴のプロフィール

『進撃の巨人』のアニメでエレン・イェーガー役を演じているのは梶裕貴です。梶裕貴は1985年9月3日生まれの男性声優でヴィムスに所属しています。注目度の高い作品の主人公やメインキャラクターに起用されることが多い人気声優です。2013年・2014年には声優アワードで2年連続主演男優賞を受賞する実力派声優です。妻は同じく声優で『けいおん!』の中野梓役でも知られる竹達彩奈です。

梶裕貴の主な出演作品

梶裕貴の主な出演作品には、『七つの大罪』のメリオダス役、『ノラガミ』の雪音役、『ハイキュー!!』の孤爪研磨役、『ワールドトリガー』の三雲修役、『逆転裁判』の成歩堂龍一役、『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍役、『妖怪ウォッチ』のフユニャン役、『イナズマイレブン』の不動明王役、『鬼滅の刃』の錆兎役、『マギ』のアリババ・サルージャ役などがあります。

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エレンに関する感想や評価

読者の中には、今後の『進撃の巨人』の展開を考察している方がいました。エレンはマーレ編で硬質化で戦うことができる戦鎚の巨人の能力を得ました。戦鎚の巨人の硬質化は鎧の巨人の硬質化よりも硬いのですが、顎の巨人の顎の力では砕けてしまいます。そのため、今後の戦いで重要になってくるのはエレンの硬質化に対抗できるファルコの顎の巨人なのではないかと考察されていました。

『進撃の巨人』の最終章で始祖の巨人の能力を使ったエレンは、壁の硬質化を解いて壁内の巨人による「地鳴らし」を始めました。壁の硬質化を解いた時には他の巨人の硬質化も解かれました。他の九つの巨人の硬質化にも影響があることが分かったので、壁を塞いだ時に使われたエレンの硬質化が解けているのか気になっている方がいました。

エレンが始祖の巨人の能力をどう使うのかについての考察は以前からされており、エルディア人の巨人化能力を失くす説が有力だと思われていました。しかし実際には「地鳴らし」を発動してしまったため、状況は悪くなる一方です。

そのため、なぜエレンが「地鳴らし」という選択をしたのか再び考察されるようになりました。このままエレンの思い通りになるのであれば、全ての人類を蹂躙してエルディア人の記憶を消し、壁の中で再び平和に暮らすのではないかといわれています。

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エレンが硬質化できる理由まとめ

『進撃の巨人』でなぜエレンが突然硬質化ができるようになったのかというと、「ヨロイ ブラウン」と書かれた瓶の中身を飲んだからでした。こうしてエレンは硬質化を自在に使いこなすことができるようになり、なぜ今まで硬質化が使えなかったのかも判明しました。エレンが硬質化を今まで使えなかったのは、進撃の巨人と始祖の巨人に硬質化の能力がなかったからです。

エレンはその後戦鎚の巨人の能力を得たことによって、さらに硬度が高い硬質化を自在に操ることができるようになります。エレンが硬質化が使えるようになるのは『進撃の巨人』の16巻で描かれているので、ぜひ読んでみてください。

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