【BLEACH】砕蜂と夜一の関係・過去を考察！斬魄刀や能力も紹介

漫画BLEACH（ブリーチ）の作中でとある関係の理由から四楓院夜一を憎んでいる砕蜂。砕蜂は護廷十三隊の二番隊隊長兼隠密機動総司令官を務める女性キャラクターであり、｢雀蜂｣と呼ばれる暗殺に特化した斬魄刀を持っています。ではどういった関係上の理由から二番隊隊長の砕蜂は四楓院夜一を憎んで敵対視しているのでしょうか。本記事では砕蜂について四楓院夜一との関係や斬魄刀・雀蜂の能力、声優などをまとめてご紹介します。

では砕蜂の四楓院夜一との関係や斬魄刀の能力などについてご紹介する前に、砕蜂と四楓院夜一が登場する漫画BLEACH（ブリーチ）の作品情報や物語の簡単なあらすじについて見ていきましょう。砕蜂と四楓院夜一が登場するBLEACH（ブリーチ）とは｢週刊少年ジャンプ｣で2001年に連載が始まった久保帯人の漫画作品です。漫画BLEACH（ブリーチ）は死神と悪霊との戦いを描いた作品であり、2016年に完結して連載が終了しました。

2016年に連載が終了した漫画BLEACH（ブリーチ）は1巻から74巻の単行本で物語が完結しています。そんな漫画BLEACH（ブリーチ）はその少年漫画の王道的な面白いストーリーやお洒落な言葉使いから非常に高い人気を博しており、累計発行部数は2020年6月現在までに1億2000万部を突破しています。その非常に高い人気から漫画BLEACH（ブリーチ）はこれまでアニメや実写映画といった多数のメディア展開が行なわれています。

漫画BLEACH（ブリーチ）の主人公・黒崎一護は霊感が強いことから幽霊を見ることが出来る体質を持っていました。ある日、そんな黒崎一護は朽木ルキアという人物に出会い、死神の存在を知らされます。当初黒崎一護は死神を信じることが出来なかったものの、家族が悪霊の虚に襲われたことで死神を信じ、朽木ルキアの力で死神の力を会得します。そして死神となった黒崎一護は罪なき人々を守るために虚との戦いを始めるのでした。

本記事で四楓院夜一との関係や斬魄刀の能力などをご紹介する砕蜂とは漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する死神の1人です。漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂は少女のようなかわいい見た目とおかっぱ風のヘアースタイルが特徴の女性キャラクターであり、ノースリーブで露出の激しい服をいつも身に纏っています。少女のようなかわいい容姿をした砕蜂は護廷十三隊の二番隊隊長と隠密機動総司令官を務める優秀な死神です。

元々暗殺や処刑などで生計を立てていた蜂家の九代目であり、本名を｢蜂梢綾（フォンシャオリン｣といいます。そんな二番隊隊長を務める砕蜂はいつもクールで仲間を大事のためなら見捨てる冷酷な性格をしているものの、有事の際は仲間を命懸けで助ける心優しい性格を隠し持っています。その性格のギャップやかわいい容姿から砕蜂は高い人気を博しているものの、斬魄刀の能力などから多くの読者に無能扱いされてしまっています。

主人公の黒崎一護が囚われの身となった朽木ルキアを救出しに行く漫画BLEACH（ブリーチ）の尸魂界篇で二番隊隊長である砕蜂は初登場を飾りました。初登場を飾った時の砕蜂は非常に冷酷な隊長として描かれており、昔のある関係から黒崎一護に味方する四楓院夜一と戦いました。最初過去の関係から強い恨みを抱える砕蜂は圧倒するものの、四楓院夜一に逆転負けしてしまいます。これにより2人は過去のわだかまりを解決しました。

その後空座決戦篇で砕蜂は他の護廷十三隊の隊長と共に、十刃を率いる裏切り者の藍染惣右助と対峙しました。この戦いで砕蜂は十刃の№2であるバラガン・ルイゼンバーンの副官・ジオ＝ヴェガを破り、副隊長の大前田希千代と共にバラガンの前に立ちます。砕蜂は｢仮面の軍勢｣の1人である有昭田鉢玄と協力して斬魄刀の卍解・雀蜂雷公鞭を発動し、見事バラガン・ルイゼンバーンに勝利を飾って藍染惣右助の戦力を大きく削りました。

その後漫画BLEACH（ブリーチ）の最終章である千年血戦篇で砕蜂はユーハバッハが率いる星十字騎士団のメンバーの1人・BG9と戦いました。しかし砕蜂はBG9に斬魄刀の卍解を奪われてしまい、2回も敗北を喫してしまいます。それでも砕蜂は一切諦めず、浦原喜助の作った侵影薬で卍解の力を取り戻しました。そして砕蜂は尸魂界を守るために一撃必殺の能力を持つ雀蜂雷公鞭を放ち、圧倒的な力を持つBG9に勝利を飾りました。

本記事で砕蜂との関係をご紹介する四楓院夜一とは漫画BLEACH（ブリーチ）に登場するメインキャラクターの1人です。漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する四楓院夜一は｢天賜兵装番｣という四大貴族の22代目当主であり、褐色肌と巨乳・細い腰回り・美貌を併せ持つ抜群のスタイルが特徴のキャラクターとなっています。元々四楓院夜一は護廷十三隊の二番隊隊長を務めていたものの、浦原喜助のある事件で地位を失ってしまいました。

そのため四楓院夜一は黒猫の姿に能力で擬態し、浦原商店に住み込んでいます。しかしその実力は非常に高く、朽木白哉や砕蜂を越える素早さから｢瞬神・夜一｣といった異名を持っています。そんな四楓院夜一は師匠として黒崎一護を鍛え上げ、織姫やチャドに霊力を与えて尸魂界へ送り出しました。その後四楓院夜一は過去の関係が理由で争った砕蜂と和解し、強敵が現れる度に黒崎一護の力の底上げをサポートすることになりました。

ではここからは漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂と四楓院夜一との関係についてご紹介していきます。上述でご紹介した通り砕蜂が護廷十三隊の二番隊隊長になる前、四楓院夜一が二番隊隊長兼隠密機動総司令官を務めていました。この時砕蜂は四楓院夜一の部下として護廷十三隊の二番隊に所属しており、強く彼女のことを敬愛していました。この愛は心酔レベルであり、砕蜂は強い絆が四楓院夜一と結ばれていると考えていました。

しかし101年前に藍染惣右助が平子真子達を虚にしてしまう事件が発生し、四楓院夜一の仲間である浦原喜助が握菱鉄裁と共に平子真子救出作戦を行なうことになります。この事件で浦原喜助は尸魂界から追放されてしまいます。四楓院夜一はそんな浦原喜助の逃走を助けてしまったため、二番隊隊長の地位を失って姿を消してしまいました。これにより二番隊が隊長不在となってしまい、部下であった砕蜂が隊長に就任することになりました。

上述でご紹介した通り、四楓院夜一が浦原喜助を助けたことで追放されたため、砕蜂は1人取り残されてしまいました。この時砕蜂は心酔していた四楓院夜一の失踪に強いショックを受け、固い絆があるのに話してくれなかったという恨みの感情を抱えてしまいました。この強い恨みから砕蜂は強くなって四楓院夜一を捕まえると決意し、必死の努力で二番隊の隊長まで上り詰めます。その後時は流れ、遂に砕蜂の夢が叶う時が訪れます。

なんと黒崎一護が朽木ルキアを救出しに行っている間に四楓院夜一も尸魂界に忍び込んでいたのです。砕蜂は恨みを晴らすために忍び込んだ四楓院夜一を襲撃し、斬魄刀の｢雀蜂｣を発動させて全力で攻撃します。しかし砕蜂は圧倒的な力の前に敗北し、四楓院夜一から過去の真実を聞かされることになりました。その話を聞いた後2人は和解し、砕蜂が以前と変わって四楓院夜一へ必要以上に付きまとうようになってしまいました。

ここからは砕蜂が漫画BLEACH（ブリーチ）の作中で使用した斬魄刀の能力や卍解などをまとめてご紹介していきます。漫画BLEACH（ブリーチ）の作中で砕蜂が使用する斬魄刀は｢雀蜂｣です。砕蜂が使う雀蜂は右手の中指に装着するリングの形をした小さな斬魄刀であり、｢尽敵螫殺『雀蜂』｣という解号を唱えることで発動することが出来ます。そんな斬魄刀の雀蜂には一度刺した相手に｢蜂紋様｣という紋様を付ける能力を持っています。

この｢蜂紋様｣は猛毒のような紋様となっており、｢弐撃決殺｣という二発目を放つことで完全に相手を仕留めることが出来ます。そのため、目で追えない速さで動く砕蜂にとって非常に相性の良い斬魄刀となっています。しかし当初は｢蜂紋様｣に出現時間があるといった大きな弱点を抱えていました。だが物語が進むうちに砕蜂はこの大きな弱点を克服することに成功し、トップクラスの強さを誇る斬魄刀に昇華させました。

砕蜂が漫画BLEACH（ブリーチ）の作中で使用した斬魄刀・雀蜂の卍解は雀蜂雷公鞭です。砕蜂が使う雀蜂雷公鞭は雀蜂とは打って変わって巨大大砲のような見た目をした形に斬魄刀が変化します。雀蜂雷公鞭を発動させた砕蜂は右手が全て巨大な砲台となってしまうため、全く動けなくなってしまいます。しかし雀蜂雷公鞭から放たれる巨大なミサイルは非常に強力な強さを持っており、辺り一帯を全て壊滅させてしまうことが出来ます。

なので威力自体は漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する卍解の中で最強クラスとなっています。しかし雀蜂雷公鞭はその威力から一撃しか使うことが出来ず、自身も反動で吹き飛ばされて大ダメージを背負うという弱点を抱えています。そのため雀蜂雷公鞭は最弱の卍解と読者に評価されてしまっています。また砕蜂本人も作中で隠密機動に反する巨大な形に苦言しており、その使いどころの悪さに頭を抱えてしまっています。

漫画BLEACH（ブリーチ）の作中で砕蜂は斬魄刀以外に瞬閧という能力を戦闘で使用しています。瞬閧とは白打戦闘術の1つであり、肩から背中までを高濃度に圧縮した軌道で纏う能力であり、目にも留まらぬ速さで動くことが可能になります。瞬閧の実力者であれば隊長格でも見切ることが出来ず、砕蜂の上司で｢瞬神・夜一｣とあだ名される四楓院夜一の瞬は朽木白哉さえも敵わないほど速い速度を実現させることが出来ます。

当初砕蜂は瞬閧を会得していたものの、達人の域に達している四楓院夜一に相殺されてしまいます。しかし星十字騎士団の1人であるBG9の戦いで砕蜂は瞬閧の奥義である｢無窮瞬閧｣を会得し、身体中に高濃度の霊圧を纏うことが出来るようになりました。ちなみに砕蜂が背中を開けた服を着ているのは瞬閧のせいで背中の衣服が全て消し飛んでしまうからです。

アニメBLEACH（ブリーチ）で砕蜂を演じた声優は日本の女性声優である桑島法子です。桑島法子は1995年にデビューした女性声優であり、青二プロダクションに所属しています。そんな桑島法子は少女から大人の女性まで幅広く演じることが出来る高い演技力を持ったベテラン声優であり、これまで｢機動戦艦ナデシコ｣のミスマル・ユリカや｢神風怪盗ジャンヌ｣の日下部まろんなど多数のアニメ作品で人気キャラを演じています。

元々アニメBLEACH（ブリーチ）の砕蜂役は桑島法子では無く、川上とも子が担当していました。川上とも子は1994年にデビューした女性声優であり、ぷろだくしょんバオバブに所属しながら｢ヒカルの碁｣の進藤ヒカルや｢ケロロ軍曹｣の日向冬樹などのキャラクターを演じています。しかし川上とも子は2011年に卵巣癌で死去し、アニメBLEACH（ブリーチ）の砕蜂役は上述の桑島法子に変更されることになってしまいました。

漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂と四楓院夜一に関する感想では2人のカップリングが好きといった感想が多く寄せられていました。砕蜂は普段クールであまり表情を変えることがありません。しかし砕蜂は四楓院夜一の前に立ちとすぐにデレてしまい、いつもでは考えられないような表情を見せてくれます。これもまた砕蜂と四楓院夜一の関係が良く分かる描写といえるでしょう。

漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂と四楓院夜一に関する感想では両方ともかっこよくて好きといった感想も寄せられていました。本記事でご紹介した画像を見ると分かる通り、砕蜂と四楓院夜一は性格が違えど非常にかっこいい容姿をした女性キャラクターとなっています。このかっこよさから砕蜂と四楓院夜一は女性ファンからも高い人気を博しています。

漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂と四楓院夜一に関する感想では2人の戦いが好きといった感想も見受けられました。作中で砕蜂と四楓院夜一は過去の事件によって戦うことになり、砕蜂は本気で四楓院夜一を倒そうとします。しかし愛故から四楓院夜一は砕蜂を完全に殺すこと無く真実を打ち明けて和解します。この場面は漫画BLEACH（ブリーチ）の名バトルシーンの1つに挙げられており、非常に高い人気を博しています。

本記事では漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する砕蜂について四楓院夜一との関係や斬魄刀の能力などをまとめてご紹介しました。当初砕蜂は四楓院夜一を誤解して憎しみを抱き、戦うことになりました。しかし戦いの後砕蜂と四楓院夜一は和解して無事以前の親しい関係に戻りました。そんな2人は千年血戦篇で生き残っているので、おそらく砕蜂と四楓院夜一は本編の後の世界でも良好な関係を築き上げていることでしょう。