2020年06月25日公開
2022年11月08日更新
【BLEACH】仮面の軍勢(ヴァイザード)とは?平子真子などメンバー一覧
『BLEACH(ブリーチ)』の破面篇では仮面の軍勢(ヴァイザード)という新たな勢力が登場します。劇中では平子真子が突然一護の学校に転校してきて、一護を仮面の軍勢(ヴァイザード)へと誘いました。この記事では仮面の軍勢(ヴァイザード)とはどのような集団なのか、所属メンバーを一覧でまとめています。またなぜ仮面の軍勢(ヴァイザード)が結成されたのか、その事実が明らかとなる平子真子の過去も紹介します。
目次
仮面の軍勢(ヴァイザード)とは?
BLEACH(ブリーチ)の作品情報
仮面の軍勢(ヴァイザード)とは『BLEACH(ブリーチ)』という少年漫画に登場する集団の名前です。仮面の軍勢(ヴァイザード)には平子真子などファンから人気のキャラクターもいます。ここでは、仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧を紹介する前に『BLEACH(ブリーチ)』について詳しく紹介します。
BLEACH(ブリーチ)の概要
『BLEACH(ブリーチ)』は2001年から2016年までの15年間連載されていた漫画です。主に死神と虚という悪霊の戦いを描いた作品です。全74巻で完結しています。人気の高い作品で2004年からはアニメ化され、死神代行消失篇まで放送されました。2020年には最終章の千年血戦篇のアニメ化と原画展の開催が発表されました。
BLEACH(ブリーチ)のあらすじ
主人公の黒崎一護は霊力が高い高校生で、普段は浮遊霊の問題を解決したり除霊の手伝いをしていました。ある時、一護の霊力を狙って虚が黒崎家を襲います。虚の反応を追ってやってきたルキアと名乗る死神が相手をしましたが、一護を守って負傷してしまいます。一護はルキアから力をもらい、死神となって虚と戦うことになります。
仮面の軍勢(ヴァイザード)とは?
仮面の軍勢(ヴァイザード)とは、虚の力を持つ死神の集団のことです。一護のように精神の中に自分の人格だけでなく虚の人格も持っています。そのため完全な虚となるリスクを持っていますが、仮面の軍勢(ヴァイザード)はそれをコントロールして虚と死神の能力を使いながら戦います。
仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧
メンバー①平子真子
仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧の中でも読者から人気が高いのが平子真子です。平子真子とは、一護に最初に接触してきた仮面の軍勢(ヴァイザード)です。金髪のおかっぱで関西弁を喋るのが特徴的です。
メンバー②鳳橋楼十郎
鳳橋楼十郎とは仮面の軍勢(ヴァイザード)の他のメンバー相手によくツッコミを入れている人物です。仲間たちからはローズと呼ばれています。長い金髪ウェーブが特徴的で、ギターを片手に持っている姿が描かれています。死神時代はフリルのついた死覇装を着ており、三番隊の隊長をしていました。
メンバー③六車拳西
六車拳西とは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーの一人で、銀髪で気性が荒い人物です。ボケなどは通用せず、織姫の天然には理解できずに苛立っているシーンもありました。死神時代は九番隊の隊長で、現在の十一番隊のように荒っぽい隊でした。
メンバー④有昭田鉢玄
有昭田鉢玄とは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーの一人で、ハッチと呼ばれています。丁寧な言葉遣いで穏やかな性格をしています。仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧の中で一番図体が大きく、ピンクの髪色をしているのが特徴的です。結界や回帰能力が得意で、織姫に対してまだ充分に能力を使いこなせていないことをアドバイスするなど紳士的な面もあります。死神時代は鬼道衆の副鬼道長でした。
メンバー⑤猿柿ひよ里
猿柿ひよ里とは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧の中で一番背が低く、平子の次に登場したキャラクターです。金髪をツインテールにしており、そばかすと八重歯が特徴的な女の子です。いつも赤いジャージを着用し、ビーチサンダルを履いています。平子と同様に関西弁を喋ります。死神時代は十二番隊の副隊長でした。
メンバー⑥久南白
久南白とは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧の中で一番派手な格好をした女性です。ライダースーツを着ており、緑色の髪で頭にはゴーグルをつけているのが特徴的です。仲間のことを変わったあだ名で呼び、一護は「苺」から「ベリたん」と呼んでいます。15時間以上の長時間の虚化をすることができます。死神時代は九番隊副隊長をしていました。
メンバー⑦愛川羅武
愛川羅武とは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーの一人で、ラブと呼ばれています。星型のアフロヘアーが特徴的で常にサングラスをかけており、緑色のジャージを着用しています。ジャンプが大好きで、破面篇後はジャンプを読むためにすぐに現世に戻りました。死神時代は七番隊の隊長でした。
メンバー⑧矢胴丸リサ
矢胴丸リサとは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーの一人です。髪型はおさげでメガネをかけており、セーラー服を着用しています。一見真面目に見えますが、エロ本が大好きな女性です。虚化の訓練をしていた時に一護と最初に戦いました。死神時代は八番隊の副隊長をしており、現在副隊長をしている七緒とも交流がありました。
仮面の軍勢(ヴァイザード)の平子真子の卍解は?過去も紹介
平子真子の卍解は小説で明かされた?
平子の卍解は本編では描かれず、「BLEACH Can't Fear Your Own World Ⅲ」という小説で実際に使うシーンが書かれています。なぜ本編で描かれなかったのかというと、卍解よりも始解の方が強敵に向いているからです。
平子真子の卍解は逆様邪八宝塞
平子の卍解の名前は「逆様邪八宝塞」といいます。卍解すると蓮の花のような台座の上に平子が乗っている状態になります。平子は基本的にそこで見ているだけです。なぜなら卍解の能力が、敵と味方の認識を逆転させて催眠させる能力だからです。平子は敵の同士討ちを眺めているだけで良いというわけです。味方がいると巻き込んでしまい、大勢の敵がいないと能力が発揮できないので使いにくい卍解でもあります。
平子真子の斬魄刀は?
平子の斬魄刀は「逆撫」という名前です。始解の時は「倒れろ"逆撫"」と言うと解放することができます。始解をすると相手の視覚や聴覚を甘い香りで混乱させ、認識を逆転させることができます。例えば斬られた方向や音の聞こえ方などを逆転させます。ただ長時間使っていると、相手が逆転に慣れてしまう恐れがあります。
平子真子の虚閃(セロ)は?
平子は虚化することで、虚閃を使うことができます。初めて虚閃を見せたのは一護がグリムジョーに負けてしまい、ルキアが殺されそうになっていた時です。片腕を失っていたグリムジョーは平子の虚閃に対して自分も虚閃をぶつけて相殺しようとしました。
しかし平子の虚閃の威力はその数十倍もあり、グリムジョーは吹き飛ばされてしまいます。この時のグリムジョーは一護と激しい戦闘をした後だったので霊力が弱まっていたとも考えられますが、それでも平子は破面相手に圧倒的強さを見せつけました。
平子真子は一護に虚(ホロウ)化を教えた
一護は尸魂界編後、精神世界にいる虚に体を乗っ取られることを恐れていました。実際に尸魂界編では白哉との戦いで一度体を乗っ取られています。そのせいで本気で戦えなくなった一護の元に現れたのが平子でした。一護は破面に負けたことをきっかけに平子の元へ行き、仲間にはならないが虚化を教えてほしいと言います。
平子は仮面の軍勢(ヴァイザード)に誘う時下手に出ていたので、一護になめた態度を取られます。それに激怒したのがひよ里でした。ひよ里が一護の適正を判断し、その後平子を含め仮面の軍勢(ヴァイザード)達で虚化を教えました。
平子真子は魂魄消失事件の調査班
平子は元々死神でした。なぜ尸魂界を出て仮面の軍勢(ヴァイザード)として活動しているのか、その過去は『BLEACH(ブリーチ)』の36巻から37巻で判明します。101年前、丁度喜助が十二番隊隊長に任命されて9年が経った頃、流魂街で複数の魂魄が消滅するという事件が起きていました。調査に出向いた先遣隊が帰ってこなかったため、拳西が九番隊を率いて調査に向かいます。
そこで行方不明になった先遣隊と同じ数の死覇装が発見されます。その夜、九番隊は謎の人物によって襲撃され、拳西とその部下たちの霊圧が消失しました。この報告を受けて山本は護廷十三隊の隊長に緊急招集をかけます。山本は隊長格のローズ・平子・羅武、そして鬼道衆の鉄裁とハチの5人を現地に向かわせました。
京楽は先に現地に向かったひよ里の安否を心配している喜助のために、自分の隊から副隊長のリサを向かわせました。その頃、先に現地に到着していたひよ里は虚相手に手間取っていました。後から到着した平子達は刀を抜いていないひよ里を不思議に思いましたが、虚を見てその理由を察します。ひよ里が戦っていた虚は拳西だったのです。
平子真子は藍染惣右介と戦闘
魂魄消失事件を追っていた平子達は、藍染と戦うことになります。平子は、虚化してしまった拳西を自分達が止めなければならないとひよ里を説得して拳西と戦っていました。すると拳西だけでなく一緒に調査に向かっていた白までも虚化して襲ってきたのです。隊長格5人相手でも苦戦していたところ、なんと平子達も次々と虚化してしまいます。
そこに現れたのが藍染でした。平子達は藍染の実験の材料にされ、本格的に虚化する前に殺されそうになります。そこに登場したのが喜助でした。喜助はどうしても気になって調査に向かった平子達の後を追ってきていたのです。喜助は藍染達を逃してしまいましたが、先に虚化が進む平子達をどうにかしなければなりません。そこで鉄裁が空間転移と時間停止の禁術を使って治療の時間を作ります。
出典: https://festy.jp
しかし喜助と鉄裁は翌日裁判にかけられてしまいます。藍染が催眠により死神に嘘の証言をさせてすべて喜助に罪をなすりつけたのです。喜助と鉄裁は投獄・追放が言い渡され、虚化した平子達は虚として処分されることが言い渡されました。その時、2人を助けに来たのが夜一でした。夜一は最悪の展開を考え、事前に準備をしていたのです。こうして喜助と鉄裁は現世に逃亡し、虚化を解除する治療を平子達に施していたのです。
平子真子は元護廷十三隊の五番隊隊長
平子は虚化する前、元護廷十三隊の五番隊隊長でした。その頃の副隊長は藍染です。平子は昔から藍染のことを警戒しており、一定の距離を置きつつも自分の監視下に入れていました。しかし平子は藍染の斬魄刀の本当の能力が催眠であることに気づくことができませんでした。
平子真子と山本総隊長は和解した?
平子達仮面の軍勢(ヴァイザード)は自分達を追い出した死神達を嫌っていました。しかし藍染を倒した後に101年前の真実が明らかとなり、平子達の処罰は取り消されることになりました。こうして山本とも和解することになります。
仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーのその後は?
仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーのその後
仮面の軍勢(ヴァイザード)は藍染から逃れるために現世で過ごしていましたが、その後尸魂界に戻った者と現世に留まることになった者達で分かれます。ここでは仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバーが戦いの後どうなったのかを一覧で紹介します。
平子真子
平子は破面との戦いを終えた後、尸魂界で五番隊隊長の役職に復帰することができました。その後の戦いにも参戦して重症を負いましたが最後まで生存しています。最終回の10年後も五番隊隊長を続けていました。
鳳橋楼十郎
鳳橋ことローズは破面との戦いの後、尸魂界で三番隊隊長の役職に復帰しました。その後の戦闘では一時的にゾンビ化させられましたが、戦闘後元に戻されて10年後も三番隊隊長をしています。
六車拳西
拳西は破面との戦いを終えた後、尸魂界で九番隊隊長に復帰しました。ただ、九番隊隊長がその座につくはずの瀞霊廷通信の編集長は檜佐木が代行しており、その代わりに檜佐木の他の仕事を拳西が担当しています。その後は檜佐木の卍解習得に協力し、戦闘では一度ゾンビ化しましたが10年後も九番隊隊長をしています。
有昭田鉢玄
鉢玄ことハッチは破面との戦いを終えた後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の拠点となっているアジトを結界で守るために現世に残りました。その後「世界のひずみ直し隊」に加わりました。
猿柿ひよ里
ひよ里は破面との戦いの後、瀕死の重体だったため尸魂界で治療していました。その後現世へと戻り、現在は浦原商店の店員にならないかと誘いを受けています。本人は浦原商店の店員になるつもりはないようで、「世界のひずみ直し隊」を結成しました。
久南白
白は破面との戦いの後、尸魂界に残って九番隊に復帰しました。しかし既に九番隊副隊長の座には檜佐木がいるため、瀞霊廷通信の特別編集記者という枠を新たに作りその役職に就任しました。その後は檜佐木の卍解習得に協力したり、十二番隊にいる妹の元へ遊びに行く姿が描かれています。
愛川羅武
羅武は破面との戦いの後、尸魂界ではジャンプが読めないという理由で現世に戻りました。その後「世界のひずみ直し隊」に加わっており、千年血戦篇でも戦いに参戦しました。
矢胴丸リサ
リサは破面との戦いを終えた後、死神業から一旦離れました。志波空鶴の家で事業を立ち上げ、エロ本などの現世の書籍を販売しています。そのため現世に残った仮面の軍勢(ヴァイザード)と今でも頻繁にやり取りしており、「世界のひずみ直し隊」にも所属しました。10年後は京楽が一番隊隊長となり、空席となった八番隊隊長にリサが就任しました。
仮面の軍勢(ヴァイザード)に関する感想や評価
誰も仮面の軍勢のこと褒めないけど扱いが不遇なだけでめちゃくちゃかっこいいのでわたしは一生仮面の軍勢の話するよ
— 婦人警官 (@new_age_gal) June 2, 2020
仮面の軍勢(ヴァイザード)は元隊長や副隊長格が集まっており、虚化でさらなる力を扱えるのですが本編の戦闘シーンではあまり活躍していません。そのため、仮面の軍勢(ヴァイザード)は弱いと評価されたり、扱いが不遇だという声もあります。それでも根強いファンがいました。
私の大好きな平子真子は名言製造機です!!!!
— キラン (@shinjialibaba41) June 4, 2020
ほんとにかっこいいから見てください!#BLEACH pic.twitter.com/0zyxd6jCYY
人気の高い平子は、過去編でたくさんの名言を残しています。いつもは平気で嘘をついたりしていますが、過去編の死神時代は真面目なシーンが多くてかっこいいといわれています。
仮面の軍勢クッソカッコいいのに有昭田鉢玄さん以外散々なのどうにかして
— Sigえもん (@dragonfly0019) December 26, 2019
仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧の中でもハチはとても強い人物です。他の仮面の軍勢(ヴァイザード)達はすぐにやられてしまうことが多いのですが、有昭田鉢玄は破面との戦いに大健闘しました。戦いが激化していくにつれて仮面の軍勢(ヴァイザード)の扱いが不遇になっていくので、もっと活躍のあるシーンがほしかったと思った方も多いようです。
仮面の軍勢(ヴァイザード)まとめ
『BLEACH(ブリーチ)』に登場する仮面の軍勢(ヴァイザード)のメンバー一覧には、個性的なキャラクターがたくさんいました。仮面の軍勢(ヴァイザード)は悲劇的な過去により虚化できるようになった集団で、一時期は尸魂界を追われていました。現在は各々死神に復帰したり現世に残ったりしています。仮面の軍勢(ヴァイザード)の活躍は『BLEACH(ブリーチ)』の破面編から見れるのでぜひ読んでみてください。