【ブリーチ】グランドフィッシャーの強さと最後は？声優や黒崎家との因縁も紹介

今回のまとめでは、大人気漫画・テレビアニメ『BLEACH（ブリーチ）』に登場するグランドフィッシャーの強さや黒崎家との因縁などについてまとめていきます。グランドフィッシャーの最後は一体どんなものだったのでしょうか？グランドフィッシャーについてまとめていく前に、『BLEACH（ブリーチ）』の概要やあらすじについて見ていきましょう。

漫画『BLEACH（ブリーチ）』は、2001年から2016年の間『週刊少年ジャンプ』にて長期連載されていた久保帯人さんが描くファンタジーバトル漫画です。国内外問わず人気の作品として知られ、単行本は全74巻が刊行されました。また、2004年から2012年にはテレビアニメが全366話で長期放送されていました。制作会社はstudioぴえろが、監督は阿部記之さんが務めました。因みに、原作の54巻までが映像化されています。

主人公は普通の高校に通う普通の男子高校生の黒崎一護。平凡な生活を送っていましたが、一護は”霊感が強い”という唯一人とは違う体質を持った青年でした。そんな一護は、ある日、悪霊退治をする死神・朽木ルキアと出会います。死神ということを俄かに信じられない一護でしたが、家族を悪霊に襲われたことによってその事実を受け入れました。ルキアから能力を譲渡された一護は、異界へと足を踏み入れていくことになったのです。

続いては、グランドフィッシャーのプロフィールについて見ていきましょう。グランドフィッシャーは、『BLEACH（ブリーチ）』の序盤で登場する虚（ホロウ）として知られるキャラクターです。虚とはルキアたち死神が退治する対象の悪霊のことを指しています。虚ながら、頭脳が高く実力もそれなりに高いという特徴を持っています。そのほか、再生能力も高く50年以上も死神を苦戦させていました。

グランドフィッシャーはとても狡猾で卑劣な虚で、人間の姿をした疑似餌で霊感のある人間を狙っています。人間は特に女性を狙い、ある人物を過去に殺害しました。その人物については後半でまとめていきます。グランドフィッシャーは、霊力のある人間を襲うことで、自身の力を強めているという残酷な虚でした。人間を誘う疑似餌は頭の頂点から伸びた触覚のような形をしており、巨体に大きな顔が特徴的のキャラクターです。

続いては、グランドフィッシャーの能力や強さについて見ていきましょう。まず1つ目は、破面（アランカル）化後のグランドフィッシャーについてです。その前に、破面（アランカル）とは何でしょうか？破面とは、虚の上位互換のようなもので、虚自身の仮面を取ることで死神としての能力を持った虚のことを破面といいます。グランドフィッシャーは『空座決戦篇』で破面化しました。

破面化したグランドフィッシャーは、身体が普通の虚の時よりも大きな身体となり、虚園（ウェコムンド）と現世の間を移動できるようになったのです。死神の能力として、大きな斬魄刀を使うようになりました。一護への復讐心に燃えていたグランドフィッシャーは現世へ向かい、斬魄刀を使う戦闘を始めたのです。

グランドフィッシャーの霊圧についてですが、グランドフィッシャーは他の普通の虚たちと比べてもなかなかの強さを持った虚です。『BLEACH（ブリーチ）』で言うところの霊圧とは、霊たちが発している圧力のことをいいます。霊圧は霊力の高さと比例し、破壊力もそれなりの力を発揮するのです。グランドフィッシャーは狡猾さや卑劣な性格も相まって、虚の中では凶悪クラスの虚でした。

ですが、死神や虚と全体的な霊圧でいうと、それほどの強さや実力は持っていないと言えるでしょう。では、グランドフィッシャーの攻撃力は一体どのくらいなのでしょうか？

グランドフィッシャーの攻撃力の前に、グランドフィッシャーの攻撃について見ていきましょう。グランドフィッシャーは、自分の身体の毛を伸ばして攻撃対象を締め上げるという「圧髪（オプレッション）」という攻撃方法があります。そのほか、爪で攻撃対象を刺して記憶を覗いて斬ることができない者を疑似餌で現すという「脳写（トランスクライブ）」、本体または疑似餌に移動する「移胴（ミグレイション）があります。

グランドフィッシャーの姑息で狡猾な性格と同じく、攻撃方法もずる賢い方法です。グランドフィッシャーはこうした攻撃を主とするため、攻撃力はあまり強いとは言えないでしょう。

姑息で狡猾な攻撃方法ゆえあまり攻撃力は高くないグランドフィッシャーですが、とてもタフな虚としても作中で描かれています。基本的には相手の攻撃を上手く交わし、自分には直接的な攻撃が当たらないような戦法なので、負傷することには不慣れなのがグランドフィッシャーの特徴です。攻撃に当たってしまった時には、逃げるという選択肢を選びカッコ悪い戦闘を見せたこともありました。

タフな一方であまり攻撃の力は強くないグランドフィッシャーですが、移動速度は虚の中でもずば抜けて速いです。黒崎一護と戦闘してきた虚の中でも、一護と対等な速度と戦闘能力を有しているグランドフィッシャーですが、『BLEACH（ブリーチ）』に登場するキャラクターたちも含め全体でみるとそこまで速いとは言えません。虚の中では速く、登場人物の中ではそうでもないと言えます。

姑息で狡猾、タフな戦闘を繰り広げる一方で攻撃には不慣れなグランドフィッシャーの戦闘技術はどれくらいなのでしょうか？グランドフィッシャーは、虚の中では戦闘能力や移動速度も高く、ずる賢い性格や戦法を活かす虚で、虚でありながら知能や知性を持ち合わせています。勝つための戦術や技術を考えながら攻撃をしかけていく虚ゆえ、攻撃手段や戦闘技術は他の虚と比べてもダントツの強さを持っていると言えるでしょう。

続いては、グランドフィッシャーの最後についてまとめていきます。”ある因縁”によって一護と戦闘した際、一護の斬魄刀によってダメージを負ったグランドフィッシャーは、その場から逃亡を謀りました。逃げたグランドフィッシャーは「虚圏」と呼ばれる死神からは追われない虚の空間へと逃げたのです。そして、しばらくの間は作中での登場はありませんでした。ですが、37巻の中盤から始まる『空座決戦篇』にて再登場しました。

再登場したグランドフィッシャーは、偽死神である破面化となった姿で登場してきたのです。グランドフィッシャーの身体は、これまでの巨体よりももっと大きな身体となっていました。そして、まるでビルのような大きさの斬魄刀を使用するようにもなっていました。また、姑息でずる賢い性格は破面となっても顕在で、仮面の半分を破壊することで現世と虚園を移動することを可能にしたのです。

そして、再び登場したのには訳がありました。それは、一護への復讐のためです。グランドフィッシャーが再登場した際、一護の身体はコンと入れ替わっていました。ですが、グランドフィッシャーはそんなことに気付くはずもなく、コンである一護を襲撃したのです。そこに、一護の父親でもともとは死神であった一心の登場によってグランドフィッシャーは一撃で討たれてしまいました。

黒崎一心の家族と因縁のあったグランドフィッシャーですが、彼にはいくつかの名シーンがありました。その中でも特に読者から関心のあったシーンを紹介します。それは、一護との戦闘の際、一護の母親で一心の妻である真咲を一護の脳内から「脳写」で記憶し、一護を動揺させたシーンです。このシーンは、グランドフィッシャーの低俗で最低な性格が浮き彫りになり、虚の中でも最悪で厄介な敵であることが示されました。

それでは、一心によって最期を迎えたグランドフィッシャーの声優を務めた茶風林さんのプロフィールを見ていきましょう。茶風林さんは1961年12月4日生まれの埼玉県出身、大沢事務所に所属しています。声優のほか俳優やナレーターとしても活動しており、1980年代に声優デビューをしてから様々な作品に出演する声優となりました。また、国民的アニメである『サザエさん』の2代目の波平としても知られています。

では、声優・茶風林さんがこれまでに出演してきた作品について見ていきましょう。主な出演作品は、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』永沢くん、『しましまとらのしまじろう』しまじろうのお父さん、『名探偵コナン』目暮十三、『ひぐらしのなく頃に』大石蔵人、『黒執事 Book of Circus』ケルヴィン男爵、『ONE PIECE』チャルロス聖、『昭和元禄落語心中』萬歳、『博多明太!ぴりからこちゃん』もつ鍋おやじなどがあります。

黒崎家とグランドフィッシャーには因縁がありました。それは、グランドフィッシャーの名シーンで紹介した後のこと、一護の母親で一心の妻であった真咲はグランドフィッシャーに襲われそうになる一護を庇ってグランドフィッシャーによって命を落としてしまいました。一護は当時9歳。グランドフィッシャーの疑似餌にかかってしまった一護は気絶してしまい、母親の死がグランドフィッシャーによるものだとは知りませんでした。

それから6年経ち真咲の命日がやってきます。一護が遊子と夏梨という2人の妹と一緒にいたところ、グランドフィッシャーが突如襲ってきたのです。突然のことでしたが、一護は妹たちを守るため戦闘態勢に入りました。そして、戦闘の末グランドフィッシャーは一護の斬魄刀によって重傷を負ったのです。これで最後になるかと思いきや、この件をきっかけにグランドフィッシャーは一護への激しい憎悪を抱くことになりました。

そして、しばらくは登場していなかったグランドフィッシャーは破面化し再び登場してきたのです。再登場では破面化したグランドフィッシャーが最強かと思われましたが、元死神であった一護の父親・一心によってグランドフィッシャーは最後を迎えました。こうして、最愛の妻を死にいたらしめたグランドフィッシャーを夫である一心が殺害したことによって、グランドフィッシャーと黒崎家の因縁が途絶えることになったのでした。

続いては、グランドフィッシャーに関する感想や評価について見ていきましょう。グランドフィッシャーは破面化し一層強くなった姿で再登場しましたが、あっけなく一心によって倒されたことで最後を迎えました。その点について、「がっかりした」という感想がありました。グランドフィッシャーのあっけない最後に不満を持つ方は一定数いることが窺えます。

グランドフィッシャーの最後については様々な意見が交わされましたが、一方で、グランドフィッシャーの対決シーンが1番好きだという感想もありました。グランドフィッシャーに関しては様々な意見や評価、感想がありましたが、全体的にみると黒崎家との因縁の虚であったグランドフィッシャーが一撃で倒されてしまった点については感想①で紹介したように「がっかりだ」という声が多いことが窺えます。

続いての感想は、グランドフィッシャーの声優についてです。テレビアニメの声優が茶風林さんということで「豪華だ」という感想が多数見受けられました。

以上、『BLEACH（ブリーチ）』に登場する黒崎家の宿敵・グランドフィッシャーに関するまとめでした。グランドフィッシャーの最後や一心との因縁、声優を務めた声優の茶風林さんのプロフィールなどについても見てきました。サイト内には『BLEACH（ブリーチ）』に関する他のまとめもたくさんありますので、気になった方はそちらもぜひ参考にしてみてください。