【進撃の巨人】コニーの母親が巨人化した理由は?獣の巨人・ジークの目的は?

『進撃の巨人』にはコニー・スプリンガーという調査兵団の兵士が登場します。コニーはウトガルド城で巨人の襲撃を受け、出身地であるラガコ村の人々を避難させに向かいました。しかしそこにいたのは巨人化したコニーの母でした。コニーの母は巨人化してもまだ自我が残っており、「おかえり」と言います。ここでは『進撃の巨人』のコニーの母が巨人化した理由やなぜジークはラガコ村の人々を巨人化させたのかその目的について解説します。

【進撃の巨人】コニーの母親が巨人化した理由は?獣の巨人・ジークの目的は?のイメージ

目次

  1. コニーとは?
  2. コニーの母親が巨人化した理由はなぜ?
  3. コニーの母親と関係のある獣の巨人・ジークの目的
  4. コニーの母親を助けるためにコニーが取った行動
  5. コニーの母親に関する感想や評価
  6. コニーの母親が巨人化した理由まとめ

コニーとは?

進撃の巨人の作品情報

『進撃の巨人』は人類と人間を捕食する巨人の戦いが描かれた漫画です。この記事で紹介するコニーは調査兵団に所属している『進撃の巨人』のメインキャラクターの一人です。ここではコニーについて詳しいプロフィールを紹介する前に、『進撃の巨人』の作品情報を紹介します。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは諫山創によって別冊少年マガジンで連載されているダークファンタジー漫画です。少年漫画ですが、社会風刺的な要素や巧妙な伏線が多いので大人からも人気が高い作品です。2019年12月には全世界累計1億部を突破ました。2013年からはアニメ化され、2020年秋にはいよいよ『進撃の巨人』のファイナルシーズンが放送されます。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』の主人公・エレンは10歳のころに巨人の襲撃を受けて母を亡くします。エレンは訓練兵団に入って巨人と戦う術を身につけますが、2度目の襲撃で巨人に食べられてしまいます。しかしエレンはなぜか巨人となって再び姿を現しました。巨人化できることが判明したエレンはリヴァイの監視の元調査兵団に入ることになりました。そこでエレンはさらに過酷な戦いに巻き込まれていきます。

コニーのプロフィール

『進撃の巨人』に登場するコニー・スプリンガーはラガコ村出身の調査兵団の兵士です。104期訓練兵団を8番で卒業しました。戦闘センスが高いもののお調子者で基本的に考えることが苦手です。訓練兵団卒業後は憲兵団に所属するつもりでしたが、エレンの演説に影響されて調査兵団に所属しました。仲の良い同期は同じ地域出身のサシャで、慕っていたのはライナーです。

進撃の巨人 作品公式サイト

コニーの母親が巨人化した理由はなぜ?

コニーの母親が巨人化した?コニーが気づいた理由は?

『進撃の巨人』ではこれまで壁の外に超大型巨人が出現し、門を破壊してそこから巨人が侵攻してきました。しかし、『進撃の巨人』のウトガルド城籠城編で出現した巨人は、門を破壊した形跡がなく突如として壁内に現れました。ウトガルド城に居た104期生は、土地勘のあるコニーやサシャを中心に周辺に住んでいる人達を避難させるために馬を出しました。

コニーの出身地であるラガコ村も巨人がやってきた方面にある村です。コニーはライナーやユミルと共に急いでラガコ村へと向かいました。

ラカゴ村に行くと動けない巨人がいた

ラガコ村に向かうと、そこには人が一人もいませんでした。コニーの家には巨人が家を潰すように横たわり、動けずにいました。その巨人の手足はとても短くて細いので、重そうな頭を支えて歩くことができないような体型をしています。そのため、コニーはなぜこの巨人が家を潰すようにして横たわっているのか不思議に思いました。

動けないのであれば、コニーの家まで来るのも困難なはずです。さらに改めてラガコ村を調査した時に、他の家にも不可解な点がいくつかありました。ラガコ村の全ての家が内側から爆発したように壊されていたのです。通常巨人に襲撃されたのであれば、外側から家が破壊されるはずです。また、それだけの被害があったにも関わらず一つも血痕が見つかりませんでした。

そして獣の巨人の襲撃後しばらくたってもラガコ村の人々は見つからず、壁内に出現した巨人の数はラガコ村に住む人の人数と一致していました。このことから、ハンジはラカゴ村の人々が無垢の巨人となった可能性が高いと考えました。つまりコニーの家で仰向けに横たわっていた巨人はコニーの母だったのです。

「おかえり」と言った?

コニーが一番最初にラガコ村を訪れた時、目の前にいる巨人が母だとは気づかずに馬にのってすぐに立ち去りました。しかしその時、コニーに向かって巨人が「おかえり」と言ったのです。「おかえり」と聞こえたコニーはすぐにライナーやユミルにそのことを話しました。しかし、「おかえり」なんて巨人が話すわけがないとライナーは言いました。

マーレの戦士であるライナーは、ラガコ村を見てすぐにジークの脊髄液によってこの村の人々が巨人化したのだと察していました。そのため、ライナーは「おかえり」と言った巨人のせいで自分が怪しまれるわけにはいかなかったのです。ハンジと再度調査した時に、ライナーとのやり取りを思い出したコニーは怒りに震えていました。

ちなみに無垢の巨人は言葉を話さないといわれています。なぜ巨人化したコニーの母が「おかえり」と言ったのかはまだ謎のままですが、巨人になったばかりだからまだ自我があったのではないかと考察されています。また、コニーの母は横たわって動けない状態だったので巨人としては未熟な状態でした。完全に巨人になりきれていない状態だから「おかえり」と話すことができたといわれています。

ちなみに『進撃の巨人』の番外編「イルゼの手帳」にも喋る巨人が登場しています。コニーの母は「おかえり」と話しましたが、その巨人はイルゼに向かって「よくぞ…」と話しています。巨人化したコニーの母と「イルゼの手帳」に登場した巨人がなぜ喋ることができたのかは不明です。

コニーの母親が巨人化した理由はなぜ?

『進撃の巨人』に登場したコニーの母は巨人化しても「おかえり」とコニーを出迎えるような言葉を話しました。つまり、自分でも気づかないまま巨人になっているということが分かります。コニーの母が巨人化した理由が判明したのは、『進撃の巨人』のマーレ編でリヴァイがジークと話している時です。

ジーク達はラガコ村に脊髄液を含んだガスを散布させ、叫びによって巨人化できるようにしました。だからラガコ村の人々は気づかないうちにガスを吸って巨人化させられたのです。

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コニーの母親と関係のある獣の巨人・ジークの目的

獣の巨人・ジークの目的

『進撃の巨人』のウトガルド籠城編で初めて登場した獣の巨人のジークは、コニーの母親だけでなくラガコ村の人々を巨人化させました。なぜ巨人化させたのかというと、人々を襲撃するための駒を揃えるためです。実際に『進撃の巨人』のマーレ編では、戦争でエルディア人を無垢の巨人にして敵兵と戦わせていました。マーレでは一般的な戦い方の一つだということが分かります。

ジークは5年間帰ってこなかったベルトルト・ライナー・アニの近況を探り、敵の威力偵察のためにパラディ島の壁の中に潜入しました。実際にユミルはライナーに、獣の巨人は威力偵察のためにパラディ島にやってきた仲間だろうと疑っていました。ジークは調査兵団がどのようにして戦うのかをラガコ村の人々を使って試していたのです。

実際に『進撃の巨人』のウトガルド城籠城編で戦った時に獣の巨人は立体機動装置を奪い、どのような武器なのか調べていました。そして立体機動装置の燃料として使われていた「氷爆石」という鉱石が巨人によって生み出されたものだというところまで突き止めます。この武器や「氷爆石」の希少性に関してはパラディ島の人々には伝えておらず、ヒィズル国のキヨミとジークの密会で明かされました。

獣の巨人・ジークの今後

『進撃の巨人』のに登場するジークがラガコ村の人々を襲った理由は、敵の威力偵察をするためでした。しかしその後は進撃の巨人を持つエレンと顎の巨人を持つユミルの拉致に手を貸しました。特にエレンが自分の義理の弟だと知ると、なんとかして接触しようとしていました。なぜなら、ジークには本当の目的があったからです。ジークはエレンの拉致に失敗すると、マーレの調査船に忠誠心の高い部下を乗せました。

それがイェレナでした。イェレナはマーレへの反逆の意志を示し、パラディ島の人々にマーレの情報を渡しました。そしてある程度信頼を得たら今度はエレンに接触してジークの本当の目的を伝えます。ジークは、実は始祖の巨人の力を使ってエルディア人を安楽死させる計画を立てていました。そのためには、始祖の巨人の力を持つエレンと王家の血筋であるジークが接触しなければなりません。

『進撃の巨人』の最終章でジークはなんとかエレンと接触して始祖の巨人の座標へと来ることができましたが、エレンが裏切ってしまいます。そしてエレンは始祖の巨人の能力を使って地鳴らしを始めました。こうしてエレンに裏切られたジークがどうなってしまったのかは不明なままです。もし生きていればエレンを止めようとするアルミン達に協力するかもしれません。

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コニーの母親を助けるためにコニーが取った行動

母親を助けるためにコニーが取った行動

コニーは母親を助けるためにある行動に出ます。それが描かれたのは『進撃の巨人』の124話です。『進撃の巨人』の124話ではエレンがついに始祖の巨人の力を手に入れて地鳴らしを始めます。人々が混乱に陥るなか、ガビはファルコを探していました。ファルコはジークの叫びによって巨人化し、それを助けるためにポルコが自ら捕食されてその能力を継承させました。

ライナーはガビに、人間に戻ったファルコはジャンかコニーが連れて行ったのだろうと言いました。実際にファルコを捕まえたのはジャン・コニー・アルミン・ミカサの4人でした。ジャンは顎の巨人の能力を継承しているファルコを巨人化された誰かに捕食させれば助かると言いました。それを聞いたコニーは母にファルコを食べさせると言いました。

しかしアルミンはそれに反対します。なぜならこれ以上犠牲を出せばあらたな争いを生む可能性があるからです。特にファルコは敵国の戦士候補生で、ライナー達の弟分です。殺すのは賢い判断ではないと思いました。しかし巨人が襲ってきた隙にコニーはファルコを攫ってしまいました。

コニーのその後はどうなる?

コニーはファルコを攫うとラガコ村へと向かいます。しかし『進撃の巨人』の126話では苦悩するコニーの姿が描かれています。コニーはどうやってファルコに巨人化させずに母に食べさせるかを考えていました。ファルコはとても素直な子供で、疑ってもいい状態なのになぜかコニーを信用している様子でした。そんな良い子を巨人に食べさせると考えるとミカサやアルミンが自分を止めた時の顔が浮かびます。

本当にこれで良いのかコニーは苦しんでいました。その翌朝、ファルコはやはり自分は騙されていたのだと思いました。コニーはなぜ自分を信用するのかと疑問に思っていましたが、ファルコは知らないフリをしていただけでした。ラガコ村に連れてこられたファルコは、サシャの復讐でもするのかと思いました。そんなファルコにコニーは巨人を見せます。

そして巨人の歯を一緒に磨こうと言います。予想外のことを言われたファルコは戸惑いますが、そこにアルミンとガビが駆けつけます。焦ったコニーはファルコに刃を向けて脅しました。それを見たアルミンは巨人化したコニーの母の口の真上にある柱に登ります。そしてアルミンはファルコの代わりに自分が犠牲になろうとしたのです。

コニーはとっさにアルミンを助け、友達と子供を殺そうとしたことに後悔しました。反省したコニーは母に誇れる兵士になりたいと言います。そして困ってる人を助けに行こうと、エレンを止める決意をします。

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コニーの母親に関する感想や評価

無垢の巨人は簡単に奇行種とそうでない巨人の2種類に分けられますが、巨人化したコニーの母が『進撃の巨人』に登場した時には、奇行種の他にも種類があるのではないかと考察している方がいました。例えば、『進撃の巨人』の王政編でロッドが歩けない状態で巨人化した時は、そのまま四足歩行の未熟な巨人となりました。

そのため、動けなかったコニーの母も元々手足が弱っていたのではないかと考えられています。その他にも『進撃の巨人』の読者の間では、巨人の全長は摂取した脊髄液の量で決まるという考察もされていました。コニーの母は不十分な状態で脊髄液を摂取したので不完全な状態だったのではないかといわれています。

『進撃の巨人』の126話ではコニーは顎の巨人の能力を持つファルコを騙して母に食べさせるか最後まで悩んでいました。『進撃の巨人』の読者はこれまで殺人を拒んできたコニーがファルコを犠牲にする姿が想像できないと感じていたようです。

『進撃の巨人』の読者の中には、巨人化したコニーの母の心境を考えると「おかえり」と言う姿に泣けたという声がたくさんありました。「おかえり」と聞いた時に無視してしまったコニーの心境を考えると辛いという感想もありました。

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コニーの母親が巨人化した理由まとめ

『進撃の巨人』ではコニーの母親が巨人化したことで、無垢の巨人の正体が人間であることが判明しました。なぜ巨人化させられたのかというと、ジークが敵の威力偵察をするためでした。コニーの母が巨人になっても「おかえり」というシーンは泣けると評判です。ぜひ『進撃の巨人』でウトガルド城籠城戦を読んでみてください。

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