2020年06月22日公開
2022年11月08日更新
【BLEACH】志波岩鷲は志波海燕の弟!実はかなり強い?独自の術・石波も考察
『BLEACH(ブリーチ)』には志波岩鷲というキャラクターが登場します。志波岩鷲は西流魂街に住む人物で、一護達が尸魂界に来た時に出会いました。志波岩鷲は死神の事を恨んでおり、登場して間もない頃は一護のことを毛嫌いしていました。そんな志波岩鷲はルキアの上司だった志波海燕の弟です。この記事では『BLEACH(ブリーチ)』に登場する志波岩鷲がどんな人物なのか、また「石波(せっぱ)」の強さなどを紹介します。
志波岩鷲とは?
BLEACH(ブリーチ)の作品情報
『BLEACH(ブリーチ)』は、主に死神と虚(ホロウ)の戦闘を描いたバトル漫画なのですが、尸魂界篇からは死神同士の戦いが描かれています。この記事で紹介する志波岩鷲は尸魂界篇で登場したキャラクターで、主人公の黒崎一護に協力しました。ここでは志波岩鷲について詳しく紹介する前に、『BLEACH(ブリーチ)』の作品情報をまとめています。
BLEACH(ブリーチ)の概要
『BLEACH(ブリーチ)』は週刊少年ジャンプで久保帯人によって連載されていたバトル・ファンタジー漫画です。連載は終了していますがとても人気が高い漫画で、2020年にはアニメ化されていなかった最終章の千年血戦篇が放送されることが決定しました。また、原作漫画だけでなくキャラクターブックや小説、番外編など多数出版されています。
BLEACH(ブリーチ)のあらすじ
『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護は霊力の強い高校生で、幽霊のトラブルを解決していました。そんなある日、死神だという朽木ルキアと出会い、虚(ホロウ)との戦いに巻き込まれてしまいます。しかしルキアは一護を庇って虚(ホロウ)に体を噛み砕かれてしまいました。そこで、負傷してしまったルキアは一護に自分の代わりに死神と戦うことを提案します。一護は決心し、死神代行として虚(ホロウ)と戦うことになります。
志波岩鷲のプロフィール
志波岩鷲は死神ではなく流魂街に住んでいる人物です。誕生日は10月15日、身長182cm、体重106kgの巨漢です。初登場は尸魂界篇で、一護が兕丹坊との戦いを終えてギンに行手を阻まれた後、長老の家にお世話になっていた時です。ちょうど夜一が志波空鶴の話をしていた時にボニーちゃんというメスのイノシシに乗って登場しました。
普段はボニーちゃんに乗り、4人の舎弟を連れています。現在は流魂街に住んでいますが、かつては五大貴族の一角である志波家の生まれでした。しかし分家筋である元三番隊隊長の志波一心の失踪によって没落してしまい、現在は姉の志波空鶴と共に西流魂街に住んでいます。分家の志波一心の正体は一護の父・黒崎一心なので、一護とは親戚関係でもあります。ちなみに兄の志波海燕は一護に、志波岩鷲は一心に似ています。
志波岩鷲は志波海燕の弟
志波海燕とは?
志波海燕とは、かつて護廷十三隊十三番隊の副隊長でした。名門志波家の長男で、朽木ルキアの上司です。とても気さくな性格をしており、貴族の養子であるルキアに対して敬遠することなく普通に接した人物です。真央霊術院を2年で卒業してわずか6年で副隊長になるほどの実力を持っていました。ルキアの憧れの人物でもあります。志波海燕には志波都という妻がおり、都もまた死神として実力があり部下に慕われる存在でした。
しかし本編から約40年前、任務で部隊は全滅して都だけが意識不明の状態で帰還します。実は都は虚(ホロウ)に操られており、目を覚ますと次々と部下を襲いました。志波海燕は操られた都を追いますが、すでに都も食い殺されていました。志波海燕はルキアと浮竹に一人で戦わせて欲しいと言って戦いますが、虚(ホロウ)の能力によって斬魄刀が破壊されます。そして志波海燕も虚(ホロウ)に操られてしまいました。
操られた志波海燕は、真っ先にルキアに襲いかかります。ルキアは刀を構えたまま動けませんでしたが、志波海燕はそのまま体にルキアの刀を突き刺しました。少しだけ意識が残っていた志波海燕は自ら死を選んだのです。ルキアには「心は此処に置いて行ける…」という言葉を遺し、死亡してしまいました。しかしアーロニーロに志波海燕の死体を奪われてしまい、アーロニーロが化けた姿で再登場します。
志波岩鷲と志波海燕の関係
志波海燕は志波岩鷲の兄です。志波岩鷲は死神に兄を殺されたと思っていました。ルキアは死ぬ間際の志波海燕を志波家まで運びました。そこで殺した死神のルキアと志波海燕のやり取りを見ていた志波岩鷲は、死神を恨むようになりました。しかし志波岩鷲はずっと不思議に思っていたことがありました。それは志波家に運ばれた志波海燕が息絶える前に、自分を殺した死神に対してお礼を言っていたことです。
志波岩鷲が一護と共に瀞霊廷に向かったのも志波海燕の死神への想いを知るためでした。このような過去から死神を長年恨み続けていたので、一護と初めて出会った時には喧嘩ばかりしていました。また、尸魂界篇で瀞霊廷に侵入してルキアを目にした時は、自分が助けようとしていた死神が兄を殺した死神だと知って激怒しました。
兄の敵を取るためにルキアを殺すことも考えましたが、その直後に白哉が来たので殺すことは叶わず花太郎を守るために戦います。誤解が解けたのは、一護が処刑寸前のルキアを救出した後でした。
志波岩鷲は実はかなり強い?
志波岩鷲の強さ①霊圧
志波岩鷲の強さは霊力が高いところです。志波岩鷲は死神ではないので、基本的には斬魄刀ではなく鬼道などの霊術を使って戦います。普通であれば死神が学校で習う鬼道を使えたりと霊力のコントロールには長けています。瀞霊廷に侵入する時には、鬼道を使うことができない一護達に見本を見せたりアドバイスをしたりしました。
一般的に流魂街の住民は霊力を持っておらず、お腹が空きません。ただまれにルキアや恋次など流魂街でも高い霊力を持つ人物が現れます。志波岩鷲は元々瀞霊廷の中でも名門貴族である志波家の生まれです。志波海燕も死神として優秀な実力者だったので、志波家の血筋だから元々霊力が高いのではないかといわれています。ただ志波空鶴が使う「花鶴射法(かかくしゃほう)」という霊術はあまり得意ではないようです。
また霊力が高いので、隊長クラスの霊圧を受けても気絶せずに動く事ができます。更木剣八の霊圧を受けても、霊圧で気絶した花太郎を担いで逃げることができました。白哉との戦いでも、霊圧にさらされながらも真正面から立ち向かいました。
志波岩鷲の強さ②攻撃力
志波岩鷲は登場して間もない頃はほとんど戦闘経験がなく、攻撃力はイマイチでした。瀞霊廷に忍び込んで最初に戦った弓親には勝ちましたが、いずれも正々堂々と戦ったわけではありません。弓親と戦った時は、霊術を使うというよりも唐辛子入煙花火などの仕込み道具を使って戦いました。弓親は十一番隊の第五席ですが普段は力を隠しており、実は副隊長クラスの実力を持っている人物です。
普通であれば弓親に敵うはずがありませんが、弓親が志波岩鷲のことを侮っていたことや隙を突かれたことで花火とともに爆発して負けてしまいました。このように志波岩鷲は登場して間もない頃は小道具と体術を中心に戦っていました。しかし千年血戦篇では志波空鶴の元で修行をした後、再び一護達の前に現れました。ただそこでの戦いの様子などは描かれず、どれほど成長したのかは不明です。
志波岩鷲の強さ③戦闘の技術
志波岩鷲の強さは戦闘技術が高いところです。志波岩鷲は死神ではなく普段は流魂街で暮らしているので、戦いとは無縁の人物でした。そのため得意の技「石波(せっぱ)」や「血涙玉(ちなみだま)」、「志波式射花戦談・旋遍万花(しばしきしゃかせんだん・せんぺんばんか)」など一つ一つの技の攻撃力はそこまでないのですが、これらを駆使して上手に戦うことができます。
弓親には隙を突く形でこれらの技を使って勝利しました。このように相手が自分よりも強くても戦えるほど機転が良いのですが、自分の技でむせたりダメージを受けたりと少しおっちょこちょいな一面もあります。
志波岩鷲の強さ④タフネス
志波岩鷲の強さはタフネスなところにもあります。尸魂界篇では回復ができる花太郎と共に行動していたとはいえ、回復力が凄まじく斬られてもただでは倒れないほどのタフな姿を見せました。体術にも優れており、斬魄刀を持った一般隊士の死神を後ろから襲い、素手で殴って吹き飛ばすシーンなどもあります。
戦闘力が高いのは、志波空鶴に育てられたからでもあります。白哉との戦いでは腕を裂かれても立ち向かい、「千本桜」を真正面から受けて体を切り刻まれても生存していました。志波岩鷲のポテンシャルの高さやタフさは隊長格ともいわれています。
志波岩鷲の強さ⑤速さ
志波岩鷲は機転の早さはあるのですが、攻撃に関してはそこまで速くありません。弓親と戦った時は隙をついて勝つことはできたものの、後ろを取られるなど速さに関しては劣っていました。また、白哉との戦闘では「血涙玉(ちなみだま)」を投げようとした瞬間に既に腕を斬られてしまい、白哉の速さには全くついていくことが出来ませんでした。
志波岩鷲の強さ⑥斬魄刀なしで戦う
志波岩鷲は死神ではないので斬魄刀を持っていません。白哉が現れた時は、斬魄刀を持っておらず震えながらも立ち向かう花太郎を庇って戦いましたが、志波岩鷲もまた斬魄刀は持っていませんでした。
志波岩鷲の独自の術・石波
志波岩鷲の石波とは?
志波岩鷲は主に「石波」という独自の術を使って戦います。霊術の一つで、建物や地面などを一瞬で砂に変えてしまう術です。詠唱などは必要とせず、「砂になぁれ 石波」と言いながら手のひらで丸を描くことで、丸で囲った部分を砂に変えることができます。瀞霊廷で弓親から逃げている時はこの技で壁を砂に変えて移動しました。
砂に変えた部分は壁に穴が空いたような状態となるのでそこから通り抜けることができます。詠唱など必要としない術なので、発動時間が早いのも特徴的です。
志波岩鷲の石波の威力
志波岩鷲の「石波(せっぱ)」は壁を砂に変えて穴を開けて移動するだけの術ではありません。「石波(せっぱ)」は使いようによっては攻撃に転用することができます。攻撃技としては「志波式石波法奥義・連環石波扇(しばしきせっぱほうおうぎ・れんかんせっぱせん)」という技があります。これは手のひらで地面を擦り、そこを中心として広範囲の地面を砂に変えて足場を崩す技です。
志波岩鷲に関する感想や評価
久保帯人ーーー!!今からでも志波海燕が志波空鶴・志波岩鷲と会話するシーンをくれ!!
— トロサーモン🍐@本を出す (@torosaaaaamon) October 29, 2019
志波海燕はルキアの過去かアーロニーロが化けた姿でしか本編には登場しません。また、志波岩鷲や志波空鶴の口から志波海燕の名前は出ても、3人で話しているような姿は描かれませんでした。そのため、3人がまだ生きている時に会話しているシーンが見たいという方もいました。また、志波岩鷲は最終章の千年血戦篇に登場したものの生死不明のまま物語が終わってしまったので、安否を心配している方もいました。
個人的に志波空鶴と志波岩鷲好きだわ😇
— ムキムキ (@mukimukiniki212) March 30, 2020
『BLEACH(ブリーチ)』に登場するキャラクターの中でも、志波空鶴と志波岩鷲が好きだという方もいました。志波岩鷲はイケメンというわけではありませんが、熱いハートを持っているところがかっこいいといわれています。また、最初は死神が嫌いで喧嘩することが多かった一護と信頼関係を築いていくところも好きだという方もいました。
ブリーチ熱がじわじわ来てるのに漫画全部売ったからつらい…狛村隊長がいる七番隊が一番好き…あとあれ、志波岩鷲好き。砂になぁれ石波ってのわし好きなんだなぁ~あとコン。コンくそかわ
— もーん🐴 (@mounai) December 6, 2015
志波岩鷲が「石波(せっぱ)」を使う時に「砂になぁれ 石波」と言うシーンが好きだという声がありました。また、志波岩鷲は「砂になぁれ 石波」と言うだけでその対象物を砂にすることができるので、尸魂界篇では実は最強のキャラクターなのではないかと考えている読者もいました。実際に尸魂界篇では弓親や白哉などの実力者達と戦ったにも関わらず生存しています。
志波岩鷲が(私の中で)BLEACH界のアイドル過ぎる問題
— 〆ギドのアクリルスタンド確認 (@ruto9ra) October 22, 2014
・壁などを砂に変えられる得意技の掛け声「砂になあれ!石破!」が外見に反して可愛い←重要事項
・自分が変化させた砂でむせる
・一緒にいた一護よりむせていた←重要事項
志波岩鷲はとても屈強な外見をしているのですが、実は技を使う時に空回りすることが多く、そういうところにギャップを感じてかわいいと思っている方もいました。志波岩鷲は「石波(せっぱ)」を使って砂に変えた時にむせるだけでなく、唐辛子入煙花火を使った時も相手と共に自分もダメージを食らってゴミ溜めに落ちてしまいました。志波岩鷲が登場する時はギャグのようなシーンが多いため面白いと評判です。
志波岩鷲についてまとめ
『BLEACH(ブリーチ)』の尸魂界篇から登場する志波岩鷲は、兄の志波海燕を殺されたことからルキアとは因縁がありました。最初こそ西流魂街で一番死神を恨んでいるとまで言っていましたが、一護のことは一緒に戦ううちに信頼するようになりました。尸魂界篇では弓親や白哉と戦いながらも生存することができるほどのタフさを見せました。ぜひ志波岩鷲が活躍する尸魂界篇を読んでみてください。