【進撃の巨人】ベルトルトを捕食したアルミンの記憶が混乱？アニの水晶シーンを考察

今回は超大型巨人を継承した2人、ベルトルト・フーバーとアルミン・アルレルトについて考察していきます。激しい戦いの末、アルミン・アルレルトはベルトルト・フーバーを捕食して生き長らえます。しかし捕食後、アルミン・アルレルトはベルトルト・フーバーの記憶の影響で混乱してしまいます。そこでアルミン・アルレルトの記憶の混乱について、様々な観点から掘り下げていきます。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱について掘り下げいく前に、まずは進撃の巨人の作品情報を紹介していきます。進撃の巨人は人喰い巨人が占拠する世界を描いたダークファンタジー作品です。仲間との絆や激しいバトルなどの熱くなれるシーンだけでなく、緻密に張り巡らされている伏線も評価されています。累計発行部数も1憶部を突破し、別冊少年マガジンの看板作品となりました。

進撃の巨人は2009年から講談社の別冊少年マガジンで連載を開始しました。そして2013年には毎日放送系列でアニメ1期が放送されました。その後アニメ2期やアニメ3期で注目度が増し、ゲーム化や舞台化もされる人気作品となりました。2015年には三浦春馬主演の実写映画も公開して、ファン層を大きく広げました。

人喰い巨人が世界中を闊歩し、人類は壁の中での生活を余儀なくされました。平和な生活を送ってはいましたが、エレン・イェーガーは現状に不満を感じていました。そんな中、超大型巨人の襲来により人類を守っていた壁が破壊されてしまいます。母親を失ったエレン・イェーガーは調査兵団に入団して、巨人の駆逐と本当の自由を手に入れようと決意します。

ベルトルト・フーバーはウォール・マリア南東にある山奥の村の出身で、黒髪の背の高い少年です。身体能力が非常に高く、第104期訓練兵団の卒業時の成績は3番でした。受け身な性格をしており主体性がないため、同郷出身のライナー・ブラウンに意見を求めることが多々あります。寝相が面白いという一面もあり、第104期訓練兵団の仲間から天気予報に使われています。

影の薄いキャラクターとして描かれていましたが、後にマーレの戦士だと判明します。パラディ島のエルディア人から座標を奪いマーレに持ち帰ろうと、始祖の巨人を継承したエレン・イェーガーを拉致します。しかし調査兵団に返り討ちに遭い、アルミン・アルレルトの延命のために利用されてしまいます。

アルミン・アルレルトはエレン・イェーガーの幼馴染で、金髪の小柄な少年です。身体能力は低く第104期訓練兵団の卒業時の成績は圏外でしたが、座学ではトップの成績を収めていた頭脳派です。判断能力に優れており、第104期訓練兵団や調査兵団の仲間からは強い意志や決断力が評価されています。

ウォール・マリア奪還作戦では超大型巨人の隙を作るために、全身が焼け爛れて瀕死状態となりました。しかしエレン・イェーガーにより、リヴァイ・アッカーマンの薬で巨人化してベルトルト・フーバーを捕食するという復活案が出されます。調査兵団団長のエルヴィン・スミスと天秤にかけられた末、リヴァイ・アッカーマンにより超大型巨人の継承者に選ばれました。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱について掘り下げていく前に、まずは進撃の巨人の作品情報を紹介しました。続いては超大型巨人の能力と共に、ベルトルト・フーバーの記憶を継承したアルミン・アルレルトについて説明していきます。ベルトルト・フーバーの記憶に影響されたアルミン・アルレルトに、何か変化はあったのでしょうか?

進撃の巨人では9つの巨人のいずれかの能力を継承すると、過去の継承者の記憶を受け継ぎます。しかし過去の継承者の記憶は、見たい場面を選択して引き出せる訳ではありません。アルミン・アルレルトの場合もベルトルト・フーバーの記憶の一部を見ていますが、マーレとの戦闘に役立つものは無かったと発言しています。しかし継承したベルトルト・フーバーの記憶が、アルミン・アルレルトに影響を与え始めます。

マーレの戦士候補生の1人であるファルコ・グライスは誤って脊髄液を摂取してしまい、ジーク・イェーガーの叫びによって無知性巨人になってしまいました。その後ポルコ・ガリアードを捕食して、顎の巨人を継承しました。そんなファルコ・グライスを利用しようと、コニー・スプリンガーはラガコ村まで連れ去ります。それに気付いたアルミン・アルレルトは、ファルコ・グライスを助けるためにコニー・スプリンガ－を追いかけます。

コニー・スプリンガ－に追いついたアルミン・アルレルトは、ファルコ・グライスの代わりに自分の身を捧げようと巨人の口に向かって飛び込みます。仲間を犠牲には出来ないと焦ったコニー・スプリンガ－により、アルミン・アルレルトは救助され難を逃れます。このようなアルミン・アルレルトの自己犠牲の行動は、エルヴィン・スミスへの引け目とベルトルト・フーバーの記憶の影響によるものだと考えられています。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱について、まずはベルトルト・フーバーから継承したの記憶とファルコ・グレイスの救助という観点から説明しました。続いてはベルトルト・フーバーが想いを寄せていたアニ・レオンハートを軸に考察していきます。アニ・レオンハートの水晶シーンに、アルミン・アルレルトの記憶の混乱を示すような描写はあるのでしょうか?

第104期訓練兵団だったアニ・レオンハートは、4位の成績で卒業し憲兵団に入団しました。実はライナー・ブラウンやベルトルト・フーバーと共に潜入していたマーレの戦士だったため、憲兵団の仕事を病欠してエレン・イェーガーを拉致しようと調査兵団を襲撃します。しかし調査兵団との交戦時の不審な点からアルミン・アルレルトに正体を暴かれ、ストヘス区で調査兵団に拘束されそうになります。

危機を脱するため女型の巨人になったアニ・レオンハートは、激しい攻防の末に硬質化を利用して水晶に自分を閉じ込めて眠りにつきました。しかしマーレ編でのエレン・イェーガーの地ならしによって、アニ・レオンハートの硬質化の能力も解除されます。そして水晶が溶けて目を覚ましたアニ・レオンハートは、4年ぶりに復活を果たしました。

アニ・レオンハートが水晶に閉じ込められている4年間、ずっと気に掛けていた人物がいます。ベルトルト・フーバーを捕食したアルミン・アルレルト、そして憲兵団でアニ・レオンハートと同室だったヒッチ・ドリスです。アニ・レオンハートのところへ通っていたアルミン・アルレルトは、ある日アニ・レオンハートの頬に触れようと手を伸ばします。

しかし偶然居合わせたヒッチ・ドリスに気付かれ、アルミン・アルレルトは大声で注意されていまいます。この時のアルミン・アルレルトは、これまでに無いくらい激しく驚いています。驚いたアルミン・アルレルトの表情が、ビビリのベルトルト・フーバーにそっくりだったとファンの間で話題となっていました。

進撃の巨人では役割が終わったキャラクターは死んでしまう傾向にあります。調査兵団の前団長エルヴィン・スミスや対人制圧部隊隊長ケニー・アッカーマンも、役割を終えて死んでしまいました。しかし水晶に閉じ込められて死を免れ、4年越しに復活したアニ・レオンハートにはまだ役割が残されています。今後マーレ編での活躍がファンから期待されています。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱を示すアニ・レオンハートの水晶シーンについて説明しました。続いてはアニ・レオンハートの水晶シーン以外も含めて、アルミン・アルレルトの言動を考察していきます。超大型巨人を継承したアルミン・アルレルトは、ベルトルト・フーバーの記憶の影響により混乱しているのでしょうか?

アルミン・アルレルトは記憶が混乱してベルトルト化が進んでいると言われています。元々アルミン・アルレルトとアニ・レオンハートは特別親しい訳ではありませんでした。しかしベルトルト・フーバーの記憶を継承してからは、アニ・レオンハートへ好意を向けているようなシーンが多く登場します。この恋心はアルミン・アルレルト自身の純粋な気持ちではなく、ベルトルト・フーバーの記憶による影響だと考えられています。

先程登場した水晶シーンで、アニ・レオンハートに触れようとした後のアルミン・アルレルトのセリフに注目します。アニ・レオンハートに触れようとした瞬間を目撃したヒッチ・ドリスは、アルミン・アルレルトを茶化します。そんなヒッチ・ドリスに対して、アルミン・アルレルトは必死に弁明を始めます。この時のアルミン・アルレルトの顔は、赤面しているように描かれています。

焦るアルミン・アルレルトは、やましい気持ちではなく情報を探るためだったと主張しています。しかしこれまでのアルミン・アルレルトの行動を見てきたヒッチ・ドリスは、その主張を茶化しながら退けます。ベルトルト・フーバーの記憶に影響されてアルミン・アルレルトが恋心を抱いていることを、ヒッチ・ドリスは気付いていたのかもしれません。

アニ・レオンハートへの恋心以外にも、アルミン・アルレルトがベルトルト・フーバーの記憶に影響を受けているようなシーンが登場します。マーレ編でアルミン・アルレルトは、エレン・イェーガーからベルトルト・フーバーに脳が侵されていると言われてしまいます。エレン・イェーガーのセリフが示すようなシーンはまだ登場していないので、伏線の回収としてベルトルト化を示す言動が今後描かれるかもしれません。

マレー編でのアルミン・アルレルトの言動は、ファンの間でも波紋を呼んでいます。アルミン・アルレルトは自分の身を捧げようして、コニー・スプリンガ－を改心させてファルコ・グライスを救いました。コニー・スプリンガ－の良心にかけたゲスな作戦とも取れますが、自己犠牲に走り過ぎているとも捉えられています。今後アルミン・アルレルトは本当に正しい行動を取れるのか、ファンからも疑問視されています。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱について、アニ・レオンハートの水晶シーンやアルミン・アルレルトの言動を考察しました。それでは最後に、ベルトルト・フーバーを捕食したアルミン・アルレルトに関する世間の感想や評価を紹介します。仲間を捕食して延命したアルミン・アルレルトに対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらはベルトルト・フーバーの記憶を継承したアルミン・アルレルトについて書かれているツイートです。ベルトルト・フーバーは任務を遂行しつつも、人を殺すことに苦悩していました。そんなベルトルト・フーバーの想いや痛みを、アルミン・アルレルトが理解してくれて救われたようです。

こちらはアニ・レオンハートに対するアルミン・アルレルトの恋心について書かれているツイートです。ベルトルト・フーバーを捕食して以降、アルミン・アルレルトがアニ・レオンハートに想いを寄せているようなシーンが数多く描かれています。このツイートでは恋心がベルトルト・フーバーの記憶の影響によるものではなく、以前からの気持ちだと捉えているようです。

こちらはアルミン・アルレルトの影の薄さについて書かれているツイートです。進撃の巨人の代名詞でもある超大型巨人は、1話の影響もありベルトルト・フーバーのイメージが強く残っています。超大型巨人の力を手に入れたアルミン・アルレルトですが、残念ながらほとんど活躍していません。多くのファンがアルミン・アルレルトの今後の活躍、そして記憶の中でのベルトルト・フーバーの再登場を期待しています。

アルミン・アルレルトの記憶の混乱についてアニ・レオンハートの水晶シーンやアルミン・アルレルトの言動を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?進撃の巨人はベルトルト・フーバーを捕食したアルミン・アルレルトの記憶の混乱以外にも、細かい設定や伏線が張り巡らされています。この機会にぜひ、進撃の巨人をご覧になってみてはいかがでしょうか?